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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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「5-12.狼の行方」

 予告編見たときは、捜一や特命係がもっと子どもに翻弄される事情の入り組んだ話になるかと思ったけど、流れとしては相当にストレート(子どもに嘘をつかれた男が復讐しにくる、という下手な捻りがないシナリオ)だった。
 ストーリーの意外性はないが、これはこれで面白い。
 ストーカー男の「気弱で相当不器用だが表面上はフツーっぽい人が、表面上はフツーなまま、程度も分からないほどイカレてしまっている」演技がナチュラルすぎてスゴイ!


「5-13.Wの悲喜劇」

 「6-17.新・Wの悲喜劇」はお笑い要素多めの割に推理モノとしてもしっかり作ってあるバランスが素晴らしくて大好きなので、その原型であるこの話にも期待したのだけど、基本シリアス調で、あまり分かりやすい笑いどころが多くなかったのが残念。
 美和子スペシャルの奇怪さと周りのリアクションは分かりやすい笑いどころだし、夫の目論みがデブ専によって阻まれるというのは高度な滑稽さがあるので、お笑い分が少ないということはないのだけど、雰囲気としてもうちょっと緩くてもよかったなァ~


「5-14.貢ぐ女」



「5-15.裏切者」

 金田明夫は、どの作品に出ても「憎まれポジションだけど憎めない性格で、かつ何かの板挟みになっている」という似たような役が回ってくるなぁ~(笑)
 しかし、櫻井脚本回にハズレなし。
 善良な主婦が銃殺されるという理不尽な事件が、警察の裏帳簿作りという不正が絡んで起きたという社会性のある問題が絡む理不尽なもので、その追究をすると同じ警察に薫が襲われて危機に陥るというキャラ側のドラマもあり、それですべての証拠が隠滅されたかと思ったら、そもそもの裏帳簿作りがアダとなって事態が明るみに出る、というドラマ性も伏線にするかっちりとした構成は見事。
 かっちりとはいえ、病室のシーンでは、目の前にいる美和子より右京に事情を話すことを選ぶというウホッな選択をした割には何を話すわけでもなく、「助けが必要な時は必ず頼るから」と美和子に入れたフォローを数分後に“何をどう助けて欲しいのか分からん”タイミングで実行して、説明不足感があるところには、輿水脚本にも通じる緩さを感じたりはしたけど。
 薫は性格がお人よしで真っ直ぐだから、先輩刑事を追及することとの板挟みになって警官に襲われるし、それを受けて右京が真実の追究に向けて最後の手を打つ、という感じで、キャラがドラマに組み込まれて進む理想的な形態の話だったなぁ~


「5-16.イエスタデイ」

 “昨日のことだけ記憶喪失”という、実際にそんな都合のいいモンねーだろ、何か裏があるだろ、というツッコミ待ちのネタなので、リアリティ重視で考えると「誰かの謀略で一日中眠らされるか何かされて、その間に犯人だと疑われる状況に仕立て上げられた」というのが順当だと思ったのだけど、本当にそんな都合のいい記憶喪失だったから、想像と外れて驚いたわ(^^;)
 そういう設定を「アリだな」と納得すると、今回の話は、残された物証から昨日の自分の行動を探っていくという、少し捻った形の推理モノになっていて、なんで持っているのか分からない意味付け不能の物証が、次々と意味が与えられていて、話が繋がっていく様はなかなか面白い。
 ラストもホロリと〆て満足が高いし、勢い(=設定)で突っ走ってる割にフォロー効いてる、という古沢脚本らしい回だったなぁ~


「5-17.女王の宮殿」

 特命コンビが山中に置いてけぼりを食らう、という滑稽ながら一風変わったアバンに始まり、雨宿りに立ち寄った館の中のうろうろするだけで、途中まで事件らしい事件が起こらず、途中から判明した事件もそれほど大きいものではない、という『相棒』のパターンを外しにかかっている変則回。
 個人的には、小さい事件の積み重ねがあって話の刺激が絶えず供給されてることもあって、こういうゆったりした話も面白く見れたなぁ~
 戸田山脚本回はやっぱりネタが小粒なほど細部が光る。


「5-18.殺人の資格」

 街中での殺人未遂を目撃し、交換殺人が行なわれることを知る、という目を引く設定から始まり、次第に行き過ぎたジャーナリズムが人を殺すことがある、という社会性のあるネタが絡んでいることが明らかになっていき、その悪意も意図も罪もない間接殺人的な行為になぞらえて、悪意と意図を込めた犯罪として実行されようとしているというクライマックスに雪崩れ込んでいくも、しかし最後に良心が勝つという怒涛の流れは、ドラマ的にも充実しているし見ていて面白い。
 テーマ的には櫻井武晴が扱いそうなものだけど、岩下悠子が書くと、エンタメ寄りで後味の悪くない話になるので、これはこれで好きな方針だな。


「5-19.殺人シネマ」

 森山周一郎@紅の豚に星由里子@三大怪獣地球最大の決戦!!
 …という配役だけで興奮するアニオタ&ゴジオタ私は、まだまだ青いでしょうか?(笑)
 話的には特に捻りがない順当だったもので、どうしても他の部分に興味が…(汗)
 ていうか、捻りがないのは「映画」という題材それ自体に、この番組のスタッフが入れ込んでいるせいじゃないだろうか、とふと邪推してしまうのだが…(映画系のネタが毎シーズン必ず1本はあるし)
 珍しくビミョーにしおらしい内村部長は、なんだかんだで面白い。



「5-11.バベルの塔」

 うーん、2度も見るもんじゃねぇなぁ~……というのが、DVD見た感想(^^;)
 オチが分かっていながら見ると、尺を取って緊迫感を演出しようとしている部分が、余計な引き延ばしであるということが強く感じられてしまうので。
 後、前回再放送で見たときは、事件が起こった辺りから見始めて、話の基礎設定は想像で補っていたので、事件が起きるまでの状況設定の説明的な部分を実際に見てみると、想像よりも描写が薄い(娘を思う母の気持ち、とか)と思えて、その後の展開の説得力も薄まっているのが分かってしまったし。

 でも先が読めない初見の時は、本当に面白かったんだよ…
 愛娘を人質に取られているために犯人に言いなりになって犯罪に手を染めなければならない母@大塚寧々が、縁も所縁もないテロリストに仕立て上げられて味方する者なく、警察によっていとも簡単に射殺されて真犯人と真実が葬られる理不尽な展開になるはずのところに、偶然その場に居合わせ唯一真実に近付いていたものの毎度のように蚊帳の外に追いやられている特命コンビがヒーロー然とその目論見を阻止し、なおかつ真犯人のあずかり知らぬところで密かに包囲網を狭めていき、特命コンビの助力のおかげで真犯人を確保して事件解決かと思いきや、実は真犯人は別にいることが分かり、まったく手がかりを失って急速に絶望感に襲われていく…
 …という、大塚寧々、真犯人、警察、特命コンビそれぞれのラインの話があって、互いの知らない部分で互いの目論見がせめぎあって話が進んでいく構成が、とても緊張感があって面白かったんだ。

 暗殺に失敗して一旦逃げたはいいものの、どう考えたって多勢に無勢で捕まるしかない大塚寧々のところに、運よく通りかかったウエイトレスが人質にされて、その後の展開を乗り切る、という一見ご都合展開も、後でちゃんとフォローが入って「なるほど」と思わされる憎い作りだし。

 話を一旦「結局誰一人救われなかった悲劇」として終わらせる思い切った結末の付け方と、最終的に犯人グループの一人が改心や後悔することなく「関係者全員に悲しみを与えられた」ことで満足して高笑いしたままフェードアウトする、というシナリオの側が犯罪者に一切の反省を求めない終わり方…あるいは「ここまでの大事件を計画・実行するぐらい憎悪が強い犯人なら改心・反省なんかするはずもなくから狂ったままの方が自然だろう」というリアリティがあるともいえる終わり方は、「こんなやり方アリか!」というサプライズと悲劇ドラマとしての見応えがあって、そこも良いんだよなぁ~

 そして、狂った犯人から誰も手出しできない(逃げる者もいる)中、娘を失った悲しみを越えて、ただ一人残った愛する人=大塚寧々を救うのために、犯人に向かってがむしゃらに突っ込んでいって元妻の代わりに撃たれてしまう父親の行動は、ベタ過ぎるがゆえに何度見てもグッとくるし、もう一人の犯人の方が最後に贖罪行為を取るのも、同じ理由で涙腺にクるものがあるなぁ~


 …まぁ、人質を取って篭城してから、全然犯人側のアクションがないのが不自然なのと、観覧車から狙撃するという銃の土台の安定性を考えたら全然オススメできない方法をとっていたり、新たに見直してみたら気になる部分は出てきたけど(汗)

 この回で右京が手話ができることが判明するが、やぱり古沢脚本回は右京に新たな設定を与えることが多いなぁ~

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