『ミッション・インポッシブル』の最新作が公開間近ということで、日曜洋画劇場が応援企画として、スパイアクション映画を一挙放送。
『ミッション・インポッシブル』3作の放送は勿論するというが、それを差し置いて第1弾が、おバカスパイアクション映画『ゲットスマート』の放送。
スパイの茶化しネタが初っ端とは、日曜洋画劇場は応援する気あるんかい!(笑)
アメリカの1960年代テレビドラマ『それ行けスマート』のリメイク映画らしいが、ワタクシ不肖、『それ行けスマート』は見たことがない。
なぜかクツに通信機仕込んでてクツを脱いで電話するという鉄板ネタがあるらしいが、そちらは定番ギャグとしてよく知っている。
“おバカスパイアクション映画”というのがこの映画の謳い文句だが、同様のおバカスパイ映画である『オースティン・パワーズ』シリーズみたいに徹頭徹尾バカとギャグで話進めていくタイプかと思いきや、意外にもかっちりしていた。
個人的な印象ではあるけれど、ギャグ3割、シリアス1割、アクション6割ぐらいの配分にはなっていて、結構アクションをがんばってやっている。
最近のアクション映画のような、凝りに凝ったアングルとかシチュエーションとかはないが、『007』の中期作品ぐらいの迫力は十分感じられるもの。
スパイを扱う上では欠かせない二重スパイネタもちゃんと仕込んでいて、作りは意外とマジメだ。
ギャグも主役のマックス・スマートの行動が可笑しいだけで、周囲はマトモなキャラが多く、しかもマックス当人はボケ役だけど天才という設定なので、自分のボケで犯した失態を自分で回収していることが少なくないため、そこまでボケも強烈ではないという。
どっちつかずとも言えるけど、個人的にはまぁ好きな方かもしれない。