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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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DoraLogo.gif「ドラえもんだらけ」

前半の、のび太が廊下で寝てる横で繰り広げられる謎のドタバタ…
半分ぐらいネタバレになってんじゃなかろうか(笑)
ここで視聴者に疑問を抱かせて期待感を持たせるのが狙いなんだけど、ここまで露出度高いと逆効果の気がしないではない。

しかし、ネタバレによる面白さ減以上に、ドラえもん@水田わさびの演技によって面白さが増している。
ボロボロのドラえもんたちの疲れた声とか恨み声とかが感情こもり過ぎてて最高にいい感じ。
面白すぎだ!
セリフはなかったけれど、声のトーンが「ぶっころしてやる」をしっかり表現しているといえる(笑)

だがな、前から思っていることなんだが、押入れから様子見てるのび太を発見しても、「起きてるんだった宿題しやがれ!」とどのドラえもんも言わないのは、そりゃあ変じゃあないのかぁ?(笑)
宿題やることばかりに頭が行っていて、誰の宿題かということを忘れているドラえもん。
最高にバカで素敵(笑)
未来の自分に手伝わせているドラえもんを見て「怠けてやがる」とグチるのび太も「イチバン怠けてるの自分の宿題をドラえもんにやらせてるお前だー!」というツッコミを入れるまでもなく、バカで良い(笑)

 

「ココロコロン」

感動話としては卒なくまとまっていた。
…けれども個人的には別のところに目が行ってしまっていて、大笑い。
犬に襲われるのび太無視して人形にご執心のしずかちゃんとか、さりげなくヒドいのがイイ感じ(笑)
ジャイアンに「おもちゃに噛まれたー!」というナンセンスなセリフを吐かせたアイボもどきにも笑わせてもらった。
強いよアソボ… 強いよアソボ…(笑)
夜スネ夫の家に帰ってくるおもちゃたちがしっかりホラーになっていたの面白かった。

…って、これは感動話なんだってば!(笑)

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DoraLogo.gifなにげに作画監督が、中村英一、富永貞義、というリニューアル前スタッフの大御所。
旧スタッフは、何もかも変わってしまった作品に参加して、一体何を思ったのだろうか…?

 

男女入れかえ物語 入れかえロープ物語」
謎のサブタイトル変更。
すっきりと「いれかえロープ」にした方が良くない?

内容は「とりかえばや」モノ。
入れかわると声が変わるのは、ドラえもんではおなじみの手法。
声優の演じ分けの技量不足を補う苦肉の策ではありません(笑)
でも、のび太@大原めぐみが普通に女の子声なので、かわっても違和感ないのが問題…

 

「まんが家ジャイ子」
すわッ! ジャイ子の声がエラいことに!
前みたいにジャイアンの母ちゃんの声優が兼任ってのはないと思ってはいたけど、おいおい、こんな声にしますか。
ジャイ子は異生物か!?(笑)
それぐらい個性的なアニメ声。
アニメ声といっても、アイドル声優みたいな萌えキャラ声ではありません(笑)
ある意味、ブスキャラ代表のジャイ子らしいっちゃーらしい。

思ったんだけど、ひょっとしてこの人の声はドラえもん役の方が合ってない?

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DoraLogo.gifふう、やっと追いついた…

その前に前々から書きそびれてたことをここで。
AパートとBパートの間にある「ドラえもんミニシアター」というショートショートコーナー。
ページ数の短い原作をそのままアニメ化しているのだけど、本編との違いをつけるためにいろいろと凝った画面作りをしていて楽しい。
最近は絵柄を原作初期の荒っぽい描線で描いてる(悪く言えばパチモン臭い絵柄w)けれど、CG技術を利用してのび太たちがペラペラになって遊び回る様子を描写したり、淡い着色と極端に少ない動画枚数で絵本チックな話に仕上げたりと、実験的なことをしていたこともあった。
今までのドラえもんになかった新しい試みだし、これなら尺の問題でアニメ化に適さない短い原作(特に未収録の原作)も陽の目を見られるので、この調子でどんどんアニメ化していってほしい。

で、今回。「のび太の地底国」

リニューアル後初登場となる出木杉の声…
なんかキザというか、悪意のようなものをセリフのところどころに感じるのですが…
おいおい、出木杉ってそんなキャラじゃないだろ。
もっと真面目で澄んだ声の方が合ってると思うんだけど。
後で調べてみたら、声を担当していたのは『あたしンち』の予告ナレーションしてるアナウンサーらしい。
…ああ、『あたしンち』の予告も毒っぽい感じがあったモンなァ
まぁ、長年視聴してる番組に出てるということで許そう(←何様?

ストーリーの方は、のび太が0点の答案を隠す穴をドラえもんの道具で探していたら、大洞穴を見つけてしまい、そこにいつものメンバー+出木杉で地底国を作るのだけど、警察権を握ったのび太が国の王様に就任して独裁政治を開始、最後には出木杉たちが起こしたクーデターでのび太の独裁は破局し、結局0点もママに見つかって、おしまい、というもの。

うむ、なんつーか、冷静に考えてみれば、かなーり黒い話だよな、コレ(笑)
国のため、とか言いつつ、次第に独裁者らしくなっていくのび太を、笑っていいやら、風刺利きすぎやでと冷や汗かきながらツッコミ入れて見ていいやら…

始めは、みんながバラバラ思い思いに都市計画してメチャクチャな町になるオリジナルの話を含めて、地底に子どもたちの国を作ってみよー!…という願望実現型の楽しいエピソード。アニメ化は巧く行っていると思う。
後半に入るとのび太の独裁話にスイッチするのだけれど、のび太が自分の銅像(しかも周りの森の木の6~7倍の高さがある相当どデカイやつw)を建てるというオリジナル話が挿入された。
のび太の独裁者としてのバカっぷりが強調されていてヒジョーによろしい(笑)
凛々しい表情で作ってあるのが、ホント、バカ。
最後には銅像が倒壊して、そのショックで洞穴自体が崩れて地底国もおじゃんになる、という風になっていて、オリジナル要素を巧いことオチに絡めてると思う。思うが…
原作の、地震で崩れる、という話から比べるとどうも、銅像が倒れただけで穴が崩れるか?…などと疑問に思ってしまう。
それにホラ、独裁者の銅像はクーデターの参加者が倒さなくっちゃね(笑)

でも、1ヶ月前に「どくさいスイッチ」やったばっかなんだよなァ…
のび太、全然成長してない(笑)

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DoraLogo.gif「マル秘スパイ大作戦」
アレンジされたスパイセット。
スパイ風の格好をしたドジなロボット2名の行動がいちいち可愛らしい(^^)
アレンジすると改悪になる場合もあるけど、このぐらいならOKだと思うなァ

でも、スネ夫の「おねしょ癖」が、「大便のときはパンツ全部脱いでドアも全開」に変わっていたのはどうなんだろう?
後でドラえもんとのび太が脅迫材料として使うんだけど、なんかおねしょ癖を笑うよりも悪くなってない?
下全部脱いだり、ドア全開にする子って、今ではおねしょする子どもより多いから。
…ん? だから現代っ子の体験が多い方を採用?
こういうことが笑いの出汁に使われてたら、見ていて傷つく子は多いと思うぞ。


…だけど、おねしょ癖は意識的には直らないもので、パンツとドアの問題は直しやすいから、自分にはどうにもならないことを笑いの材料に使うよりは、矯正可能な癖を笑いにする方がマシなのか?

 

「ハロー宇宙人」
半分『創世日記』みたいな内容だったけど、私、こういうの大好き。
火星文明が発達していく様が興味深くてステキだ。

人間皮肉ってるオチがまた良い。
しかし、あの火星人のUFO、第1号にしては性能良すぎだ。
地球上をズイズイと進んでいく火星人もまた、地球文明の存在を驚いてる割に度胸すわってるというか、思いつきで行動しすぎだとかいろいろ言いたいけど(笑)

火星人が全員逃げたので火星都市が荒廃して、「とうとう街が崩れ始めた…」とドラえもんがしみじみ嘆く辺りのシーンが、バカっぽいというかシーンの雰囲気すべてが呆けてる感じが出てて面白い。

でも最後の「まだやってるよ地球人」という説教じみたツッコミは蛇足だと思う。

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DoraLogo.gif「タイムふろしき」
90年代後期にもアニメ化されてたな、この話。
その時のタイムふろしきは、もう見知った道具として描かれていて、「たまには使ってみるか」という感じで使われてたのが上手いアレンジだと思ったものだ。

その時のテレビ壊れたシーンでドラえもんとのび太が嬉しそうに「この機会にワイドテレビに買い換えよう!」と円形の透過光使った黄金色の背景をバックに言っていたのが、時事ネタをうまく取り入れてるちゃっかりさと「コイツら、よっぽど買い換えたかったんだなァ」と思えるぐらいの説得力があったんだけど、それに比べると今回のは、原作準拠なんだけどさらっと流してるからインパクトに欠ける…

スネ夫が近くにいるというのに、大声で独り言(笑)言って魂胆バラすドラえもん。
バカっぽくてステキだ(笑)
原作準拠だけど。
こういうシーンにこそ水田ドラの声は合っている。

タイムふろしきが舞って大騒動になるシーン。
ヤクザに絡まれてたヨボヨボじいちゃんがムキムキナイスガイになって逆襲するところまで描いてあったのが良い(笑)
ドラとのび太が画面にいないからシーンが浮いてたけど、いや、だからこそここを切り捨てなかったのが良い。

高山みなみ@スネ夫のママ役はカンペキに予想通り。
違和感まるでナシ!
関智一といい、骨川家の声優人選はスバラシイなぁ(笑)

 

「タンポポ 空を行く」
後半、話を急ぎすぎた感じもあるけど、イチバン大事な部分だと思われるタンポポの昔話がちゃんと描かれてたから良いんじゃないかなァ?

アニメ版がどうこうという話ではないのだけれど、こういう良質の絵本みたいなストーリーって素晴らしい。

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DoraLogo.gif『ドラ』も『クレしん』も『ウルトラマンネクサス』も1ヶ月分以上溜まってるという何とも頭の痛い状況です…
『ネクサス』は6月いっぱいで打ち切られるから(!!)、新番組の『ウルトラマンマックス』が始まる前に追いつきたいんだけど…
でも、消化しなければ!…と思い立って先に手が伸びるのは『ドラえもん』みたいな気楽に見られる方なんだよな~(笑)

で、水田ドラ4回目。
ジャイアンの美声(笑)が殺獣音波として活躍(?)する『驚音波発振機』と、『オールマイティパス』

どちらの話も原作ではすっきりとキまるオチではない…というか、オチらしいオチがないので、それをしっかりなぞってるアニメ版もラストは拍子抜けの印象。
まぁ、こんな回があっても良いのかも。
(でも同じ形式のオチが連続してるのは問題だなぁ)
それにこの2話は完全に過程を楽しむモノだから。

 

「驚音波~」の方…

初めて木村昴@ジャイアン役を登用したのは正解だったと思えた。
素で音痴に聞こえるから(笑)
たてかべ和也@前ジャイアン役のようにパワーと威圧感はないけれど、たてかべジャイアンって実は音程しっかり取れてたから、それがない14歳ジャイアン(笑)は確かに「ああ、オンチだなァ」と思える。

「♪お~れはジャイアーン~」で始まる有名なアニメオリジナルのジャイアンソングではなく、原作ではよく歌ってる「♪おいらのハートのこころは~」で始まるリサイタルソングだったので興味深かった。
この分だと「♪オレはジャイアン ガキ大将」ではなく、原作準拠の「♪オレはジャイアン 男だぜ」になる?

内容の方は、ママ強制避難前後のシーンとジャイアンボイスで破壊される野比家の描写、ジャイアンが「害獣駆除始めたんだってな」―「ウチも頼む」と言う箇所の間の取り方など、笑えるところが多くて満足。

戦場(リサイタル会場)で次々に散っていく聴衆(笑)と、地球破壊爆弾もどきを取り出す狂気のドラえもんは最高。

 

「オールマイティパス」の方…
パチンコとキャバレー、よく画面に出したなァ
PTAを恐れぬ原作準拠でよろしいんだけど、こういうのは自粛してもいいような…

デートに誘っておきながら(違ッ、しずかちゃんを自分勝手に連れ回すのび太。
恋人にはしたくないタイプだ(笑)

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『ドラえもん』史に燦然と輝く問題作「どくさいスイッチ」がこのタイミングで登場!
まだリニューアル3回目だぞー
こんなヘビーなの持ってきて良いのかー?

だけど前後編にしてあるのは好印象だなぁ。
ムリに詰め込まないでじっくり描写できる。
……そうか、今度のドラは通常放送時にも前後編ができるのか。
これだと放送できる話に幅ができるから、いろいろできそう。

今回思ったこと。
のび太@大原の声は無神経な態度をとるときにはかなり合ってる気がする。
ただし、後半で深刻に悩む段になるとあんまり…

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DoraLogo.gifリアルタイムでは観られず、録画しておいたものを今日視聴。
けれどもそれを観る前に観た『せやねん!』で、新生『ドラえもん』を観た子どもたちの反応をチェックするというコーナーが…
(しかし前々から思ってたけど、TBSとテレビ朝日って何かリンクが深いよねぇ… 元が同じ会社だったとは言え。)

子どもたちの反応は上々。相当気に入ったようだった。
むしろ、「前のドラえもんはオバケみたいな声で恐かった」と、大山ドラを否定する発言が…
うむ…… そんなにダメだったか、あの声…

感想サイトなどでの評価も悪くはない様子。

しかし、当然のことながら、ファンサイトの掲示板は凄まじいバッシングの嵐。
こんなところでも領土問題が発生だ。
「昔のドラえもんを返せーー! 返せーー!!」
「私たちの夢を返せーー! 返せーー!!」

と、かなりの人数が今回のリニューアルに憤慨している。
新声優はもとより、一新された作画、キャラデザ、舞台設計、演出、音楽までブーイングの対象は多岐にわたる。
「こんなドラえもんなんか二度と観ない!」と宣言した人も相当いた。
中には「今回の改悪を著作権違法として訴えよう!」という企画を立ち上げた人まで。
…まぁ待て、落ち着け。

声優が替わることに怒るのは分かるけど、じゃあ声優替わらないままでキャラデザとかが変わっててもここまで文句言うか、といえばそうではない気がする。
そりゃ揚げ足取りというものですぜ。
なんか、キャラと一体と思っていた名声優が降板したことが許せなくて、脊髄反射的にリニューアルを全否定してるファンが多い気がする。
まぁ、ファンは別名「保守派」ともいいますから(←いいません)仕方のないことではありますが。

私なんかは、声優の交代と同時にスタッフの交代もやってくれたおかげで、以前の『ドラえもん』とは違うということを強烈に意識させられたので、新しいドラえもんの声をそれほど抵抗なく受け入れられて良かったと思ってるクチですがね。
まぁ、声優替えるぐらいなら終わらせてくれ、とか思ってる不届き者ですが(笑)
もう過ぎたことなので、それはそれ。
新しいドラえもんのスタンスを否定する理由にはならんわな。
今回から以前とは別のアプローチで『ドラえもん』を作っていく別番組に変わったと思えばいいわけで。

でも、不満を言うところは言うよ(笑)
良いところを挙げることは、私の視聴能力が低いので、あんまりないだろうけど(大笑)
(ダメなトコ指摘するのは楽。良いトコ探すのは審美眼的なモノが必要。)

前置きが長くなったけど、以下、本編感想。

 

まぁ、まず言うべきことはもちろん新声優のことでしょう。
やっぱり、旧声優と新声優の声質のギャップは気になりますねぇ。
生まれたときから刷り込まれていたものを払拭するのはかなり難しい。

とりあえず、ドラえもん@水田わさびの声は、原作初期の元気でドジなドラえもんの印象そのままの声なので受け入れられないこともない。
…というか、オバQの声に近い(笑)
ただし、その声でのび太に保護者的な発言をするのはいただけないなぁ~
保護者的な大山ドラと違って、水田ドラは「友達」って感じが合うと思うんだけど。
あと、賢いこと言ってても、まるで賢いように聞こえない(笑)
まだ大山ドラの印象に声優と演出が引きずられてる感アリ。
せっかく替わったんだから、水田ドラのらしさを出してほしいなぁ…

のび太@大原めぐみは、ダメな少年の声に聞こえないのが難点だわ。
なんか、声がマジメな人すぎ。
のび太がキテレツに見えてくるよ~(笑)
これ重大。

ジャイアン@木村昴(14)は、イメージに合ってる合ってない以前に演技力に難がある気がする。
悪くはないけど、中学生くさい声に聞こえてくる。


スネ夫@関智一は………ああ、文句ねぇや(笑)


しずかちゃん@かかずゆみは、なんか4人と比べると浮いてる印象があるなぁ…
他と違ってハキハキとした声質だから。
スネ夫と一緒で、落ち着いて観られるレベルではあるけど。

 

さて、替わったのはレギュラーだけではございません。
脇役の声も替わってますよ。

しかし、いきなりのび太のママが三石琴乃@セーラームーン
その声で「のび太!」と怒鳴られるとかなーり違和感が…
三石琴乃の声って子どもを叱るような声質じゃないからなぁ~
ほ~ら、『ガンダムSEED』でもキラを叱ったことなんてないんだし、マリュー艦長@三石琴乃(笑)

しかし、この役にこんなベテラン連れてきますか…
いいのかそれで?

おまけにしずかちゃんのママが折笠愛
スネ夫のママは高山みなみ@名探偵コナンの予定だし…

うむ、ママ陣営はスゴイことになってますよ。

 

今回はちょい役で川澄綾子登場。

ええっと……………なんで
なんでこんな端役にアイドル声優が?
いいのかそれで?

かかずゆみに関智一に川澄綾子…
みんなオタにファンの多いだよなぁ…
もしかして、視聴者にオタク層の取り込みでも目論んでますか!?
(まぁ、新世代の声優にはオタが注目する声優が多いからなんだけど)

 

声以外のところで言いたいこと。

オープニングが女子十二楽坊の演奏のみによる「ドラえもんのうた」になった件について。
う~ん… 有名ドコ使って姑息な視聴率アップ狙ってるのが見え見えでイヤな気になる…
演奏だけのオープニングってのは何なのさ? 
十二楽坊使ってるから仕方ないけど、しかしなぜか謎の歌詞テロップ付き。
「カラオケ感覚で見てもらいたい」という制作者の意図が理解できない…

どうせ新しくするんだから、テーマ曲も新しく作るぐらいの冒険をしたっていいと思うのに…

制作スタッフも一新されたので、キャラデザ、背景美術、音楽は元より、のび太の家の設計まで変わってる。
以前はアニメ向けにかなり設計が変更されていた間取りを、完全に原作の設計に直している。
(ネットの各所で「引越ししてるよ!」というボケが展開されていたが)
キャラデザも原作準拠。よろしいんじゃないかしら。
(でも、CMでマスコットに使われてる旧デザインのアニドラが懐かしい…)

演出は、変な間とかをとっていて、タルい部分が往々にしてあるのだけれど、ここ数年のドラえもんの過剰なまでのギャグ演出(しかもヘタレ)がなかったので、だいぶ観られるものになってる。
(しかし、80年代後期~90年代前期の演出の方が好きだ。というか、最高)

脚本は高橋ナツコと大野木寛か…
以前のドラえもんではありえないメンバーだな。
しかし、『あたしンち』布陣が流れ込んできてるだけだぞ~

う~ん、個人的には合わなそうな演出だなぁ…
しかし、ここ数年の迷走した演出の方が合わないというかダメだったから、それよりはマシ!
(↑そればっかかい)
これから観続けてたら肌に合ってくるかも知れないし。

 

内容のこと。

リニューアル最初の作品「勉強部屋のつり堀」は、テレ朝版『ドラえもん』が始まる前にテストタイプとして作られたモノと同じ原作。
狙ってやってるんだろうか?
しかし、タコの話は余計のように見える。

「タイムマシンがなくなった!」は、以前にも「モンスターボール」のサブタイトルでアニメ化されている。
個人的には前の方が好みだなぁ。サブタイでオチがネタバレしてるという落ち度があるけど(笑)
けれど、『ポケモン』隆盛の御時勢に「モンスターボール」の名称そのまま使うのはどうなんだ?
リニューアルに合わせてちょっと変えりゃ良かったのに。

「思い出せ! あの日の思い出」は、今回の3作品の中では一番良い。
ギャグの要素を前面に押し出してるからだけど、それは原作準拠。原作の持ち味を的確に演出するいい仕事っぷり。
冒頭のやり取りはかなり好き。最後のところは、不覚にもちょっとホロリときてしまった。
だが、これに味をしめて、感動話だけを連発するのはやめていただきたいなぁ。前がそうだったから、二の舞になるな。
あと、「はじめてポン」なんてネーミングセンスのなさは未だ健在(笑)

 

さてさて、リニューアルした『ドラえもん』、不安要素もあるけど、これからどうなるか…

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大山のぶ代他による『ドラえもん』も今日が最後。
まぁ、来週に去年の映画やるからまだ大山ドラの声は聞けるのだけど、新作はこれが最後。

例年ならこの時期は新作映画情報を流しまくるけれど、今年はないんで、代わりに各地のイベント情報を広報。
映画情報より内容が薄くてどーでもよさげなのは致し方ない(笑)

今回のメインである新作短編の前に旧作短編を再放送というのは特番のいつもの流れ。
しかし、21世紀に突入したこの御時世に、1986年以前の話とはっきり分かるのを持ってくるというのはどういう意図なんだろうか?(笑)
最近の再放送は90年代中期のモノばかりだったのに。
でも今回が最後だし、昔を懐かしむ意味でこれぐらい年代の離れたものを観るというのも良いか~
まぁ、私は前に観たことがあるんだけど。

「ハリーのしっぽ」

出てくる道具はタイムテレビとタイムマシンのみというおなじみのモノしか出てこない回。
でも、今見直してみるとなかなか面白かったりする。

物置の整理という日常の出来事から始まり、古い書物が見つかって(現代建築のクセに、ここの物置はどうなってんだ?;笑)謎の予言が書かれていたことで発生する、宝探しのワクワク感と終末世界という話の広がり、そして謎解きのためにタイムテレビに明治の光景が映されることで、歴史的・文化的な話にも展開。明治に生きるのび吉の命を救う貴重な品は現代から持ってきたありふれた大量生産製品という、文明の差が生むのび太たちのお手軽ヒーローっぷり。そして、ハリーとの決戦を二人が決意して、対するハリーの正体は実はハレー彗星だったという、宇宙の話にまで広がった科学に関わるオチ。

…といった風にいろいろな話のエッセンスが散りばめられていて、これがひとつの作品に卒なくまとまっているのが面白い。

で、肝心の新作
「ドラえもんに休日を!?」

この原作の話は以前にもアニメ化されていて観ているので、どうしてもそちらと比べてしまう…

とりあえず、今回のは、元々の話が持っていた面白味が皆無であると言い切っておこう。

この話の何が楽しいかといえば、のび太がドラえもんの助けを求めまいと奮闘する(といっても、何かにチャレンジするという積極的なものではなく、何も起こさないという消極的な、程度の低いものではあるが…;笑)その健気な姿であり、最後には邪魔をしていたジャイアンとスネ夫がその姿に感化され、のび太のために自分の能力(つまりは暴力だけど;笑)を使って助けるという展開であったりする。そして、窮地に陥ったのび太が決意してよびつけブザーを壊すところで最高のカタルシスが生まれるワケだ。
また、休日を喜びながらもやはりのび太が心配になってよびつけブザーを持たせて「いつでも駆けつけるから」と言うドラえもんの気遣いも微笑ましい。
要するに、この話ではレギュラーメンバーの誰も彼もが優しい。
いつもならそんな温和な連中ではないというのに。

それが仲違いしてたらいい感じにはならんわな…
というか、事故とはいえ、途中でブザー押しちゃう時点ですでにダメだろ…
のび太のあのかたくなさ・必死さが良いというのに…

まぁ、今回のは「ドラえもんに休日を」というよりは「休日」+「帰ってきたドラえもん」みたいな感じで、あんまり「休日」が関係ないから気にしない方がいいのかもしれないけど。

大山ドラの最後ということでスタッフが気負って最終回テイストを取り入れようとしたんだなぁ…ということがよく分かる。
「~休日を」の「のび太が独りで頑張る」というのを「ドラえもんの手から離れて独り立ち」という風に捉えて最終回っぽくできるから、その要素だけ使おうとしてこの話を選択したんじゃないのかなぁ……とか思う。
そのせいで元の話の面白味がなくなっているということですわ。

じゃあ、オリジナルの部分と「のび太が独りで頑張る」部分はどうかというと…
確かにのび太は頑張っているけど、最初から最後まで独りで何とかしようとしているように見えるから、成長が見えにくい。
ブザーを壊す瞬間のカタルシスがないんだよなぁ…
ただ、のび太が「ドラえもんがいなくても一人でできる」と大見得切ってドラえもんが未来に帰るのを止めないところの説得力と、ドラえもんがいない間も寂しがりながら独りで努力しているのび太の描写はなかなか良いと思う。
今回のテーマを有効に提示させるためのタメとして挿入されたオリジナル部分なのだから、リキ入れて制作してるだろうし。
しかし、ラストのドラえもんが帰ってくる理由が相当強引だったので、盛り上がりは失速…
ドラえもんに華を持たせるために、のび太を助けに来たジャイアンが無様に負けるんじゃどうしようもない。
というか、のび太がドラえもんに助けを求めないこと=のび太の決心と成長を重視するあまり、ドラえもんが帰ってくる理由との折り合いがつかなくて、こんなムチャな展開になってしまったんでなかろうか。

ストーリーはさておき、作画。
最近の『ドラえもん』でよく見られる、渡辺歩監督作品でもおなじみの、おふさげ演出が目立つ。
非現実的なギャグ表現(踏み潰されて身体がペラペラになる、フツーの車が生き物のようにターンをする、など)のオンパレード。
比較的地に足の着いたマンガ表現を主としていた頃の志はどこへやら…
いや、単にこういうのはが個人的に合わないだけで、このふさげ具合がいい感じに笑えるという人(特にチビっ子ですが)は多いと思う。

さらに今回は、出木杉やジャイ子などのサブキャラも全員登場させることも目標にしており、とにかくいろんなキャラが登場しまくって、別にこの人がこの場面で登場する必要はないよなぁ…という苦労の後がよく見られる(笑)
ジャイ子が登場するならマンガの話が関わるとか、出木杉ならその優秀っぷりが話に影響するとか、キャラの性格や資質が何かストーリーにからんでくればいいのだが、そんなことは全然ない。
有効活用されてたのは、毎度毎度高級車を自慢しながら登場するスネ吉ぐらい。
まぁ、存在はまったくのムダだったけど(笑)

「~休日を」の面白さを引き継いでいるかはともかくとして、おふさげ演出とキャラ勢ぞろいでにぎやかな作品ではあった。
旧声優陣の送別のお祭りといったところか。

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毎日新聞の朝刊に『ドラえもん』の新声優メンバーが載っていた。
その記事によると次の通り。

ドラえもん :水田わさび(30)
のび太   :大原めぐみ(29)(新人)
しずかちゃん:かかずゆみ(31)
ジャイアン :木村昴(14)
スネ夫   :関智一(32)

うむ~……
かかずゆみと関智一は意外だったなぁ…
全員割と無名なトコから引っ張ってくると思ってたのに。

まぁ普通に考えれば、実績のある人を登用した方がいいわけなんだけど、『ドラえもん』は結構スケジュールが拘束されそうだから、他の仕事も多い人は呼んでこない方が良さそうだと思ったもので。

関智一呼べるぐらいなら、ドラえもんとのび太とジャイアンも有名ドコから引っ張ってきてほしかったなぁ…
でも、あくまで「オタク」の中での有名ドコということになるんだろうけど(笑)

しっかし、“わさび”ってふざけた名前だなぁ(←失礼)
ええっと、水田わさび、出演作が『あたしンち』の川島役……
う~ん… たぶんあのキャラのコトなんだろうなぁ…と曖昧に記憶してるんだけど、いまいち記憶にない…(汗)
はて、どんな声だったけな?
知っているはずなのに分からないってくやしい~!

まぁ、それはいいとして、問題はジャイアンを演じる木村昴だよなぁ…
14歳はいくらなんでも若すぎだ…
何をもって彼を抜擢したんだろうか…? 気になる…
もちろん、どんな声してるのかも気になりますけど。

 

ちなみに、しずかちゃんの野村道子の降板とともに、同じ声優がやってる『サザエさん』のワカメの声も変わる模様。
『鉄腕アトム』(2003)のアトムの声やってた津村まことが後任らしい……
…って言っても、『鉄腕アトム2003』が分かる人、少ないと思うけど(汗)

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DoraLogo.gifAパート「45年後…」
雑誌「ぼくドラえもん」のてんとう虫コミックス未収録作品集の最終刊に載っている作品。
珍しくやる気を出したのにジャイアンたちにからかわれ落ち込むのび太のもとに45年後ののび太がやってきて「入れかえロープ」を使って現代の世界を懐かしむ話。

こいつを未収録作品集の最後に持ってきた編集はよく分かってると思う。
なぜならこの作品にはどことなく最終回臭が漂っているから。

大人になったのび太は何度か登場しているけど、45年後ののび太が来るのはこの話だけ。
45年後ののび太といえば、還暦を目の前にした老年期。いろいろな経験をしてきて人生を達観できる年齢であり、人生の終焉も近い。
そんな背景が予想できるのび太が出てくると、この作品自体からもちょっと寂しさが感じられるというもの。
寂しさは最終回の持ち味とつながる。
しかも最後に45年後ののび太が

「君はこの先何度もつまずくけど、そのたびに立ち直る強さを持っているんだ」

と言って今ののび太を励ます辺りもまた最終回的な印象が。

『ドラえもん』の最終回は大々的でない方がいいと思ってる自分としては、いつも通りの話でシリーズ終焉っぽくなるこの話が最終回に相応しいのでは、とか考えていたりする。

だからなんで来週の旧声優陣引退スペシャルにこれを持ってこなかったのかなぁ…とか思ってしまうわけだが。

それと、45年後ののび太の声。
『ドラえもん』らしく、姿が子どもに変わった後も同じ声のままなのだけど、子どもらしく演技しているのにはキツいものが…
老人のときは渋く、子どもの姿のときは幼く、そんな声の使い分けができる人が良かったなぁ…

誰が声の担当なんだと思ったら、大川透
ややッ、マスタング大佐でしたか!
『ハガレン』以外では、『クレしん』の靴屋の中年店長とか、パッとしない役ばかりですなァ~(笑)

Bパート「ママネット」
まだインターネットが出始めた頃の話なのにネタにしてるのがスゲェ
でも道具の効果はインターネットとはあまり関係ない(笑)

自分や他人の母親をこき使うのび太たちの姿は、ある意味怖い(笑)
子どもたちを酷使して逆襲に転じるママたちもすさまじいが。

拍手

DoraLogo.gif「魔女っ子しずかちゃん」
しずかちゃんメインの話で、こうも力の入ったしずかちゃんの動きを描かれると、なんか良質の萌え系アニメを見てるみたい(笑)
問題は最近変わってきたしずかちゃんのキャラデザだな。
というか眼の描き方が今風。

…そんな風に子供向け番組を見てしまう私は、相当頭が変な方向に偏ってきちゃってるんだろうか?(笑)イタイなぁ~…

 

「あげま賞」
90年代中期のダラダラとした作風がよく分かる。

 

なんだかんだで大山ドラも今月いっぱいか…

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DoraLogo.gifAパート。
「ドラえもん図鑑」のおまけマンガみたいなユルユルな展開のストーリー。
大長編っぽく冒険して盛り上げようとしてるけど、どーでもいいや(笑)
異色の短編作って印象しか残らない。

Bパート。
アニメ独特の妙な演出が冴えてた回。
のび太のピンチヒッターのカエルに困り顔で説教する先生の姿には大笑い。
サーカスの象に説教するママもいいよねぇ~
「ゾウさん、どうしてアナタの鼻はそんなに長いの? 知ってるわ 母さんの鼻も長いからでしょ」
…なんてナンセンスなセリフがステキすぎる(笑)

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春のリニューアルに関する情報でも出してくれるのか、と思えば、単に春休みのイベント情報を広報するだけのモノ…
こんなことに駆り出されてアニメ内のドラえもんと絡ませられる渡辺アナが不憫でならない。(しかし、至極マジメに熱くレポートするプロ根性はさすが。ご苦労様~;笑)

本編アニメの方も再放送のモノ、とやる気のない態度。
どういう意図で放送したんだかよく分からない『ドラえもん』第1話「未来の国からはるばると(Ver.2002)」は旧バージョンを見た身には食い足りない内容… 現代の放送コードと視聴者層の意識に合うようにアレンジはされているが、今のドラえもんの作風が合わないんで何とも…

『のび太の結婚前夜』は何度目の放送だ?
泣けるドラえもんとして好評だから出しとけっていう安易な考えですかな?
でも何度観ても泣けるんだよなぁ、ラストシーン(涙)
それに中盤の成年したのび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、出木杉のやり取りには、ニヤニヤさせられっぱなし。私の年齢と近くなったから共感できるのかしら? ドラえもんの言葉じゃないけど、「変わってないね、みんな」って感じで。
やっぱ渡辺渉監督は巧いわ。拙いところもあるけど、ツボは的確に抑えてくれるから。何の起伏もない日常話にちょっとしたスペクタクルシーンを取り入れてエンターテイメントにする姿勢も、映画制作者として素晴らしい。

そんな映画の情緒的なエンディングソングをぶち切って、イベント情報のご執心なのび太の鬱陶しい姿を大写しにして台無しにしてしまうあたりに、現在のドラスタッフの志の低さが見えてしまう(笑)

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DoraLogo.gifバラエティショーって、要は90年代中頃にやってた「ドラえもんめいさく劇場」というミニコーナーの寄せ集めなんだけど、これあんまりおもしろくなかったんだよなぁ…
当時は「いつか再放送するのかなぁ? するならどういう風にするんだろう」とか思ってたんだけど、「再放送はいらないなぁ」とも(笑)

新作は、思い込みでのび太に憧れてしまった少年・のび夫を元気づけるためのび太がドラえもんの道具で本当のヒーローになるって話。
「のび」が付く名前は野比家のアイデンティティみたいなものなのに、関係ない家の子に付けるのはいかがなものか…
それに、「のび夫」ってのび太の息子の名前の第2候補なんだけどなぁ…
(↑まだ「ノビスケ」の名前が定着していない時代の名前だった)
内容の方は、
「渡辺歩が関わっていたのかな?」と思うぐらい感動作風に仕上げてあるが、15分まるまる使って感動のエンディングにまっしぐらって構成はどうも好きになれない。
のび太が最初から自分自身の力で頑張ろうとするのも、キャラ的にどうなのかなぁ…
ピエロにしか演じていないドラえもんはどうしたらいいものか…

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