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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 遂に買ってしまった、廉価DVDセット版! それも第3シーズンまで! でも満足さ!
  発売されてから何年もたってて、すごく今更感があるけど(汗)
  ただ私の“ナイトライダー熱”は、数年おきに発症するので(笑)
  あと、買えるだけの可処分所得ができたのも大きい。

  これ以外にも怪獣映画のDVDとかBDにも金つぎ込んでいるので、最近浪費癖が付いているような…
…えっ、オタクなら積み上がるほど買ってナンボですか? それはご指南どうも(笑)


  しかし、『ナイトライダー』の知名度って、今どれぐらいになっているんだろう―私の同世代・下世代に…
  以前同級生にこの番組のネタを振ったら、「随分マニアックな番組のことを知っているんだね」と返されて、えっー!ゴールデンで放送されててお茶の間で大人気だったのにぃ~!と衝撃を受けたことがあるので…


  80年代後半、日本に上陸してお茶の間の注目を集めていた海外ドラマの一つ、それが『ナイトライダー』
  あの頃は、海外ドラマも『24-TwentyFour-』みたいなレンタルDVDリリースのみとか深夜放映とか今みたいな形態ではなくて、ゴールデンタイムに堂々と放映されていたんだよなぁ~
  ウチは近所の人が録っていたのを譲ってもらって、幼少時風邪で通学できない時とかは、家でアニメのビデオとか観て過ごすのに混じって、そのビデオと『ゴジラvsビオランテ』がかなりの頻度で回っていたっけ(笑)

マイケル・ナイト@デビッド・ハッセルホフA.I.キット搭載ナイト2000

  GM(ゼネラルモーターズ)社の第3世代型ファイヤーバード・トランザムを駆って、私立探偵的な身分のマイケル・ナイト@デビッド・ハッセンホフが法の目を逃れる犯罪者たちを追って大活躍する、1982年開始のカーアクションモノである。
  劇中のトランザムは、GM社が実車提供しているということもあって、「とにかくスゴイ車だ」ということを印象付けるため、ボタン一つで宙を舞い、銃弾を全て跳ね返し体当たりで壁をぶち抜く頑強な外装を備え、レーダーやハッキングシステムなどのスパイ装置を搭載して、コンピューターによる完全自動制御で自由自在に動くという、オーバースペックカーとして演出された。
  劇中での名称はナイト2000。搭載されたコンピューターを「K.I.T.T.(キット)」といい、このキットが『ナイトライダー』の重要な登場キャラクターの一人でもある。それが他の海外ドラマと違う大きな魅力だ。
  ナイト2000の劇中の性能もさることながら、宇宙船さながらにLED計器やボタン類で装飾された内装や、「フォンフォン」という効果音を伴って残光を残しながら左右に赤く妖しげに光るスキャナーと、大人しくて純朴そうな細目キャラにも見えるリトラクタブルライトの付いたフロント部分を持つ、ブラックにキレイに塗り固められた流線型のボディというデザインは、憧れたなぁ~
  なにせ当時の私の家…というか当時の世間一般の自家用車は、アナログなタコメーター、マニュアルのシフトレバー、引っ込んでるか出っ張ってるかでしかON/OFFを確認できないごついボタン、取っ手をグルグル回して窓開ける、実にアナログなシロモノだったから、ナイト2000のデジタルメーター・フルオートトランスミッション・薄いLEDボタンでウインドウを全自動開閉、という描写は実に近未来的だった。
  今ではデジタルメーターもオートマも指タッチカーナビも自家用車の標準装備になったんだから、時代は変わったものだ…
  というか、それをちゃんと先取りしてた『ナイトライダー』って、やっぱそれだけで魅力だと思うんですがね。
そして、ジョークまで飛ばして自由自在に会話をしてくれるようなA.I.を搭載した車はまだ実現されてないわけで、その点では未だにナイト2000の設定は近未来的として通用するなぁ~


  まだレンタルビデオ店の商品がVHS主流だった頃には、このパイロット版と第4シーンの第1話が単独でリリースされていて(それぞれ、『ナイトライダー』『ナイトライダー 激突!装甲戦車』というタイトルが付けられていた)、ビデオ店行く度に借りてたんじゃないか、というぐらい観てたなー。しかも後々、レンタル終了のワゴンセールに入っていたのをお買い上げしてしまったほどだ。
  DVDが世に出始めの頃には、ベストセレクション版として、パイロット版のほか、キットのライバルカー・カールの登場回や、主人公マイケルが記憶を失う話なんかが収録されたものがリリースされたっけ。
  …しかし、上記のいずれも日本語吹き替えなし。原語で触れられる『ナイトライダー』も、それはそれで魅力的ではあるのだが、やはり当時のテレビ放映を知る者にとっては、『ナイトライダー』の魅力の半分は、ささきいさおや野島昭生・中村正・小山茉美らの吹き替えにあると言っても過言ではないのに。

  そういう意味では、このDVDセットには、(一部ハブられているとはいえ)当時の日本語吹き替え版が付いているので、吹き替えを渇望する人にとっては上のよりも待ち望んだアイテムなのだ…

  …が、

  …が、だ。

  このパイロット版だけは、全編にわたって吹き替えがあるはずなのに(一度日曜洋画劇場で『ナイトライダー1 電子頭脳スーパーカー誕生』というタイトルで放映されている)、どのDVD版にも日本語吹き替えが付いていないのだ!
  っていうか、シリーズの設定を説明する重要な第1話的存在なのに、ディスクの第7巻目に収録されてるしな!
  パイロット版というのは、シリーズを始めるかどうかを占うテストタイプ的な作品だから、セールス側としては正式な第1話として扱いたくないのかもしれないけど……『ナイトライダー』の場合、この話、後々の話数にも結構登場するのに。

  なぜ後々の話数にも登場するかといえば、このパイロット版が、というか、『ナイトライダー』がかなり特殊な設定を持った始まり方をするからだ。
  捜査中に犯人の凶弾によって死に掛けた刑事が、ナイト財団という私設団体に助けられ、手術と顔の整形を施されて、まったくの別人、というか、架空人物マイケル・ナイトとして蘇り、ナイト財団の掲げる“世の中に蔓延る巨大な悪との戦い”に協力することを誓う。その中で、財団のわずかな実働戦力(というか実質マイケル一人)でも戦えるよう、強力な援護ツールとして開発されマイケルに与えられた車がナイト2000である。

  この設定を頭に入れていないと後の話が理解できないなんてことはまったく無いのだが、時々、マイケルが悪党どもに目を付けられて身辺調査されて、「信じられないことに○年前には存在もしなかった、まるで幽霊のようなヤツだ」とセリフがあちらこちらに出てくるし、このパイロット版で追う事件の犯人・タニアのことをネタにした話も出てくるんだから、素直に一番最初に収録してくれればいいのに、という思いが私として強いので…


  ちなみに、後々の話数になってくると、マイケルとキットの話の掛け合いが魅力になってくるのだが、このパイロット版では後話ほどの頻度や密度で会話してる風ではなく、ちょっと物足りない気もしたりする。
  デモリッションダービーに参加するところでマギーとの会話の後に、「相変わらず美人にはお優しいようで」「言うなって」みたいなやり取りが欲しくなったり。

  パイロット版なので、他の話数と細かい設定が違うところがいくつもあるのだが、その内の一つにナイト2000のデザインがある。
  大部分は後々の話数でもお馴染みの、リトラクタブル・ライトの間にスキャナーが付いているデザインの車で撮影されているが、一部、スキャナーがとんがりノーズヘッドの先っちょに付いているプロトタイプデザインのものが映っている。
  キットが初めて喋るシーンとかコムトロンのトレーラーをターボブーストでぶち抜く直前とか。スキャナーの位置以外にも、フォグランプの箇所が完全に隠されているので、そこでも違いが認識できる。


  ただ、パイロット版最後のシーンである、砂漠の一本道を走り去るナイト2000を空撮で映した箇所は、第1シーズンの大半の話の最後でこの映像を再利用して〆ていて、そこでもプロトタイプのデザインの車を使用しているので、他の話数でも目立っているといえば目立っているのだけど。
(ちなみに日本のテレビ放送版では、第2シーズン以降お馴染みの、朝焼けの砂漠の地平線からナイト2000が手前に迫ってきて終わる映像が、すべての話数で使用されていて、第1シーズン部分も差し替えられているので、こちらの空撮バージョンはお馴染みではない)
  あと、OPの一部のシーンでもね。(こちらも日本版では差し替え)



  ちなみに確認してみたら、初登場、初走行シーンは、プロトタイプデザインのナイト2000。
  その後、ウィルトン・ナイトの死とタニア発見の報を受けてマイケルがナイト財団を飛び出していった直後のカットでは、後のシーズンでお馴染みのスキャナー位置になっているので、初走行以後に改造加えたという解釈もできそう。


…と言っても、その後の移動シーン・キットとの初会話・居眠り運転して警官に捕まった際のコントの部分はプロトタイプ・デザインに戻ってるんですけどね。


  そして、コント後は、ちゃんと通常デザインになるのだけど…


  終盤のコムトロンのトラックにターボブーストでアタックかます辺りのシーンだけ、またプロトタイプに戻って、その後のトラック飛越、ヘリとの銃撃戦、空港での最終対決では通常デザインになっている。


  撮影時期とか、用意できるナイト2000のスペアカーに限りがあったとか、いろいろと撮影の苦労が忍ばれるけれど、劇中の状況としてだけ見てると、ナイト2000が謎のメタモルフォーゼを遂げているよなぁ(笑)

  『ナイトライダー』は全体的に細部の描写は、こんな感じでかなりテキトーだったりするんで、この番組を楽しむにはそこを許せるかどうか、という点が重要かもしれない(汗)
 私にとっては、もはやナイトライダースタッフの伝統芸とすら思ってたりしますが(笑)

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