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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 『相棒Season7』も終わってしまった…
 まとめて感想。


No.15「密愛」

 右京に、フランス文学が苦手らしい、という設定が追加された。やっぱり、古沢脚本回には右京のバックボーンが増えるなぁ~
 実際の登場人物は右京と先生の二人だけで、放送時間の話の半分は右京の想像話に映像としての形を与えて、事件が起こるまでを回想的に振り返る、という、撮影場所も登場人物も時間の経過も限定されたすごく実験的な回。
 お話的には、情に訴えかけるある種のパターンをストレートに進めているだけで、話の筋だけを追うと面白味はない気はするが、この実験的な構成自体は好きかも。

No.16「髪を切られた女」

 “捜一”芹沢が相棒となった今回。
 芹沢@山中崇史が亀山@寺脇康文っぽい演技を出そうと奮闘していて、好感度高いヨ~
 『刑事貴族3』のしのぶを思い起こさせる「勉強になるナァ~」のセリフには、思わず笑った
 捜査一課等々から隠れて右京とコンビ組んで行動しなければならないという変則的な相棒設定も、もっと続けてくれてもいいのにと思えるぐらい魅力的ではあった。
 徳永富彦脚本は『相棒』の外枠を見極めて堅実に話を作ってくるなぁ~
 途中から映画撮影所の話にシフトしてしまい、警視庁での芹沢のコソコソぶりが出てこなくなったのは残念だった。

No.17「天才たちの最期」

 これも、無難の域のシナリオだなァー
 話の進み方が無難でも、被害者の部屋を調べているシーンで、右京が面白い言動をするとか、キャラで遊んでくれる部分があれば、満足が少し以上違うのに。

No.18「悪意の行方」

 存在自体がネタとも言える特命係第3の男・陣川が出てくる回を、『相棒』の格子を理解してキャラの言動を書く櫻井武晴が脚本担当なのだから、ハズレなわけがないじゃないですか( ̄ー ̄)ニヤリ
 陣川のキャラクターがよく滲み出た回になって、陣川ファン(?)としては嬉しい限り。右京との絡みも可笑しさがあって、良い感じ。
 薫がいなくなってからパッタリなくなっていた「侮蔑的に“特命係の○○”と呼ぶ」ネタが、やり方を変えてちゃんと盛り込まれていたのもポイント高いですよ~
 陣川の魅力はお話の進行自体をかき乱すところにあると思うんだけど、今回は全容が知れない謎の事件に巻き込まれたせいで話にかき回されてる感じがあって、そこら辺は少し残念。
 ネットの問題点の数々をできるだけ挙げながら、挙げるだけに満足せずに、各要素がストーリー的に生きて話が進行していくのは、伏線回収作業をきちんとやっている感じがあって面白さがある。
 やっぱり櫻井脚本はバランス感覚がいいなぁ~
 『踊る大捜査線 The Movie2」で、斬新な犯人像として「リーダーの居ない集団犯罪」というのが出てきたけど、『踊る』のはその実斬新でも何でもなく強敵っぽさもなかったのに対して、今回の話のはその完成形といえるのではないかなぁ、と思った。そこら辺も、また面白いなァ~


No.19「特命」


 冒頭のシーンで、この間『クイズ雑学王』で「『必殺仕事人』で走るシーンの迫力が増す演出」として説明されていた、靴に発煙筒を括り付けて疾走感を出す方法が使われていたっぽくて、こんなシーンでそんな演出してどーすると少し笑った(^^)

 ミッチーが新相棒として正式に決まったという一報を目にした時は、大丈夫なのかと不安でいっぱいだったが、まぁ何とかなるか、という感じ。
 ただ、体育会系の薫との対比ですこぶるエレガントなキャラとして描かれていた右京なのに、同系統のミッチーが来ると、相対的にそのエレガントさが弱くなって、キャラlクター的に堕ちた気がするのは、なんか哀しいなぁ…
 右京@水谷豊には老いが見える一方、ミッチーはまだまだ若々しいから。
 それはともかく、新スカイラインは大活躍でしたねぇ~(笑) でも、この車のあの顔はどうも好かんのだよ。

 じわじわとどーしょーもなく苦しい結末に向かっていく話は悲劇性のドラマがあって見応えがあるんだけど、大 きく引っかかる点が一つ…
 イデオサヴァンが描いた絵を実際の出来事として取り扱う右京だけど、「“絵だから証拠能力に大いに欠ける”と思っている人(これが普通の感覚)と、サヴァンの能力に絶対の信頼を置いているから“絵を現実のものとして扱う”右京(この作品的には真実に近い優れた判断)というそれぞれの立場が強調されて説明されていなかった(ただ単に、犯人だから絵を否定する、刑事側だから絵を信頼する、という単純な対立構造に見えた)ので、ミッチーたちが「でもこれ絵ですよ」という理由で否定しているのに、右京は「この絵に描かれていることと実際が違っているから、実際の方に隠滅工作がされている」という反論をして、ズレた会話になっていたりするのが、難だった。
 一つの事件が終わってから、それとはあまり関連しないもう一つの事件が起こって、でもすぐに解決しちゃう、という構成も、お話を面白くするために有効なのか疑問だけど、輿水脚本的だなぁ、で済む気も(笑)

 とりあえず、特命係に半年属することになったミッチーだけど、来シーズン開始時点(ちょうど半年後)ではどうなっているんだろう…

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