Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
何、この同人誌精神アニメ(笑)
別に、作りが素人臭いとか安っぽいとかいう意味で言ってる訳じゃない。
元々『灼眼のシャナ』という作品は、早い話、異界から世界を侵略に来た敵を、主人公と、世界を守るために異界からやってきた少女とが倒していく、というバトルストーリーとしての体裁が大上段にあって、その合間から、大業物振るう小柄な少女・シャナやら、世界の危機という秘密を共有するシャナと主人公・悠二の様子を誤解する吉田さんとの三角関係やらの、萌え的な要素が見え隠れしており、その部分をオタクたちが発掘して、バトルという要素を取っ払って盛り上がるという類の作品だと思う。
つまり、オタクが本筋(バトル)以外の従属的な部分から自分たちの盛り上がりどころを見つけて重視するという、「原義的な意味での“萌え”」の構造を持つ物語だったはず。
そして、その従属的な要素を主要なテーマとして取り上げる、例えば「こいつら、バトルしてない時はどういう日常生活送ってるんだろう?」「本編では絡みがなかったこのキャラとこのキャラが、出会ってたらどうなるか?」という夢想を、物語として形にするのが二次創作系の同人誌のひとつの機能なわけだ。
…という事情を考慮すれば、3話以降バトルをせず、延々と三角関係や高校生生活の様子を描写してるだけの今シリーズは、立派な同人誌姿勢のシナリオスタイルでないの?
オタクとしては、萌え方向に純化したことで喜ぶべきことなのかもしれないけれど、ただ、あまり嬉しくない。
本筋が本筋を見失い、オリジナルと二次創作の立場が転倒していることへの萎え、ということもあるんだけど、純粋にお話として面白くないんだよなぁ…
それとツリ目成分が少なくなってるのも重大な問題ね(←オイ
まぁ、前シリーズも熱心な気持ちだとか、「これ、面白いッ!」という気持ちで観ていたわけでなく、惰性で最終回まで付き合ってた感もあるから、そんな気持ちのヤツがグダグダ文句いうのはお門違いなのかもしれないけど、それでも何か言いたくなるということは、前シリーズが辛うじて保有していた面白さの片鱗さえ今シリーズでは捨てられているということなんだろう。
とはいえ、この手のアウトラインでも面白いストーリーは作れるはずなんだから、そうするには、人物の関係性を転がしてドタバタさせるなりして、エピソードの密度を濃くしていく必要があると思うんだけど。
「見つめ合う二人」「それを影から目撃して驚愕」みたいな尺を取る描写が多くて、話の進行具合がトロくさいのもつまらない一因。
なんでこんな話になってしまったのか…
…でもまぁ、原作の小説も、1クールや2クールでまとめられるほどストーリーがまとまっていないらしく、うまい落としどころを考えるなら、キレイなオチを描くために1クールでまとめられるオリジナルストーリーを立ち上げる必要があっただろうし、それに、敵に付け狙われているがゆえに、いずれ住み慣れた街を離れなくてはならないと言っている主人公たちだから、「今過ごしているこの何の変哲もない日常が大切」であることを、後々のタメとして示しておくことも必要なんだろう。
しかし、「何の変哲もない大切な日常」と「何の面白味もない日常描写」は違うよねぇ!?
たぶん『ゼロの使い魔』みたいに、はっちゃけたギャグ的世界観でキャラを転がした方が映えると思うんだが、『シャナ』は硬派な雰囲気で作品を統一してるので、そこまで突き抜けた描写ができない、という制約もあるせいで、こうなってるのかもしれないんだけど。
そんな感じで、今日は7話の放送だったけど、実は観てませんよ(汗)
私が求めるバトル要素がこれから増えていくとは分かっていても、もう観る気がしない…
あらすじ読んでるだけでいいよ、もう…
そんな、あまり興味が惹かれない中でも、この「負け犬たちの同盟」っぽいレイアウトはなんか好きだなぁ(笑)
恋愛戦線において、悠二に対するアプローチでかなりリードしてた吉田さんと、その様子を目の仇のように睨んでいて仲が悪いシャナというライバル背景があるから、余計にこの転落と肩の寄せ合いの画が面白い。
そして、この二人をこんな立場に追いやってしまい、池からの忠告を聞いても、その真意を汲み取れず、これ見よがしに近衛に付きっ切りな悠二の朴念仁ぶりは異常。
その内、刺されるぞ~(笑)
←『灼眼のシャナ』公式ホームページ
オタクとしては、萌え方向に純化したことで喜ぶべきことなのかもしれないけれど、ただ、あまり嬉しくない。
本筋が本筋を見失い、オリジナルと二次創作の立場が転倒していることへの萎え、ということもあるんだけど、純粋にお話として面白くないんだよなぁ…
それとツリ目成分が少なくなってるのも重大な問題ね(←オイ
まぁ、前シリーズも熱心な気持ちだとか、「これ、面白いッ!」という気持ちで観ていたわけでなく、惰性で最終回まで付き合ってた感もあるから、そんな気持ちのヤツがグダグダ文句いうのはお門違いなのかもしれないけど、それでも何か言いたくなるということは、前シリーズが辛うじて保有していた面白さの片鱗さえ今シリーズでは捨てられているということなんだろう。
とはいえ、この手のアウトラインでも面白いストーリーは作れるはずなんだから、そうするには、人物の関係性を転がしてドタバタさせるなりして、エピソードの密度を濃くしていく必要があると思うんだけど。
「見つめ合う二人」「それを影から目撃して驚愕」みたいな尺を取る描写が多くて、話の進行具合がトロくさいのもつまらない一因。
なんでこんな話になってしまったのか…
…でもまぁ、原作の小説も、1クールや2クールでまとめられるほどストーリーがまとまっていないらしく、うまい落としどころを考えるなら、キレイなオチを描くために1クールでまとめられるオリジナルストーリーを立ち上げる必要があっただろうし、それに、敵に付け狙われているがゆえに、いずれ住み慣れた街を離れなくてはならないと言っている主人公たちだから、「今過ごしているこの何の変哲もない日常が大切」であることを、後々のタメとして示しておくことも必要なんだろう。
しかし、「何の変哲もない大切な日常」と「何の面白味もない日常描写」は違うよねぇ!?
たぶん『ゼロの使い魔』みたいに、はっちゃけたギャグ的世界観でキャラを転がした方が映えると思うんだが、『シャナ』は硬派な雰囲気で作品を統一してるので、そこまで突き抜けた描写ができない、という制約もあるせいで、こうなってるのかもしれないんだけど。
そんな感じで、今日は7話の放送だったけど、実は観てませんよ(汗)
私が求めるバトル要素がこれから増えていくとは分かっていても、もう観る気がしない…
あらすじ読んでるだけでいいよ、もう…
そんな、あまり興味が惹かれない中でも、この「負け犬たちの同盟」っぽいレイアウトはなんか好きだなぁ(笑)
恋愛戦線において、悠二に対するアプローチでかなりリードしてた吉田さんと、その様子を目の仇のように睨んでいて仲が悪いシャナというライバル背景があるから、余計にこの転落と肩の寄せ合いの画が面白い。
そして、この二人をこんな立場に追いやってしまい、池からの忠告を聞いても、その真意を汲み取れず、これ見よがしに近衛に付きっ切りな悠二の朴念仁ぶりは異常。
その内、刺されるぞ~(笑)
←『灼眼のシャナ』公式ホームページ
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