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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 発売されてたのに、買うのをすっかり忘れていた(^^;)

 平成モスラ3部作完結編。
 公開当時、『モスラ2』でガツンとこのシリーズの魅力に引き込まれた私が、宣伝ポスターの第一弾を見て俄然興味をそそられて、友達誘って見に行ってたなぁ~

 モスラが変身するのが売りになってたこのシリーズ。
 第2作で水中モードを会得し弱点を一つ克服したモスラが、次に何に変身して弱点を克服するのか……空を飛び海を泳げるようになったら、次はどこまで行けるようになるのか、興味があったのだが、その答えは「鎧モスラ」だった!
 個人的に「行ける世界が広がる、っていう方向じゃないのかよ!」とガッカリしたものの、しかし、これでモスラの防御力の脆さを克服!
 そうして鉄壁の防御を手に入れ、平成モスラが最後に立ち向かうのは、怪獣王ゴジラの永遠のライバル・宇宙大怪獣キングギドラ! 相手にとって不足なし!

 …と、おバカな男の子の好奇心を否が応でもくすぐる要素盛りだくさんだったのに、実際当時見終えた際の感想は「うーん…」だった(^^;)

 川北紘一特技監督が定年で、この映画以降の東宝特撮から抜けたのは、私個人としては相当な痛手だったのだろう。
 平成ゴジラで特技助監督を続けてきた鈴木健二が、この映画で特殊技術班のチーフに昇格したのだが、鈴木チーフのどうも私の好みとは相性悪いみたい。
 ちなみに、『ゴジラの逆襲』以後使われ続けてきた“特技監督”という役職名は、この映画以降東宝特撮から消える。
 特撮班が、特撮パートでの独立した監督を持つのではなく、本編撮影の一部門担当として再編成されたからだ。

 シリーズ通してこの作品に至っても、合成のヒドさは直っていない。
 エリアス三姉妹の合成シーンもそうだし、実景や空撮に怪獣たちを合成したシーンでも動きや色調が全然合ってないんで、違和感がヒドい。
 『ゴジラ2000』の時に、「実景とゴジラの合成シーンで、マスクが合ってなくてゴジラが浮いている!ヒドい!」という文句がゴジラファンから多数出てきたが、その前年のこの映画の時点でこのレベルでしかなかったのだから、期待する方が無茶だったとも言える(^^;)
 というか、『モスラ』シリーズ見てなかったのかなぁ?
 まぁ、『モスラ3』と『ゴジラ2000』の間に、『ガメラ3』なんて怪獣特撮の頂点が出現しているので、怪獣映画の本家本元に変な期待ぐらいしたい気も起ころうというものだけど。

 この映画では、怪獣映画お馴染みの都市破壊シーンがわずかしかなく、それも「時間も予算もなかったので、あまり手間にならない方法」を取っている。
 ただの真っ白な石膏ボードを爆破して、そこに実景や怪獣をCGで合成するというやり方。
 しかし、この方法は、この映画の特撮の中で唯一巧く行ってる試みじゃあないかしら。
 あまり作りこめていないミニチュアを破壊しまくってた『ゴジラ2000』よりは、よっぽどリアルで迫力がある誤魔化しだったと思う。

 この映画でぬいぐるみ感が抜けて生物感が増したと言われるモスラの造形だけど、個人的にはあまり好かない造形だったりする…
 リアル感も大事だけど、主役はやっぱり華がないとなぁ…
 だから『モスラ(1996)』『モスラ2』のぬいぐるみみたいなフワフワの現実味薄い造形でも、私は好きだったの。

 その代わり、現代に現れるキングギドラ(通称グランドギドラ)と、白亜紀型キングギドラ(通称ヤングギドラ)は、双方ともキングギドラ造形史上素晴らしいデザインだなぁ、と思って大好きだったりしますが。

 ただでさえ薄い本編パートは、エリアス三姉妹に関わる話はそこそこ盛り上がるのだけど、人間側の話が前2作に比べても紆余曲折がなさすぎて、いくら怪獣が出てれば出てる分だけ喜ぶ特撮ファンでも、物足りないというもの。
 というか、ちゃんとこの種の映画に要求される演技できてるのが、羽野亜紀だけってのは辛いぞ(^^;)

 ただ漫然と怪獣バトルを映していた川北特撮と比べ、鈴木特撮は、逆転の一手を思いついたかのようなモスラの視点ショットを入れて見たり、怪獣や怪獣を映すシーンにある種の感情を持たせようとしてるなぁ。
 「ホントにコレ、『ジュラシック・パーク』以後の映画か?」とまで揶揄された、マペットを使ったティラノサウルスとトリケラトプスの陳腐な撮影……あのシーンでも、ギドラの切り落とされた尻尾が地中に消えるミステリーを目の当たりにした2頭が口をあんぐりさせて顔を見合わせるというギャグは、「センス悪いぞ」と言われようが、ちょっと好きだったり(^^;)
(書きかけ)

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