(書きかけ)
イカ娘2期のBD第1巻の売り上げが前作比半減という話を聞いた。
1期に比べて面白くない、可愛くない、話の演出が悪い、というような批判も聞くが、原作の時点からして最近はホームコメディ路線で、アニメ1期の路線とは微妙に食い違っているので、仕方ない気も…
3期、厳しいか…
そんな悲しい気分を抱えつつ、見た。
「訓練しなイカ!?」
原作10巻「防犯訓練じゃなイカ?」
ん? これ、イカ娘1期1話じゃないのか? でも、早苗や鮎美がいるし…
…という狙いがよく分かる回。
『イカ娘』初、起承転結の“承”から始まる、時系列を弄った話。
たけるたち小学生組や侵略部、想像上で出てくるアレックスも交えて、全員参加の話になっている。
侵略部は途中でチラ出して、それ以降画面上に現れない、というもったいない登場ではあるが。
しかし侵略部、ちょっとしたユニフォームまで作っちゃって、本格的になってるなぁ…
細かいところだが、子どもたちを海の家から放り出すシーンのパースが狂ってたのが気になった。
今まで磯崎のキャラが掘り下げられてなかったせいで、途中鮎美にちょっかい出すナンパぶりに違和感。
終盤は、イカ娘が想像する、イカ娘の方が侵略されたら、のIF話に。
なぜか“『イカ娘』オブ・ザ・デッド”みたいなゾンビワールドの描写になってたが(笑)
「祭りじゃなイカ!?」
「やっぱり祭りじゃなイカ!?」
原作1巻「祭りじゃなイカ?」8巻「また夏祭りに行かなイカ?」「ケンカしなイカ?」
些細な言い争いを発端としたケンカによるイカ娘と栄子の関係悪化と、その関係修復を描く最終話。
原作がまだまだ続いている中、“ずーっと真夏の地上侵略コメディ”にどうやって最終回を迎えさせるか、それに必要なことは卒なくやっている。
卒なくやっているんだけど…
イカ娘という存在そのものを賭けてしまった1期の最終回が見事すぎて、霞む。
それに、卒なくはやっているけど、所々踏み込みが足らないというか…
殊、栄子に対しては強気で行けるイカ娘と、ちょっとやそっとのことではイカ娘に頭を下げるわけがない栄子が、通常よりも仲が悪い状態に陥り、そこから、キャラの性格に即しながら、解決へ至るまでどう段取りをつけるか…
キャラに即した感じではなく、終盤はちょっと段取りが一足飛びのような印象もある
個人的な好みを言えば、「シリアスすぎるのではないか?」ということ。
初っ端から険悪な状態というのは、この話が今までと違う筋で進めるという演出の意思表示なのだろうけど
田島梢がまさかの再登場。
最終回を呼ぶ女、みたいな扱いになってきたな
やっぱり仲が悪い二人が「フン!」と顔を背けて番組が終わってしまったが、贅沢を言えば、ラストカットの最後で、背けた顔からちょっと視線を相手にやって、ケンカの最中でも互いに相手を気遣っているいるカットを入れてもらえれば、仲がいいほどケンカする二人を強調するようになったのでは? まぁ好みですが。
そーいえば、前話の次回予告では既存シーンを使いまわしてたので、回想シーンでも入れるのかと思ったが、全然そんなことなかったな。