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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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G00_18cap0.jpg メインストーリーの進行にはほとんど絡んでないのに画面に映り続けて幸せそうな生活を見せ付けていた今までの順風満帆ぶりや、前回の引きから、一般人代表の沙慈&ルイスにその一般人的日常を破滅させる悲劇的な展開が待っていることは容易に想像がつき、新ガンダムが起こした戦闘に巻き込まれる形で死んだりするのかなぁ~、と大方の人は予想していたと思うんだけど…

 ええーーっ!! そんな安易な処理の仕方ってアリなの~~!?

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G00nena.gif 刹那たちマイスターやトレミー組のやり方が甘いとして、徹底的な軍事力殲滅行動を続ける新マイスター・トリニティ兄弟。
 釘宮声キャラは兄弟の中では常識人寄りの萌えキャラ担当かなぁ、と思ってたけど、虐殺行為を高笑いで大喜びするステキキャラでした、うわぁ…
 そんな感じで、「私らは戦争根絶のために働き詰めだってのに、一般人はこっちの苦労も知らないで」と、腹癒せに通りがかりのルイス一家をさくっと皆殺し。おいおいおいっ!!!
 
 メインストーリーと絡ませる形で悲劇を起こす良い方法が浮かばなかったので、付け足した感じで挿入してみました~、というシナリオ側の手抜きのように思わされるんだけど、ただ、戦争中によくある悪意の発露をエンタメアニメ的に表現してみせたという見方もできるので、安易な批判をしにくいのが怖いところ…
 重要で強調すべき事項なのに、作画や演出があっさりめなのもどうかと思ったけど(ショックを受けるルイスを表情が読みにくい横顔で捉えていたことに不満な私は正面顔コンプレックス;笑)、それが逆にこの悪意が何の気なしに起こったという気持ち悪さを強調しているようでもあり、何ともいえない…


 その後、一般人が働く軍事工場を無差別攻撃する新マイスター長男のところに、グラハムの駆るカスタムフラッグ推参。
 自分を慕いフラッグを愛しトリニティきょうだいに殺された仲間の思いや、ケガを押してもフラッグの整備を続けようとするビリーの姿に気持ちを後押しされて、「このフラッグに乗っている限り、ガンダムに負けてたまるか!!」とばかりに、機体性能のハンディキャップを超えて、ガンダムスローネアインの片腕を大破させる大活躍を見せたグラハム。

 ガンダムと互角に張り合うようなムチャな操縦すると体が持たないという弱点は見せたけど、もうあんたが主役でいいよ(笑)
 お笑い株ストップ高のコーラサワーとは対照的に、戦う正義漢キャラクターとして着実に成長を見せているなぁ~
 またこの場面は、敵の武器を利用して相手に打ち勝つシチュエーションといい、陰影コントラストの効いたメリハリのある色彩設計といい、気を抜けば即死に繋がるモビルスーツ同士の息を呑むせめぎ合いを表現しきれている作画といい、かなりの眼福モノでしたわ。
 毎回『00』はこういうところにしっかり力入れてくるから、ロボットものの醍醐味を期待してる身としては嬉しい。


 一方、ルイスの身に降りかかった悲劇を知った沙慈は、大急ぎで現地の病院に駆けつけ、ルイスの無事を確認し一安心。
 勢いに乗って、貯めた金で買ったルイスお気に入りの指輪をプレゼントして告白しようとするが、「…ゴメン、もうはめられないよ」と手首から下が吹っ飛んだ腕をちょっと見せるルイス。

G00_18cap1.jpg 主要キャラが死ぬという大層な事態ではなく、生命活動が維持できないような絶望感も薄く、画的にも身体的にも小さな部分での損害だけど、しかしそれらより遥かにズシンとくるシチュエーションが…
 悲劇を型通りの陳腐なものに終わらせずに最大限の負の効果を生み出すシナリオの匙加減が、あまり好ましい言い方ではないかもしれないけど、絶妙。(のんびりあっさりとしたAパートとの進行具合の違いで、あざとさを感じなくもないけれど)
 先ほどの皆殺しシーンとは打って変わって、影ばかりが強調されるルイスの病室や、色が消えた世界の中を無気力に歩く沙慈のシーンなど、悲痛な雰囲気が充分に伝わってくる重い演出も施されている。
 あそこの演出があっさりとしたものだったのは、こちらをより深刻に描き出そうと重視した結果か?

 改めて絶望的状況を確認させられて泣き崩れるルイスに、何とか言葉をかけようとするが、ナースに追い出される沙慈。
 自分よりルイスのことを遥かに知らない第三者に止められて、ルイスの心の支えになることを断念する沙慈は、見事なまでの一般人的なヘタレぶりを見せているなぁ…
(まぁ、一家全滅を目の当たりにした相手の気持ちを汲まずに、自分の中のノリを重視して告白しようとする能天気な一般人さを発揮している彼に、効果的な言葉がかけられるとも思えないけど)
 新マイスターたちの秘密情報を手に入れたお姉さんも殺されそうだし、沙慈には生きながら死ねるシチュエーションが降りかかってくる運命なのか?


 そんなガンダムによる一般人の無差別虐殺に、ガンダムを神格化する刹那は憤り、スローネ三機に対して単身エクシアで戦いを挑むところで、次回に続く…
 エスカレートする新マイスターたちの非人道行為と、沙慈のシーンが演出した悲惨な重苦しさが効いて、普段の空気っぷりはどこ吹く風、刹那&エクシアには勧善懲悪ヒーロー的なカッコよさが出ている。
 メイン張っていたはずのアザディスタン編よりもシチュエーション的な面白さに満ちているぞ。
 スローネに迫ってくるエクシアを高速クロースアップで迫っていく画面演出や、次回への引きというタイミングも、効果抜群だった。

G00_18cap2.jpg

 

 うーむ、今回のBパートは身が詰まっていて、なかなかに満足でしたよ。そろそろこの番組もトップスピードに移行し始めたか…?

 こうまでされると次回が楽しみになってくるが、でも予告で、エクシアvsスローネアインを棒立ちで見つめる他二機、というシナリオの都合を見せられたようなシーンが出てきて、ちょっと不安。
 ロックオンが刹那に銃口を向け、仲間割れムードが急速に高まるソレスタル・ビーイングのドラマの方に注目か。
 ロックオンが両親を失ったテロが刹那たちの引き起こしたものだったとか、そういうオチ?

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