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(書きかけ)
OP
医者がチアに戻ったと思ったら、メイド服が警官コスに変わった。
今話は、古風な笑いの手法というか大げささが堅実な笑いのコンテが特徴。
「留守番しなイカ!?」
原作4巻「留守番しなイカ?」7巻「空き巣じゃなイカ?」
「空き巣じゃなイカ?」は原作では好きな話。
前話で侵略部結成の話をしていたのを活かしているのは好ポイントだけど、オリジナル部分とのつなぎ方がちょっと強引かな?
「絶たなイカ!?」
原作8巻「エビ絶ちしなイカ?」
やりたくないと決心したらそれが次々と襲いかかってくる、欲しいと思い始めたらそれが運悪く全然手に入らなくなる、という定番ネタ追加。
エビ着込んでる時の早苗の動きがキモイ(笑)
禁断症状で町中の物がエビに見えてくるに至っては、早苗のイカ娘断ちのイカ娘バージョンだな、もう。
…案外早苗と気が合うんじゃなイカ?(笑)
「熱中症じゃなイカ!?」
原作9巻「熱中症じゃなイカ?」
所々正規の位置関係を無視したレイアウトをしている。
原作での演出よりも、本当に具合悪そうになってて、早苗の悪意が減少。
EDは警官に捕まってる空き巣のオッサン追加。
(書きかけ)
おーい、『ルパン』見てたはずなのに途中から『ラピュタ』になったぞー
テレコム、好き放題しすぎ!
…というわけで、これでTVスペシャルのシリーズ終了とのウワサもあった『the last job』以降久方ぶりの『ルパン三世』TVスペシャル。
しかも、長年声の出演をしていた納谷悟郎(銭形警部役)、井上真樹夫(石川五ェ門役)増永恵威子(峰不二子役)が降板し、新キャストが声を吹きかえるサプライズ。
今年5月に放送された『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』で「今秋新テレビシリーズ開始!」告知をされていたので、満を持しての放映となった…
…なったんだけど、ちょい待ち。
“テレビシリーズ”ってのはどーなりましたか?(笑)
結局単発のテレビスペシャルなんだけど。
しかも「秋」に放映とか言いつつ、もう完全に冬と言っていい12月になっとりますがな。
以前のテレビシリーズでも制作スケジュールが切迫していたようで、そのせいかいろいろと話作りや作画に難があり、当初から評判良くなかったが、特に近年の作品は目も当てられないという出来だった。
近作は、声優の高齢化に配慮しまくって話の内容まで改変していたのが丸分かりで、そのせいで話作りに支障が出てさらに評判悪いというのもあったのだろうが。
声優の若返りでその辺の事情が解消されそうな気配があり、なおかつ作画力には定評のあるテレコムアニメーションが実質的な制作を行うので、その辺の悪評が立たないレベルのところまで改善されるのかな、という期待もあった。
あったのだが…
…やっぱり例年通り、開始後30分ぐらいでシナリオと作画に息が切れた感があった。
まぁ、開始30分は掴みの部分なので、視聴者を食いつかせられるよう、ありとあらゆる手が注ぎ込まれているから、という事情もあろうが…
もう誰が作っても一緒か、ルパンスペシャルは!?
銭形警部の新声優にはご存知・山寺宏一
五ェ門には、浪川大輔
不二子には、沢城みゆき
脚本が、『鋼の錬金術師FA』で多くの担当回があった土屋理敬。
絵コンテが滝口禎一・友永和秀・横堀久雄の連名。
演出が富沢信雄。
キャラクターデザイン・総作画監督が『世界名作劇場』の佐藤好春。
監督は実力派アニメーターの滝口禎一。
八百比丘尼なんて伝承をさも実在のものとして取り扱って、なお財宝まで所有していたとするホラの吹き様がなんか白ける…
まぁ、アルセーヌ・ルパンを実在のものとして扱ってるのがこの作品の根幹なので、それと同等か。
そして、強引だろうとあくまでも科学的に解釈をしているのは好意的かも。
線数を少なくしたシンプルなキャラデザでグリグリ動かすのは、好印象だった。
新声優のご披露場だった今作だが、それよりも悪役の石田彰の独壇場だった印象の方が強いかも!(笑)
今作のとっつぁんはマジメ一辺倒で、コメディリリーフというか、声を演じる上で遊びがないのが気になった。
山ちゃんなんだから、その辺のお笑い的なものはうまくこなしそうなのに、もったいないなァ
前半の都市部では、なんでもかんでもキレイに、そしてコントラストきつめに描きすぎる背景が気になった。
担当脚本回がさほど多くないせい、というのもあるだろうけど、『相棒』におけるオールマイティ脚本家・徳永富彦の脚本回。
『相棒』における犯人当ての場合、多くの回は「こういう状況を分析していくと、その人が犯人としか考えられない」という、証拠・証言・何気ない一言などパズルのピースを組み合わせて辿り着く形式になっている。
『金田一少年』とか『名探偵コナン』みたいな「トリック殺人を解き明かす!」というのは、珍しい印象があるくらい。
徳永脚本回では、トリック殺人というか、犯行において犯人が悪意的・作為的な処理を施している、というケースが多い気がする。
そして、Season7以降に『相棒』に登板してきた人材なので、亀ちゃん時代の感覚が馴染んでしまっている他の脚本家より神戸尊の作中の扱いが巧い気もする。
「今シーズン、神戸クンの存在意義が薄い」などと思っていたところ、今話はそれを払拭してくれるような話になった。
東大時代の旧友・加藤からの依頼を受けて研究所の不正帳簿についての捜査を単独で始める右京。同じ頃、尊は加藤の娘・美咲からの電話で「父は人を殺したのでしょうか?」との話を聞き、加藤の妻の不審死・研究所職員の自殺に関して加藤の容疑を調べるため研究所に単身赴くが、加藤を庇う右京に対し尊は不満を募らせ…という内容。
同じ研究所に関連した二つの事件を全く違う二方向から攻めて、捜査していた双方が激突する、という内容が面白い。
あんまりにも対立しすぎて途中二人の間に起こる出来事は、普段のキャラ付け見てるとありえない展開であることが分かってしまうので、オチが分かりやすいのが難点かもしれない。
ただ、最後のシーンの「強く殴りすぎですよ」「なぜだが力が入ってしまいました(笑)」というやりとりを見ると、元鞘に収まったように見える二人に火種がまだ残っているような感じもして、双方がべったりになりすぎないコンビ=“対立軸あってこそのバディムービー”というレベルを保とうとしているようにも見えるなぁ~
ある意味、右京の豹変ぶりが愉快だったSeason9の「招かれざる客」に近い匂いも感じる。
右京所縁の人物が登場、しかもこの人も結構な変人ということで、右京のキャラクターに厚みが増したのも好みの展開だ。
もう少しゲストキャラのキャラ付けが濃かったり途中の展開が違っていたら、レギュラー入りしてても良さそう。
最後に、真犯人を逮捕するためだけに出てきた(そのシーンだけの出演になった)ことに捜一トリオが愚痴るのは、なんかメタフィクション的な感じがあるなぁ(笑)
ちなみに今話のサブタイトル…シャーロック・ホームズの「緋色の研究」のパロ?
OPサビ後のイカ娘のコスプレが、チアガールからドクターに変更。
アニメも折り返し地点を過ぎて、新しい試みを始めたか?
今話全パートの絵コンテは宮崎なぎさ。
『魔法先生ネギま』第1期のTVアニメの監督でヒドい出来になった戦犯とさえ言われたスタッフだが、おっさんの家に訪れた時に驚愕の光景が飛び出した瞬間にBGMストップさせる演出とか、「お前らは何がキライだ?」―「いきなり言われても…」―「私はエビが嫌いでゲソ!」―「知らん!」のテンポの良さというのが笑いを分かってる演出になっているし、イカ娘が記憶をなくす瞬間を色反転させて印象深くする演出をしているので、地力はあるんだろーな。
レイアウトやキーポイント以外の作画がかなりの箇所でビミョー
… ま さ か 、『 ネ ギ ま 』 の 呪 い か !? (笑)
あと、イカ娘のいわゆる帽子部分のことがAパート・Bパートの双方でネタにされていたり、B・Cパートでイカ娘から血液代わりのイカ墨が垂れてきたり、なんか小ネタの取り扱いが緩やかに繋がってる回のような気もする。
アニメでは感情のブレをほとんど見せない千鶴だが、おっさんのペースに惑わされたり、記憶喪失状態でもイカ娘に距離置かれて焦ったり、珍しくも動揺する千鶴の姿が見られる。
千鶴を単なる“笑う冷血者”ではなく、いちキャラクターとして当然な人間的感情の描写を入れてくるのは、女性スタッフならではの配慮なのかな?
原作では、それまでの単行本のコメントで「名前出す機会なくなっちゃった」と作者が漏らしていた、ニセイカ娘=鮎美の本名を明かすためだけに用意されたシナリオといっても過言ではない気もする回。
アニメでは、2話目でさくっと本名明かされたので、おっさんの面倒臭い性格を相沢家一同で体験する部分を増幅。
おっさんの真意が分からずに、「監禁されて危害を加えられるのでは…?」という勘違いサスペンス部分が、話の厚みを足していた。
冒頭のニセイカ娘再利用花壇の応用で、常田家のトイレの特殊さを描く部分が追加された。
あのおっさんの性格なら、さもありなんという感じで、さらに中の描写がおぞましくて笑える。
「記憶喪失じゃなイカ!?」
原作6巻「記憶喪失じゃなイカ?」
2期決定の一報を知った際、2期の最終回にアレンジ込みで利用されるならこの話だろうな、と個人的に予想していたのがこの原作回だった。
なので、このタイミングで持ってこられて、予想が外れた。
元々こういう軽い扱いがちょうどいい原作回だとは思うけど。
シンディと早苗のホラ話が肉付けされた。
ただ、その御蔭でシンディと早苗の話がつながったので、イカ娘が「どちらの話が本当なのか?」と悩むのは無用だと思ったりする。
「海から来たなんてそんな話あるわけないじゃなイカ」「そこ否定するの!?」のところは、カット割ってほしかったなぁ…
そして、あの辺りの大半のカットが、腰から上の作画しか出てこない原画家に配慮したレイアウトばかりだった。
今話の作画能力的に細かいカット割=作画枚数の増加が無理だったのか?
「部活しなイカ!?」
原作9巻「入部しなイカ?」8巻「プールに行かなイカ?」
清美たち野球部4人(原作ではバド部3人)とイカ娘で、侵略と称して一緒に遊び歩く部活を結成する話。
侵略とは名目だけで、イカ娘の本分とは関係なく、女の子たちがキャッキャと楽しそうにしている光景を延々描き続けるこの原作が好きな部類になっている私は、『けいおん!』好きなヤツのことをとやかくは言えない。
原作では、ただただ楽しそうな部員たちを描写しているだけだったが、アニメでは原作ラストの清美不在ネタを深めて、廃部の危機を追加。
徹頭徹尾楽しさを謳う話に、ちょっとしたマイナス方向の刺激を与えることで、元々の楽しい部活に繋げるラストを盛り上げ、「楽しい部活」というテーマを強調する作りに深化していたような気がする。
部活の様子は、「侵略ノススメ☆」に乗せてダイジェストに描写。
8巻「プールに行かなイカ?」のネタもダイジェストでさらっと流されたのがもったいない。
赤い血も黒いイカ墨も同じ黒ベタで描くマンガ表現を活かした「なかなかエキサイティングじゃなイカ(鼻からダラリと流れる体液)」「イカスミ!? イカスミなんだよね!?」のネタが好きなんだが、アニメで再現は厳しいか…
それよりも、ウォータースライダーでケガするのは、マナー無視して頭から滑っていって水底に顔をぶつけるからケガをするのであって…
滑降後の減速部分無いここのウォータースライダー、危険すぎるだろ!
ちなみに、今話の各パート全てのラストカットが、イカ娘による〆ではなく、他キャラ(A・Cパート栄子、Bパート早苗)だったな。
EDアニメーションの追加は、おっさんの家のニセイカ娘再利用花壇。
も う そ れ 生 首 地 獄 じ ゃ ね ぇ か
チャンネル回していたら、テレ朝でブラマヨ司会のバラエティ番組が目に付いたので、途中からながら視聴した。
調べてみると関東では7月に放送されていた『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』という番組らしいが、私は初視聴…
何が目に付いたかといえば、前のスネ夫役の肝付兼太とか『ドラゴンボール』孫悟空役の野沢雅子が出演したのだもの。
他にも三ツ矢雄二や神谷明、田中真弓、杉山佳寿子、日高のり子、堀川りょうが出演していて、この回はブラマヨと声優でトークを繰り広げていた。
肝付さんと前のジャイアン役のたてかべ和也さんが、一緒に飲んで駄弁ってたら、スネ夫とジャイアンがいるぞといつの間にかみんなから凝視されていた、というお笑いエピソードに和んだ。
テレ朝の番組なのに、肝付さんの口から日本テレビ版の旧ドラのことが言及されたのは特筆すべきこと!
「(旧ドラの時は)僕はジャイアン役で、その時のドラえもん役が野沢さん」とまで言及された。
ちなみに、野沢さんは二代目ドラえもんで、初代は平成のバカボンパパ・ヒゲオヤジ役でおなじみの富田耕生だったというところまで言ってもらうと、濃ゆいドラファンも満足のトークになっただろうが、富田さん来てないし、一般バラエティでそこまでマニアックに解説されたら逆にファンの方が引く(笑)
『タッチ』関係者として呼ばれた三ツ矢雄二と、ハイジ・ガンモ役で呼ばれた杉山佳寿子が、ちゃんと『キテレツ大百科』で共演してたと解説されたのは満足。
三ツ矢雄二の口から“キテレツ”の単語が出た途端、突然「ワガハイは『キテレツ大百科』のコロ助ナリぃ~」と叫び出した杉山さんには、意表突かれて笑ったが。
ちなみに、以前の『SmaStation』で取り上げられてた、“鼻のカラーが青いコロ助”(『キテレツ大百科』初アニメ化・単独スペシャル時)の時は、『Dr.スランプアラレちゃん』初代アラレちゃん/『報道ステーション』ナレーションの小山茉美だったりして、杉山さんもこれまた二代目なのだが、もう当日出演者と関係ないのでいいですね(汗)
肝付さんが「子どもには自分の仕事のこと明かさなかった」と言っていたけど、自然に喋っててもスネ夫声にしか聞こえないのだから、明かさなくてもバレてたんじゃないのか?…というツッコミをしたくなる(汗)
こういう肝付さんの普段の喋り声のスネ夫っぽさを聴いていると、今のスネ夫役の関智一がどんだけ無理して声作ってるか分かるなぁ~、と番組と全く関係のないことを思ってしまった。
トークを進めてく中で、出演者の相関図をどんどんと書き足してく進行になっていたのだけど、「声優業界の密接な相関関係が分かってきたのう」とナレーターが言ってるにも関わらず、最終的に神谷明さんにだけ、この日の出演者の誰とも相関関係の矢印が付かなかったのはどうしてくれよう(汗)
ブラマヨ小杉に「『CITY HUNTER』の冴羽リョウ(の演技)やって~!」と言われた時に、もっこり連呼のお笑いモードの演技だけ見せて、シリアスモードやらなかった報いか?(^^;)
研ナオコ ゲスト回。
安心の戸田山脚本回。
前回が展開を捻ってたのに比べると、今回の話の筋道自体は単純なもので、『相棒』で何度も見てきたようなパターンと言えるかもしれんけど、これぐらいの話の骨格で進めていくのがいつもの戸田山脚本回なので。
アバンでミス・アンルーリー@研ナオコの犯行の場面が描かれてしまう倒叙型のシナリオだけど、その行動の始まりが“ある時点”からのものであるのと、研ナオコと特命コンビとの絡み以外のとある場面の描写が長いことで、この手のドラマを見慣れているなら、早々にオチは分かってしまうだろう。
それより、事あるごとに私が感想で「撮り方が平板」と言ってきた橋本一監督が今回の担当だったのだけど、『探偵はBARにいる』の監督をして気分上々なのか、はたまた今までの私の目が節穴すぎたのか……まぁ、後者だろうけど(^^;)…今回はトリッキーな撮り方・編集の仕方が目を引いた回だった。
Season8-4話「錯覚の殺人」でも出てきた、鏡に映っている人物の方を長々と撮る方法が今回多数登場。特に、廊下の角の棚の上に置かれた鏡に映り込んだ景色を撮ったシーンは、ありえない角度からの撮影を可能にし、場面の転換なしにスムーズに場面を描写するのに効果的だった。
また、録音スタジオで聞き込みをしている際には、神戸クンが話している場面なのに、録音中のサックスの音と絵だけに切り替わって神戸クンのセリフが字幕処理で済まされたり。
アンルーリー最後の決断と、それとは相反する観客の行動を、アンルーリーが去って誰もいなくなった舞台裏を映しつつ、観客の手拍子が鳴り響く中、アンルーリーが今までもこれからも望んだ光景を、舞台裏に貼られていたポスターの状態を大映しにして終わる、オシャレなラストも印象的だった。
推理モノではよくある“真実ではない推理描写”……たとえば、真実は殺人である事件を他の刑事たちが「これはこういう経緯のある事故死ですね」と見誤って説明する時とか、探偵役が犯行現場の不審な点を推理した時に犯人が「それはこういう経緯があれば不審ではなくなるのでは?」などとこじつける時とか……をどういう風に描写演出処理するのか、というのは
・映像にせずにセリフだけで終わらせてしまうか
・真実の描写の一部を切り取っているけど、編集やカメラ位置の調整で“真実ではない推理”にも合っている描写に加工するか
・はたまた“真実ではない推理”通りの描写をそのまま映像化してでっち上げてするか
…といろいろ方法があるのだけど、今回は、真実ではない推理通りの映像を逐一撮っていた。
しかもやたら出てくる回数多くて、終いには、二本もタバコの吸い殻があるのにタバコの空箱が現場に落ちてなかったことを、「一本は口で咥えて、もう一本は耳に挟んでたんじゃないの?」という苦しい言い訳してたところまでわざわざ律儀に映像化したのには笑った(^^)
冒頭の研ナオコの犯行シーンで、ジャズコンサートのインストルメタルがオーバーラップしていて、その直後にOPスタートだったが…
今シーズンのOPはジャズアレンジになっているので、巧いこと繋がられたら面白かったのに。
そして今更ですが、今シーズンの相棒のOP映像って、空撮を使っていて仰々しい割には、今までで一番編集などの手が込んでいない単純なものだよねぇ…
今回、神戸クンから“細野様”に宛てたジャズコンサートのチケットが受付で置きっぱなしだったのを右京さんに見つかって隠していた神戸クンだったが、神戸クンのコンサートの誘いに来なかったこの人物の登場は今後あるのだろうか?
亀ちゃん夫妻が去り、小野田官房長が死に、たまきさんが旅に出た今、捜一トリオ・刑事部長や大河内監察官以外のレギュラーキャラを出さないと、キャラ人気が重要な柱であるこの番組にとってはジリ貧になっていく気がするのだが。
というか、こんだけレギュラーキャラ削ってるのに、神戸クン登場以降、一人たりとも新レギュラーキャラ出てきてなくて、亀ちゃん時代にはもういた捜一と大河内監察官を膨らますだけというのは限界があるのでは?
そして次回予告で、「少しはボクのコトを信用してくれてもいいんじゃないンですか!?」と右京に怒鳴り散らしていた神戸クンは、次回右京に反旗を翻すのか?
「ジョギングしなイカ!?」
原作8巻「大仏様じゃなイカ?」9巻「走らなイカ?」
サブタイトル、「遠出しなイカ?」ぐらいの方が良くない?
悟郎メインの千鶴ジョギング回に、相沢家の鎌倉旅行回を合わせたアニメ回。
全員のジョギングから話は始まるけれど、悟郎・千鶴組とイカ娘・栄子・たける組に途中で分かれて、ジョギングがほぼ関係ない鎌倉部分にイカ娘が行くので、サブタイトルの付け方に少々疑問が…(^^;)
鎌倉の大仏を生きている巨人だと勘違いするイカ娘。
イカ娘の勘違いをさらに転がしていくのは、原作では千鶴の役だったが、アニメでは千鶴が悟郎と共に走っているため、代わりに栄子の役回りに。
しかし、特に違和感のある改変ではなかったので、自然に見れた。
イカ娘に嫌がらせするには栄子でも千鶴でも互換可能…と見るとなんだか嫌な姉妹に見えてくるな(^^;)
話のメインでなくなった悟郎はご愁傷様だが、イカ娘組が大仏見に行ってる合間の描写でも十分メインといってもいいぐらい目立っていて、話のバランスが整っていたので良いではないか。
でも超長距離ジョギングで死にかけたので、結局ご愁傷様…(^^;)
早苗の二重人格が疑われる原作回。
早苗がイカ娘のSPに扮装込みでなりきって途中から誰もそれを気にしなくなるという点からして、『イカ娘』的なリアリティにも乗れない話ではあるけれど、
途中、イカ娘ストーカーとしての本能と、SPとしての職責との間で葛藤し始めて、「邪魔なSPめ」「イカちゃんに近づけるもんか」みたく言動がスイッチしながら自分で自分を殴り始めるものだから、読んでて余計に変な感覚に襲われるんだもの。
アニメでは描写がちょこちょこ修正・追加されていた。
早苗がSPの職務を完遂する様子が原作より細かく、そしてイカ娘就寝後にガマンできなくなった後は、人格がSPに戻ることなくストーカー行為に突っ走り、SPとしての自分が仕掛けた罠に前後不覚の様子でかかりまくるので、原作で覚えた変な感じは解消された感じ。
最後の「悪いヤツは捕まえておきました~」のオチがいいなぁ。
ミニイカ娘回、パート4!
ちなみにパート2と3はBD・DVDの特典映像として収録されている地上波未公開モノ。
秋田書店から発刊の『イカ娘公式ファンブック』にもフィルムコミックとして収録されている。
でもやっぱり、動いているミニイカ娘の方がカワイイ!
小さいミニイカ娘を日常の風景の中で冒険させる『ドラえもん』的なシチュエーション作りがいいねぇ。
カエルやネコの作画を崩れなく仕上げているのは、お話のまとまりとして力の入れ方は正しいけど、萌えアニメでやられるとなんか可笑しい。
ミニイカ娘はパラレルワールドじゃなくて、あくまでも早苗の夢の中だけにいる存在というのが原作・アニメ共徹底している設定なんだけど、今回はなぜか悟郎に伝播。
早苗オチになると思ってたところ意表を突く終わり方だったが、法則が一つ崩れた感じがして、なんかね…
ED、イカ娘の歩く部分をまるまる走るミニイカ娘に置き換え。
尻尾の先までミニイカ娘をご堪能仕様だった。
4話EDを道尋ね外人にしておいたのがここで活きた!(^^)
重苦しい流れが続いて、心の清涼剤となるべき太田愛脚本回ですら重かった今シーズン。
今回の戸田山脚本回まで重かったら、一体『相棒ten』はどうなってしまうのだろう、と不安に思うところだったが、いつも通りの戸田山脚本、もっと言えば通常営業の『相棒』の雰囲気になっていて、良かった。
今までのシリーズの戸田山脚本回を思い起こせば、徹頭徹尾重苦しい回というのはなく、むしろ小ネタが光る軽快さが目立つ回ばかりなので、所詮杞憂だったとも言えるけど、今回のゲストが『相棒 劇場版1』の守村やよい@本仮屋ユリカということで、『劇場版1』の流れだと重くなる可能性もあったので…
不可解な事件を解決してもらおうと朝早くから特命係の部屋で待つやよい。
やよいのことを知っているのは右京と亀ちゃんのみ、しかも亀ちゃんは日本に不在で右京は出勤前、という中、神戸始め角田課長以下組対五課連中というやよいと面識ないレギュラーメンバーによる冒頭のコントからして笑える。
(←「誰だろう? とりあえず笑っとこ」的なシーン)
特命コンビを無視しようとしたら、右京に怪しい車のナンバーをいきなり言われて、メモ取るのにあたふたする捜一のシーンも楽しい。
やっぱり戸田山脚本は小ネタが光るなぁ~
刑事部長に、何が何でもブレイブスタッフ社に関わるな、と釘を刺されて、特命コンビと会議っぽい情報交換を始める捜一トリオ。
右京の質問に嫌がる様子もなく回答して「いやぁ、我々と違ってお二人のように怖いモノ知らずで正義感の強い方なら捜査を続けるんでしょうけど」と焚き付け、すっかり特命係の使い方を心得ている伊丹。
亀ちゃん時代のライバル関係はどこへやら、すっかり一つのチームみたいになってるぞ、特命コンビと捜一トリオ!(笑)
1本の事件として見た場合は、奇奇怪怪でスケールの大きい犯罪になっていて、その奇奇怪怪さは実は別々の事件が1本の事件に見えているだけだったというのは、視聴者の興味や緊張感を効果的に膨らますことができ、テレビドラマの範疇で回収可能な小さいネタで解決してみても、収まりが良くってすっきりするので納得できる、という今回の話の作り方が興味深い。
戸田山脚本回で幾度となく使ってきた手ではあるけれど。
相棒シナリオ集とかのコメントでは、戸田山さんは三題噺(まったく関連性のない三つのお題から一つの話を作ること)の心得があるとのことなので、そういうことになるのかもしれん。
先週の予想通り、今週もすっきりしない終わり方…
…とは言ってみたものの、
・中盤にヤミ金融を摘発して被害者救出の流れになっていたり
・その際の右京さんの様子がとてもノリが軽かったり
・ラストで花の里閉店の事実をようやく知って驚く神戸くんのリアクションなど
爽快感や面白みに繋がるところがあって、これまでの話よりも重苦しい感じではなかったかな。
もしかすると、Season9で凶悪犯罪の時効制度撤廃をネタにした「過渡期」みたいに、社会派のテーマ扱いながら軽めの作りにするのが本来の脚本側の意図だったところ、製作側の方針で重めの話に作り替えたのかも、などと最近の流れを考えると妄想してしまう。
あるいは、さすがに重いばかりではマズいと思った脚本側で、軽いシーンを作ろうと工夫をしたのだろうか。
「落ち着いて」と言ってる神戸の言葉なんか耳に入らない様子で、泣いているというより、“慟哭”という言葉が似合いすぎるぐらい今後の生活の不安に取り乱す被害者妻…
やっぱり神戸の「もういいから」となだめる言葉なんか耳に入らない様子で、父親が殺人で死んだことに一瞬でも安心したことを懺悔し続けて泣く娘…
容疑者として出てくる会社経営者たちが、ことごとく怪しい行動をしていて「犯人か?」と思わせる描写があった後、ことごとく会社の経営が厳しすぎるが故の行動だったというネタ明かし…
…などなど、描写が重い人物・境遇が悲惨な人物ばかりで話を進めていくのはある意味スゴイ。
作画がヘタれてきたというか、動きとパースに精彩を欠いてきたが、演出は原作を活かす形に伸びてきた。
「ラジコンじゃなイカ!?」
原作6巻「ラジコンじゃなイカ?」
サブタイトルが「ラジコンじゃなイカ?」なのに、原作ではラジコンが壊れたところから始まり、壊したイカ娘の苦悩と懺悔に話の軸とピークがあって、ラジコンほとんど無くてもいいような話だった(汗)
本来なら、ラジコン絡みでイカ娘が自分をラジコンにするところを膨らませた話に仕上げても良かったんだろうけど、劇中でたけるが思った「(イカ娘ラジコンは)思った以上におもしろくない」というのを、たぶん作者もこのネタ膨らませてる時同じ思いがよぎってしまったんだろうなぁ~
今回のアニメ版では、ラジコンで楽しそうに遊びまくるイカ娘の描写を前半に追加して、サブタイトルに即した形の話に。
ただし、そのせいで、話の雰囲気が前半と後半で大きく変わるようになってしまったのは良し悪しあるか…
ラジコンはたけるがお小遣いを貯めて貯めてようやく買ったばかりのものという設定になり、それを壊すイカ娘の業がより深く!
栄子「イカ娘に貸したが最後、壊されるのがオチだぞ」
イカ娘はジャイアンか!(笑)
ラジコンで早苗と散歩中のアレックスを追い回すイカ娘。
アレックスに何の恨みが?
……いや、早苗か(笑)
オチ。
なぜ『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』ネタになるんだという謎があるが、ただし、『BTTF』の第1作目にはデロリアンをラジコンのコントローラーで遠隔操作するシーンがあるので、ラジコン縛りの今話のテーマから大外ししているものでもなかったりする。
「七夕じゃなイカ!?」
原作8巻「七夕じゃなイカ?」
回想でロリ栄子投入。触手を使ったイカ娘のラブリーな悩みポーズも多発。清美エピソード拡充。
なんか萌えに対して阿漕だなぁと思ってしまう。
清美エピソード追加というか拡張はいいとして、3バカエピソード追加はどういう方針?
栄子の願いが「進級できますように」と判明した時の哀愁すら感じる演出が良いなぁ
イカ娘が最後に願い事を決めた後、「平和を祈る願いが多かったら、私の願いが相殺されてしまうではなイカ!」とショックを受けるが…
原作では「地上侵略」が目標のイカ娘に対し、イカ娘の計略失敗を願う渚を差して「これでお前の願いは相殺されたぞ」と栄子が茶化すギャグがあってからの流れがあるので、アニメではこの相殺システムが説明されてないと、最後のイカ娘の驚愕がイマイチ分かりにくいのでは?
「ひとり遊びしなイカ!?」
原作8巻「1人遊びしなイカ?」
宿題ネタで絡めてる原作後半をバッサリカット。オチとしてはまとまりよし。
「まぁ私は上陸するまで みんなと一緒に遊ぶという経験がまずなかったでゲソからね…」「1人遊びマイスターとでも呼んでくれなイカ?」とイカ娘が語るところ。
原作では、「1人遊びマイスターと呼んでくれなイカ?」と言うところまで表情がどんより暗いのに、アニメ版は声高らかに宣言していて、元気だなぁ~
アリに感情移入するイカ娘。
原作では公園で一人遊びを楽しんでいる人の例として登場したが、アニメではイカ娘が実践。
代わりにアニメオリジナルの一人遊びが挿入されたが…
たける「(でもあの人は楽しんでるようには見えない…あ、泣いてる。大人って大変なんだなぁ…)」
…という、公園で空仰ぎ見て何かに絶望しているサラリーマンの姿を追加。どんなオリジナルだよ!(笑)
エンディングでもBTTF風ラジコンは元気です。
ネタも古いし、絵の中の要素のいろんなものの精度がからっきしなのは仕様です(T_T)
バナナ、バナナとバカにされてる(?)ひこにゃんのツノですが、一応金属製の兜の部品なので。
ひこにゃんネタはこちらにもご用意しております…
11月3日は、映画『ゴジラ(1954)』が初めて公開された日で、ファンにとってはゴジラの誕生日。
毎年、何か記念絵を個人的に描きたくて、リアル調の絵と塗りに挑戦するのだけど、毎年未完成…
というか、最近ほとんど絵なんて描いてないんだから、画力落ちてるところにそんなのはムリだということなのですけど(^^;)
今年は思い切って描きやすいデフォルメキャラで記念絵を作成してみました。
怪獣の全部乗せしたかったけど、時間もかけてられないので、平成シリーズを中心に、興味のある怪獣をチョイス。
デフォルメとかそれ以前にテキトーな絵になっているのは仕様です(^^;)
しかし、デフォルメで描くのも難しい。
気が付くと、怪獣の皮膚の模様とか皺を細かく描こうとしている自分がいて、あまり簡略化できなかったり。
レインボーモスラとMOGERAは、ある時期盛んに描いていた時期があったので、お蔭で何も見ずにソラで描けたという…(^^;)
ただ、記念絵を描いても、肝心の『ゴジラ』側に動きがないのが虚しいなァ
以前ニュースになってた新作アメリカ版ゴジラも、監督決まった以降が続かなくて、当初の予定の2012年の公開はムリそうだし、東宝が何か国内ので盛り上げてくれてるわけでもなく…
デアゴスティーニの東宝特撮映画DVDコレクションが延長決定したことぐらいか、吉報は。