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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 「何度目だ、踊る2!」『TRICK』風に言いたくなるが、今日の放送されるのは普通の『踊る2』ではない。
 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を、ジョージ・ルーカスが抱えるスカイウォーカースタジオで音声をリミックスし、場面を再編集して、「海外戦略版」として再構成されたバージョン……『BAYSIDE SHAKEDOWN 2』である。
 『踊る2』の通常バージョンとは細かい違いがある。

 ただ、全部が全部そのまま流したわけじゃなくて、お台場封鎖の時の字幕は、ビデオスルーの時は「RINKAI BAY TUNNEL - CLOSED」みたいに英字だけだったが、流石にテレビ放送では「東京港臨海トンネル 封鎖」と日本語字幕も併記してたり、テレビ放送用に追加加工してある部分も。

 まぁ、海外戦略版と銘打たれてはいるが、実際に海外興業にかけられた記憶がないのだが…
 あと、『踊る』ファン以外にとっては、「細いトコが違っててもどーでもいいんじゃ、結局一緒やないけ!」というシロモノでしかないかもしれんが(^^;)

 スカイウォーカースタジオで音声をリミックスするという、そこの宣伝文句だけ聞くと豪華だなという感じになってくるが、作品を見る上でどういう効果的な違いになっているのかは、よく分からない…
 通常バージョンよりも、背景の音が良く聞こえる、ぐらい。
 カメラのフラッシュが焚かれる時の音というか、フラッシュ焚き終わってフラッシュの金属部品が冷める際の音なんだろう「キュィーン」という音がやたら印象に残ったりするが、はっきり言ってどうでもいい。むしろ余計とすら…

 音声リミックスで恩恵を受けているのは、地下シーンぐらいかなぁ…
 犯人の仕掛けたブービートラップでアラームが鳴る仕掛けを青島がことごとく作動させていく謎行動のところで、遠くで慌てる犯人たちと騒ぐ雪乃さんの声がよく聞こえるようになっていて、青島が犯人たちの声を頼りに追跡をしていると分かりやすくなっているところ。
 …でも、アラーム作動させたら声が聞き取りづらくなって追跡困難になるので、やっぱりアラーム作動させる意味がよく分からない。謎行動が謎行動のまま…

 音声以外の違いとして、通常バージョンからのシーンカット部分がある。
 署長・副署長・刑事課長のスリーアミーゴスによるコント部分が削られているほか、和久さんと吉田副総監の語らいもカット、真下の雪乃さんへの「子ども作ろう☆」発言もすっとばされた。

 すみれさんが「私たちの仕事はやらなくていいと言われるような、そんな仕事なんですか!?」と言った後からの捜査会議シーンは、通常バージョンだと、捜査会議のシーンと青島が意気消沈しているシーンはそれぞれまとまって尺が取られているが、捜査会議のシーンに意気消沈の青島のカットをモンタージュさせて差し込んでいて、二つを手早く見せている。
 青島が奮起した後の公衆電話張り込みシーンも数カット削られて、シーンが短くなっているし、それに合わせて音楽もテンポがゆったりとした「Moon Light(Deep mix)」から、通常の「Moon Light」バージョン(『THE MOVIE(1)』で「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてんだ!」のシーンの前後で流れてるアレ)に差し替えられている。

 通常バージョンでは、オープニング「Rhythm And Police」が終わると青島の通勤風景をBGM「C.X.」に乗せて映し出していて、青島が湾岸署に着いて「C.X.」が流れ終わると、魚住係長の「献血、献血はいかがですか~」というやる気なさそうなセリフが聞こえてくる。
 海外戦略バージョンは、オープニング映像に青島の通勤風景をモンタージュさせて差し込んでいるので、直後の「C.X.」は流れず、「Rhythm And Police」終了後すぐに湾岸署の外観カットに移っている。
 ただし、ここの場面は、通常バージョンだと「C.X.」にかき消されていた、やる気を出して献血の呼びかけを行う魚住係長のセリフが聞こえてきていて、聞けるセリフが増えている。(献血の呼びかけが全然相手にされず、通常バージョンのやる気のない「献血、献血はいかがですか~」に繋がる流れがよく分かる)

 逆にシーンが増えている箇所もある。
 
 青島・恩田の地下監視カメラ映像チェックのシーケンスでは、劇中のラジオからでも流れているのか、なぜか「Rhythm and Police」が聞こえてくる。
 このシーケンスでは、青島のセリフは通常バージョンでは「なんだよ」で終わっているが、「なんだよ、みんな全然仕事してないじゃん!」というところまで聞ける。

 真下@ユースケサンタマリアが湾岸署にやってくるシーンは、「父から早く結婚しろって言われちゃって、雪乃さん、僕が居なくて寂しかったでしょ」「私、恋人じゃないし、別に寂しくもなかったですけど」のシーンの代わりに、通常バージョンにはなかった、刑事課にお土産もってきて湾岸署員にもみくちゃにされた挙句みんなから一言も言葉をかけてもらえずにお土産だけ奪われて「僕、キャリア…」と呟くシーンが追加されている。


 シーン自体が別テイクに差し替えられているところもある。

 沖田@真矢みきが初めて湾岸署に登場するところで青島に言い放つ「事件は会議室で起きてるの、勘違いしないで」というセリフは、通常バージョンでは怒気を含んだような冷たい言い方だったが、海外戦略バージョンでは、どことなく子どもに諭すような落ち着いた言い方のテイクが使われている。
 まぁ、どちらの言い方も上から目線であることには変わりないのだけれど。
 署長の不倫メールが発覚した際の青島のセリフに「このメールの添付ファイルは絶対開かないで」という箇所があるが、通常バージョンのテイクではこの後青島が指をさして「そこォ!!」とたしなめるのだが、海外バージョンでは指さしもセリフなく、「このメールの送付先、分かる?」という次の流れに向かっている。

 テイクの差し替えが分かりやすいのは、ナイナイ岡村演じる吸血鬼が捕まるシーンで、通常バージョンでは魚住係長に「やっぱり君、吸血鬼だったのね」と言われて掴まれた後、意気消沈してすんなり捕まっているのだが、海外戦略バージョンでは、2回ほどシャーっと牙を向いて威嚇している(けれどやっぱり意気消沈してすんなり捕まる)。

 青島がテレビ局の撮影クルーの前で「皆さんの血ィください!」と懇願するシーンは、「皆さんの血液をください」という言い方のテイクに。


 あと、これは海外戦略バージョンで変わっているという箇所ではないのだが、犯行現場にセイヨウナシを置いていく犯人の意図を「洋梨→用無し」=リストラされた社員の犯行を示すもの、ということに気付き、管理官から「『笑点』じゃないんだから」というツッコミが入る箇所…
 海外戦略狙うんだったら、ここは日本人にしか分からないネタなので、何らかの改変が必要なのでは…?
 ちなみに、通常バージョンのDVDの英字字幕では、ここの箇所は、洋梨ではなく「腐ったリンゴ」とされていて、犯人が会社から捨てられたことを暗示のメッセージとしているということになっていて、管理官から「クロスワードパズルかよ」とツッコまれる流れになっていたな。

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