でも、写実性の高い一枚絵的なまとまりが求められる静的な『金田一』に、デフォルメの効いた絵をグリグリ動かすことが得意な動的なスタッフをぶつけて大丈夫か?
前回、上下巻にわたる原作を1時間の放送枠にまとめるために、いろいろなエピソードを間引いて再構成した結果、引きすぎて、話がパッパッと進んでいく割にスカスカ感があって、印象が良くないことこの上なかった。
今回のは、単行本1巻にまとめられる分量なので、前回ほど削らずに済みそうだから、もうちょっと余裕のある進行になるかなと期待はしていた。
まぁ、危ない事件が実際に起こったからといって、子どもは使うのをやめるようなタマじゃないし、ストップをかけるのは結局大人の役目になるというあたり、そっちの方がリアルか。
子どもたちのメガネが取り上げられる描写は簡素で、そのせいで暴力的ですらあったが、メガネが原因で入院したヤサコに対してお母さんが優しく語って諭すという、感情に訴えかけるシーンが出たことで、「手で触れられるものだけが本物だ。メガネなんて無い方がいい」という価値観を絶対のものとして肯定的に構築したことに成功したように見える前半。
フツーのアニメだったら、これを結論として終わるような勢いの湿っぽさがある演出だったと思う。
…だが後半に入って、メガネの向こうの存在でしかない「手に触れられない」デンスケを失った「手に触れられない」苦しみの実存を足がかりにして、その価値観をひっくり返していこうとするところに、このアニメの真価が…
……って、うおおい!!! そこからの展開が、なんか異常に速くないか!?
ちょっと気を抜いたら付いていけなくなるぐらいの急ピッチで物語が進行していったぞ!
金沢までの大冒険のはずなのに一瞬で着いてしまったりとか、タメが全然ありませんがな。
こんなキツキツな感じを見せられると、あと2話で収まりが付くのか、不安になってくるぞ…
作画も省力体制が続いていて不安だが、今回、ダイチがいじめっ子をぶん投げるあたりで、作画アニメの特徴が出ていたので、これから復調していくものと考えて大丈夫かな?
何、この同人誌精神アニメ(笑)
別に、作りが素人臭いとか安っぽいとかいう意味で言ってる訳じゃない。
元々『灼眼のシャナ』という作品は、早い話、異界から世界を侵略に来た敵を、主人公と、世界を守るために異界からやってきた少女とが倒していく、というバトルストーリーとしての体裁が大上段にあって、その合間から、大業物振るう小柄な少女・シャナやら、世界の危機という秘密を共有するシャナと主人公・悠二の様子を誤解する吉田さんとの三角関係やらの、萌え的な要素が見え隠れしており、その部分をオタクたちが発掘して、バトルという要素を取っ払って盛り上がるという類の作品だと思う。
つまり、オタクが本筋(バトル)以外の従属的な部分から自分たちの盛り上がりどころを見つけて重視するという、「原義的な意味での“萌え”」の構造を持つ物語だったはず。
そして、その従属的な要素を主要なテーマとして取り上げる、例えば「こいつら、バトルしてない時はどういう日常生活送ってるんだろう?」「本編では絡みがなかったこのキャラとこのキャラが、出会ってたらどうなるか?」という夢想を、物語として形にするのが二次創作系の同人誌のひとつの機能なわけだ。
…ってなわけで、TRPG原作、ハルフィルムメーカー制作のこのアニメ。
本の購買者が自ら物語を作っていくことを目的としているのがTRPGなので、如何様にもストーリーを構築できるよう自由度が高く、統一感の薄い様々な要素がぶちこまれているため、アニメ化にあたってそれらの要素を紹介がてら出し切ろうとすると、ごった煮的で未整理な印象になったり、媚びて狙いすぎ部分があったりするだろうけど、それはまぁ、仕方がないところではある。
それはともかく…
「別段優れた部分がある作品でもないのに、なんで観てるの?」とか言わないで(汗)
「女の子キャラ目当てか、この萌えオタがッ!」とか邪推しないで(泣)
まぁ、女の子キャラ目当てでないというわけではないけれど、しかし、それを上回る注目要素がこの作品にはあるのだよ。
ギャグがあれば何でもいいのか、オレ!?
…ってなわけで、萌えキャラが出てくるアニメに数多く噛んでいるAIC制作、最近オタク界隈で話題になったのが記憶に新しいエロコメ『すもももももも』を輩出したヤングガンガンでの連載作品原作であるこのアニメ。
…などという説明をすると、どーしょーもなさが漂ってくる偏見に見舞われてしまうなぁ(汗
実際、公式ホームページのトップ絵の媚びてる感がものすごいけど。
しかし、そのような表層的な媚びっぷりの一方で、設定やストーリーや描写等で露骨に媚売ってる部分というのはあまりなく、この界隈では相当に真面目だといえる部類の部活モノである。
つーか、剣道部モノって、竹刀の太刀を交わしあって動き回るってことで画的に栄える割には、あまり存在しない気がするんだけど、どうだろう?
7年ぶりのアニメ『金田一』。
作る側にとってはかなりのブランクだが、まぁ個人的に過剰な期待を寄せてるワケではなかったこともあり、絵柄が変わったぐらいで、アベレージは保ってるだろうなぁ、と予想してたのだけど…
うわっ、割とヒドい出来だ…
甲子園中継で休止して以来、録り溜めて全然見ていなかったけど、ハードディスクの残量もヤバくなってきたし、思い切って全話視聴。おかげで先週の総集編は要らなかったぜ(笑)
12話でのヒゲ文明大暴走に大笑いし、13話でのひと夏の出会いと別れにホロリとさせられるなど、明るい雰囲気の世界観で繰り広げられていた騒動のことを思い返すと、14話以降の流れはそれとは別物のようなハードな仕上がりになっていることに気付く。
単純な話、この作品は、「ふつうではみえないものがみえるフシギなメガネがでてきて、みんなよろこび大さわぎ~!」というファンタジー的なジャンルの延長と言えるんだけど、そこに最先端電子機器テクノロジーのエッセンスを取り入れて裏設定を構築し、「現実にありうべき未来」の話として描いたのが目から鱗のミソであり、2クール目からの性質変換の要因でもある。
つまり、単純にただメガネ型情報端末&映像投影機使って、バーチャルの世界でバカ騒ぎするのが当初の作品目的のように見えたのが、そういう最先端テクノロジーが一般の生活に普及した未来の現実世界において、人間はどのような問題を抱え、どのようにテクノロジーと付き合っていけばいいのか、というテーマが強調されていくことになる。
そして、ここでの人間が抱える問題は、間近に迫った事象であるが故に、ハードに描かざるをえないわけだ。
「ドリルは男のロマン!」というアホなオタク格言を人生訓にまで昇華させてしまったドアホウ脚本に、カビの生えた少年まんが的荒唐無稽テンプレート展開を迫力・説得力・熱血力を十二分に持たせて描ききってしまうドアホウ演出・作画でお送りした、今世紀最後のモーニングタイムロボットアニメ、ここに堂々完結!
萌え系路線をひた走り軸線ブレまくってパッとしなかったGAINAXが、『新世紀エヴァンゲリオン』以来久々に放つ地上波ロボットアニメということで、放送前から注目されて期待が高かった今作だが、第1話を見たときの期待を裏切ることなく、全27話を突っ走ってくれた。(第4話は忘れろ;笑)
GAINAX作品で、ここまでマトモに終わらせたのって、『ふしぎの海のナディア』以来なんじゃないかしら?(笑) 全体的なまとまりも含めてキレイというなら、おそらく、これが初めて。
うーむ…
最終回は、破壊すべき敵艦に仲間が取り残された前話の流れから行くと、ワンサイドゲーム化してしまった前作ラストバトルの弱点を補って、敵艦内外からのダブル攻撃でアクションを盛り上げて終わりそうだったから、期待してたんだけど…
実際は、助けて脱出したので第三者が心置きなく艦破壊して終わり、というイマイチ盛り上がらない結果に…
そうした前作の反省は、25話での、体の動きだけ操られた変身ヴィヴィオvsなのはママという状況設定に活かされていたものの、その部分は、作画が「操られた」感じをまったく出していなかったので、嫌だと言ってる割にノリノリで攻撃してる様にしか見えず、悲劇性も緊迫感もなくて、ションボリさせられた…
ただ、「ヴィヴィオが立ったー!」や、危機下での支援という形での弟子の師への恩返しや、1話アバンのなのはを髣髴とさせながらそのキャラらしさが表れたスバルのその後の活躍など、過去エピソードを伏線化させてシリーズをまとめたように見せたのは、連話モノの最後として面白かったが。
(でも実際は、最終回まで引っ張ったラストバトルを通して何かを得た者が誰もおらず、結局は遥か前の話の訓練からの蓄積の消化にすぎない、というダメダメな構成だったり)
『ななついろ☆ドロップス』
どこぞで「少女マンガチック」と評されていたが、引っ込み思案な夢みる乙女が、誰にも内証で魔法を使って行動を起こす、というのは、確かに児童向け少女マンガ的であり、往年の女児向け魔女っ子・魔法少女アニメ的でもある。
ヒロインの言動や思考も、小学生のそれとしての説得力があるので、懐かしくもある。
…が、これが高校生キャラという設定なんだから、どうしたものか(汗
見ていてイライラするんですが…
そのキャラ設定を下敷きにでもしているせいか、演出がタルくて辛い。
ヒロインが主人公に水をかけてしまうシーンで、
すもも「す、すみません! 私、どうしたら…シクシク」
正晴「ちょ、ちょっとぉ…」
撫子「どうしたのすもも? アンタが泣かせたのね!」
正晴「ええッ!?」
すもも「ち、違うの~」
という単純なやり取りに2分近く使うのは(雰囲気作りとテンポ統一のためとはいえ)勘弁してほしかったし、売りのSDキャラだって「ええーッ!? そこで使っといて、なんでさっきのシーンでは使わなかったの!?」という使い方が多かった。
同じような雰囲気やテンポでも、ゲスト絵コンテ家が担当した2話の方がまだ見れたものだった。が、それはそれで情けないぞ監督(笑
ついでの余談だけど、ユキちゃんは、正体を鑑みなければ、可愛くていいなぁ~(笑
『ぽてまよ』
粗めに描かれた背景に、すっきりとして単純なキャラデザを見るにつけ、テレ朝土曜17時台にやっていた平成版『モーレツ!ア太郎』とか『丸出だめ夫』とか、あるいはフジの『キテレツ大百科』を無性に思い出してしまい、その上、変な生き物の出現で日常が掻き回されるという設定で「これは『少年アシベ』ですな」と結び付け、その生き物のライバル的生き物が出てくれば「ああ、『三丁目のタマ』ね」と連想してしまうなど、無条件に昔の純然たる子ども向けアニメ作品とダブらせて懐かしんでしまうので、正当な評価は最早不可能(笑
まったり感が観るのに負担なくて楽だし、少々のオタクが喜ぶ要素に目を瞑れば、夕方に放送してもいいのでは、と思うほど。
放送2回目のBパートで、テレビの踊りに合わせているぽてまよの動きが、個人的に何かツボだった。
『CODE-E』
誰にも期待されずに放送開始し、実際に、誰も期待できない中程度の質に仕上がったオリジナル作品…(汗
それでも、設定がけっこう私好みのものでね。
この電子機器隆盛の時代に、電子機器が逆に生活の枷になってしまう人間を放り込むという設定は、ちょいと工夫すればテーマ性が出せるなぁ、とか思ったり。
それに、ベタではあるけれど、如何様にでも物語を進行させることができる人物配置に感心してしまって。
特殊体質がバレないかとビクビクしながら生活する主人公に、特殊体質にだけ興味を持って強引に近付いていく探求一筋の科学バカを絡ませ、さらに主人公とバカの関係を誤解して嫉妬心を燃やして対抗してくる幼馴染を置き……という情報交通の錯誤しか生み出さない環境が物語の推進力になっていきそうなのが、想像するだけで心地良い…
…が、その設定を基にして仕上がった作品は、どうにもパッとしない。
インストゥルメンタルのOPが作品内容に合ってないのは元より、脚本と演出の向かう方向がそれぞれチグハグ。
脚本は「ギャグに力を入れてハイテンションで映像化してくれ」と主張しているのに、演出は至極落ち着いたトーンで堅実で、どちらかというとマジメというのが…
例えば、「あなたの体に興味があります」宣言のシーンで「(…この人、変態か!?)」と内心思って怯えている主人公の表情は、本気で怯えさせた表情ではなく、ちいと崩したギャグ顔にするぐらいがちょうどいいと思った(ギャグ顔を出さないという方針ではないようだし)。
それに、科学バカが主人公を研究に参加させようと追い回すシーンは、科学への情熱に支えられた真剣さによってしつこく追い回してるようには見えず、落ち着いた演出のせいで、単なる不気味なストーカーと紙一重のキャラクターになってしまっているし…
脚本を活かすならテンション高く演出した方がいいし、演出様式に合わすなら脚本はもう少し大人しくしておいた方がいいと思うので、そのどちらにも統一できていない現状はかなり不満…
繰り返すけど、設定は好きなんだよなぁ… あと、主人公がキョドキョドしたメガネっ娘というのもポイント高し(笑)
あと、言うまでもないけど、全体的に古臭い感じしかしないアニメだよね、コレ(笑)
『さよなら絶望先生』
『ぱにぽにだっしゅ』から続くいつもの新房演出。
これが監督の求める演出の極致と言うわけでもあるまいし、もうそろそろいい加減、この手法から脱却してもいいんではないのか?…と思ったり思わなかったり。
原作通りだけど、2話のネタは面白かった。この手の問題生徒の解決策のフォーマットをすべて逆転させてしまった(引き篭もり生徒には一生引き篭もることを極端な方法で強制し、恐怖心から部屋を抜け出させる、愛に溺れたストーカー生徒には心中という方法を教授した上、ストーカーを量産する)という点が。
『ドージンワーク』
誰もがBパートの実写こそが本編と主張する変則アニメ番組。
しかし、ネットラジオにあまり親しまず、さんまや紳介やたかじんやらが司会のプライムタイムのバラエティをこよなく愛するオレにとっては、合わない合わない…
ならばとAパートのアニメを見れば、出来の悪さは折紙付き(笑
予算の無さが如実に表れているけれど、だったら演出でカバーできることもあるだろうに、と白黒版の『鉄腕アトム』を観た人間は思う(笑
動画枚数を削って使い回しを増やし、撮影や編集で工夫する。絵コンテマン(+撮影・編集担当)に負担がかかる手段だけど、リミテッドアニメ※の本場である日本で、これぐらいの基本なら場末の絵コンテマンでもやってのけてほしいケド、これが現状か…
これをうまくやってるのは、今だったら、容易にシャフトの名前が挙がってくるだろうが。
ついでの余談だけど、こんなところで『名探偵コナン』の救世主・青野厚司作画監督の名前を久々に見たが、『コナン』以外では元々この程度の力量なのか、原画師が揃いも揃って大陸の人間だったせいか、悪いところばかりが目立ち、ションボリ…
※どちらかというと、リミテッドアニメは、動画を極力使わないということより、枚数制限のかけられた原画において、いかに効果的・魅力的な動きの瞬間瞬間を切り取って並べられるかという点が、評価としては重視されていると思う。
『School Days』
実際にプレイしたことはないのに、ネット上の情報を広い読みして大体の情報を把握してしまい、トラウマ化して、現在進行形で影響受けまくりの18禁ゲーム原作アニメ(恥
そこ、厨房思考とか言うな(泣
だから、実際に内容を観てみたくて、普段はあまりの受信状況の悪さに敬遠しているテレ阪での放送を珍しく録画するほど。
はっはっは、つまり我が家では『天元突破グレンラガン』や『よみがえる空―Rescue Wings―』と同じ待遇というわけだな。
………何の冗談だ!?(笑
ちなみに、こんだけ言うてる割に、溜まりまくりである。1話すら見てない。
『霧のエリューシブ』
例年ダメダメなお話しか出来上がってこない『ルパン三世』TVスペシャル。
もう見限るべきなんだろうけど、長年見続けてきた誼というのは私にとっては大変大きいらしく、ガッカリすることが決定済みなのに、やっぱり観てしまう(汗
でも今年は、動きには定評のあるテレコム・アニメーション制作ってことで、期待したい部分もあるじゃない!?
たとえ話がダメでも、動きとテンションで勢いを誤魔化せば、面白くなることもあるんだし。
「へー、『くたばれ!ノストラダムス』と『タイドライン・ブルー』のところに何を期待すればいいと?」とか言うな(泣
…でも結果は、そんな期待が脆くも打ち砕かれ、お話の出来の練りきれなさが目立つばかりに。
今年も……今年もダメなのかー!!!
なんか、京都テレビで『らき☆すた』観てたら、OPテーマのテンポが速くなってた錯覚に陥ったんだけど、サンテレビで観てても、初っ端の部分が速まってる気がした…
でもビデオで確認したら、別にテンポに変更なんかなくて、アレ、なんでこんな錯覚に陥るんだろうか…、と自分の知覚が歪んできたことに、ちと不安感…
さらにどーでもいいけど…
今日の放送に出てきた劇中劇のクイズ番組が「オールスター感謝祭」だったなぁ。
先週の「クイズミリオネア」みたいにあからさまではないのに分かってしまうのは、島崎和歌子相当キャラの言い回しと独特のタイミングのせい。
でも、あんな野太い声の島崎和歌子で5時間続けるのは辛いだろうな(笑)
さらにさらにどーでもいいけど…
新キャラのゆたかの先週の芝居の付けられ方というか、描写のされ方がまるっきり『あずまんが大王』のちよちゃんのそれだったので、設定だけではなく演出まで被せるのかよ、とちと言及したくなってたんだけど、今週本人が見事に自爆してくれたので、わざわざ言う必要のない事柄になってしまったなぁ…(それでも書いてる私^_^;
あまりに説明不足が過ぎたので、敵の情報をわかりやすく解説するスタンスに方向転換!
あまりに「うんち」という単語が連発することが問題になり、テコ入れで急遽口グセ変更!
…なんてことを観ていて考えてしまった(笑)
制作始まったの去年からなんだから、この段階でのテコ入れはありえんけどな。
というわけで、今回は私がとっても大好きな軽めのギャグが満載。
敵キャラ・サッチーの街中スキャン能力を測るために、道端に置いた電脳グッズを次々と破壊させて、「コレもダメ、ハイ次」「コレもダメ、ハイ次」と段々高価なものを出していった最後に、同じテンポとレイアウトで、デンスケがポンと画面に出てくる流れが最高。直後のヤサコとフミエの驚き顔がポイントですよ~
しかし、無口なキャラクターの背景を説明するために、「事故死した友達」という設定を出してきましたか…
60年代の子どもたちの路地裏遊びを、ヴァーチャルリアリティゲーム(死語)として現代風にアレンジして再現している様子が楽しい番組なので、あまり重い話の流れに持っていってもらいたくない、という気持ちが個人的にあるんだけど。
「オバちゃん」が、フミエたちが電脳グッズを身に付けて遊んでいることを諌め、「こんなモンじゃまだまだ足りないっていずれ分かるわ」とサッチーの武装を強化していることを考えると、なんか“世界の危機”的な壮大で重苦しい話に堕ちていきそうで怖い。