漫研恒例、新入生歓迎の飲み会。
何度も言ってるでしょ、おごられる新入生の数が多すぎるんだって!
おごる側のこっちは倍額払わにゃならんじゃねぇかッ!
…などと文句を言わなければならないのは今日までの話よ。
ウチの慣例では、おごり期間は新歓コンパまで。
次からは新入生が逃げないようにと気を遣っておごる必要はなくなるというわけですな。
ヒャヒャヒャヒャヒャッ!
それに、この新歓コンパは単なる歓迎会ではないのだよ。
新入生への質問タイムという通過儀礼〈イニシエーション〉が待っている!
この時間になると、上回生の本領発揮!
漫研なんていうオタクの総本山に乗り込んできた新入生の、体面整えようとして表面上は隠してるオタク要素を、きわどいオタク的な質問のラッシュで全部白状させるという、地獄の羞恥プレータイムが始まるのである!(笑)
例えば、好きな女性声優を教えてくれ
例えば、好きなキャラ属性を答えよ
例えば、「お兄ちゃん」「お兄ちゃま」「兄様」「兄ィ~」の内どの呼ばれ方が良いですか
例えば、あなたが好きだと言った作品はツンデレの女の子が出てるから好きなんでしょ(断定)
例えば、おまえはかないみかとこおろぎさとみのどっちだ
などなど…
この場では紹介できないような質問も結構あります(笑)
そんな 拷問 質問を平然と答えていく新入生はオタクとしてのスペック高いなぁ…
だからこそ面白い通過儀礼だったわけだけど。
「マル秘スパイ大作戦」
アレンジされたスパイセット。
スパイ風の格好をしたドジなロボット2名の行動がいちいち可愛らしい(^^)
アレンジすると改悪になる場合もあるけど、このぐらいならOKだと思うなァ
でも、スネ夫の「おねしょ癖」が、「大便のときはパンツ全部脱いでドアも全開」に変わっていたのはどうなんだろう?
後でドラえもんとのび太が脅迫材料として使うんだけど、なんかおねしょ癖を笑うよりも悪くなってない?
下全部脱いだり、ドア全開にする子って、今ではおねしょする子どもより多いから。
…ん? だから現代っ子の体験が多い方を採用?
こういうことが笑いの出汁に使われてたら、見ていて傷つく子は多いと思うぞ。
…だけど、おねしょ癖は意識的には直らないもので、パンツとドアの問題は直しやすいから、自分にはどうにもならないことを笑いの材料に使うよりは、矯正可能な癖を笑いにする方がマシなのか?
「ハロー宇宙人」
半分『創世日記』みたいな内容だったけど、私、こういうの大好き。
火星文明が発達していく様が興味深くてステキだ。
人間皮肉ってるオチがまた良い。
しかし、あの火星人のUFO、第1号にしては性能良すぎだ。
地球上をズイズイと進んでいく火星人もまた、地球文明の存在を驚いてる割に度胸すわってるというか、思いつきで行動しすぎだとかいろいろ言いたいけど(笑)
火星人が全員逃げたので火星都市が荒廃して、「とうとう街が崩れ始めた…」とドラえもんがしみじみ嘆く辺りのシーンが、バカっぽいというかシーンの雰囲気すべてが呆けてる感じが出てて面白い。
でも最後の「まだやってるよ地球人」という説教じみたツッコミは蛇足だと思う。
「タイムふろしき」
90年代後期にもアニメ化されてたな、この話。
その時のタイムふろしきは、もう見知った道具として描かれていて、「たまには使ってみるか」という感じで使われてたのが上手いアレンジだと思ったものだ。
その時のテレビ壊れたシーンでドラえもんとのび太が嬉しそうに「この機会にワイドテレビに買い換えよう!」と円形の透過光使った黄金色の背景をバックに言っていたのが、時事ネタをうまく取り入れてるちゃっかりさと「コイツら、よっぽど買い換えたかったんだなァ」と思えるぐらいの説得力があったんだけど、それに比べると今回のは、原作準拠なんだけどさらっと流してるからインパクトに欠ける…
スネ夫が近くにいるというのに、大声で独り言(笑)言って魂胆バラすドラえもん。
バカっぽくてステキだ(笑)
原作準拠だけど。
こういうシーンにこそ水田ドラの声は合っている。
タイムふろしきが舞って大騒動になるシーン。
ヤクザに絡まれてたヨボヨボじいちゃんがムキムキナイスガイになって逆襲するところまで描いてあったのが良い(笑)
ドラとのび太が画面にいないからシーンが浮いてたけど、いや、だからこそここを切り捨てなかったのが良い。
高山みなみ@スネ夫のママ役はカンペキに予想通り。
違和感まるでナシ!
関智一といい、骨川家の声優人選はスバラシイなぁ(笑)
「タンポポ 空を行く」
後半、話を急ぎすぎた感じもあるけど、イチバン大事な部分だと思われるタンポポの昔話がちゃんと描かれてたから良いんじゃないかなァ?
アニメ版がどうこうという話ではないのだけれど、こういう良質の絵本みたいなストーリーって素晴らしい。
『ドラ』も『クレしん』も『ウルトラマンネクサス』も1ヶ月分以上溜まってるという何とも頭の痛い状況です…
『ネクサス』は6月いっぱいで打ち切られるから(!!)、新番組の『ウルトラマンマックス』が始まる前に追いつきたいんだけど…
でも、消化しなければ!…と思い立って先に手が伸びるのは『ドラえもん』みたいな気楽に見られる方なんだよな~(笑)
で、水田ドラ4回目。
ジャイアンの美声(笑)が殺獣音波として活躍(?)する『驚音波発振機』と、『オールマイティパス』
どちらの話も原作ではすっきりとキまるオチではない…というか、オチらしいオチがないので、それをしっかりなぞってるアニメ版もラストは拍子抜けの印象。
まぁ、こんな回があっても良いのかも。
(でも同じ形式のオチが連続してるのは問題だなぁ)
それにこの2話は完全に過程を楽しむモノだから。
「驚音波~」の方…
初めて木村昴@ジャイアン役を登用したのは正解だったと思えた。
素で音痴に聞こえるから(笑)
たてかべ和也@前ジャイアン役のようにパワーと威圧感はないけれど、たてかべジャイアンって実は音程しっかり取れてたから、それがない14歳ジャイアン(笑)は確かに「ああ、オンチだなァ」と思える。
「♪お~れはジャイアーン~」で始まる有名なアニメオリジナルのジャイアンソングではなく、原作ではよく歌ってる「♪おいらのハートのこころは~」で始まるリサイタルソングだったので興味深かった。
この分だと「♪オレはジャイアン ガキ大将」ではなく、原作準拠の「♪オレはジャイアン 男だぜ」になる?
内容の方は、ママ強制避難前後のシーンとジャイアンボイスで破壊される野比家の描写、ジャイアンが「害獣駆除始めたんだってな」―「ウチも頼む」と言う箇所の間の取り方など、笑えるところが多くて満足。
戦場(リサイタル会場)で次々に散っていく聴衆(笑)と、地球破壊爆弾もどきを取り出す狂気のドラえもんは最高。
「オールマイティパス」の方…
パチンコとキャバレー、よく画面に出したなァ
PTAを恐れぬ原作準拠でよろしいんだけど、こういうのは自粛してもいいような…
デートに誘っておきながら(違ッ、しずかちゃんを自分勝手に連れ回すのび太。
恋人にはしたくないタイプだ(笑)
ここのスタッフ、重いテーマの話扱わせると途端にダメだなぁ…
いや、重いテーマをそれなりの説得力を持って描き切って視聴者を満足させるにはかなりのスキルが必要だから、スタッフの力量がもろに出るというだけの話なんだけど…
しかし、そういう人材と予算が絡む問題は別にしても、脚本はどうにかならんかったんかい…
重いテーマを取り扱うという気負いがあまり感じられないんだけど。
とにかく、ゴールデンタイム、しかも医療がテーマの番組で死人を出したくないッ、そういうのはまぁ分かる。
でも、シナリオ上死ぬべき人間、そのキャラが死んで始めてテーマが浮き彫りになるというキャラを生き残らせて、作品の主題を揺るがせにするような改変は問題。
今回は、本編ではそういうことはなかったけど(でも、伝染病の死体が原作と違ってかなりキレイで数も1つだけだったのは、病気の残酷さがおそろしく欠如していて説得力に欠けるという点で問題かもしれないが)、NG集で死人を生き返らせてるところに、スタッフの志の低さが見える。
「ホラホラ、死体は俳優が演じてただけだから、実は誰も死んでませんよ~」と、作品中で死人が出ていないかのように視聴者に思わせるのは、本気で「人の死」について考えて作品作ってるのか疑問に思わされる。
それに「ディンゴも(犬と人間みたいに)仲良くなれればいいんだがな~」という浅はかなセリフも作中であったし…
(しかも後に出てくるディンゴのブラックジャック襲撃にうまく話が結びついてない)
重いテーマを描くなら、以上の難点をクリアした上で、病魔に苦しむブラックジャック、ラストのセリフのシーンをもっと効果的、印象的に見せるべきだったと思うな。
盛り上がり場はともかくとして、作品のメインはディンゴ襲撃じゃないんですぜ。
話の方も、原作2話分を1話に収めようとしてキツキツになってるし。
普段の間延び演出と比べると、ハイテンポ演出かつ早口セリフ多用で、かなぁ~りいつもとは違った雰囲気出しまくりなんだけど。
原作知らない視聴者は多少なりとも違和感持ったんじゃないかしら?
あ~あ~、普段から原作を上手くアニメの尺に合うようにアレンジしていればこんな違和感は…(←幻想)
そのせいで原作でも最悪の部類に入るトリックの解答とオチが、あっさりとしか場面演出しない焦りようのせいで、さらに最悪なエンディングになってたし。
いつもは過剰な時間稼ぎのラストカットにイライラしてたけど、今回ばかりは「もっとラストに余韻を持たせましょう」と思う。
エンディングといえば、先週から変更になったエンディングテーマとエンディングアニメーション。
曲が全然変わってしまったのに、前のと同じような感じのアニメーションにしてしまって良かったのだろうか?
…まぁ、いいか。幼少時の新一と蘭の可愛らしい行動がずっと流れてるから(笑)
でも、キャラデザ表とは相当かけ離れた顔の作画は何とかならんかったんかい…
毎週流れるモンなんだから、もっとリキの入ったスタッフ持ってきなさいよ。
なぜに原画家のローテーションがそんなにキツイ?
今日の『からくりTV』の再放送を観る機会があったんですが、観てたら懐かしくなってきました。
外語学院の仕事巡りはまだ健在だったし、ご長寿クイズもしっかりトリを担っていたし…
今はもう切り捨てられた定番コーナーが見られるってのはいいねぇ~
スケベなお世辞使い小学生のしょうへいのコーナーもありましたわ。
毎度毎度展開が一緒なしょうへいの色恋沙汰なんぞに興味なかったんで、絶賛しまくりのさんまと逆に、私はこのコーナー嫌いだったんですが(笑)
確か、この2回ぐらい後の放送を最後に出なくなったんだっけ、しょうへい…?
そーいえばその前にコーナー担ってたのは、弱虫少年のたいきだったよなぁ
番組の薦めで空手始めた直後から、彼もまた出なくなってしまったんだけど。
本人が月謝の心配してたのを、番組が代わりに金出すって言って道場通わせてたんだが、その後月謝の支払いはどーなったんだろ?
なんか『からくり~』は面白い素人を発掘することに関しては上手いんだけど、人気の出た素人を調子よく出しまくった後、旬が過ぎたら、コーナーの中で背負わせたもの共々すぐに切り捨ててしまうってのがどうもいただけない…
そういう風にして消えていった素人、一体何人いると思ってるんだ?
ひとコーナー任されてた上にCMまで出た加藤淳とか、お悩みパビリオンの老人2人とか(←ヒドいまとめ方だ)、外語学院のエリックとか…
まぁ、人気なくなったらコーナーも芸能人もすぐに切り捨て、っていうのはどの番組でもやってるんだけど。
でも『からくりTV』が使ってる人材はプロじゃなくて素人だからなぁ…
ギョーカイ慣れしてない、心積もりもない人に対して、急に扱い悪くなるのは問題でしょうて。
特に『からくり』は子どもと老人の“消費”が激しいからな…
子どもとペット出せば観る人は確実に増えるし、老人を面白おかしく描くのは『からくり』の真骨頂だし、どちらも奇想天外な言動行動が多い人に当たる確率高いからよく出てくるんだけど…
子どもも老人も、一般的には社会的弱者という部類に入るんだから、タフな芸能人のごとく散々ムチ打ってブラウン管に映らせるのも酷ならば、どーせ文句も言えないだろうからと簡単に切り捨てていくのも酷なモンで、弱者をいたぶってるような感じがするのでいい気はしない。
…などと言いつつも、そういう名物素人がいつか出てくるのを期待していつも観てたりする私です(←オイ)
同じ人物を毎度出してくることがなければ、子ども老人使うのはいいと思うから。
でも、最近始まった「熱中少年物語」は明らかにポストたいき、ポストしょうへいの発掘を狙った企画だから興醒めなんだけど。
あと、毎回出てくる人が違うご長寿早押しクイズは復活して欲しいなぁ…
毎度同じ顔がそろう名人戦(スペシャル時のみ)には少々飽きてきたから。
なんか、過去の遺産に頼ってるみたいで情けないし。
今日の本放送だって「みんなのかえうた」の出演者は「サラリーマン早調べクイズ」で発掘した“キャラクター”ばかりなんで、今の『からくり』が如何に昔の財産に頼っているかということがよく分かる。
かと言って、新企画ばかり立ち上げて、旧来のコーナーを次々と潰していっているのも面白くないし…
…いや、突然無関係な人に電話かけてしまう「サラリーマン早調べクイズ」みたいに、他人の迷惑になってしまうコーナーとかは多少修正した方が適作なんだろうけど。
でもそれだって裏で根回しとかヤラセするように頼んであるから大丈夫だと思うんだけど(笑)
だって『からくりTV』でしょ(笑)
世間では『ドラえもん』の声優一新のニュースがだいぶ騒がれてましたが、その影に隠れて、まったくもって話題にされなかったのが『サザエさん』のワカメ@野村道子の声優降板。
野村道子の超高音ボイスから津村まことのアルトボイスに変わったんだから、ちょっとは注目してくれたって良いんじゃないのかなぁ~
まぁ、私は何度聞いても2003年版のアトム@津村まことが喋っているようにしか聞こえなくて、違和感ありまくりだからあんまり注目したくないんですが…(笑)
…って、2003年版アトムの話題こそ誰にも分からんか(大笑)
しかし、久々に『サザエさん』を通しで観てたら、ワカメ@津村まことのセリフがほとんどないことに気付く…
1話辺り、ひと言あるかないか…
ひょっとして、替わったばかりで違和感のある声が出まくると視聴者も混乱するからって、小出しに小出しにしていって徐々に慣れてもらおうというスタッフの視聴者に対する配慮か?
…とか思ったけど、ワカメが慢性的に出番が少ないっていうだけだろうな。
『サザエさん』のストーリーが如何にカツオとサザエと波平のキャラに頼ってるかということがよく分かる。
*1
『ウルトラマンネクサス』溜め撮りしたままかれこれ1ヶ月、全然消化できてない…
『ドラえもん』と『クレしん』も同様…
今ンとこいつらを観る時間はないから、ホント、どーしよーかなぁ…
(↑他のヤツなら観る時間あるという不思議;笑)
*2
最近隣の部屋がうるさい…
夜の1時ぐらいまで、平気で多人数が大声で笑ったりドタバタ動き回って音させたり…
金曜とか休日だったら別に良いかな、とは思うけど、平日の夜にも頻繁に集まってきやがるもんな、隣の客人たち…
どーなってんのよ!?
新入生の新入りサンだからまだまだ浮かれ気分で、調子こいて友達自室に呼んでワイワイ騒ぎたい頃なのかもしれないけど…
もうちょっと隣人のこと考えちゃくれませんかねぇ…
しまいに怒鳴り込んでやろうかしら。
…とか思ったものの、ウチもゴールデンタイムはテレビの音が止むことなく大音量でかかりっ放しだから、騒音についてはおあいこで文句言えないかも…(汗)
『ブラックジャック』「Karte:27 最先端ルームの悲劇」
なんかいい感じに原作アレンジしてるなぁ…と評価してたら、オチで裏切られた…
密室から抜け出せるかどうかのサスペンス、というのも今回の話の重要な点だと思うけど、イチバン大事なのは、というよりも私が重要視して欲しかったのは、原作最後の1ページなのですよ!
偉ぶっていた人たちが命の危機を前に「もし助かるなら1千万払ってもいい」なんてブラックジャックに言ってたのに、ブラックジャックのおかげで無事に脱出できたら「千円でもいいよねぇ~、ヘヘ」とちょいと強気になって譲歩を求めてきたのを、「信用してなかったよ。人間ってそんなモンだろ」とブラックジャックが軽く受け流して去っていく、っていうシーンが、人間の本質をよく表していて、なおかつそれをチクリと刺しているという風刺性とケレン味があるのが、原作のオチの面白いところ。
それをアニメ版は、お偉いさんたちを「払わない!」と強硬に突っぱねる型通りの悪役にしてしまったから面白くない。キャラの性格が始めから一貫してるのでキャラの把握がしやすいっちゃーしやすいけど、やっぱ多少はヘコヘコしててくれんと「おー分かる分かる、自分もそう言ってしまうかも」などと感情移入はできないわよ。
おまけにブラックジャックが証拠映像を出してきて、相手に「持ってけドロボー」なんて言わせて実際に払わせるか!?
全然風刺が効いてないよー!
話の格子を「大岡越前」にしてどうする!
“こういう方法を使ってシラを切る悪役にちゃんと約束を守らせました、ちゃんちゃん”
ブラックジャックが治療費をぼったくる(←違)キャラだからって、こんなところで腹黒さを発揮させるなッ!
それもこれも、ラルゴと写楽の登場時間を増やそうとして追加した“ビル内での警備員との追いかけっこ”をシナリオに有効に繋げようとしたせいだろうな。
でも、ラルゴはともかく、写楽がビル内を逃げ回る理由が不明確だったので、追いかけっこ自体があんまり面白くないなぁ…
早くブラックジャックとピノコを見つけて遊園地に行きたいがために奔走してドタバタを繰り広げるコメディリリーフか、ラルゴの真剣さから異常事態が起こっていることに気付いて二人を探して回ってサスペンスを盛り上げる一翼を担う役か、どちらかを終始徹底させればよかったのに…
遊園地ネタを擬似タイムリミットにして、最後に「結局遊園地行けなくて絶叫マシンにも乗れなかった」→「もう絶叫マシンみたいなものを体験したじゃないか」→「絶叫してたのは大人だけ」というオチを持ってきたのは良いと思うんだけどなぁ…
うまく繋げれば、危機に瀕した状況を笑い話にしているブラックジャックも「喉元過ぎれば熱さ忘れる」を(意識的に)体現しているということを効果的に示めせただろうに。
ところで、今回声の出演に非声優系の人が多かったな…
メッセンジャーの黒田とか…
別番組の企画か何か?
しまった!
先週「次回も青野作監」とか言ってたのに、違うじゃん!
ああ、恥ずかしや勘違い!
でも、驚いたコナンの表情とか疑惑を持った蘭の顔とかの原画は良く描けてたんだよなぁ…
(ただし、中割りは相変わらずダメダメ)
普段の演出とシナリオの低調ぶりに慣れきってしまったせいだろうか、今回はところどころ面白いと思えるところがあった。
まぁ、面白いと言っても、基本的にギャグパートだしな、前半。
だったら、イチバン笑える毛利小五郎撃退劇にはもうちょっと力入れて欲しかったが。
面白いと思ったのは、3人の容疑者のところに訪ねていくときのBGMが毎度毎度同じだったこと。
手抜きとしか思えないし、芸が無いけど、反復がなんか面白かった。
何とかして欲しいと思ったのは、被害者の愛人と目暮の通話時のやり取り。
原作では目暮が会話の優位に立っているという雰囲気を醸し出すセリフがあったけど、そのセリフが削られてたんで、ただでさえ愛人が都合よく電話かけてくるというマヌケな展開なのに、目暮が重要参考人に協力させる材料もないままフツーに会話するというさらにマヌケな図になっていた。
目暮警部や、そんなことでは電話切られまっせ。
もうひとつ何とかして欲しいと思ったのは、ラストのシーン。
原作2話分をきちんと今回1回分に収めているのに、そこまで話を進めたのなら、ラストは原作と同じく、蘭の抱く「コナンと新一が通じている」という勘違いな疑惑が「コナン=新一」の疑惑にまで発展したということを示す端的な描写をいれるべきじゃないのか!?
なんで次回への引きが「一体どうやってダイアルロックを解除したんだ!?」という点だけなんだよー!!
蘭の疑惑の進展も盛り込んどけば、一粒で二度美味しい話になってたのに。
ただ「屋根裏で誰が何やってんの!?」というシーンを入れて次回への引きにしていたのはナイス判断。