(書きかけ)
愛すべきバカたちの宴。
そう評しても差し支えないだろう、今シーズン、最も雰囲気が軽い回。
「つきすぎている女」の回も事件と雰囲気の軽さ・可笑しさ的には結構なものだったが、今回のは可笑しいというレベルに留まるんじゃなくて、最早ギャグの領域だな(笑)
「Season8-17.怪しい隣人」に出てきたバカな犯人3人組が再登場。
ひどくマジメで小心者で優柔不断な奥村、最年長のクセにお調子者で勝手に突っ走る池谷、腰ぎんちゃくで頭が足りなそうな山崎。
元からバカな3人だが、それに引っ張られてか、他の登場人物のバカっぷりも目立った印象。
上司のお茶とお茶菓子出すという想像以上の腰ぎんちゃくぶりを見せ、内村部長の呼んだ特命係を追い出そうとしたらその部長に「おまえ出てけよ」と言われ、急須をもってスゴスゴと退出する中園参事官。
ツケで飲んでた上に、現金精算ではなくお悩み相談を引き受けてツケを解消しようとする内村刑事部長。しかも特命係に丸投げ。
得意げに武勇伝を披露するも神戸にあしらわれる角田課長。…あ、このバカっぷりは毎度だ(笑)
モバゲーに巨額を投入してたことが判明した米沢。
イノシシの肉と間違えて豚肉を出す月本幸子。
いらん手ばかり回しまくる真犯人。
おまけに、道を間違える右京サン
「田中晶は、ほしゃっきんサギ」と解説するところで、満面の笑みで体を揺すりながら話す右京サンの様子もなんか凛々しくない。
右京サンすらバカっぷりが見えてきて、スランプが戻ってきたのかとすら思った。
と思ったら、幸子にすら「またスランプですか」とか聞かれる始末だ。
個人的には、右京サンがバカっぽくなったというか、水谷豊の素が出てきてるんじゃないかな、そのせいでキャラクターとしての隙ができてきたんじゃないかな、とか思えるのだが。
そうなると、バカレースに参戦してない神戸クンが不憫だ。
いや、貴重なツッコミ戦力ではあったか。
作中で食べてたモノにことごとく不必要な悪態つきまくるのはバカにカウントしていい?
ということで、キャラの魅力十二分に発揮の回。
『相棒』オールマイティ、徳永富彦脚本の腕が光る。
初めて神戸参入以降のキャラが活かされたというか、今回は戸田山脚本的だな。
話自体は、謎が謎呼ぶ展開になっていて、こちらも目が離せない作りだった。
次回、スピンオフ映画『鑑識・米沢守の事件簿』に出てきた萩原聖人扮する相原刑事登場。
しかしあれは、鑑識米沢守シリーズというハセベバクシンオーの世界観なので、『相棒』本家とは混ぜるな危険というか
ちなみに、映画内で特命係と相原に面識はできませんでしたので、次回が初ということ。
それはそうと、神戸尊くん、誕生日おめでとう。