1/13「野原家脱出大作戦だゾ」
しんのすけがこだわる、ボーちゃんとの“脱ぎ捨てられた靴下ごっこ”、なるシュールな遊びの強調に笑う。
しんのすけのシュールな遊びは前々からだが、他人まで巻き込んで、というか一緒に楽しんでやってるのは珍しい気がする。
「オラが行かなくて、マサオくんと靴下ごっこしてたらどうしよう!」というワケの分からん心配をしてるのもシュールだし、オチでその光景が現実になってるのがまたシュールで笑える。
しんのすけの変わり身の術に利用されたシロかわいい。
1/20「おひとりさまだゾ」
おひとりさまをする時間を作るため、毎日鍋モノにして調理時間を省略するみさえ。
野原家の晩飯シーンで、毎日鍋モノということで斜め上方向からのアングルの同ポジカットが必ず入っていたが、鍋を囲むしんのすけ・ひろし・みさえとそこから外れてるひまわりをちゃんと全員画面内に入るような設計になっていたり、テーブルの上の食べかけ状況とか後ろでひまわりが遊んでいる様子とかが毎日違ったり、芸が細かいなぁー
今回に限ったことではないけれど。
1/27-A「カイロであったカイロだゾ」
中盤のしんのすけと息ぴったりのシロの様子がかわいい。
1/27-B「父ちゃんの日曜日だゾ」
ねねちゃんのリアルおままごとにひろし参戦。
構図というか効果に凝ってるかも。
2/3-A「金魚とボーちゃんだゾ」
ボーちゃんメイン回。
金魚に熱心な愛情を注ぐボーちゃん、という意外な一面を発掘する、正しくキャラ掘り下げになってる回。
金魚かわいい。
1週間後には持ち主に返さなければならないとボーちゃんに伝えられずに悩む先生たちの話を聞いてしまって、自分もショックを受けているだろうに、先生たちに要らん罪悪感植え付けまいと「返すって知ってた」と言って「誰に聞いたの?」と尋ねられれば、黙って金魚たちのことを指さして去る、ものすごく大人な対応のボーちゃんに、臼井儀人節を感じるなぁ。
あそこら辺の構図も原作でよくあるコマ割に似てた気もする。
2/3-B「ズボンがピンチだゾ」
しんのすけ「父ちゃん疲れたでゲソ~、おんぶしてくれないイカ~?」
イカ娘、遂に『クレしん』を侵略!
まぁ、ムトウ監督になってからオタク的なちょいネタには事欠かない『クレしん』ではあるので、意外ではないけれど。
ひろしのズボンに訪れた悲劇は、最近似たような経験があって、なんと私にタイムリーなネタなのだろう、と(笑)
人通りの多い近道を選ぶか、遠回りの道を選ぶかの運命の二岐での演出に笑う。
“善と悪の心をそのキャラの顔した天使と悪魔で表現”風演出で右か左か悩む心の声を描写しながら、第3の選択を実行した後に同ポジで構図使いまわして、2ラウンド目の天丼ギャグに突入かと思いきや、ソッコーで右の道を選ぶ心を殴り飛ばして、そそくさと左に向かうところが笑える。
番組終盤には『おねがいランキング』とのコラボで、スタッフが選んだ泣ける名場面ベスト5が先週に引き続き発表された
5位:しんちゃんたちの熱い友情「カスカベボーイズ」
4位:又兵衛さんとのお別れ「戦国大合戦」
3位:救いのヒーロー!ぶりぶりざえもん「ブタのヒヅメ大作戦」
2位:シロとのお別れ「歌うケツだけ爆弾!」
1位:階段を駆け上がるしんちゃん「オトナ帝国の逆襲」
2位のシロは個人的にはそんなでもないんで、今回のランキングでは1位は私の好みとは違うモノがくるんじゃないのかなと思ったけど、1位のオトナ帝国は私にとっても最大のフェイバリットなので、ちょいと嬉しい。
2/10-A「まつざか先生のお買い物だゾ」
車でも結構時間のかかるデパートに歩いて向かって、何とか“安売りの”白菜をゲットして食卓を“リッチ”にしようと考えて頑張る梅さんに萌える(笑)
そして、「今日は主人がいるし」と石坂を“主人”扱いしてるみどりさんに萌える(笑)
石坂さんの登場は何だか久しぶりな気がする。
また、姿は見せるけど全く声を出さないみさえに萌える…じゃなくて、違和感があってシュール。おまけに表情が笑顔で固定だし。
Bパートではちゃんとみさえ@ならはしみきは喋ってるのに。
2/10-B「ボーちゃんといっしょだゾ」
しんのすけを交えた、むさえちゃんとボーちゃんの絡み回。
「手を挙げろ」と言われて、その通りに手を挙げたら、持っていたボールが顔面ジャストミートのナチュラルな動きというかコンテに笑う。
むさえちゃんに優しく接されて頬を赤らめるボーちゃんを見て、いつぞや告白したまつざか先生から心変わりしたか!?…とか想像したが、別に何にもなかったな。
というか、ボーちゃんは年上女性が好みか。
シナリオ的には、特に目的やテーマなく進む、登場キャラがグダグダやる回。シナリオの仕掛けとしては、開始時と終了時でボーちゃんとむさえちゃんの立場が逆になるのと、ボールを持って出かけたしんのすけから物語が始まり、ボールを忘れて帰ってきたしんのすけで物語が終わる、という頭と尻を意識したところがミソなのかな
でも、ここまで途中の話の関わりないオチも珍しい。
途中で話の流れをぶった切って、ミュージカルなシーン入れたり、この回に限らず他の回でも突然普段はやらないような演出を入れたりしてるの見てると、『クレしん』の演出陣は楽しそうだなぁと思う。