Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
『ナイトライダー』はシリーズ途中で音楽担当者が代わっている。
あの印象的なテーマ音楽を作ったのがステュ・フィリップスで、11話までは彼の担当なのだが、それ以降はドン・ピークに代わっているので、これ以前と以後では、サウンドトラック音楽の印象がかなり異なる。
交代後は弦楽器やテクノサウンドで構成されたスコアが多くて、これが私個人の『ナイトライダー』音楽の印象を形作っているのだけど、交代前は管楽器中心のスコアが目立つ。
この巻は、まだ交代前なので、ステュ・フィリップス担当の音楽。後の第1シーズン後半以降の話に馴染みが深いと、音楽の雰囲気にちょっと違和感を覚えるかもしれないけど、個人的にはそれもちょっとしたバリエーションとして、楽しい。
「命をつなぐ水 渓谷の水を守りぬけ!」
(原題"NOT A DROP TO DRINK"...訳すと、「飲めない雫」)
日本未放映のエピソード。
DVD発売時に後付けで付けられた邦題なので、放映中に付けられた他の仰々しい邦題に比べて、ちょっと迫力が足りないかな(笑)
猛牛vsキットの興味深い対決あり、スキーモードをバックで起動させて建設用機械の攻撃から逃れるアクロバットあり、迫力の爆破シーンあり、キットが宇宙人の振りをして敵を追い詰めるコメディパートあり、親と子のドラマあり、と魅力的で盛りだくさんな内容なので、未放映になっているのが惜しいほど。
第3シーズンの「爆走デビル・トラック!必殺クラッシュ!巨大タイヤの恐怖」が同じく牧場が舞台の話なので、似たようなのは避けたのかな?
ナイト財団の正式名称が「法と政府のためのウィルトン・ナイト記念財団」であることを頭に入れておくと、冒頭、マイケル無しでデボンたちが訴訟問題に立ち会っている違和感が解消されるかもしれない。
あくまで弁護士派遣とかの法律関係の仕事や公的機関の補助の事務を行うのがナイト財団のメインの仕事で、マイケルたち実働隊(いわゆるF.L.A.G.)は強行手段でやってくる相手に対する対処部署なのだと。
この話の中では、夜間は自動操縦でキットに運転させてマイケルは仮眠を取る、という、もし自分がキットを持っていたら是非実践してみたい理想的・実用的な使い方をしている。
まだまだキット魅力宣伝時期であるのだなぁ
「デボン逮捕!決死の脱獄 迫る巨大トレーラー!橋上の対決」(原題"NO BIG THING"...訳すと、「大きくはない物」)
キットのガス欠についての「ボニーが入れ忘れたんだな」「あなたのナンパドライブはボニーの計算には入っていませんよ」辺りのやり取りは、日本放映版でもちゃんと吹き替えがあるのに、このDVDではその部分がごっそり削られている。
日本側で独自の編集をしていて映像と吹き替えがきっちりとは合わないようなのだが、この後の話でも箇所によってはそういう勿体ない部分があるようだ。
デボンが逮捕されてしまうという衝撃の展開。
日本放映版では、開始後20回近く経ってからの放映だったので、よくあるキャラ掘り下げ回のようでもあったのだが、本国ではこの早い時期に放送されていた、デボンの担当回。
マイケルの活躍部分はそれほど多くなく、デボン解放に至る部分で最後らへんしか貢献できていない。
逆にデボンの行動が話を引っ張っていて、刑務所からの脱獄にやたら思い切りが良く張り切って暴れまわるのが、デボンとしては“らしくない”感じがして、だからこそ面白いなぁ~
この話でキットは、バック走行でトラックの追跡を振り切る。
この直前のセリフは、マイケルが町の実情を聞いて、吹き替えでは「正直信じられないな」「3日も居れば嫌と言うほど分かるわ」となっているけど、原語では「随分ひどいことがあったんだな」「3日も居れば精神がおかしくなるほどよ」となっていて、マイケルの理解が全然違っていることになっている。
当時の日本人には、警官がはっきりと悪意を持って市民を陥れているっていうのは、フィクションの世界でもありえなさすぎる・ひどすぎるという考えがあると思って、マイケルがすんなり信じるのは日本人的には変だろうという判断からの改変だろうか…?
あの印象的なテーマ音楽を作ったのがステュ・フィリップスで、11話までは彼の担当なのだが、それ以降はドン・ピークに代わっているので、これ以前と以後では、サウンドトラック音楽の印象がかなり異なる。
交代後は弦楽器やテクノサウンドで構成されたスコアが多くて、これが私個人の『ナイトライダー』音楽の印象を形作っているのだけど、交代前は管楽器中心のスコアが目立つ。
この巻は、まだ交代前なので、ステュ・フィリップス担当の音楽。後の第1シーズン後半以降の話に馴染みが深いと、音楽の雰囲気にちょっと違和感を覚えるかもしれないけど、個人的にはそれもちょっとしたバリエーションとして、楽しい。
「死の山荘脱出作戦! ナイト2000殺しのバリケード大突破!!」
(原題"JUST MY BILL"…訳すと、「これぞ我が案」)
デボンと近しい州上院議員であるマギーの命が狙われ、その護衛と事件調査にマイケルが赴くが、途中マギーがマイケルと離れて山荘へ外出中に道が封鎖され、同時にマギーが反対していたダム建設法案の強行採決が進められてしまい、マイケルはマギーを議会に呼び戻すため、封鎖された山荘へ突入する…という話。
初期エピソードらしく、キットの魅力的な部分が描かれている。
今話は、駐車禁止のところに停めても、警備員に目を付けられたらキットが勝手に移動してくれているというネタ。
地下駐車場警備員との駆け引きがサイレント映画風に繰り広げられ、コミカルで面白いシーケンスだが、日本放映版ではバッサリカットされていたな。
また、マイケルがキットに秘書のジェーンを残して出かけた際、キットが会話相手になってくれていたが、「あなたと会話するためのデータは揃っています。大学での成績はあまり良くなかったようですね」みたいなデリカシーの無い会話が如何にも融通の利かないコンピュータらしいやり取りになっていて笑える。
ただしこちらは日本放映版でもしっかり描写されている。
第2シーズン放映後、ウィットに富んだ会話ができないキットというのも何か変な感じではあるが。
「命をつなぐ水 渓谷の水を守りぬけ!」
(原題"NOT A DROP TO DRINK"...訳すと、「飲めない雫」)
日本未放映のエピソード。
DVD発売時に後付けで付けられた邦題なので、放映中に付けられた他の仰々しい邦題に比べて、ちょっと迫力が足りないかな(笑)
猛牛vsキットの興味深い対決あり、スキーモードをバックで起動させて建設用機械の攻撃から逃れるアクロバットあり、迫力の爆破シーンあり、キットが宇宙人の振りをして敵を追い詰めるコメディパートあり、親と子のドラマあり、と魅力的で盛りだくさんな内容なので、未放映になっているのが惜しいほど。
第3シーズンの「爆走デビル・トラック!必殺クラッシュ!巨大タイヤの恐怖」が同じく牧場が舞台の話なので、似たようなのは避けたのかな?
ナイト財団の正式名称が「法と政府のためのウィルトン・ナイト記念財団」であることを頭に入れておくと、冒頭、マイケル無しでデボンたちが訴訟問題に立ち会っている違和感が解消されるかもしれない。
あくまで弁護士派遣とかの法律関係の仕事や公的機関の補助の事務を行うのがナイト財団のメインの仕事で、マイケルたち実働隊(いわゆるF.L.A.G.)は強行手段でやってくる相手に対する対処部署なのだと。
この話の中では、夜間は自動操縦でキットに運転させてマイケルは仮眠を取る、という、もし自分がキットを持っていたら是非実践してみたい理想的・実用的な使い方をしている。
まだまだキット魅力宣伝時期であるのだなぁ
「デボン逮捕!決死の脱獄 迫る巨大トレーラー!橋上の対決」(原題"NO BIG THING"...訳すと、「大きくはない物」)
キットのガス欠についての「ボニーが入れ忘れたんだな」「あなたのナンパドライブはボニーの計算には入っていませんよ」辺りのやり取りは、日本放映版でもちゃんと吹き替えがあるのに、このDVDではその部分がごっそり削られている。
日本側で独自の編集をしていて映像と吹き替えがきっちりとは合わないようなのだが、この後の話でも箇所によってはそういう勿体ない部分があるようだ。
デボンが逮捕されてしまうという衝撃の展開。
日本放映版では、開始後20回近く経ってからの放映だったので、よくあるキャラ掘り下げ回のようでもあったのだが、本国ではこの早い時期に放送されていた、デボンの担当回。
マイケルの活躍部分はそれほど多くなく、デボン解放に至る部分で最後らへんしか貢献できていない。
逆にデボンの行動が話を引っ張っていて、刑務所からの脱獄にやたら思い切りが良く張り切って暴れまわるのが、デボンとしては“らしくない”感じがして、だからこそ面白いなぁ~
この話でキットは、バック走行でトラックの追跡を振り切る。
この直前のセリフは、マイケルが町の実情を聞いて、吹き替えでは「正直信じられないな」「3日も居れば嫌と言うほど分かるわ」となっているけど、原語では「随分ひどいことがあったんだな」「3日も居れば精神がおかしくなるほどよ」となっていて、マイケルの理解が全然違っていることになっている。
当時の日本人には、警官がはっきりと悪意を持って市民を陥れているっていうのは、フィクションの世界でもありえなさすぎる・ひどすぎるという考えがあると思って、マイケルがすんなり信じるのは日本人的には変だろうという判断からの改変だろうか…?
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