今週も登場、月本幸子。前回で準レギュラー入りしたとはいえ、隔週ぐらいでの出演かと思いきや、毎回出るのか
しかし、今作の暗めの話のラストに月本幸子が出てくるのは、あまり向かない気も…
代わりに、笑いの少ない本編に笑いを補給してもらったが。
冒頭の鑑識米沢・角田課長・特命コンビを交えたコントと含めて、今作は前と後ろで暗めの話を挟み込む笑いのサンドイッチ構成だな(^^)
相棒初参戦の脚本家・高橋悠也。
ドラマ『怪物くん』で共同脚本をしており、オタクには『TIGER & BUNNY』の各話脚本で親しいかと。
…『TIGER & BUNNY』では、シナリオの進行と展開があまりよろしくない回を担当していることが多い気がするが(^^;)
初参戦者のせいか、冒頭でキャラでドラマを見せて慣らしているような感じ。
店で食事しながら性格のやや軽い神戸クンと細かいことを気にする右京サンの様子を見せ、その間組織犯罪対策5課が仕事をしていて、対する特命コンビはどーみてもヒマそうで、鑑識課の米沢サンは証拠品の鑑識作業にてんてこまい…といった風な、キャラの基本を重視して見せる話の進め方になっていた気がする。
ヤクザに身分証見せる際、いつもの丁寧な口調はどこへやら、「ハイ警察」とぞんざいな対応の右京サン。
「ライフライン」の時みたく、今シリーズ、ヤクザには愛想がないな、右京サン。というか、『刑事貴族』の本城になってきている気が(^^;)
・冒頭のヤクザ絡みの事件
・産廃業者の偽装自殺
・自然保護活動家の産廃場撤廃運動
・伝統工芸の跡取り問題
・そして、右京サンが看破する最初の秘密
これらバラバラのキーワードがつながって展開していくのが良かった。
容疑者の回想シーンにおいて、殺害された本人しか知らない写真の隠し場所を一発で探し当てたり、言語が違う相手に対してなぜかすんなり話が通ってしまうとか、回想シーンでエスパー級の強運見せていたのが、ちょっとおかしかった。
今作の監督は、長年『相棒』で助監督を務め、前シーズンの「監察対象杉下右京」で初登板となった田村孝蔵。
この監督の撮影方法もちょっと気になるなぁ。
次回予告、「お久しぶりです、出所してたんですねぇ」という右京サンのセリフがあるので、過去に登場した犯人役の誰かが再登場するのだろうけど、顔にとんと覚えがなく…
…と思って調べたら、ああ、シーズン8の「怪しい隣人」で、ドジばかり踏んでた盗賊の3バカか(^^)