作画にまだ余裕がある状況のようで、イカ娘の表情がコロコロ変わるのが楽しいなぁ~
萌えアニメの場合、標準の可愛いキャラデザからなるべく外れないよう笑顔や泣き顔を描くことで、萌えキャラの可愛らしさを損なわせずに感情を表現することが多いから、表情のバリエーションがあまりないのが大抵。
だけど、『イカ娘』は基本萌えアニメというよりギャグアニメ寄りだから、そこらへんの配慮をあまりしなくてもいいんだろうなぁー
…とはいえ、そこまでコロコロ表情が変わって邪悪な企みの笑みまで浮かべまくっているのに、なお「イカ娘可愛い~☆」と、早苗じゃないけど思えるのは、原作からしてシナリオが他愛ないのが功を奏しているのと、演出がいいからだろうなー
いや、昨今の萌えキャラも、表情や内面性がもっとイカ娘寄りの他愛ない邪悪さがあってもいいんじゃないかと私が思うところあっての感想だけど。
Aパートの「仲間じゃなイカ?」で、まだ放送2話目なのに「地上の生活に慣れて、すっかり忘れてたでゲソー!」とか言ってるのは、ご愛嬌(笑)
吾郎登場2回目の原作14話のネタを、吾郎初登場のネタと一緒に、このタイミングで使っているせいだが。
Bパートの「祝わなイカ?」は、早苗初登場回をこの後に持ってきているせいで、早苗不在で話が進む仕様。
まぁ、原作では居てても居なくても大して話の筋に影響してくるわけではないので問題ないけど、「今まで祝われたことないから分からないでゲソ」と聞いてぶわっと涙浮かべる箇所が良い味出してて好きだったので残念だし、アニメオリジナルで早苗を絡めてネタを膨らませた話を見てみたかった気もする。
誕生日ケーキにロウソク突き立てすぎて火が吹き消せないシーンは、火の勢いが強すぎる、というより、イカ娘の肺活量が弱すぎる、という風に見える演出になってたのが、笑わせるポイントがズレててちょい違和感。しかし、イカ娘の人間体部分、虚弱体質だから問題ないけどさ(笑)
原作にはない、「来月の誕生日が楽しみでゲソ」「誕生日は年一回だよ!」というオチが、イカ娘のアホっぽさと他愛なさが強調されていて、イカ娘の魅力アップさせてて良かったなぁ~
Cパートの「遊ばなイカ?」は、原作既読者とか、後々の話数まで見た人が見返したら誰でも思うだろうが、まだ早苗がマトモの域だ(笑)
初見の時は、「イカ娘ラブのちょっと変わったキャラが登場したなぁ」程度だったのが、放送10話目なんてヤンデレストーカーレベルだしな。
原作からしてそうなのだが、早苗の家にイカ娘と早苗だけが残った際、「1.邪悪なオーラ出しながらイカ娘に迫る早苗」「2.早苗にコスプレ強要されて困り顔のイカ娘」「3.外出していたが、イカ娘を放っておくと早苗が危険と走り出す栄子」「4.早苗がイカ娘にコスプレさせてたのを栄子に見つかる」というネタの順番が、2と3逆の方が、オチがインパクト増してて良かったんじゃあないだろうか…
今話からEDアニメーションの変化が本格化。Bパートの花火の話を踏まえてか、サビの開始部分から夜空に打ち上げ花火が上がり続ける。
#2A「仲間じゃなイカ?」
原作1巻第7話「仲間じゃなイカ?」&原作1巻第14話「溺れなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:山本靖貴 作画監督:高原修司
#2B「祝わなイカ?」
原作1巻第10話「打ち上げなイカ?」&原作1巻第16話「祝わなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:山本靖貴 作画監督:星野浩一
#2C「遊ばなイカ?」
原作1巻第9話「飼わなイカ?」&原作1巻第11話「お邪魔しなイカ?」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:山本靖貴 作画監督:高原修司