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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 『コナン』も60巻台に到達し、ついに禁断のネタを繰り出した!


 …と、その部分のことを言及する前に、それまでの話について思ったことを。


 毛利探偵事務所の階下の喫茶店の店員・梓の兄が容疑者になってしまう事件では、ラストで、誘き出された梓と梓兄が真犯人と対峙するんだけど…
 別の場所とはいえ既にコナンが推理を披露した後なのに、犯人がこれから脅して自殺させようとする人間に対して、ダラダラと真相を喋りすぎ。
 「推理は自供や証拠がなければ真実にならない」のが推理モノのルールなので、犯人を確定するという点では自供してくれているから正解だが、お話としてはただ真相語りを繰り返しているだけの構成になっているので、アウトなのでは…?
 ちゅーか、それは「冥土の土産に教えてやるフラグ」といって、言ったヤツの勝利がかき消されるパターンですよ、犯人さん(笑)

 妃弁護士に依頼してきた元・女子柔道家の事件。
 「被害者の方がトリックを使っていて、犯人はそれを利用してアリバイを作る」というトリックは、14巻の話で既に使っただろ!
 しかもそれと比べて、レベルが落ちている。
 おかげですぐに真相が分かってしまったし、『コナン』のトリックネタ不足も露骨になってきている感じで、同じネタを見せられてもなーという思いはある。
 過去のネタに「英理と小五郎の話」を組み込んで、新作話としての興味を何とか繋いでいるという形に見えた。



 そして、今回の単行本の後半部まるまる使って繰り広げられるのが、「工藤新一(=主人公)の致命的な推理ミス&決定的な殺人」という、衝撃展開!
 当然のごとく、「それは周りの人間の勘違い」というオチで終わるわけだけど、「推理モノの探偵の推理というのは、往々にして妄想のレベルに達している(その推理って本当に真実なの?)という批判さえあるこのジャンルにおいて、それをそのままお話にしてしまった今回の事件は、『コナン』のタブーに触れてしまっているぞ…
 しかも、その推理ミスのせいで、「村一つが新一に対する憎しみにまみれてしまう」という物凄いレベルの反主人公要素が発生している壮絶な展開。
 『コナン』ぐらいの作品の自制力がなければ、主人公に悲劇的なケジメを負わせる展開にしかならない設定だなぁ…
 …そのぐらいのレベルの危機なのに、新一の推理に対する村人の勘違いって一切解消されてないんですが……作品的にそれで良いのか?

 現実に起きている頭を打って記憶喪失になる発生率の低さを考えれば(いや、フィクションでそれを指摘するのは酷かもしれんが;)、ビミョーに新一っぽくなく描かれていることも併せて、ホンモノの新一でないことは容易に想像がつき、そうなると死羅神様の正体も簡単に割り出せる。
 簡単すぎる話だが、読者がそう予想していることを見越してか、「ニセモノの姿を影から見つめて、悔しそうに口元を歪ませる死羅神(=ホンモノの新一)」という光景を見せて、読者に「アレ?あの新一が悔しがるなんて一体どういうこと?」という別の謎を提示して話の興味を引っ張っている部分があって、細かいところで芸を凝らしているなぁ

 …などと思いつつも、トイレに篭ったコナンが灰原の解毒剤で新一に戻るとき、いつもは飲んでから相当なタイムラグを置いてから戻るのに、かなり僅かな時間で苦もなく戻ったようにしか演出されてなくて、テキトーな作りを感じるところも(汗)

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