Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
別に感想を書く義理はないのだけど、まー、『なのは』と『グレンラガン』も書いたし、一応。
『らき☆すた』
只のオタク少女と女子高生の日常会話を描いているだけのチープな作品になるはずが、オタク界隈での作画の雄・京都アニメーションの底力かネームバリューの御蔭か、結構なヒットになった今作。
「心に残る名作だった!」という感想を頻繁に目にするが、私的には、ボーっと見るにはとても最適な、一片のストレスもかからない番組でしたわ(笑)
まぁ、見切らずに見続けてたというのは、何かしら見所があったからだが、それはやっぱり…京アニだから?(笑)(実制作は京アニの子会社だけど) 1話にて、主役の平野綾の演技聞いて、「おお、こういう声芝居もできるのか」と興味を持った延長かもしれんが。そうなると結局、キャラ萌えなのかな? それか、あるあるネタ強し、ということかも。
全体的に、特にヤマカン降板後は、各話内で演出方針にバラつきがあったのがひっかかったけど、『ドラえもん』で「ココロコロン」で感動した後に「ドラえもんだらけ」を見せられて台無しにされたようなバラエティ要素的(否バラエティ番組的)な面白さに繋がるものがある気がして、それはそれでちと面白かった。
そんな感じで、時間が来れば積極的にチャンネルは回していたけど、「ああ、最終回だったんだ。それじゃ、バイバイ」と後腐れなく視聴を終えられる、そんな感じの番組だった(笑)
ついでに、最終回間際の回の話題。
主人公の亡くなった母親の話が出てくる第22話「ここにいる彼方」。
泣ける泣けるとネット界隈では絶賛だが、そんなに感動するか? 確かにホロリとは来たけど、結局は一発芸的なその場のノリから来るものなわけだし、絶賛は過剰反応な気がせんではない。(まぁ誇張表現の可能性が高いんだけど)
島本須美の声力に感動というのなら納得ですが(笑) いやぁ、今でもあんな高めのヒロイン声出せるんだなー(小原乃梨子や野村道子と同じ現象とか言わないで;笑)
え? 同じ穴のムジナですかそうですか。
『ぽてまよ』
こちらも『らき☆すた』と同じく、深いこと考えずに見るにはとても最適。
ただ、『らき☆すた』と違ってこちらは物語の中身がしっかり存在してるから、見ごたえはちゃんとありますが。
最後まで見ても当初の印象は変わらず。夕方に放送しても支障ないと思う。今時、柿泥棒をひたすら追いかけるだけの話が見られるとは(笑)
出血量が多いのがネックかもしれんが、あの程度のブラックなギャグ描写だったら昔はフツー。しかし、哉純とタラコ唇初芝の行動は犯罪の臭いが色濃くて危険だな(笑)
『さよなら絶望先生』
総評としては、久米田康治作品のあの独特なテイストを再現できてるのが、一応の評価に値する、という程度で、あまり深い感想が出てこない(笑) どうしてもこの手の作りは、細部に目が行っちゃうな~
最終回のアバンが、なぜかゴダールの『気狂いピエロ』ラストの引き写し。ジャンプカットはともかくとして、爆破作画がやけに細かい。8話ラストの『サイコ』といい、どーでもいい部分に力入れるなぁ。しかし、「つまらない事柄なのに全力で演出している様子が面白い」という類のものでもないので、このシーンを挿入する演出意図自体が謎。まぁ、それがつまらないと怒る気にはなれず、見る側もスルーしてしまうのが新房マジックの怖いところだけど(笑)
しかし、『気狂いピエロ』なんて、ゴダールの作品の中では有名な部類とはいえ、一体何人のオタクが気付くんだ?
最終回ラストが『ルパン三世』第2シリーズの最終回ラストの引き写しだったのは、意図と共に分かりやすいけど。
それと、どうも、当初予定の最終回は前話の11話だったらしく、最終回(12話)は最終回っぽくなく、いつも通りだったのが『絶望先生』らしい、という感想をよく目にするが、前話から、事故死、首吊り死、爆死、と主人公死亡オチが連続していることに、何かしらの意味が読み取れる気がする。
『CODE-E』
あー、そっかそっか、このアニメのコンセプトって、『R.O.D.』のひっくり返しだったんだ。『R.O.D』の売り文句が「文系アクション」で、こっちが「理系ラブコメディ」。『R.O.D』見てなかったもんで、感想サイトで言及されてるの見て初めて気がついた。なるほど、OPがあんな雰囲気違いな曲になるわけだ。
…一体、なんでそんな無謀な勝負を仕掛けたのか……そっちの方が謎になってしまったが(笑)
始まる前から終わった後まで、宣伝・脚本・演出・作画・雰囲気・フック(話題性)・タイアップなど全てにおいて「中の中(下?)」を貫いていたのは、ある意味すごい。堅実といえば堅実。まぁ、個人的にこの手のドマイナーなアニメを恣意的に避けてきた経歴があるので、こんな感じのアニメは実際には少なくないんだろうけど。
以前、脚本と演出の齟齬について指摘したけど、後半からは脚本が演出に寄っていって、何とか理想的な形になった。元からこの後半の雰囲気を計算して、全体の演出を統一していたのかも。でも、いずれにせよ詰められていない感じだなぁ。
こいつは、ボーっと見るには最適、どころか、ちょっと気を失っても大丈夫、なぐらいの歩みの遅い空気アニメだった。
…って、今からキャラソン出すんかい! そっちの方が大丈夫か?
『DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 』
「契約者」と称される超能力者たちによるスパイ合戦という格子をベースにして、特殊な設定を盛り込みながらのバラエティに富んだエピソードを語っていく作品だと思っていたら、最後の最後で「生き残るのは人間か、契約者か?」ってな感じで『X-MEN』みたいになっちゃったなぁ。
まぁ、そのラストさえもバラエティの一つと考えていいかもしれないが。
最終回のクライマックスで、精神世界に突入して、抽象的で訳分からんことを言いながら、何となく理解できる結論になってるバランスが、なんか印象深かった。
全体的に。
前後編設定だったからか、一話辺りの話の進行がもっさりしていて、「30分あるなら、もっとエピソード詰み込めたんちゃうん?」という薄さを感じることばかりだったが、それは決して悪いことではなく、この作品の渋い雰囲気作りに一役買っていて、心地よかった面もある。
数々の謎っぽい設定を詳しく説明もせずにガシガシ出してきて物語に絡める姿勢も、普通だったら「説明不足!」と指摘され話がつまらなくなる要因になりがちだが、先ほども述べたように、各話の連結が薄いバラエティに富んだエピソードを語っていくシリーズだということが早いうちから察せたので、別に訳分からなくても気にならず、「契約者やヘルズゲートはなぜ出現したのか?」という物語の柱となる大きな謎でも、最後まで謎解きされなくても許せる、ぐらいのウエイトだったので、「どういう設定か?」ということより、それらの設定をベースにしたドラマの方に興味がいくようになっていて、そこらへんも面白かった。
2クール目から、事件中心からキャラ中心の話にシフトしていくのだけど、それもまた構成的にもお話的にも良かったなぁ。御蔭で「できることなら、最終回で綺麗に決着つけずに、このキャラの環境設定を維持してくれ」と愛着を持って思えるほどになっていたし。
今まで語ってきた設定を一気に伏線化して消化していき、環境設定が消滅していく最終3話も面白かったけどね。(でもやっぱり、黒と桐原の擬似カップル成立は、急性すぎる気がして疑問に思うところはあったけど)
只のオタク少女と女子高生の日常会話を描いているだけのチープな作品になるはずが、オタク界隈での作画の雄・京都アニメーションの底力かネームバリューの御蔭か、結構なヒットになった今作。
「心に残る名作だった!」という感想を頻繁に目にするが、私的には、ボーっと見るにはとても最適な、一片のストレスもかからない番組でしたわ(笑)
まぁ、見切らずに見続けてたというのは、何かしら見所があったからだが、それはやっぱり…京アニだから?(笑)(実制作は京アニの子会社だけど) 1話にて、主役の平野綾の演技聞いて、「おお、こういう声芝居もできるのか」と興味を持った延長かもしれんが。そうなると結局、キャラ萌えなのかな? それか、あるあるネタ強し、ということかも。
全体的に、特にヤマカン降板後は、各話内で演出方針にバラつきがあったのがひっかかったけど、『ドラえもん』で「ココロコロン」で感動した後に「ドラえもんだらけ」を見せられて台無しにされたようなバラエティ要素的(否バラエティ番組的)な面白さに繋がるものがある気がして、それはそれでちと面白かった。
そんな感じで、時間が来れば積極的にチャンネルは回していたけど、「ああ、最終回だったんだ。それじゃ、バイバイ」と後腐れなく視聴を終えられる、そんな感じの番組だった(笑)
ついでに、最終回間際の回の話題。
主人公の亡くなった母親の話が出てくる第22話「ここにいる彼方」。
泣ける泣けるとネット界隈では絶賛だが、そんなに感動するか? 確かにホロリとは来たけど、結局は一発芸的なその場のノリから来るものなわけだし、絶賛は過剰反応な気がせんではない。(まぁ誇張表現の可能性が高いんだけど)
島本須美の声力に感動というのなら納得ですが(笑) いやぁ、今でもあんな高めのヒロイン声出せるんだなー(小原乃梨子や野村道子と同じ現象とか言わないで;笑)
え? 同じ穴のムジナですかそうですか。
『ぽてまよ』
こちらも『らき☆すた』と同じく、深いこと考えずに見るにはとても最適。
ただ、『らき☆すた』と違ってこちらは物語の中身がしっかり存在してるから、見ごたえはちゃんとありますが。
最後まで見ても当初の印象は変わらず。夕方に放送しても支障ないと思う。今時、柿泥棒をひたすら追いかけるだけの話が見られるとは(笑)
出血量が多いのがネックかもしれんが、あの程度のブラックなギャグ描写だったら昔はフツー。しかし、哉純とタラコ唇初芝の行動は犯罪の臭いが色濃くて危険だな(笑)
『さよなら絶望先生』
総評としては、久米田康治作品のあの独特なテイストを再現できてるのが、一応の評価に値する、という程度で、あまり深い感想が出てこない(笑) どうしてもこの手の作りは、細部に目が行っちゃうな~
最終回のアバンが、なぜかゴダールの『気狂いピエロ』ラストの引き写し。ジャンプカットはともかくとして、爆破作画がやけに細かい。8話ラストの『サイコ』といい、どーでもいい部分に力入れるなぁ。しかし、「つまらない事柄なのに全力で演出している様子が面白い」という類のものでもないので、このシーンを挿入する演出意図自体が謎。まぁ、それがつまらないと怒る気にはなれず、見る側もスルーしてしまうのが新房マジックの怖いところだけど(笑)
しかし、『気狂いピエロ』なんて、ゴダールの作品の中では有名な部類とはいえ、一体何人のオタクが気付くんだ?
最終回ラストが『ルパン三世』第2シリーズの最終回ラストの引き写しだったのは、意図と共に分かりやすいけど。
それと、どうも、当初予定の最終回は前話の11話だったらしく、最終回(12話)は最終回っぽくなく、いつも通りだったのが『絶望先生』らしい、という感想をよく目にするが、前話から、事故死、首吊り死、爆死、と主人公死亡オチが連続していることに、何かしらの意味が読み取れる気がする。
『CODE-E』
あー、そっかそっか、このアニメのコンセプトって、『R.O.D.』のひっくり返しだったんだ。『R.O.D』の売り文句が「文系アクション」で、こっちが「理系ラブコメディ」。『R.O.D』見てなかったもんで、感想サイトで言及されてるの見て初めて気がついた。なるほど、OPがあんな雰囲気違いな曲になるわけだ。
…一体、なんでそんな無謀な勝負を仕掛けたのか……そっちの方が謎になってしまったが(笑)
始まる前から終わった後まで、宣伝・脚本・演出・作画・雰囲気・フック(話題性)・タイアップなど全てにおいて「中の中(下?)」を貫いていたのは、ある意味すごい。堅実といえば堅実。まぁ、個人的にこの手のドマイナーなアニメを恣意的に避けてきた経歴があるので、こんな感じのアニメは実際には少なくないんだろうけど。
以前、脚本と演出の齟齬について指摘したけど、後半からは脚本が演出に寄っていって、何とか理想的な形になった。元からこの後半の雰囲気を計算して、全体の演出を統一していたのかも。でも、いずれにせよ詰められていない感じだなぁ。
こいつは、ボーっと見るには最適、どころか、ちょっと気を失っても大丈夫、なぐらいの歩みの遅い空気アニメだった。
…って、今からキャラソン出すんかい! そっちの方が大丈夫か?
『DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 』
「契約者」と称される超能力者たちによるスパイ合戦という格子をベースにして、特殊な設定を盛り込みながらのバラエティに富んだエピソードを語っていく作品だと思っていたら、最後の最後で「生き残るのは人間か、契約者か?」ってな感じで『X-MEN』みたいになっちゃったなぁ。
まぁ、そのラストさえもバラエティの一つと考えていいかもしれないが。
最終回のクライマックスで、精神世界に突入して、抽象的で訳分からんことを言いながら、何となく理解できる結論になってるバランスが、なんか印象深かった。
全体的に。
前後編設定だったからか、一話辺りの話の進行がもっさりしていて、「30分あるなら、もっとエピソード詰み込めたんちゃうん?」という薄さを感じることばかりだったが、それは決して悪いことではなく、この作品の渋い雰囲気作りに一役買っていて、心地よかった面もある。
数々の謎っぽい設定を詳しく説明もせずにガシガシ出してきて物語に絡める姿勢も、普通だったら「説明不足!」と指摘され話がつまらなくなる要因になりがちだが、先ほども述べたように、各話の連結が薄いバラエティに富んだエピソードを語っていくシリーズだということが早いうちから察せたので、別に訳分からなくても気にならず、「契約者やヘルズゲートはなぜ出現したのか?」という物語の柱となる大きな謎でも、最後まで謎解きされなくても許せる、ぐらいのウエイトだったので、「どういう設定か?」ということより、それらの設定をベースにしたドラマの方に興味がいくようになっていて、そこらへんも面白かった。
2クール目から、事件中心からキャラ中心の話にシフトしていくのだけど、それもまた構成的にもお話的にも良かったなぁ。御蔭で「できることなら、最終回で綺麗に決着つけずに、このキャラの環境設定を維持してくれ」と愛着を持って思えるほどになっていたし。
今まで語ってきた設定を一気に伏線化して消化していき、環境設定が消滅していく最終3話も面白かったけどね。(でもやっぱり、黒と桐原の擬似カップル成立は、急性すぎる気がして疑問に思うところはあったけど)
それでも脚本的には、いつものBONESらしく、あまり芳しくない方だとは思うんだけど、それを設定や演出の雰囲気で味に変えてしまっているところが工夫。そうして面白くなっているところらへんが『カウボーイビバップ』と似ている。
だからこの作品、『ハガレン』以上にBONESの財産になると思うんだけどなぁ…
BONESには、またこんな感じの作品を作っていただけると、個人的にはありがたい。
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