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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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大山のぶ代他による『ドラえもん』も今日が最後。
まぁ、来週に去年の映画やるからまだ大山ドラの声は聞けるのだけど、新作はこれが最後。

例年ならこの時期は新作映画情報を流しまくるけれど、今年はないんで、代わりに各地のイベント情報を広報。
映画情報より内容が薄くてどーでもよさげなのは致し方ない(笑)

今回のメインである新作短編の前に旧作短編を再放送というのは特番のいつもの流れ。
しかし、21世紀に突入したこの御時世に、1986年以前の話とはっきり分かるのを持ってくるというのはどういう意図なんだろうか?(笑)
最近の再放送は90年代中期のモノばかりだったのに。
でも今回が最後だし、昔を懐かしむ意味でこれぐらい年代の離れたものを観るというのも良いか~
まぁ、私は前に観たことがあるんだけど。

「ハリーのしっぽ」

出てくる道具はタイムテレビとタイムマシンのみというおなじみのモノしか出てこない回。
でも、今見直してみるとなかなか面白かったりする。

物置の整理という日常の出来事から始まり、古い書物が見つかって(現代建築のクセに、ここの物置はどうなってんだ?;笑)謎の予言が書かれていたことで発生する、宝探しのワクワク感と終末世界という話の広がり、そして謎解きのためにタイムテレビに明治の光景が映されることで、歴史的・文化的な話にも展開。明治に生きるのび吉の命を救う貴重な品は現代から持ってきたありふれた大量生産製品という、文明の差が生むのび太たちのお手軽ヒーローっぷり。そして、ハリーとの決戦を二人が決意して、対するハリーの正体は実はハレー彗星だったという、宇宙の話にまで広がった科学に関わるオチ。

…といった風にいろいろな話のエッセンスが散りばめられていて、これがひとつの作品に卒なくまとまっているのが面白い。

で、肝心の新作
「ドラえもんに休日を!?」

この原作の話は以前にもアニメ化されていて観ているので、どうしてもそちらと比べてしまう…

とりあえず、今回のは、元々の話が持っていた面白味が皆無であると言い切っておこう。

この話の何が楽しいかといえば、のび太がドラえもんの助けを求めまいと奮闘する(といっても、何かにチャレンジするという積極的なものではなく、何も起こさないという消極的な、程度の低いものではあるが…;笑)その健気な姿であり、最後には邪魔をしていたジャイアンとスネ夫がその姿に感化され、のび太のために自分の能力(つまりは暴力だけど;笑)を使って助けるという展開であったりする。そして、窮地に陥ったのび太が決意してよびつけブザーを壊すところで最高のカタルシスが生まれるワケだ。
また、休日を喜びながらもやはりのび太が心配になってよびつけブザーを持たせて「いつでも駆けつけるから」と言うドラえもんの気遣いも微笑ましい。
要するに、この話ではレギュラーメンバーの誰も彼もが優しい。
いつもならそんな温和な連中ではないというのに。

それが仲違いしてたらいい感じにはならんわな…
というか、事故とはいえ、途中でブザー押しちゃう時点ですでにダメだろ…
のび太のあのかたくなさ・必死さが良いというのに…

まぁ、今回のは「ドラえもんに休日を」というよりは「休日」+「帰ってきたドラえもん」みたいな感じで、あんまり「休日」が関係ないから気にしない方がいいのかもしれないけど。

大山ドラの最後ということでスタッフが気負って最終回テイストを取り入れようとしたんだなぁ…ということがよく分かる。
「~休日を」の「のび太が独りで頑張る」というのを「ドラえもんの手から離れて独り立ち」という風に捉えて最終回っぽくできるから、その要素だけ使おうとしてこの話を選択したんじゃないのかなぁ……とか思う。
そのせいで元の話の面白味がなくなっているということですわ。

じゃあ、オリジナルの部分と「のび太が独りで頑張る」部分はどうかというと…
確かにのび太は頑張っているけど、最初から最後まで独りで何とかしようとしているように見えるから、成長が見えにくい。
ブザーを壊す瞬間のカタルシスがないんだよなぁ…
ただ、のび太が「ドラえもんがいなくても一人でできる」と大見得切ってドラえもんが未来に帰るのを止めないところの説得力と、ドラえもんがいない間も寂しがりながら独りで努力しているのび太の描写はなかなか良いと思う。
今回のテーマを有効に提示させるためのタメとして挿入されたオリジナル部分なのだから、リキ入れて制作してるだろうし。
しかし、ラストのドラえもんが帰ってくる理由が相当強引だったので、盛り上がりは失速…
ドラえもんに華を持たせるために、のび太を助けに来たジャイアンが無様に負けるんじゃどうしようもない。
というか、のび太がドラえもんに助けを求めないこと=のび太の決心と成長を重視するあまり、ドラえもんが帰ってくる理由との折り合いがつかなくて、こんなムチャな展開になってしまったんでなかろうか。

ストーリーはさておき、作画。
最近の『ドラえもん』でよく見られる、渡辺歩監督作品でもおなじみの、おふさげ演出が目立つ。
非現実的なギャグ表現(踏み潰されて身体がペラペラになる、フツーの車が生き物のようにターンをする、など)のオンパレード。
比較的地に足の着いたマンガ表現を主としていた頃の志はどこへやら…
いや、単にこういうのはが個人的に合わないだけで、このふさげ具合がいい感じに笑えるという人(特にチビっ子ですが)は多いと思う。

さらに今回は、出木杉やジャイ子などのサブキャラも全員登場させることも目標にしており、とにかくいろんなキャラが登場しまくって、別にこの人がこの場面で登場する必要はないよなぁ…という苦労の後がよく見られる(笑)
ジャイ子が登場するならマンガの話が関わるとか、出木杉ならその優秀っぷりが話に影響するとか、キャラの性格や資質が何かストーリーにからんでくればいいのだが、そんなことは全然ない。
有効活用されてたのは、毎度毎度高級車を自慢しながら登場するスネ吉ぐらい。
まぁ、存在はまったくのムダだったけど(笑)

「~休日を」の面白さを引き継いでいるかはともかくとして、おふさげ演出とキャラ勢ぞろいでにぎやかな作品ではあった。
旧声優陣の送別のお祭りといったところか。

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