Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
…ってなわけで、TRPG原作、ハルフィルムメーカー制作のこのアニメ。
本の購買者が自ら物語を作っていくことを目的としているのがTRPGなので、如何様にもストーリーを構築できるよう自由度が高く、統一感の薄い様々な要素がぶちこまれているため、アニメ化にあたってそれらの要素を紹介がてら出し切ろうとすると、ごった煮的で未整理な印象になったり、媚びて狙いすぎ部分があったりするだろうけど、それはまぁ、仕方がないところではある。
それはともかく…
「別段優れた部分がある作品でもないのに、なんで観てるの?」とか言わないで(汗)
「女の子キャラ目当てか、この萌えオタがッ!」とか邪推しないで(泣)
まぁ、女の子キャラ目当てでないというわけではないけれど、しかし、それを上回る注目要素がこの作品にはあるのだよ。
それは、主人公の柊蓮司(♂)!
…待て待て、不穏な趣味性を感じてウインドウを閉じるんじゃない、男ども!
…コラコラ、薔薇臭を嗅ぎ分けて寄ってくるんじゃない、腐女子たち!(笑)
別にそっち方面の興味ではなく、朴念仁で優男の主人公がお脳の弱い女の子たちに無条件にもてまくって特に代償も無くいい目を見るというギャルゲー的なアニメが隆盛の昨今において、この作品では珍しく、男主人公が優男ではないのに、始終徹底して虐げられるギャグ的な立場にあるというのが、かなり気になっているというか、気に入ってるのである。
学校に行きたいという勤勉な欲求を持ちながら、上司のアンゼロット様に「私のお願いに“はい”か“yes”で答えてください」と強引に連れ去られてハードな戦場に放り出され、結局出席日数がヤバくなるわ、戦闘パーティを結成して基地を構えても、自動的に一人だけベランダで野宿生活を強いられるわ、ダンジョンを攻略しに行けば、トラップセンサーの役割を仲間から強制に引き受けさせられ、全ての罠を体に受けて深刻なダメージを食らっても一片の感謝もされず最終的に置き去りにされるわ、とにかく扱われ方がヒドいのが笑えて面白い。
そうした仕打ちを受けることを根に持ちながらも、ネチネチと怨む湿っぽい性格ではなく、からっと乾いた感じがするポジティブ方向の性分という風に描写されているのが、また良い。
この柊の笑える不遇っぷりが見られるだけで、このアニメの価値があるね(笑)
(…ただ、柊を演じる声優は何とかしてほしかった。こうしたギャグ的な設定のキャラを演じるには、もっと声芸・声域が広い方がいいんだけど、実際聞いてると、素人から二歩ほど先行った程度の演技ぐらいにしか聞こえなくて、その点ではかなり萎えさせられる。)
もう一つ、このアニメに感じる価値を挙げるならば、それは、これほどストレートな、というか古臭いお話を今時やってくれている、というところ。
タイトルロゴからして、レタリングタッチが何だか古臭い感じだし、アイキャッチ時に作品タイトルを読み上げるのも古風。
そして、「世界の危機を救うための、選ばれし少年少女たちの戦い」「敵キャラは古今東西の伝説の怪物からそのまま抜粋」「敵は魔王の配下で、正真正銘の悪だから、遠慮なく攻撃してOK」「それぞれのキャラに固有の武器」「必殺技名を叫びながら攻撃」などなど、「それはどこの中坊が作った話ですか?」と揶揄されかねないような話を、何一つ捻ることをせず、臆面もなく繰り出してくるのが潔くてステキなの(笑)
むしろ、最近足りなくなってるアニメ成分を補わせてくれるというプラス効果があるというか…
そうした中坊話が、ちゃんとギャグテンポやケレン味などがしっかりと演出されていて、アベレージを保って見れる出来になっているのは、佐藤順一が『ARIA』や『ふたご姫』などで叩き上げたハルフィルムメーカースタッフの底力だろうな。
しかし、突出した作画・演出的な面白さが、どの場面においても無いってのは難点。
線数の多い一枚絵的なキレイさを維持するのに手一杯って感じがしないでもない。
そこらへんが、「別段優れた部分のない作品」と酷評されてしまう理由である。
…でも、いいんだ~
柊さえヒドイ目に遭い続けてくれさえいれば観続けるから(←酷ッ
それにED絵でムチャクチャ醸し出されてるエリスの裏切り伏線も気になるし。
ええ、なんで全裸なんだろうってこともね(笑)
←『ナイトウィザード The Animation』公式ホームページ
…待て待て、不穏な趣味性を感じてウインドウを閉じるんじゃない、男ども!
…コラコラ、薔薇臭を嗅ぎ分けて寄ってくるんじゃない、腐女子たち!(笑)
別にそっち方面の興味ではなく、朴念仁で優男の主人公がお脳の弱い女の子たちに無条件にもてまくって特に代償も無くいい目を見るというギャルゲー的なアニメが隆盛の昨今において、この作品では珍しく、男主人公が優男ではないのに、始終徹底して虐げられるギャグ的な立場にあるというのが、かなり気になっているというか、気に入ってるのである。
学校に行きたいという勤勉な欲求を持ちながら、上司のアンゼロット様に「私のお願いに“はい”か“yes”で答えてください」と強引に連れ去られてハードな戦場に放り出され、結局出席日数がヤバくなるわ、戦闘パーティを結成して基地を構えても、自動的に一人だけベランダで野宿生活を強いられるわ、ダンジョンを攻略しに行けば、トラップセンサーの役割を仲間から強制に引き受けさせられ、全ての罠を体に受けて深刻なダメージを食らっても一片の感謝もされず最終的に置き去りにされるわ、とにかく扱われ方がヒドいのが笑えて面白い。
そうした仕打ちを受けることを根に持ちながらも、ネチネチと怨む湿っぽい性格ではなく、からっと乾いた感じがするポジティブ方向の性分という風に描写されているのが、また良い。
この柊の笑える不遇っぷりが見られるだけで、このアニメの価値があるね(笑)
(…ただ、柊を演じる声優は何とかしてほしかった。こうしたギャグ的な設定のキャラを演じるには、もっと声芸・声域が広い方がいいんだけど、実際聞いてると、素人から二歩ほど先行った程度の演技ぐらいにしか聞こえなくて、その点ではかなり萎えさせられる。)
もう一つ、このアニメに感じる価値を挙げるならば、それは、これほどストレートな、というか古臭いお話を今時やってくれている、というところ。
タイトルロゴからして、レタリングタッチが何だか古臭い感じだし、アイキャッチ時に作品タイトルを読み上げるのも古風。
そして、「世界の危機を救うための、選ばれし少年少女たちの戦い」「敵キャラは古今東西の伝説の怪物からそのまま抜粋」「敵は魔王の配下で、正真正銘の悪だから、遠慮なく攻撃してOK」「それぞれのキャラに固有の武器」「必殺技名を叫びながら攻撃」などなど、「それはどこの中坊が作った話ですか?」と揶揄されかねないような話を、何一つ捻ることをせず、臆面もなく繰り出してくるのが潔くてステキなの(笑)
むしろ、最近足りなくなってるアニメ成分を補わせてくれるというプラス効果があるというか…
そうした中坊話が、ちゃんとギャグテンポやケレン味などがしっかりと演出されていて、アベレージを保って見れる出来になっているのは、佐藤順一が『ARIA』や『ふたご姫』などで叩き上げたハルフィルムメーカースタッフの底力だろうな。
しかし、突出した作画・演出的な面白さが、どの場面においても無いってのは難点。
線数の多い一枚絵的なキレイさを維持するのに手一杯って感じがしないでもない。
そこらへんが、「別段優れた部分のない作品」と酷評されてしまう理由である。
…でも、いいんだ~
柊さえヒドイ目に遭い続けてくれさえいれば観続けるから(←酷ッ
それにED絵でムチャクチャ醸し出されてるエリスの裏切り伏線も気になるし。
ええ、なんで全裸なんだろうってこともね(笑)

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