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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 作画・真庭秀明&監督・宇田鋼之介の『ONE PIECE』、『ラブ★コン』コンビでお送りする今回の『金田一』。
 でも、写実性の高い一枚絵的なまとまりが求められる静的な『金田一』に、デフォルメの効いた絵をグリグリ動かすことが得意な動的なスタッフをぶつけて大丈夫か?

 前回、上下巻にわたる原作を1時間の放送枠にまとめるために、いろいろなエピソードを間引いて再構成した結果、引きすぎて、話がパッパッと進んでいく割にスカスカ感があって、印象が良くないことこの上なかった。

 今回のは、単行本1巻にまとめられる分量なので、前回ほど削らずに済みそうだから、もうちょっと余裕のある進行になるかなと期待はしていた。

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 実際、吸血鬼が出てきそうな雰囲気作り、容疑者たちがひと通り怪しい行動を見せるなどのミスリードがちゃんと組み込まれているなど、尺に余裕があることを有効に利用して話を進めていて、好印象だった。

 …と思っていたら、今度は事件起こるまでが長すぎだ!
 やはり原作の話を全部やるのは、無理だったようで、事件は最初の1件だけに限定して話を縮小。『コナン』のように、一点突破の構えで行くようだ。
 そのせいで、そろそろ放送が半時間を過ぎようかというときになって、ようやく事件発生。
 それを考えると、やっぱりダレてスカスカしてる。
 結局それかよっ!

 そのくせ、金田一おなじみ、犯人自ら語る動機の過去描写とエピローグなど、重要度がまだ高い部分を残り10分で処理してしまっていて、急性な感じして説明不足になっていたのは、明らかにバランスが悪いぞ。
 前半でダレてる部分の尺、少しこっちに回せ!

 とはいえ、尺のバランスはともかく、原作の話からの取捨選択と再構成に必要な追加要素はうまいこと処理していたように見えたし、何だかんだで宇田鋼之介、美雪が目撃する殺人の瞬間のシーンの雰囲気は恐ろしさがちゃんと描出されていたし、ラスト近くで犯人がナイフで襲い掛かっていくあたりのカット割りは、急性ながらもちゃんと効果的に描かれていて、全体から見ると良かった部分も多い。
 少なくとも、前回の、場に合っていない演出が連発したのに比べれば、統一感があってまとまっていたし。

 一方作画は、キャラデザのクセの問題や、動かすことを基本としている部分もあるせいか、今回も乱調気味。
 今回はアオリやフカンのレイアウトがかなり多く、そのカメラ角度の中で人物を動かすことが全然できていなかったような…
 あと、表情がカートゥーン的にデフォルメされた変化をするので、『金田一』っぽくなく、『コナン』みたいにも見えた。

 というか、今回の『金田一』、全体的に『コナン』っぽい作りになってない?
 弱気の美雪を励ますはじめのシーンは、どことなく「新一×蘭」っぽい雰囲気になっていたような(笑)
 元々は『コナン』の枠なんだから、習慣で見てる『コナン』視聴者に配慮して、意識して雰囲気を似せているんだろうか? それとも宇田ちゃんの裁量?
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