夏の終わりを惜しむ歌詞のOPが今話でようやく変更。前のOPの使用期間が長すぎて、どこまで夏への未練引き摺っとんねん、という状態になっていたからなー(汗)
新OPのアニメーションだけれど、サビの部分で、歌手のダンス光景をアニメでリアルに再現するという、妙な試みが…
歌手本人の映像が映し出されるOPといえば、『コナン』ではB'zの「ギリギリChop」の時しかなかったけど、あれは天下のB'zがアニメのOPを担当するというイベント性もあっての特別待遇だったし、今回はわざわざ労力かけてアニメに描き起こしてる力の入れ様なので、新人歌手のプロモーションに利用する気を全然隠してない構成が、なんだかなー
本編は、30分完結のオリジナルだから仕方ない部分もあろうけど、ものすごく薄い脚本…
・金持ちのお嬢様には媚びへつらって、裏では他人に対して横柄という、登場した瞬間に殺される(殺されかける)のが丸分かりな被害者
・「あの女に乗り換えるんじゃないでしょうね!? 許さないんだから!」「お金返してください、あれがないと…」とすごーく分かりやすく被害者に殺意を持っていることを一通りだけ描写される容疑者たち
・そういう光景を特に意味もなく覗き見するコナン
・そうまでして怪しい雰囲気を描写したのに、犯人は一番殺意の描写が薄い普通の人
…という、なんというテンプレート通りの、面白みの薄いお話だろう。
しかも、特にコナンの行動なんか、「最初にコレ見せとかないと」というお話のご都合に合わせて、少し不自然な流れでもあった。
ただ、いろいろと推理を巡らせた結果、園子が最有力容疑者になって、「お話の続きは、署の方で伺いますので」と連行までされかけたのはちょっと面白かった。
レギュラー陣が容疑者になる、という話はこの手の作品には結構あるが、そういう場合は「容疑者・毛利小五郎」みたいに話の最初に示されて大上段に掲げられるので、毎回3人程度登場する容疑者の中の一人みたいに描写されて、とりあえずその場に居る人全員を犯人に仕立て上げる山村警部のへっぽこ推理の末、園子しか容疑者がいなくなっちゃうというような流れは新鮮だったかも。
まぁ、よくよく考えると、金持ちのお嬢さんでワガママで年不相応に男好きの園子って、典型的な殺され役もしくは犯人候補の属性持ちだからなぁ(笑)