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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 どうも、まだ生きております、Takeです。

 恐ろしいほどマイペースに更新作業を行なっております。
 過去最長の未更新期間がありましたが、その期間分の記事もどーんと追加。
 次がいつ更新になるのか分からないもんで(汗) 書きかけ多いですが。

 …こんなテキトーな感じで今後も運営を進めていきますので、ご覧になっている皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

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 以前、新作でスペシャルがあった実写版『名探偵コナン』が、何の間違えか、連続テレビシリーズに…

 前のスペシャルの感想で、「これを『名探偵コナン』を実写で再現するドラマだと思ってはならない、設定だけを借りた新種の推理ドラマと考えるべき」というようなことを書いたけど、そこらへんはシリーズになっても変わっていない。
 相も変わらずネームバリューだけで、雰囲気誤魔化している感じだが、私みたいな「特に見たいわけではないけど、『コナン』だし、何か推理モノを軽ぅーく観てみたいな」なんてあまりマジメでない思いで観るヤツもいるわけで、私もしっかり釣られている以上、ネームバリューもバカにはできん(汗)

 『CUBE』みたいな部屋に囚われた新一・蘭・小五郎が、部屋から脱出するパスワードを探るために、過去の事件を思い起こしていって、それがその回のメインの話になる、という、よー分からん連ドラ仕掛けが施されている。

 『コナン』本編との整合性を取ろうという気はないようで、新一がコナンになる前の話なのに、佐藤刑事と新一に既に面識があったりする。高木刑事はいつ知り合ったんだか分からんから良いとして(笑)(あっ、新一の高校生探偵デビューのニューヨーク行き国際線機内の事件ですでに会ってるか)、佐藤刑事はコナンになった後知り合ってるし、新一として会話したのは原作68巻になって初めて会ったぐらいだから。
 この分だと平次も出てきそうだが、ヤツも新一がコナンになった後の知り合いである。
 …でも、こーでもしないと、少なくとも原作のキャラクター的な旨みが発揮できんしなー。

 高木刑事から「彼は高校生探偵なんです、だから今回の捜査に協力をしてもらってます」なんてセリフが出てきたり、「推理が違っていた場合は、探偵を廃業します」と新一が宣言したり、どんだけ探偵の概念と権限が肥大化してるんだ、この世界…と思ってしまった(汗)
 そら、原作でも小五郎が“名探偵”という理由だけで捜査に参加してたりするが、アレでいて警察に顔が利く元刑事だし、ちゃんと素行調査とかで稼いでるプロだし、少なくとも推理だけしかしない高校生が探偵開業してるのより説明つけられたりするんだぞぉ~

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 最近オリジナルアニメが盛況との話ですが、それは売れているアニメにオリジナルモノが多いということであって、オタク全体の購買力のキャパが限られてる分、その影響を食らって売上的には不調な作品もあるだろう。

 なんかこれもそっち側になりそうな雰囲気が…

 Production I.G.がCLAMPを召喚して、水樹奈々主演で水島努監督に作らせた、『BLOOD』シリーズの新作。
 ヒットメーカーを呼んできて、売れ線狙っている感じだが、企画の段階でいまいちピント外している気がせんではない…
 前作『BLOOD+』がさほど振るわなかったのに、なぜに今になって『BLOOD』なの?…と思ったりしたが、I.G.でよく知られたオリジナルがそれぐらいしかないからなのかな…

 OPディレクター:梅津泰臣とクレジットされたところで、なぜか笑ってしまった。顔が全然梅津キャラっぽくないなーと思ったら、作画監督は別に立ててた。

 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』で強烈な魅力だったのに、『BLOOD+』で削ぎ落とされていた、“制服着た女の子が日本刀持って吸血鬼退治”というアンビバレンスな要素が今作ではしっかり復活。
 なぜか襟の部分にチェーン付いてる制服の構造というか、コンセプトは謎だがな(笑)

 その代わり、小夜のバックに全容の知れぬ対怪物組織が付きながら敵と対決していくという外部に広がる設定はなくなり、人知れず血みどろで妖怪退治という内向きのバックボーンになって、全然違う話に。
 『BLOOD』シリーズというより、主人公の髪型とか見てても分かるけど、実にCLAMP的だなぁーと。

 主人公の小夜も、『~THE LAST VAMPIRE』の狂気染みたストイックな子、『~+』の割と普通な女子高生という流れから大きく変わって、よく転ぶドジっ子属性追加。…あ、阿漕になってやがる。

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Penguindrum1.jpg

「生存、戦略ぅぅー!」
 

 最近はハードディスク録画機の番組表だけ見て、アニメとか録画しているのでロクに注目もしてなかったのだけど、ネット上で「生存戦略ー!」「このセンスすげぇ!」「途中から別の作品になったぞ!」とか大反響になっているので確認してみたら…
…元々東映で『セーラームーン』とかを担当していたけど、その頃から独特のセンスを発揮し、独立後『少女革命ウテナ』でアニメ回に衝撃を与えた幾原邦彦監督、12年ぶりの新作アニメだった。

…でもすみません、私、『ウテナ』観てません…(汗)
おまけに、途中ワイプの代わりに電車の電光表示板風の演出が差し込まれたり同ポジ・リフレイン演出が出てきた辺りで、細田守っぽい、とか思っちゃう始末。
細田守は幾原邦彦監督の『ウテナ』の下で絵コンテ・演出やってたんだから、影響の矢印は逆だよ、オレ…

「実に幾原監督っぽい作品だ」という評が多いけど、実際どの程度幾原監督のセンスや意向が寄与しているのかな。
この作品、監督の下(?)にシリーズディレクター・中村章子が配置されているし、脚本家もあまりこちら系ではない人を引っ張ってるみたいだから、そちらの影響というのも反映されている部分、あるかもしれんし。

(書きかけ)

原画
林明美/馬場充子/井野真理恵/進藤優/益山亮司/後藤圭二/佐藤雅将/加々美高浩/薗部あい子/中村深雪/いとうまりこ/古川知宏/すしお/肥塚正史/中村章子

スペシャルアニメーション(クリスタル・ワールド)
原画
細田直人/林明美/杉本功/後藤圭二/長谷川眞也/光田史亮/進藤優/馬場充子/柴田勝紀

オープニングアニメーション
絵コンテ:幾原邦彦・古川知宏
演出:幾原邦彦
作画監督:西位輝実・柴田勝紀
原画
相澤昌弘/馬越嘉彦/後藤圭二/柴田由香/進藤優/長谷川眞也/柴田勝紀/武内宣之/中村章子/西垣庄子/馬場充子/林明美

 

1st station
「運命のベルが鳴る」
絵コンテ:幾原邦彦 演出:中村章子 作画監督:西位輝実

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 またまた買ってきました、デアゴスティーニの東宝特撮映画DVDコレクション。

  今度は、モスラ三部作の中で個人的に大注目の『モスラ2』!

  うん、今これ観ると、『モスラ(1996)』以上にツラいな、コレ!(汗)
  当時はワクワクした印象あるんだけど。

  公開当時は、怪獣映画の古株であったがコレと言って戦闘的に見栄えがしない怪獣という印象が強いモスラが、姿形を変えてフィールド外の海中でバトルを繰り広げるというアイデアに度肝を抜かれ、仲間内でどんな感じになったのか見に行ってみよう、と久々に劇場に足を運んだぐらい注目してたからなぁ~
  古参の怪獣ファンや怪獣オタクは「モスラの性質を弄るなんて何たる事だ!」という意見もあったろうが、当時の私は、「モスラでこんなことをしても良いのか!できるのか!」と目から鱗な感じでまだ受け入れられる年齢だったので、設定的には今でも好いているのだけど。

  子どもたちが中心の映画なのに、子役があんまり演技力ないというか、子役に場にあったテンション高い演技をさせていないシーンが多くて、おまけに重大な事態を眼前にして棒立ちばかり、という箇所が目立つのは興を削ぐ…
…演技指導役はもうちょっと工夫してもらいたかったなぁ~、などと思ってしまうが、当時発売されていた『モスラ2』関連の書籍を読んでみると、準備期間がえらく短い上に、学校とかがあってスケジュールをなかなか抑えられない子役に演技を覚えてもらいにくくてどうしようと思った、とか書いてあって、制作側もいろいろと苦労はあったんだなぁー、と。

 あと、『モスラ(1996)』では、親モスラ・子モスラ共々あれだけ取り乱すほど心配していたモル・ロラ姉妹が、今作のモスラのピンチについては、てんで冷静なのは、「ちょっと冷ややかすぎやしないの?」と思ってしまう(汗)

  そして、映像的にも、いかに川北特撮があるとはいえ、ちょっと…という感じ。

  まだまだCG導入期であり、合成もアナログ-デジタルの過渡期だったので、これでも当時は精一杯やってた方なんだろうけど…
  前作に続き、やっぱり合成シーンがキツい。カメラが斜め方向とか円運動しながら撮影してる背景に、ちょっと下とか上から撮った怪獣をただ単に拡大縮小してるだけで、二つの画が全然合っているように見えない箇所がいろいろとあって、興が冷める感じ。

  デジタル合成のカット数が多くて、積極的に実験しに行っているのは見えるんだけど、CGなしの100パーセントアナログのミニチュア・操演シーンの方が安心して観れたりする。
 ニライカナイ浮上シーンはいいねぇ~。それにCGの方が100パーセントの、フェアリーが神殿内部の空中回廊のところを突き進んでいくシーンも、逆に違和感なく見られて良いし。
 モスラがレインボーモスラに変化する箇所も、平成ゴジラで魅力的な復活シーンやパワーアップシーンを演出してきた川北監督の面目躍如といった感じで、変化完了して光ったり、バリアでダガーラを圧倒したりと、光学合成(?)の使い手っぷりがシナリオ上の意味と合わさって気持ちシーンになってた。

…ただ、せっかく真夏の沖縄が舞台なんだから、ホリゾント(書割の空の色)はもうちょっと明るめにしよーよぉ…
(書きかけ)

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クリックで別枠表示  昨年公開の劇場版が、びわ湖放送で放送。

  アバンのギャグパートを、映画版からテレビ放映用にフォーマットし直していて尺を延長している贅沢な作り。
  ただし、テレ東ではゴールデンウィークに地上波初登場だったので、「祝日にわざわざ銀魂のアニメ見るなんて~」と時期柄に合わせたセリフに書き直されているのだが、さすがにびわ湖放送用に直してもらえるわけもなく、普通の土曜に放送してるのに祝日とか言われる、変な感じがするセリフになってなー

  紅桜編は個人的に、メインの高杉・仁蔵の話よりも、刀鍛冶の村田兄妹のエピソードの方が印象深い章だったりする。
  人の話を聞かずに喧しい声で話し続けるという、あれだけ強烈なギャグメイカーぶりを見せて登場したのが、中盤、事件の黒幕の一人だと判明して、「己の野望を息巻いて説明して、身内の忠告を聞かずに野望を突き進める」という、当初のキャラ付け(「人の話を聞かずに喧しい声で話し続ける」)を外さない形でその意味を変質させて話の主軸に絡んでくるようになった後、最後は死の間際に妹に言葉を残す時にはそのキャラ付けを反転させて、
「兄さん、いつもみたいに大きな声で言ってくれないと聞こえないよ…」と死を悼みながら締める、ギャグマンガの本分を利用しながら意外性を持たせつつ納得の行くオチを付けるシナリオ演出が、ベタなのかもしれないけど、上手いなぁ~と思って。

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クリックで別枠表示 アニメ化第2期に準拠した形の新作映画が公開されるに当たって、宣伝のため、第1期の劇場版が放映。
 
 …原作・第2期とは全然設定違うのにこんなの流して、むしろ逆効果があるんじゃないのか、と不安になっちゃう(汗)

 当時の興奮が……興奮してた自分の気持ちが、蘇るなぁ~
 BONES作品だけあって、作画は超一級品に仕上がっている(個人的に、伊藤嘉之のキャラデザが心地よい)のだが、お話が、まぁー、暗い暗い。
 原作・第2期がスカッ!と終わったのに、第1期は「何かを得るためには同等の対価を支払わなくてはならない」というハガレンの謳い文句をとことんまで追究してシビアになりすぎてるから。
 まぁ、ここらへんのシビアさが、第1期が大人気になってた理由でもあるので(実際私も注目してたし)、魅力でもあるんだろうけど。

 観たのは映画館以来久々なので、改めて気付いたが、錬金術世界の話に移動するまで結構長いのね。
 しかも錬金術世界の描写が始まるのが、エドが一旦意識を失ってしまった後、というのも作劇上興味深い。
 『もののけ姫』にもそういう部分があったが、物語の視点となるべき主人公の動きの範囲ではどうしも描写できない、しかし描かなければならない部分は、視点となるべき者からその資格を一時失わせて、別の者がストーリーの語り口になることを鑑者に許諾させる、というテクニック。
 『もののけ姫』は、アシタカが完全に目覚めたというところをしっかり描写してから、話の視点をアシタカに取り戻したけど、こっちの方はいつの間にかエドが目覚めて行動してたね。

 個人的にこの映画で楽しいのは、アバンの城でのバトルのトコとか、リオールで成長アルと鎧との擬似兄弟タッグとか、トゥーレ協会でのエドとアルの「どっちッ!?」「あっち!!」とか言いながらドタバタ繰り広げるトコとか、エルリック兄弟が暴れるいかにもな『ハガレン』っぽさ全開の部分だったりする。
 今度の映画は、ここら辺の要素を延ばした形のシナリオだったらいいなぁ~

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 何度目だ、もののけ姫。
 というか、ジブリ強化月間の第1弾が、こんな血みどろの作品でいいのか、金曜ロードショー(笑)

 人によっては、「もののけ姫以降の宮崎駿作品はつまらなくてキライ」という感想が出てくるのだけど、私は好きだ。
 どの程度好きかというと、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(夏エヴァ)よりもこっちを観るぐらいには好きだ(『もののけ』も『夏エヴァ』も同時期に上映されていた)
 というか、ウチの近所の映画館、『エヴァ』やってなかったしな(笑)
 今じゃ立派なオタクだが、その時の評価が影響して、私の中のエポックメーカーは『エヴァ』ではなくて『もののけ姫』だったりします。

 当時の私の中の評価では、まだ“『となりのトトロ』『魔女の宅急便』の”宮崎駿…『ナウシカ』『ラピュタ』はそんなのも宮崎作品だったねという程度で、『カリオストロ』は宮崎作品という意識なかった…だったもんで、そんなファンタジックな作品の監督の新作だからってその意識で家族揃って見に行ったら、あんなハードな作品だったんで、そらエポックメーカーというか、トラウマにもなるわな(笑)

 『ラピュタ』でもそうだったが、終盤になればなるほど手持ちの武器・防具がなくなっていく、という、どんどんピンチになるヒーローの図がこの作品でも見られる。
 どんどん手元が不安になっていくけど、それがないハンディキャップを乗り越えて活躍を見せるところにカタルシスが増していく……さすがテレビまんが世代、盛り上げ方を分かっていらっしゃる。
 …まだ弓矢残っていたのに、「預かっていてくれ、最後の矢が折れてしまった」という形で手ぶらにさせてしまった“セリフだけで済ませました”感ありありの辻褄合わせはどうかと思うが(汗)

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 最終回の、みんながめんまの姿を見られるようになった、ということを、演出で強調しなかった(避けてたように見えた)(めんまを捉えた主観ショットの一つでも入れておけば、確定的になったろうに…)のが気になったなー

(書きかけ)

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 録り溜めているのを、つまみ食いのように観ているせいで、今まで観れたのが第1話以外だと、
第4話「天空の庭」(しえみ登場)
第6話「まぼろしの料理人」(使い魔と料理対決+α)
第10話「黒猫(ケットシー)」(前半の兄弟ゲンカがコント的)
今回の第11話「深海の悪魔」…と、かなり緩い作りの、ギャグ回中心で観てたりして、それがこの作品の評価になりつつあったりするんですが……ダメですか?(汗)

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 デアゴスティーニから出てる「東宝特撮映画DVDコレクション」で、『モスラ(1996)』が出たので、買ってみた。
 本多猪四郎・円谷英二コンビが作ったアレじゃないよ。平成3部作の第1作目として作られた、最近のヤツ。

 なぜ『モスラ(1996)』なんぞ買ってみたのかというと、これだけDVDレンタルがなかったから。
 東宝から出てる高額のDVD買いたいほど興味があるわけではないんだけど、一時期平成東宝特撮を見返したい衝動に駆られていたので、2千円ちょっとで買えるコイツはちょうど良かった。
 …他に『あぶない刑事』も一時期借りまくってたし、『ナイトライダー』といい、最近の私、そんなのばっかだな(汗)

 「ゴジラ死す!」が強烈なキャッチコピーだった『ゴジラvsデストロイア』 で、ゴジラシリーズ(平成ゴジラシリーズ)が終わり、ハリウッド版『GODZILLA』を怪獣映画ファンが待ち望む中、日本での特撮怪獣映画の後継シリーズとして始まったモスラシリーズですが、当時の私は、「おいおい、モスラみたいなバトルに向かない怪獣を主役に据えて新作一本作るなんて正気か?」「それともリメイク? それより旧作(1962年版)観たい」という気分だったので、映画館でも観ず、ビデオも借りず…
 当時の怪獣オタク界隈は、平成ガメラシリーズに夢中だったし、私も「ゴジラ亡き今、ガメラだな」と思っていたし。
 その翌年の『モスラ2 海底の大決戦』で、「おお、モスラシリーズがスゲェコトになってる!」とようやく興味を持つようになって、その後第1作も借りて観てみたんだけど、『モスラ2』が鮮烈すぎて、あまり良い印象なかったな。

 今回見返してみても、その印象は大して変わらず、「マジメに話を観るにはキツいなぁ~」というところなのだけど、ただ、やはり私は川北特撮大好き人間なのだということを再確認した(笑)
 同時期に『ガメラ2』で特撮か現実か見紛うばかりの技術・センスが炸裂していてオタクを唸らせるほどだったのに比べると、いかにもミニチュア然としているものを大した工夫もなく大雑把に映していて、おいおい東宝さん…という残念ぶりには違いないんだろうケド、いいじゃないかっ!(笑)
 『ゴジラvsモスラ』で全然しなってなくて完全に板だったモスラの羽が、ちゃんとしなるようになったんだぞ、それだけで進歩だ!……ということにしといてください(汗)
 さすがに、東京を横断するシーンや旅客機を追い抜くシーンの合成のヒドさは擁護しきれんけど。
 そして、箱庭バトルと揶揄されていた、工夫のないミニチュア撮影は、都市部でバトルしていてビル等でまだ誤魔化しの利いた平成ゴジラより地平線の処理がより面倒くさい山間部を舞台にしているせいで、より顕著に…

 デスギドラ出現→親モスラ・子モスラが出てくるもピンチ!死→子モスラがグリーンモスラに成長し新能力身に付けて一発逆転、というあまりにも捻りのない展開は、それはそれで分かりやすくて好きだ。男の子向けには、こういうチート能力使った分かりやすい逆転劇がツボにくるのよ。
 「怪獣映画といえば伊福部節の効いた重奏的なサウンド!」という通例から外れて、この映画は渡辺俊幸のかなりハイキーのBGM中心なんだけど、どれもケレン味の効いた分かりやすいサウンドで、かなり好き。

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   『ナイトライダー』第1シーズンのDVDには、ほとんど映像特典が付いている(Disk7はパイロット版のオーディオ・コメンタリーで、Disk8は特典なしだけど…)のだけど、インタビュー中心の映像特典なのに、字幕が全くないのが辛い。日本語字幕も英語字幕もなし。
  せっかくのスタッフ・主演者インタビューなのに、英会話に明るくないもんで、何言ってるんだか何となくしか分からない。
  せめて英語字幕でも付けてくれりゃ、文系人間には何とか分かるんだけど、わざわざDVD起動の際に、「特典に収録されているインタビューは当社の見解と違う場合がありますが、責任は負いません」という注意書きが出てくるので、販売会社としては責任取りたくないモンにまで字幕なんぞ付けたくはないということか…
  ちなみに、第1シーズンと第2シーズンには英語字幕が付いているが、セリフ以外に「アップテンポの音楽」などの表記が出てくるので、本国で聴覚障碍者用の字幕として使われてたものだな、これ。
 

「重戦車砲撃網大突破」(原題"DEADLY MANEUVERS"…訳すと、「命取りの行動」
  本国アメリカでは記念すべきテレビシリーズ版第1話目。
  でも、一応パイロット版がこの前話としてあったことを考えても、冒頭からマイケルとキット仲いいよな、というか息合ってるよなぁ。パイロット版終盤で、マイケルがようやっとキットの人格を認めてやってもいいか、と上から目線で見てたのに、「まぁ固いこと言うなって」とキットと同じ立場から説得するとか。

  日本では日曜洋画劇場版の第6作として、「激突!善と悪2台のナイト2000」と共に放送されていたとのこと。
  日曜洋画劇場版はナイトライダーの2時間スペシャル版を順々に放送していて、第3シーズンの初回スペシャルを使った第5作「強敵!赤い殺人カー」の後には第4シーズン初回スペシャルのジャガーノート編があったのにそれを避けてテレビシリーズ版とは。
  まぁ、ジャガーノートのヤツは、「激突!装甲戦車」としてビデオリリースされていたからテレビでは避けたのかもしれないし、それ以前に、ナイト2000のデザインが変わっちゃう機能追加でイメージぶち壊しっていう理由で見送られた可能性高いからなー

  しかし、アメリカでのシリーズ第1話、そして日本では2時間スペシャルじゃないエピソードから厳選された話なので、2時間スペシャルに匹敵する迫力というか意気込みが感じられる1話。
  火薬の大盤振る舞いで、ナイト2000が軍隊の砲撃とバトルを繰り広げるというパワフルな画ヅラがみられる。
  実際に砲台から発射するシーンは画質が全然違っていて、資料映像の流用であることが丸分かりだが、それを差し引いても、近距離で爆風食らっても炎上しながら射爆場を爆走したり、熱戦追尾ミサイルをロケットファイア噴射して避ける秘密兵器満載ぶりを発揮するナイト2000を見るに、十分盛り上がる。

  まだキットのシステムをフル活用していないのが、いかにも初期っぽい。
  エンゲルハート陸軍基地の地図を確認する場面があるが、後々の話数でならキットの地図機能を使って調べそうなところを、ロビン中尉に地図を持ってきてもらっているし。(ただ今回は陸軍基地が舞台だから、後話でも軍事機密とかの関係上データがないとかの設定になりそうではある)
  途中のカーチェイスシーンも、敵の接近をセンサーで感知できなかった・感知するセンサーが搭載されていないし(吹き替えでは、「アルファサーキットの故障でセンサーが作動しなかった」と翻訳スタッフがアドリブ入れている)、お馴染みのターボブースト作動させて牽制したり、せっかく出てきたキャリアカーを飛越して逃げたりとかもなく、普通のカーアクションで済ませている。
  熱戦追尾ミサイルの3発目が、冒頭から登場してた菓子売りのトラックになぜか当たるという変な感じのギャグがクライマックスのシリアスな部分に差し込まれるのも、(他のアクション映画とかではよく見かけたりするけれど)『ナイトライダー』としては珍しく、コメディシーンの使い方・アクションの進め方に、ちょっと手さぐり感が見れてしまう。
  …弾頭のマーカー塗りかえただけで、徹甲弾と核弾頭を簡単にすり替えられるという、杜撰な手口のトリックは、ギャグに数えていいですか?(笑)

  マイケルがどういう形で事件の調査を行っていく人物なのかを、説明的に描写している部分が目立つのも、初期っぽい。
  菓子売りの品物全部買い占めて販売業者として潜入するというナイト財団の資金にモノ言わせた豪胆なやり方とか、様々な肩書の名刺を持っていて潜入捜査を得意とするのが分かるところとか。
  ナイト2000の元ネタであるボンドカーというか、ジェームス・ボンドの要素をぶち込んでいるのがよく分かる(笑)
  …その割に、女性メカニック・ボニーの初登場に皆さんノーコメントというか、以前から居た風で話進めるし、ラストでデボンが初回にもかかわらず「美女に関わって事件に首突っ込んで大暴れとは、“毎度おなじみ”のパターンだな」と評したりしているけどさ。

 ちなみに、この頃のデボンはマイケルに対して批判的な立ち位置なので、軍の事件に首を突っ込むマイケルが帰ってきたとき、散々文句言って連れて帰ろうとするのだけど、マイケルが上記の中盤カーチェイスのことを差して言ったところ…
マイケル「デボン、誰か俺を殺そうとしたヤツがいる」
デボン「!……私にはアリバイあるぞ」
…というところのデボン@中村正のセリフと言い回しが、個人的にこの話の中で一番のツボです(笑)
 


「荒野の大戦争!地獄の暴走族 スコーピオン対ナイト2000」(原題"A GOOD DAY AT WHITE ROCK"...訳すと、「ホワイトロックでの良き一日」

  テレビシリーズ第2回目は、休暇で立ち寄った町にやってきた暴走族軍団とマイケル・キットのバトルが描かれる。
  …前回軍隊を相手に戦ってたのに、2話目にしていきなり規模が小さくなっている(笑)
  おまけに、このタイミングでマイケルがデボンに休暇の嘆願。だからまだ2話目だって(笑)
  ただし、日本放送版ではこの話を第2シーズン放送しきった後の、20話目として放送されているので、これがようやっと取れた休暇という意味合いになっていたりする。
  日本順でも本国順でも、第3シーズン以降はその休暇が取り消されるのが慢性化してくるけどな(笑)
  冒頭、キットが“休暇”の概念というものが分からずマイケルと問答していて、コンピュータを相棒にする話ではありがちな如何にもな部分があるのだが、日本放送版ではこの部分はバッサリカットされていたな。
  日本では20話もマイケルとの高度なやり取りをしているのに、マイケルが頻繁に気にしていた休暇についてということを今さら尋ねるのはすごく不自然だからなぁ~


「炸裂サミーの壮絶スタントショー」(原題"SLAMMIN’SAMMY’S STUNT SHOW SPECTACULAR"...訳すと「凄まじいサミーのスタントショー」

  第1シーズンには、日本で放映されていない話数が数多い。ボニーの登場が第2シーズンだけ無くてややこしいため放映順を入れ替えた影響だと言われているが、この放映されなかった話数の一つ。
  日本では第1シーズンの直後に第3シーズンの話が続くのだが、その第3シーズンにもスペクタクルショー(サーカス)に関わる話があるので、被るのを避けたんだろうか…?
  それか、自分の特殊機能について「できるかもしれない」レベルでマイケルにやらせてしまったキットの初期エピソードならではの様子が、日本放送順ではあまりよろしくなかったか…

  開始3話目で、マイケルがその回のメインとなるエピソードとしては初めて仕事として関わる事件の話だ。1話目も2話目も、巻き込まれ型のエピソードだったからなぁ~

  冒頭、ズルして違反キップの点数稼ごうとマイケルを追ってくる警察に対してそれを振り切って逃げるシーンがあって、そこでマイケルが逃げるのに、ジャンプ用であるターボブーストのボタンを押して急加速で逃げるという、珍しい使い方をしている。
 他の話では通常、自動走行―マニュアル走行を切り替えるボタンの横についている「追跡モード」ボタンを押して急加速させているのだけど。…まぁ、ターボの噴射を垂直方向にするか水平方向にするかで使い分けができそうな感じでもあるけど。
  第1シーズンでは他にも「闇の武器商人を追え!マイケル決死の潜入捜査!」と「爆殺!狙撃!事故続出!恐怖のサバイバルレースに勝て!! 」でもターボブーストを急加速に使っていて、他のシーズンでは使ったことがない。

  マイケルがスペクタクル・ショーに参加して、「そんなの誰も成功したことない」という走行中の車を飛び越すジャンプを披露して大成功・大盛況になるのだけど、あのジャンプ、あの角度だと思いっきり失敗しているようにしか見えない!
  編集でうまいこと、車を飛び越して無事着地する風に見せていたけど、肝心の車ジャンプする時のカットのナイト2000の角度が、ジャンプ台から自然落下しているよう感じに… (この後、さらに角度が深くなって地面に近づく…)

  クライマックスで、このジャンプをマイケルの操縦なしで成功させたキットが、途中「星マークのステッカー貼るとか意味ないでしょ」とかやる気なさげだったにもかかわらず、ラストシーンではやたら張り切って次の出し物何にしようかアイデア出しまくっている人間臭いシーンが、キット好きとしては見てて楽しいところだ。
  「興味ないよ」とか言っててハマりやすいキットの様子は、「無敵ゴライアスvsナイト2000」でカードゲーム、「マイケル連続危機!殺人フリスビーが襲う!猛毒が狙う!」でアメリカンジョーク、「狙われた名馬!転倒に秘められた陰謀!!」で競馬と、他でも描かれている。…キットって、毎シーズン何か一つはハマってるな(笑)

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 遂に買ってしまった、廉価DVDセット版! それも第3シーズンまで! でも満足さ!
  発売されてから何年もたってて、すごく今更感があるけど(汗)
  ただ私の“ナイトライダー熱”は、数年おきに発症するので(笑)
  あと、買えるだけの可処分所得ができたのも大きい。

  これ以外にも怪獣映画のDVDとかBDにも金つぎ込んでいるので、最近浪費癖が付いているような…
…えっ、オタクなら積み上がるほど買ってナンボですか? それはご指南どうも(笑)


  しかし、『ナイトライダー』の知名度って、今どれぐらいになっているんだろう―私の同世代・下世代に…
  以前同級生にこの番組のネタを振ったら、「随分マニアックな番組のことを知っているんだね」と返されて、えっー!ゴールデンで放送されててお茶の間で大人気だったのにぃ~!と衝撃を受けたことがあるので…


  80年代後半、日本に上陸してお茶の間の注目を集めていた海外ドラマの一つ、それが『ナイトライダー』
  あの頃は、海外ドラマも『24-TwentyFour-』みたいなレンタルDVDリリースのみとか深夜放映とか今みたいな形態ではなくて、ゴールデンタイムに堂々と放映されていたんだよなぁ~
  ウチは近所の人が録っていたのを譲ってもらって、幼少時風邪で通学できない時とかは、家でアニメのビデオとか観て過ごすのに混じって、そのビデオと『ゴジラvsビオランテ』がかなりの頻度で回っていたっけ(笑)

マイケル・ナイト@デビッド・ハッセルホフA.I.キット搭載ナイト2000

  GM(ゼネラルモーターズ)社の第3世代型ファイヤーバード・トランザムを駆って、私立探偵的な身分のマイケル・ナイト@デビッド・ハッセンホフが法の目を逃れる犯罪者たちを追って大活躍する、1982年開始のカーアクションモノである。
  劇中のトランザムは、GM社が実車提供しているということもあって、「とにかくスゴイ車だ」ということを印象付けるため、ボタン一つで宙を舞い、銃弾を全て跳ね返し体当たりで壁をぶち抜く頑強な外装を備え、レーダーやハッキングシステムなどのスパイ装置を搭載して、コンピューターによる完全自動制御で自由自在に動くという、オーバースペックカーとして演出された。
  劇中での名称はナイト2000。搭載されたコンピューターを「K.I.T.T.(キット)」といい、このキットが『ナイトライダー』の重要な登場キャラクターの一人でもある。それが他の海外ドラマと違う大きな魅力だ。
  ナイト2000の劇中の性能もさることながら、宇宙船さながらにLED計器やボタン類で装飾された内装や、「フォンフォン」という効果音を伴って残光を残しながら左右に赤く妖しげに光るスキャナーと、大人しくて純朴そうな細目キャラにも見えるリトラクタブルライトの付いたフロント部分を持つ、ブラックにキレイに塗り固められた流線型のボディというデザインは、憧れたなぁ~
  なにせ当時の私の家…というか当時の世間一般の自家用車は、アナログなタコメーター、マニュアルのシフトレバー、引っ込んでるか出っ張ってるかでしかON/OFFを確認できないごついボタン、取っ手をグルグル回して窓開ける、実にアナログなシロモノだったから、ナイト2000のデジタルメーター・フルオートトランスミッション・薄いLEDボタンでウインドウを全自動開閉、という描写は実に近未来的だった。
  今ではデジタルメーターもオートマも指タッチカーナビも自家用車の標準装備になったんだから、時代は変わったものだ…
  というか、それをちゃんと先取りしてた『ナイトライダー』って、やっぱそれだけで魅力だと思うんですがね。
そして、ジョークまで飛ばして自由自在に会話をしてくれるようなA.I.を搭載した車はまだ実現されてないわけで、その点では未だにナイト2000の設定は近未来的として通用するなぁ~


  まだレンタルビデオ店の商品がVHS主流だった頃には、このパイロット版と第4シーンの第1話が単独でリリースされていて(それぞれ、『ナイトライダー』『ナイトライダー 激突!装甲戦車』というタイトルが付けられていた)、ビデオ店行く度に借りてたんじゃないか、というぐらい観てたなー。しかも後々、レンタル終了のワゴンセールに入っていたのをお買い上げしてしまったほどだ。
  DVDが世に出始めの頃には、ベストセレクション版として、パイロット版のほか、キットのライバルカー・カールの登場回や、主人公マイケルが記憶を失う話なんかが収録されたものがリリースされたっけ。
  …しかし、上記のいずれも日本語吹き替えなし。原語で触れられる『ナイトライダー』も、それはそれで魅力的ではあるのだが、やはり当時のテレビ放映を知る者にとっては、『ナイトライダー』の魅力の半分は、ささきいさおや野島昭生・中村正・小山茉美らの吹き替えにあると言っても過言ではないのに。

  そういう意味では、このDVDセットには、(一部ハブられているとはいえ)当時の日本語吹き替え版が付いているので、吹き替えを渇望する人にとっては上のよりも待ち望んだアイテムなのだ…

  …が、

  …が、だ。

  このパイロット版だけは、全編にわたって吹き替えがあるはずなのに(一度日曜洋画劇場で『ナイトライダー1 電子頭脳スーパーカー誕生』というタイトルで放映されている)、どのDVD版にも日本語吹き替えが付いていないのだ!
  っていうか、シリーズの設定を説明する重要な第1話的存在なのに、ディスクの第7巻目に収録されてるしな!
  パイロット版というのは、シリーズを始めるかどうかを占うテストタイプ的な作品だから、セールス側としては正式な第1話として扱いたくないのかもしれないけど……『ナイトライダー』の場合、この話、後々の話数にも結構登場するのに。

  なぜ後々の話数にも登場するかといえば、このパイロット版が、というか、『ナイトライダー』がかなり特殊な設定を持った始まり方をするからだ。
  捜査中に犯人の凶弾によって死に掛けた刑事が、ナイト財団という私設団体に助けられ、手術と顔の整形を施されて、まったくの別人、というか、架空人物マイケル・ナイトとして蘇り、ナイト財団の掲げる“世の中に蔓延る巨大な悪との戦い”に協力することを誓う。その中で、財団のわずかな実働戦力(というか実質マイケル一人)でも戦えるよう、強力な援護ツールとして開発されマイケルに与えられた車がナイト2000である。

  この設定を頭に入れていないと後の話が理解できないなんてことはまったく無いのだが、時々、マイケルが悪党どもに目を付けられて身辺調査されて、「信じられないことに○年前には存在もしなかった、まるで幽霊のようなヤツだ」とセリフがあちらこちらに出てくるし、このパイロット版で追う事件の犯人・タニアのことをネタにした話も出てくるんだから、素直に一番最初に収録してくれればいいのに、という思いが私として強いので…


  ちなみに、後々の話数になってくると、マイケルとキットの話の掛け合いが魅力になってくるのだが、このパイロット版では後話ほどの頻度や密度で会話してる風ではなく、ちょっと物足りない気もしたりする。
  デモリッションダービーに参加するところでマギーとの会話の後に、「相変わらず美人にはお優しいようで」「言うなって」みたいなやり取りが欲しくなったり。

  パイロット版なので、他の話数と細かい設定が違うところがいくつもあるのだが、その内の一つにナイト2000のデザインがある。
  大部分は後々の話数でもお馴染みの、リトラクタブル・ライトの間にスキャナーが付いているデザインの車で撮影されているが、一部、スキャナーがとんがりノーズヘッドの先っちょに付いているプロトタイプデザインのものが映っている。
  キットが初めて喋るシーンとかコムトロンのトレーラーをターボブーストでぶち抜く直前とか。スキャナーの位置以外にも、フォグランプの箇所が完全に隠されているので、そこでも違いが認識できる。


  ただ、パイロット版最後のシーンである、砂漠の一本道を走り去るナイト2000を空撮で映した箇所は、第1シーズンの大半の話の最後でこの映像を再利用して〆ていて、そこでもプロトタイプのデザインの車を使用しているので、他の話数でも目立っているといえば目立っているのだけど。
(ちなみに日本のテレビ放送版では、第2シーズン以降お馴染みの、朝焼けの砂漠の地平線からナイト2000が手前に迫ってきて終わる映像が、すべての話数で使用されていて、第1シーズン部分も差し替えられているので、こちらの空撮バージョンはお馴染みではない)
  あと、OPの一部のシーンでもね。(こちらも日本版では差し替え)



  ちなみに確認してみたら、初登場、初走行シーンは、プロトタイプデザインのナイト2000。
  その後、ウィルトン・ナイトの死とタニア発見の報を受けてマイケルがナイト財団を飛び出していった直後のカットでは、後のシーズンでお馴染みのスキャナー位置になっているので、初走行以後に改造加えたという解釈もできそう。


…と言っても、その後の移動シーン・キットとの初会話・居眠り運転して警官に捕まった際のコントの部分はプロトタイプ・デザインに戻ってるんですけどね。


  そして、コント後は、ちゃんと通常デザインになるのだけど…


  終盤のコムトロンのトラックにターボブーストでアタックかます辺りのシーンだけ、またプロトタイプに戻って、その後のトラック飛越、ヘリとの銃撃戦、空港での最終対決では通常デザインになっている。


  撮影時期とか、用意できるナイト2000のスペアカーに限りがあったとか、いろいろと撮影の苦労が忍ばれるけれど、劇中の状況としてだけ見てると、ナイト2000が謎のメタモルフォーゼを遂げているよなぁ(笑)

  『ナイトライダー』は全体的に細部の描写は、こんな感じでかなりテキトーだったりするんで、この番組を楽しむにはそこを許せるかどうか、という点が重要かもしれない(汗)
 私にとっては、もはやナイトライダースタッフの伝統芸とすら思ってたりしますが(笑)

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原作ストック枯渇病にかかって、『ドラゴンボール』的な引き伸ばしせずに潔く終わらせた『銀魂』でしたが、一年間休止中に原作ストックが溜まったことで、再開。
ただ、テレ東系では普通に夕方に放送してるのに、びわ湖放送では深夜アニメに…
(そして、相も変わらずキー局から一ヶ月遅れての放送)
天下のジャンプアニメなのに、『ぬらりひょんの孫』と同様、こんな扱いなんて…

…とは思うものの、毎度ギャグで放送コードギリギリ狙って下ネタもバンバン入れてくる作品なので、アニメに関してはお上品なびわ湖テレビとしては妥当な放送時間かもしれない。
っていうか、前回びわ湖放送で、ゴールデンで放送してたのが何かの間違いだったんだって!(笑)


原作で一週休載後に掲載されてた話(休止中にいつの間にか二年の年月が経過していた)というのを、この再開のタイミングで効果的に使っている。
ただ、原作ではたったの一週の休載で二年も経ってたというブッ飛び具合が笑いを効果的にしてたけれど、アニメでは一年休止していたのが二年経ってました、ということで飛び方が微妙になってて、“なぜか二年経ってた”という笑いを最大限活かせない状況だったのが残念ですな。
ギャグマンガなのだから、なぜ2年経ってたのかは夢オチでもいいんだろうけど、きっちり理由(ただし原理がひたすら謎でテキトーすぎ)付けてきて、なおかつ前半のギャグで使っていたネタを伏線的に利用しているのがこの作品の一筋縄では行かないところだな。
おまけに、ネタが割れてもまだそこからギャグを続けていくとか、その姿勢は好きだなぁ~


今週のキャサリン結婚話は、冒頭のキャサリンのキャラデザから弄られてる豹変ぶりが笑えて仕方ないが、信じた男に尽くして仲間の元から離れていった女が実は騙されて、最終的にその悪役たちを主人公がやっつけに行くというのは、特に捻りもない展開なのだけど、こういうベタベタな人情話も嫌いじゃあない。
「『銀魂』のシリアス回とか泣かせにかかる話とかがどうも好きじゃない、早くギャグを映せ!」という感想はよく見られるけど、私は『銀魂』の潔いまでにベタベタなそーゆー話も、むしろベタベタを隙なく作っていて好き。

ちなみに今クールのEDアニメは、銀時と敵との雨中の対決直前の様子を軸に描写しているんだけど、雨に濡れて天然パーマじゃなくなってるシリアス顔の銀さんには、激しい違和感が(笑)

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 前回は、『侵略!イカ娘』の原作の長所を伸ばす大人しめの演出が好評だった水島努監督ですが、今回は本領発揮というか、『撲殺天使ドクロちゃん』『大魔法峠』の時に見せた血みどろブラックコメディの舞台に戻ってきた。
 …にしても、アザゼル@小野田昌也の声はハマり過ぎ。『ボボボーボ・ボーボボ』の首領パッチ以来のマッチ具合だなぁ(笑)  というより、この作品に出てくる悪魔役の声優は、どれも活き活き演技しててマッチングが非常によろしいね。

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