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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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DoraLogo.gif ラストの「ドラえもん絵描き唄」のためだけのスペシャルでした(笑)

 本編、あまりの小っ恥ずかしさに、逐一ツッコミ入れながら見ていたからなぁ…

 何がノれなかったかって、『ドラえもん』世界の22世紀が、社会構造の嫌な部分だけあんな現代的だとは思えなかったからで…
 『ドラえもん』の他の話や、『みきおとミキオ』とか見てたら、少なくとものび太たちに提示される部分では、未来世界は些細な日常トラブルぐらいしかないユートピア寄りな世界だと思うんだけど…
 だから、22世紀で凶悪事件が起きてしまうというのは、何か納得できない。

 まぁ、みんなが言ってるように、同人誌版『ドラえもん』最終回の話の筋に似ているので、「本家の意地はどうした!?」「それとも、似た話を敢えて作ることで、大衆の記憶の上塗りでも図ろうというのか!?」という文句は出るだろうケド。
 そして…ノラミャーコの声優、野中藍かよ!


 個人的には酷評モノなんだけど、実は、エピソードの配分としては、数分おきに必ず新展開を盛り込んだりして、バランス良くなるように配置が計算されている。話の筋だけ追っていけば、山あり谷ありで飽きず、メイン視聴者の子どもたちにとっては喜ばしかったかも。

 ただ、そのせいで犠牲になっているのは、「溜め」。それに演出の方が山なし谷なし…(汗)
 特にラストのクライマックスが顕著。

拍手


 たとえば、記憶をなくしても自らを変えたいというドラえもんの意志を尊重し、泣く泣くドラえもんに別れを告げて去ったのび太の許に、ドラえもんが元のままで帰ってくる、という流れ。
 割と阿漕な話なんだけど、しかし、阿漕な話だからこそ、充分に尺をとって間を作り、「うわっ! 本当にドラえもんが改造されてしまったんじゃ…!?」とちょっとでも疑ってしまう「溜め」を作ることで、帰ってきた場面をより感動的に演出されることができるハズなのだが…
 「裏切り的に意志を固めるドラ」「諦めて涙して去るのび太」「無事に帰ってくるドラ」というエピソード要素の羅列のテンポを重視したのか、全然間を置かずに、ドラえもんが決意して、そして戻ってくるので、「ん? そんなに大喜びするほどの緊張感があったか?」と逆に冷めた目で見てしまうことになる。
 う~ん、もったいない…


 冒頭の部分では、ベテラン安藤敏彦の本領発揮か、脚本指示の力か、割と「重いカット」が散見できた。
 車のリアからのローアングルで、運転席に乗っているパワえもんの姿が見えず、「お前(ドラえもん)の存在がその子(のび太)を不幸にしているんじゃないか?」という声だけが聞こえてくるカットとか、量産機の同窓会なので、同じ姿をしたネコ型ロボットたちが和気藹々と語らい会う中を、一人だけ色も姿も違うドラえもんが物憂げにうろついているカットとか、演出の起伏の少ないわさドラにしては、割と気分的に重い。

 後半もこの調子でいくと、かなり話が引き締まったんじゃないか?とか思うけど、そこまで重たいと、子どもがストレスで堪えられなくなることもあるので、感動の場面でのあのあっさりした演出はむしろ好都合なのかも。



 今回語られたドラえもん誕生エピソードは、方倉陽二版ではなく、作者お墨付きの『2112年ドラえもん誕生』準拠。
 …しかし、1988年の「大晦日だよドラえもん」で「ドラえもんのびっくり全百科」を観てて方倉設定に馴染んでるオレにとっては、今の路線で新設定をやられるとすごく違和感が…(汗)


 マツシバ工場攻防のところは『アイ、ロボット』からの本歌取りっぽいようにも見えた。まぁ、『アイ、ロボット』のシーン自体にも元ネタあるのかもしれんが。
 それに、それほどそっくりというわけでもなかったし。何となく、ロボットの顔というか、雰囲気というかが近くて…
 よく探せば、他のシーンにもSF作品の流用があるかもしれない。



 今回、勢いで量産型黄色ドラを出しちゃったけど、来年の映画に新ドラえもんズの映画併映とのウワサはどうなんだろう?
 『ドラえもん』にとっては害でしかなかった『ドラえもんズ』だけど、『ロボット学校七不思議』と『怪盗ドラパン』は割と話の出来は良いと思うんだ。まぁ、藤子的な話ではないけどね。
 あのレベルのをもう一度見せてくれるなら歓迎してもいいぐらいだが、しかし、今のドラの惨状を見てる限りは、『ドラえもん』の枠をないがしろにする手抜き工事しかしないんじゃないかという不安しか…
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