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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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びわこ放送でアクロバット録画してた分が届きましたよ、キャサリンの回のヤツ。
なんかキャサリンに肩入れしすぎて失敗してるなぁ…

いきなり主人公の陣営に変な新キャラ増えたなぁと思ったら実はソイツ店の売り上げ泥棒でしたー、という、途中で警察が事情説明に来た時点で見え見えの展開ながら、行き当たりばったりのように飄々と話が進んでいく様子が前半の面白いトコなのに。
キャサリンの心象描写を中心にしながら伏線張るから妙に情感出ちゃって。

キャサリンのあの顔は読者の感情移入を拒絶するデザインでしょうが。
微妙に濃くて異質な無表情だから内面で何考えてるか分からないのだけれども、しかしその御蔭で、キャラ印象は良くも悪くも無くニュートラルなままで保たれるというのもある。
だから、泥棒だと発覚すれば瞬時に「泥棒キャラ」に変わるし、その後の話で出戻ってきても「変な店員」のままで居られる。
「“温情で店員にしてもらったのに平然と泥棒の本性を表した”裏切り者」だとか「“泥棒を働いたくせに平然と店に戻ってきて世話になってる”罪人」だとか、“修飾語”が連なって設定に葛藤が生じているキャラではなくて、泥棒のときはふてぶてしい泥棒、店員のときは変な店員、と前のイメージに引っ張られること無く役割の印象を瞬時にスイッチできるキャラというワケ。
今まで店員だったヤツが泥棒のカッコして逃げていくシーンを見せられると、「何だとぉー!?」と意外に思うよりも、「ああ、なるほど」とスムーズに納得して、それが笑えるという。

これがレギュラーキャラだったら「キャラ設定がなってない」だけなのだが、ゲスト的な脇役だったから許容され、特殊な効果が出るワケ。
その時点でキャサリンは、キャラに厚みのあるゲストよりもキャラが薄っぺらい狂言回しや道化になるしかないし、事実今回の話の肝であるお登勢のエピソードを引き出し際立たせるための役割しか負っていないのだが、脚本家・横手美智子は重要なキャラに血肉通った人格を与えて扱いを良くしようとしたために、キャサリンに“分かりやすい内面”を与えたので、いちキャラクターに昇華され人格に厚味が出たが、狂言回しが狂言回しとして機能しないということになってしまった。
基礎作劇法に則って順当に作りすぎです、横手美智子。

ついでに言うと、原作ではカタカナ中心に書かれたキャサリンのセリフも、片言の日本語を意味するだけでなく、ロボットの機械音声にも使われることから分かるように感情のない言葉を吐いている印象を読者に与える効果も出るので、それが余計にキャサリンをニュートラルなキャラクターにしている。
それが、同じ片言日本語を喋る異星人キャラなのに、セリフがひらがな中心に書かれる主要レギュラー・神楽との違い。
しかし、アニメ化の際して、実際の声や音でこの効果を出そうとしても不可能に近いので、マンガの印象に近づけるのはなかなか難しい。

…それでも、キャサリンの声をもうちょっと、こう、顔に合った声にしてもらえば良かったかもしれん。
個人的には青木和子@ジャイ子あたりがこのキャラを表現するのに適任ではないかと(笑)
あと、銀時も杉田智和みたいに落ち着きすぎた声質の声優ではなく、中田譲治とか鈴村健一みたいなもちょっと尖った声質で気の抜けた演技した方がキャラに合ってると思うんだがなぁ…
どうした小林克良。

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