忍者ブログ
Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
[1]  [2]  [3
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

素直に「面白いっ!」と思える映画を久々観た気がする。
時間軸が複雑に交錯する複雑なプロットを主人公中心の視点によって単純明快なストーリーに仕上げて見せた手腕が素晴らしい。
見かけが単純なのに、充填されている意味は濃厚。このバランスが鑑賞していて心地良かったんだろうな。

途中の破滅的な運命を解消させるどんでん返しのアイディアも、どことなく無理があるながら、分かりやすい割にハッとする解決策を提示していて面白い。
そしてSFで物語をかき回してた後で、最後にラブロマンスという無難なところに落ち着ける抜け目の無さ。

作画や絵作りも良い感じに印象的でしたよ。
あと、タメを効果的に使ってくれるのも嬉しかったわ。

 

…でも、これだけ褒め称えておいて、後年まで語るであろうマイフェイバリットな細田作品はたぶん『ウォーゲーム』(笑)
『時かけ』はバランスの良いのがアダになってフェイバリットリストから流れそう(汗)

 

本感想はまた別に。

拍手

PR

digimon.jpgdigimonwar.jpg

短い感想:

ああ、ゴジオタには堪らんね!(←短ッ

 

そういうわけで(どういうわけで?)

■WEBアニメスタイル_特別企画「『時をかける少女』応援企画」
http://www.style.fm/as/13_special/13_tokikake_main.shtml

予習~

でも公開前から絵コンテ載せるって、ココは一体どういう体制?
まぁ、有難いことには変わりないんですけど↓
http://www.style.fm/as/02_topics/top_060714_a.shtml

拍手

superexpress109.jpg元祖『スピード』(1993・監督ヤン・デ・ボン)がMBSナイトシアターに推参(笑)
時速80キロ以下になると爆発する爆弾が取り付けられた新幹線・ひかり109号1500人の乗客の運命や如何に!?

なんか今年に入ってから映画観まくってます。忙しいハズなのに…(汗)

年明けは深夜放送の『ペイフォワード』に始まり、次の日には『アメリ』、TSUTAYAからは『フォーン・ブース』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』借りてきて観た。

『ペイフォワード』は「自分が受けた恩を別の3人に返すことを続けていけば世界は変わる」という子どもの提案が本当に世界を変えていくという現代ファンタジーをどこまでリアルに描くのか注目していたのだけれど…
アレ?メインは母親と教師の恋愛話?
夢のある提案した本人がヒネてて一番失敗確信してたのは面白く、話も転がしやすいなと思ったけれど、ヒネる原因を作った家庭の方に話をシフトさせるか…
まぁ、現実味のない夢物語をリアルに描くのに労力を費やすよりは、まだ扱いやすい方法で手堅く頑張った方が良いんだろうけど。
…じゃあ、あのラストは何やねん?

『アメリ』は、うん愉快だね、という感想ぐらいしか浮かばないなァ…
何でもアメリの思い通りに進んでいって、かなり後の方にならないと主人公が挫折しないのしないのがプロット的に疑問だけど、あまり深読みしないで愉しむには良いんでしょう。
というか、これはそういう類の映画。
『エイリアン4』の監督の作品じゃねぇ(笑)

『フォーン・ブース』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は主人公追い詰め型のシナリオという点で類似性があるけど、やっぱりハリウッド製の『フォーン・ブース』は追い込み度が浅いなァ……とか言いつつ、どんどん追い詰められていく主人公の状況をニヤニヤと楽しんで見てたんですけどね。ドキュメンタリータッチでシビアに追っていく『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にそんな余裕なんて無いって。

『フォーン・ブース』は「電話ボックスの周辺だけで話が進む」「追い詰め犯と警察の間で板挟みになる」というところに魅かれてて、前々から観たかったんですが、なかなか良いんじゃないでしょうか。アイディアが詰まっていて、不条理から来る心地良いストレスが味わえます。
さすがに全編追い詰めだけでストーリーを通すことはできなかったようで、途中から夫婦愛の要素が絡んできたりしますが、その話の放り込み時もタイミング的に良い感じ。
解決への道が割と容易かったり、あっさり解決したのは物足りない気もしますが、最後まで犯人の真意が謎だったことも考えると、何がしたかったのか非常に分かりやすい作品(笑)
吹き替えで観たから犯人役のキーファ・サザーランドの生演技(声演)は堪能できなかったけど、その代わり吹き替えの大塚明夫がハマリ役過ぎて、これはこれで良い(笑)

…だいぶ脱線して長々書いてしまったなァ(汗)

それでは本題(汗)

私が何を期待してこの映画録ったかといえば、当時国鉄の協力が得られなかったせいで撮影できなかった分の新幹線映像をミニチュアで撮ってるから、という非常に特撮オタっぽい理由(笑)

肝心の特撮部分はプラレールと大差無かったんで、拍子抜け(佛田洋以前の東映じゃ無理か)の上、あまり新幹線パニックの方に重点が置かれず、犯人側の描写に偏っていて、ほとんど刑事ドラマのノリだったのが残念だけれども、高倉健と宇津井健の好演を堪能できたのは掘り出し物ですぜ。
他にも、千葉真一とか北大路欣也とか田中邦衛とか小林稔侍とか志村喬とか丹波哲郎とかが出演していて、なにげに出演者が豪華だなァ…

『スピード』と違ってアクション重視のパニックサスペンスの勢いに任せてストーリーが進むんじゃなくて、始終シリアスに進展していくのがいいねぇ~
(いや、前者も話も好きだけど)
おお、宇津井健さん、あなたの真面目すぎる苦悩っぷりが観ていて心地良い~(笑)

頭にキレがあるけど平凡とした犯人を演じる高倉健も良くて、「成功させてうまく逃げ切ってくれ」と肩入れしてしまうほど。

 

尼崎脱線事故と東北特急脱線事故の後によく放送できたもんだと感心する逸品(汗)
『日本沈没』はマンション耐震強度偽装事件の最中だろうとSMAP草薙でリメイクできても、こっちはしばらく無理だ。

拍手

そーか、そーか、曾川昇@脚本家よ。
そんなにドイツのことが書きたかったのか。
『ハガレン』の世界観を台無しにしてまでも。
そーか、そーか。

…毎度毎度、いい加減にしなさい(笑)

折角見に行ったのに、感想第一声にこれを持ってきたくなるような出来とは悲しいなぁ…

…などと言いつつも、
TVシリーズで既にハガレン世界での事件を解決してしまっているので、事件の契機や陰謀の進行は現実世界のドイツに求めなければならないから、ドイツの方の描写に比重が偏ってしまうのは分かるけどさ。

それにあれだけエピソードを詰め込んでる割には一つの作品として驚くほどまとまっていて、ツッコミどころは多いけど良い作品に仕上がっとるのではないだろうか。

でもね、「食後のデザートみたいな作品」を求めて行った身としては、納得できんなぁ…
ファンサービスってあれで充分だったのかしら?
レギュラーキャラにはもっと画面に出てきてエピソードを紡いでほしかったのですよ。作品のバランスを崩してでも。
扱いの可哀想な良キャラが多くてねぇ、どこかしら後味悪ィ気分。
特にホムンクルスの扱いはひどかった…
オレが少年ラースの活躍をどれだけ心待ちにしていたと思ってるんだよッ(笑)

でも観ている間はあまり不満もなく作品に没頭してたんだよなぁ…
最近ツッコミ入れながら映画見ることが多いんで、そういうの無しに観たのは久々。
特に、冒頭5分は背中がゾクゾクするほど楽しめたし。
結局、私の過剰期待が見事に裏切られただけの話。


 

…って、

私明日テストだってのに、なんで出かけてますかッ!?

拍手

今週も飲んできました。毎週飲んでる気がします。
学生のくせに大層な身分で。
またまたつぶれてしまって、午前3時までダウン。午前様決定。
下宿に帰ったらベッドに倒れこんで昼まで居眠りこくのが定石なんですが…

唐突に「映画を朝イチの回で観たい」という欲求に駆られ、酒でグロッキーになっているのに、わずかな睡眠時間しかとらなかったフラフラな体にムチ打って、1時間かかる三宮までの道のりを朝早い内からトボトボと歩いて映画館まで行きました。
………アホだ。

そうまでして観たかったのか、と尋ねられれば
「いや、それほどのものではない」
ハッキリ否定できる程度の作品だったんですけど(笑)
いや~、酔っ払ってるときの心理は自分自身でも分からん。

で、何を観てきたかと言えば、本日封切りになった、アノ『踊る大捜査線』の外伝、

『交渉人真下正義』!

ホントはビデオレンタルが始まってから観ようと思ってたんだけどなぁ…
だって、真下正義@ユースケ・サンタマリアが主演の映画なんて全然華がなくて見ごたえなさそうなんだもの。

実際、本編観てもその印象は変わりませんでしたよ。
というか、制作スタッフも真下というキャラの弱さを承知していたのか、はなっから真下主役で描こうとかいう意思は感じられませんでしたけど。
真下のキャラの弱さを補うためとしか思えない濃いキャラの脇役がずらりと勢ぞろい。完全に主役の真下を食ってます。

しかも、この映画の本当の主役は「事件」そのものだから、余計に真下の魅力が見えてきません。
登場人物たちが織り成すドラマを描くことよりも、続発する事件に人々が翻弄される様や印象的な事件が次々と起こっていくサスペンスフルな展開を中心に描くというのは、『踊る~』の劇場版第1作から変わってないスタンスで、今作は前2作よりもこれを前面に押し出している感じです。

まぁ、私がこれを観たかった理由の全ては、この「事件」だったから良いんですが(笑)

しかし、よく考えてみれば、この「事件」を取り扱った映画、よく公開差し止めにならなかったなぁ…

基本的な内容が「地下鉄(=鉄道)パニック」で、急ブレーキで「車内が阿鼻叫喚」の状態になったり、電車が「衝突」したり、「急カーブで脱線」しかかったり…

例のJR福知山線脱線事故を髣髴とさせる、などの苦情が来ても不思議ではないですよ。
(「乗客の阿鼻叫喚」以外の描写はだいぶ異なりますが)

でも全然言及されてないということは、それだけ世間の注目度が低いってことか(笑)

それに、後半になるに従って、地下鉄関係なくなるし(笑)【ネタバレ】

脚本をもうちょっと考えてほしかったなぁ…
まぁ、話のメインは交渉人としての真下の活躍だから、地下鉄からシナリオが遠ざかっても問題はないんですがね。それに地下鉄の話をほったらかすワケではないし。

でも、“交渉人”の活躍ってのも正直ビミョーですよ。
真下と犯人との交渉合戦、何とかして相手から重要な証言を引き出そうとする会話の駆け引き、ってのを期待していたんですが、姿の見えない愉快犯から出されるクイズまがいのヒントが一方的に提示されて、通話終了後に真下と仲間たちがそのヒントから「答え」を推理して、次にかかってきた電話でその答え合わせのため犯人に「正解」と言わせるために交渉術を使い、そしてまたヒントが出され、内々で推理して、次の電話でまた……という流れの繰り返し。
それって交渉かい?
駆け引きの面白さが出るのはクライマックスの最後の交渉の時だけだし。

そもそも交渉人ってのは、誘拐犯とか立てこもり犯みたいに相手の行動が予測できる状況下で犯人の行動を誘導するのが主たる任務では?

『踊る2』でもそうでしたが、電話し続けてくる確証もない顔の見えない犯人に、交渉人が交渉するのは違う気がするんですが…

まぁ、そんなことを言ったら元も子もないんで、純粋に「推理ショー」を楽しんでいけばいいんでしょうが。

まだまだ言いたいことはありますよ~

真下は基本コメディ性格でマヌケ+不意にマジメな活躍をわずかにしたりするのがキャラ的に「おいしい」のに、マジメ顔の方が多かったのはキャラが映えなくてダメだと感じること…
今作で『踊る~』では禁じ手(ってほどではないけれど)が破られて、銃撃戦(もどき)や爆発といった派手なシーンが出てきた上、架空の列車や路線を描くために特撮やCGをガンガン使ってて、低予算番組だったドラマシリーズと比べるとかなり大規模化してきたなぁ……と思うこと…
この効果的な特撮の使い方を現行のゴジラスタッフにも見習ってほしかったということ…
(↑またそれかッ)
ここのスタッフも“自分たち流の『劇場版エヴァンゲリオン』”をやってみたかったんだなぁ……と後半の真下と犯人の会話聞いてて思ったということ…
暴走列車のヘッドが『ガンダム』の「ザク」の顔に見えてきてしょーがないこと…
前2作同様、今回も衝撃的な犯人像が提示され、投降の仕方も含めて面白かったのだけれど、「それでいいのか?」と実は納得できてないこと…
そういうのは全部、監督が暴走して趣味をバクハツさせちゃった結果なんだろうなぁ……ということ…

……と、まぁ、なんかツッコミ入れたり文句垂れたりしてますが、これ以上言うと作品の内容に関わってさらにネタバレしかねないので、この辺で。

でも、これでも観ている間はかなり楽しんで観てたんですよ。
私がこういうノリが好きだというのもありますし、ここのスタッフはこういうエンタメ映画作らせると上手いですからね、『踊る~』の続編的作品というのを考慮に入れなくても充分楽しめます。

さぁ、実際に劇場に足を運んで確認せよ!【宣伝】

ちなみに9月には、ドラマ設計に定評のある実力派脚本家・君塚良一が監督も努める『容疑者室井慎次』が公開されます。
こっちはアクション性の強い『交渉人~』と違って、濃厚なエンタメドラマを見せてくれそう。

拍手

今日から『ローレライ』公開ですねぇ
制作に名を連ねるフジテレビが、いろんな番組で必死に宣伝してましたが(笑)

平成ガメラシリーズのVFX担当してた樋口真嗣が監督やってる、ってだけで大した興味もないのに注目してるアホな私です(笑)

しかし、特撮しか担当したことない人に監督やらせるってのはどうなんですかねぇ……
ミニチュアとかCGとか“物の演出”をやってきた人であって、“人の演出”はやってこなかった人ですから。
まぁ、『エヴァ』の絵コンテ担当したこともありましたから、人物の演出をする経験を全くしてこなかったってことはないんでしょうが、アニメが100%架空の存在のキャラの演技を「作る」ものなのに対して、実写の演出というのは人物の演技を「指示する」もの。
勝手が違うんですよねぇ…

ということで“人の演出”に関しては不安な監督なんですが、特撮演出の方でもちょっと不安が…

予告編の映像を見る限り、CGだってことがバレバレなんです。
かなり作りこんではいるんですが、でもやっぱりCGだってのは分かる。
『ガメラ3』で実写と見まごうばかりの弩級の特撮映像を撮った人にあるまじき画だ…
まぁ、『ガメラ3』のフルCGのシーンもかなり浮いてたんですけどね、でも、ミニチュアで実在感を作り出していた『ガメラ3』に比べれば工夫がないな、と。
例えば、戦艦が水中用の爆弾発射しまくってるシーンなんか、『ガメラ3』のパトリオットミサイル発射のリアルさに及ばず…
(ん? パトリオットのシーンってCGじゃなかったりするんだろうか?)

ミニチュアで水のリアル演出ってのは不可能で、そういうのはCGに頼るしかないんですが、CGで質感出すのは難しい。
ただし、光の描写はかなりリアルです。
その点はCGと樋口監督の面目躍如というか。

 

……で、結局『ローレライ』って、映画としてどうなんだろう?
ワタシャ監督にしか関心ないから観に行かないだろうし…

拍手

『踊る大捜査線』の名ゼリフ「事件は現場で起きてんだ!」の元ネタ……というか、脚本家がこの映画のセリフからまんまパクったということをつい最近知る(笑)
「ここはワシントンじゃなくて云々」っていうセリフがそれに当たるんだろうか?

で、この映画、話の展開はけっこうスピーディー。
軍の作戦会議は敵の動きを先読みしてトントンと進んでいくので、硬い話をしているのに展開が面白い。
アクションを起こす際に政治的なことが絡んで足止めさせるってのは、荒唐無稽なアクション映画に少々のリアリティを緊迫感を出させるスパイスみたいでいい感じ。ワタシャそういうの好きですぜ。

基本は、ロシアで盗まれた核兵器をアメリカ軍が奪還するというのがストーリーの格子だけれど、ラストではニューヨークで犯人が核爆発を起こそうとして、それを食い止めるために国連ビルが封鎖されたり、道路が封鎖されたり、軍が街中に展開したりと、遠い国の話から一転、(日本人にとっても)身近なニューヨークという都会を舞台に、核爆発という前代未聞の緊急事態を止めるため大規模な作戦によって、日常の風景が一変する緊張感あふれる話になって盛り上がる。
このラストだけ独立させて話作っても面白いと思う(…というか、そういう感じの映画あります)ので、基本格子の付け足しっぽいラストから基本格子に忠実な前半の奪還劇を見てみると、犯人側がどのようにして一見不可能な「核兵器強奪」「ニューヨークへの核兵器持ち込み」を果たしたのかを丁寧に描いているように見えて、これも面白い。
ラストの盛り上がりが気に入ったので、この映画のこういったストーリー構造は好きよ。

セルビア云々とか、敵側の思想的な話が出てきてテーマ的なモノを出そうとしていたけれど、アクション映画でそんなテーマが前面に押し出されたりキレイにストーリーに結実されたりするわけもなく、単なる賑やかし要素に終わる(笑)

ま、とにかく、Take好みの映画でした。

拍手

…と『ターミネーター3』を観て、T2好きの私は思うのでした~(笑)

それでも、「おお、こう来たのかっ! 納得! カタルシス感じるぅ~!」
「こういうラストになったおかげで、こんなカッコいいビジュアルが見れたぜ!」
などと喜べる部分もありツッコミどころはないんですが、所感は私情入りまくって以上の通り。

全体の感想としてなんですが、『T1』と『T2』の出がらしで撮っているような感じがありましたね。
ちゃんとターミネーターの香りはするし、味も悪くないんだけど、コクがない。

アクションシーンには力が入れられていて素直に楽しめましたが、ドラマ部分とのつながりが薄くて相乗効果で盛り上がるということがなかったから、どこなく軽さを感じました。
というか、ドラマ部分になるとどうもダレます。ストーリーを進めるためだけに淡々と展開していくだけですから。
『T1』や『T2』みたいに横への話の広がりが少ない。
そんでもってストーリーの格子が前2作から拝借してきたものに過ぎないんで、オリジナリティがなくて前作を超えられていません。
あと、T2よりも危機のレベルが格段に上がって緊迫感がさらに増すような状況なのに、T2より規模が小さい話に見えるのはなぜだ…?
ここを上手く盛り上げれば『T2』を超えられたかもしれないのに…

Takeの中では、「続編はレベルダウン」という鉄則に当てはまらない数少ない作品だったのが『ターミネーター』シリーズだったんですが、『3』という続編のせいでその黄金評価も打ち砕かれました…
駄作ではないんですがね、『T3』…
超えられる要素をいろいろはらんでいただけに、惜しいなぁ…

拍手

母親が『北の零年』観てきて、「胸がすぅ~っとする映画だったわー!」と高評価。
…一体、実生活の何を映画に投影して憂さを晴らしていたのだろうか?(笑)

そんな胸のスッキリする映画を観てきた後で私と一緒にテレビで観てたのが、胸にモヤモヤ感が残って後味が悪くなるに決まっているホラー映画(笑)
本日放送された『呪怨』でございます。

あの大ヒット和製ホラー映画『リング』がハリウッドでリメイクされたのに続いて、この呪怨もハリウッドリメイクされたということで、元のはどんな恐怖映画なんだろうと観たんですが…

…う~ん、『リング』ほどの怖さは感じなかったなぁ
恐怖を盛り上げていく演出は上手いんですけどねぇ、恐怖の絶頂であるはずの肝心の怨霊登場シーンになると途端に萎える。
怨霊が唐突に画面に出現する一瞬はかなりドキドキするんですが、その後ずーっと長い時間出てるし、しかも何回も何回も出てくるから、しまいには慣れて怖くなくなっちゃいましたよ。

それに、伝統的な薄ぼんやり浮かぶ幽霊じゃなくって、肉体がくっきり見えて存在感のある怨霊だから、全身真っ白に塗ったブキミメイクに慣れればただの人間にしか見えませんからねぇ。それに動きが妙に「この世ならざるもの」っぽくないし。
怨霊たちが生きた動きで引き戸ガラガラ開けながらゾロゾロ出てきて近付いてくるシーンなんて、思わず笑ってしまいましたよ。

ただ、これは『リング』の貞子にも言えることなんですよね。
怨霊とはいえ完全に肉体を持った(ように見える)存在ですし。
でも、貞子の方がよっぽど怖い。
ウチの一家4人を一時間もテレビの前に凍りつかせて、トイレも寝室も4人で肩を寄せ合っていかないと行けないぐらいの強烈な恐怖を与えた存在ですから。
しかしまぁ、それも初見のときだけで、2,3回観てるうちに、笑い話しながら観れるようになりましたけど。
…ああ、『呪怨』の敗因ってやっぱりそこなのかな?

作品の最後に衝撃的な登場を飾った貞子と、複数回登場して恐怖を作品内に蔓延させようとした俊雄と伽椰子の違い。

まぁ、何回も出てきた方が怖いっていう人もいるかもしれないけど。
これは出てくるまでの恐怖感を味わう映画だよな、というのが私の感想。

拍手

原作読んでないボケな私…(汗)
しかし、後半の怒涛の戦闘シーンは、読んでるだけじゃ体感できないだろうなぁ。
それぐらいスゴい仕上がり!
劇場で観るべき作品だったな、コレは。

拍手

撮っておきながら放っておいたものを、およそ1年ぶりに視聴……(汗)

私の基準では、邦画ってのはだいたいがテンポがタルいですからねぇ、邦画観るときはそれを踏まえて観ていますから、その辺のことは気にしないことにしているんですが(……まあ、ハリウッドの基準で観る方が間違ってるんですが…)
『たそがれ』は覚悟してたより場面の繋がりのテンポがいいですねぇ。

冒頭、いきなりナレーションが聞こえてきたので驚いた。
ナレーション入り映画だったんだ。

妻が死んでしまって家がたいへんなことになったので、それを助けるため同僚の酒の誘いも断って黄昏時に帰るから「たそがれ清兵衛」と揶揄されてるのね。
私、好きですよ、こういう勤勉なキャラ。
東北弁喋る真田広之にも驚き。しかも汚れた様子がサマになってるし。芸風広いなぁ。

しかも丹波哲郎も出てるよ。良い感じにガンコじじいを演じてる。
「女が習い事するのはみっともない」「妻は尻がデカけりゃそれでいい」
もうガッチガチの慣習絶対視キャラ。いいねぇ(笑)
それを否定して娘に論語を教える清兵衛のキャラは好きですよ。
この時代に民主主義的な考えは早すぎるし合わないとは思いながらも(笑)

でも、宮沢りえはいろんな意味で“キレイ”すぎてちょっと浮いてたな。
巧いとは思うけど残念。

クライマックスの敵との一騎討ちを前にしての、宮沢りえ(役名なんだっけ?)と清兵衛のどこか緊張感を持った支度の風景、そして告白のシーン、
王道な展開だけど、やっぱりいいねぇ。 グッと来ますよ。

それなのに、その後でその敵と語り合うって話の流れは拍子抜けな気が…(汗)
しかしまぁ、『清兵衛』らしくて、それはそれで面白いです。
結局、殺陣のシーンには突入するんだし。

全体的に悪い印象ではなかったですね。
前半の清兵衛の日常を映したシーンがなかなかいい感じに仕上がってます。

……だからなぁ、
なんでこんなラストにしちゃうかなぁ、って思っちゃうんですよ。
それはちょっと哀しいよ…。登場人物に感情移入しすぎかな?
…しかし、それを直接描写しないことが緩衝材になって、そんなに悲愴感が漂ってこないようになっているのは巧いなぁ。

シメを飾るは井上陽水か。最初は「合わねぇだろ」と思ったけど、存外合っていて、雰囲気がよく出たラストになりましたよ。

うんうん、なかなか。

拍手

『BROTHER』は合わなかったけど、今回は時代劇ベースだからとっつきやすい。
うん、良かった。
ビートたけし扮する座頭市が強すぎるっていうツッコミは時代劇には禁句?
ケレン味があるからいいんだけどね。
時代劇に使われる要素・シチュエーションを可能な限り詰め込んだ感じがあるけど、物語内で有効に働かなかった要素も多かったのが残念。
まぁ、それは邦画の特性なんだけど。ハリウッド的に観ようとしすぎだな、私。

拍手

カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新コメント一覧
[02/11 師子乃]
[05/26 昇]
[05/26 昇]
[08/28 Take@管理人]
[01/07 Take@管理人]
バックナンバー
最新TB
参加コミュニティ

ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 彦根情報へ
にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村 漫画ブログ 漫画制作へ

ブログ内検索
忍者ブログ [PR]