Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
ここのスタッフ、重いテーマの話扱わせると途端にダメだなぁ…
いや、重いテーマをそれなりの説得力を持って描き切って視聴者を満足させるにはかなりのスキルが必要だから、スタッフの力量がもろに出るというだけの話なんだけど…
しかし、そういう人材と予算が絡む問題は別にしても、脚本はどうにかならんかったんかい…
重いテーマを取り扱うという気負いがあまり感じられないんだけど。
とにかく、ゴールデンタイム、しかも医療がテーマの番組で死人を出したくないッ、そういうのはまぁ分かる。
でも、シナリオ上死ぬべき人間、そのキャラが死んで始めてテーマが浮き彫りになるというキャラを生き残らせて、作品の主題を揺るがせにするような改変は問題。
今回は、本編ではそういうことはなかったけど(でも、伝染病の死体が原作と違ってかなりキレイで数も1つだけだったのは、病気の残酷さがおそろしく欠如していて説得力に欠けるという点で問題かもしれないが)、NG集で死人を生き返らせてるところに、スタッフの志の低さが見える。
「ホラホラ、死体は俳優が演じてただけだから、実は誰も死んでませんよ~」と、作品中で死人が出ていないかのように視聴者に思わせるのは、本気で「人の死」について考えて作品作ってるのか疑問に思わされる。
それに「ディンゴも(犬と人間みたいに)仲良くなれればいいんだがな~」という浅はかなセリフも作中であったし…
(しかも後に出てくるディンゴのブラックジャック襲撃にうまく話が結びついてない)
重いテーマを描くなら、以上の難点をクリアした上で、病魔に苦しむブラックジャック、ラストのセリフのシーンをもっと効果的、印象的に見せるべきだったと思うな。
盛り上がり場はともかくとして、作品のメインはディンゴ襲撃じゃないんですぜ。
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