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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 買うさ、買ったさ、OVA付き『イカ娘』12巻!
 久々に新規で動くイカ娘が見られる!

 アニメ1期のオープニングテーマのノリがイカ娘の作風と合いすぎてて、2期のスフィアの歌が酷評されていたが、それ以上に過去最大に合わないオープニングテーマが…
 2期ではお馴染みのオープングアニメでのイカ娘コスプレショー。
 チャイナドレスイカ娘と忍者イカ娘は巻末イラストネタだが、魔女っ子イカ娘はどこのネタ?
 あんべ先生が今年のプリキュアにハマっているとの情報もあるが、それの関係か…


・OVA1話目「壊さなイカ?」山本靖貴コンテ・演出回
 OVA制作決定一報の時に発表されたビジュアルイメージは、この回のものだったな。
 RPG風衣装の画しか出てこなかったので、「なぜにRPG風衣装?」「アニメスタッフ、何か『イカ娘』を勘違いしてない?」と一部で物議を醸していたっけ(笑)

 原作の「壊れなイカ?」(7巻収録)は、イカ娘の魅力が全然出てない回なんだけど、3バカがゲーム機の頑丈さをアピールする時の独特のテンポの空気感とか、頑丈すぎて扱いづらいゲーム機にひたすら苦しめられるネタで全体が巧くまとまっている感じとか、なんか好きな話だ。

 今回のOVA化で、攻撃の当たり判定がてんでダメ、とか、RPGの平民は何故か城の中の情報に詳しい、とか、クソゲーネタやあるあるネタが増えてたのは、ゲームをテーマにした話として良かった。
 原作では栄子主軸回でイカ娘がチョイ役なのだが、今回のアニメでは、栄子と一緒に行動したり、2画面で同じ動作をやってたりして、イカ娘の出番が増えているのが良かったのと、栄子と仲いい感じが出て良かったな。
 突き抜けた特徴は無いんだけど、楽しげな雰囲気で満たされている感じが、山本コンテらしさが出ている。


・OVA2話目「普通じゃなイカ?」水島努コンテ・演出回
 今回発売の12巻のネタだが、今巻で深められた、鮎美が人外となら物怖じせずに話せる設定を知っていないと、話に乗っていけない部分もあるのが、アニメシリーズ単体の流れで見るとちょっと難儀か。
 この話の最大のツボ、悩める最終兵器魔王・千鶴さんが、ちゃんと可愛いらしく演出されていた。

 ラストの、イカ娘の触手攻撃の連打をかわしきって人外レベル認定受ける早苗の動きは、原作だと、地に足の着いた感じの高速運動だったが、アニメでは重力無視してるかのごときマクロス軌道(笑)で縦横無尽に避けきっていて、人外レベルっていうか、明らかに人外だ!(笑)
 早苗は水島コンテだと活き活きしてるなァ~

 あと、その直前の「普通の女の子として接してほしければ、私に対して怒っちゃダメでゲソよ」と千鶴を丸め込んでほくそ笑むイカ娘の、それはまぁ悪そうな感じの笑顔が、とてもよろしかった。
 そうそう、私の好きなイカ娘は、こういう悪そうな部分があるところ(そしてその悪そうなことは完遂されない他愛無さ)なんだよ。
 そういう意味でも、水島コンテは私の“『イカ娘』感”に合ってるなァ~


・OVA3話目「隠れなイカ?」池端隆史コンテ・演出回
 11巻収録ネタ。テンポで一番安心して見られたのは、この池端コンテだったな。
 一度もアニメ『イカ娘』に噛んだことがないはずなのに、初登板でこの安定感。さすがはベテランにして、水島努の師匠格。
 家の中でかくれんぼしてやる、という他愛無いネタでまとめ上げられた一篇なので、池端コンテの雰囲気に合ってる題材だった、ということかもしれんが。

 原作読んでた時は「一日中家に居ながら見つからないようにして、出てきた時に驚かせてやるでゲソ」という考えで唐突かつ一方的にかくれんぼを始めるイカ娘の思考はよー分からんかったが…
行方不明になってたイカ娘を心配したりずっと家に居たと知って大きくリアクションを取ってくれる相沢家の皆さん(というイカ娘の想像)の様子を、動きの着いたアニメで見せてもらえると、確かにここまで反応してくれたら勝手に始めるかくれんぼも楽しいだろうな、と思えてきて、すんなり理解できたなァ。

 この回全体に漂う独特の雰囲気が、オチで失速したのは残念。あの慌ただしい雰囲気のラストは、むしろ水島コンテの方が巧く調理できる流れのようにも思える。

 あと、OVAの他の回と違って、イカ娘@金元寿子とたける@大谷美貴の声の演技が甲高い気がする。
 もしかして、声の収録の日程が他の回とは違うのでは?…とか思ってしまったが、秋田書店はアニメにあんま予算かけてなさそうなので、そんな拘束時間長引かせて予算増やすようなことはしないか。

 


 一方の本編・原作12巻では、鮎美が、ヒジョーに残念な娘さんと化していた(笑)

 「人と話すのが苦手」という鮎美のキャラクターを掘り下げるというか、言葉遊びみたいな感じで「人間以外のものと接するのは緊張しない」というところに持って行って、人外のイカ娘や、人外級の千鶴・早苗と絡めさせたのは、持て余し気味だった鮎美のキャラクターに弾みが出てきてよろしいのだけど…
 犬と会話が弾んでたのは、さすがにやりすぎではないかと思ったりもする。
 本物の幽霊が出てくるようなマンガなので、動物と会話できる特殊能力ぐらい寛容に見るべきなのかもしれんが、そんなエスパー能力持ってる人間が近くにいるとイカ娘の特殊性がががが…

 イカ娘の特殊性を脅かすキャラは千鶴とか早苗とか3バカとかいたりはするが、一応イカ娘との関わりを起点にして顕れてきた特殊性が、対イカ娘以外にも広くシナリオに使われてきた、という流れなのに対して、鮎美の動物とも話せるのはイカ娘大して関係ないから、そこが個人的にどうも好かん、というのもある。
 というか、本人の目の前で怪物だの妖怪だの勝手に認定したり、アレックスが吠えてるのを勝手に雰囲気までマネして通訳してみたり、もはや雰囲気読めないアホの子だ(笑)

 それはともかく、OVA付属版の今回全員参加的な特別表紙絵に鮎美は出てこれてないのに、こんだけキャラ出ししてもらえて、すごい躍進だなァ~


 巻頭書きおろしマンガは、初の夏ネタ。
 今まで発刊時期に合わせて、ずっと真夏の本編では描けない季節ネタを描いてきてくれたが、今回は本編の季節とリンクした形。
 1ページ目は、夏にしたいことをズラズラ並べてみるが、最終的に「早く秋になるといいね…」と言ってオチるのほほんさが面白い。
 2ページ目はエロい。何か溜まってますか、あんべセンセイ?(笑)


 前半収録の話は、比較的構成がまとまってたかと思うのだが、後半収録作品になってくると、私の好みから外れてくる話が多い。
 ずっと真夏の侵略コメディが、ついに、夏でも開店している屋内スケート場に行ったり、季節外れの臼と杵持ち出したり、季節感を飛び越え始めたり、それから、栄子と磯崎だけで話回したり、ネタ切れ感がしてくるのも。
 巻末の作者コメントでも、「この時期かなり苦しかった」と書いているので、実際ネタ作りの苦しさが相当のモンだったのだろうけど。

 それでも、11巻の感想で「出番が…」と書いていた渚の出番も12巻では増え、鮎美の話や愛子先生の話にうまいこと絡んでいたり、まだまだ好きな話が多かったりはする。
 イカ娘がキャスター(ローラー)をいろいろなものに付けて回る話が、最終ページのセリフ・効果音一切なしでオチまで突っ走るラストの独特な感じも含め、一番好きだ。
 磯崎が栄子との格ゲーで使った最終手段のキャラは、確かあんべ先生が昔描いた読み切りマンガの主人公ではなかったか?
 そして、誰か、愛子先生に愛の手を(笑)


 巻末描き下ろしイラストは、赤ずきんイカ娘。背後でオオカミな早苗が狙っているので要注意(笑)

 

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