Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
これの企画が発表されたときは、「正気の沙汰かッ!?」と戦慄が走ったなぁー(笑)
どんなトンデモな仕上がりになるかと戦々恐々だったのだけど、それで期待値が地まで下がっていたせいか、実際見てみたら「アレ? 割と面白いぞ」というレベルにはなっていたのは、何か儲けモノ。
ただのルパンを翻弄するだけの女ではなく、追っ手の車に対して冷静嬉々として乱射戦に勝ち、他の相手とも正式な取引を行い、一人でやっていけるれっきとした知能犯っぽさを見せてくれる不二子の様子とか、空手の猛者であることを見せ付ける一方で新一のことを思って初々しくノボせ上がる蘭とか、どちらか(コナンと不二子)が一方的なやられ役にもなることなく一進一退のせめぎあいを繰り広げる高揚感あるチェイスが見られたり、江戸川コナンは架空の人物だから公的証明書が取れなくてマズいことになるとか、今や本家では見られなくなった、基本設定を理解した上でそれを活かした魅力的な場面を作ってくれたりしてるので、これが結構面白い。
シナリオに関わるスタッフが基本的にルパンスタッフだから、『コナン』の基礎設定を頭に入れてそれを基に話を作ろうという手順を踏んでいるから、ちゃんと設定が話に活かされてるんだろうなー
…高木刑事がやたらと他人に突っかかる短期なヤツになっていたり(声優・高木渉が演じるキャラとしてはすごくアリガチではあるけど;笑)、蘭の思考能力がおバカさんのレベルにまで落ちていたり、コナンが10メートル以上の高さから飛び降りても全然平然としていたり(『コナン』違いでは?(笑))、小五郎が特に高圧的になることなくコナンから捜査情報や推理聞いていたり(小五郎は基本的にコナンの探偵気取りを快く思ってないよね)、時計型麻酔銃がゾウも30分は眠る効果があると断言されたり、『名探偵コナン』を長年見ている身からすると、それはキャラや設定が違うだろー的な部分もあるけれども。
ルパン側は………あまりにも多くの人間の手によっていろいろなバリエーションの作品が作られてるので、どの作品を基準にキャラを設定していいか分からんから、ブレがあっても分からん(汗)
ルパンでは『天使の策略』が大不評だった(『ウエンベールの物語』、『ドラゴノーツ-ザ・レゾナンス-』でも悪い評判しか聞かなかったなぁ)前川淳も、結構な脚本を書くではありませんか。
…10分に1度ぐらい、説明不足がすぎるシーンが続出していた気がしたが(汗)
しかしキャラデザから世界観まで合わせたら違和感しかない2作品を合わせるにあたって、違うキャラデザのキャラが同じ画面に映らないようにカット割とレイアウトを工夫していたのは、1人2役で双子を演じる時の撮影スタッフの苦労に近いものを感じた(笑)
両作品のキャラの絡みも、その重要な部分を平山智デザインのルパンと新キャラの青山デザインの王女が担うことで、違和感を極力減らしている感じ。
コナンと次元の擬似親子絡みは大成功だと思うし、好きだけど。
神谷明@毛利小五郎のクリカン演技は、必聴の価値があるなァ~
(書きかけ)
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