「みんなで行政特区に参加しよう☆」
世界の超大国に対してテロなんて大層なモン吹っ掛けてる連中の大親分が、その行動とはかなりかけ離れた小市民的な平和的呼びかけを唐突に叫ぶという、ただそれだけの陳腐なシーン(しかもラストカット)なのに、なんでこんな『仮面ライダー』の変身ポーズの如くにリキ入ってるんだ!?(笑)
まぁ、この人の仰々しいリアクションは毎度のことなんだけど、今回は際立って滑稽だなぁ~
しかし、ここまで元気を取り戻す(笑)までにルルーシュが立ち直る理由がイマイチ理解できん。
妹ただ一人が幸せに暮らせる世の中を作れるなら、虚言・裏切り・殺人、何でもやってのけてやる、という歪んだ動機と精神で(30話以上も)行動してきた人間が、その歪んだ動機をへし折られて廃人寸前まで憔悴していたのに、仲間の優しさに触れて「今度は、みんなが幸せに暮らせる世界を作るためにがんばるぞ!」というとっても素直な動機を新たに得て立ち直られても…
あとついでに、海底のメタンハイドレートを活性浮上させてブリタニア軍を殲滅するというルルーシュ側の作戦…
ブリタニア軍側がまんまとひっかかりすぎでないか?
採掘基地があるぐらいなんだから、自分たちが今作戦を行なおうとしている近所に、そういうものがあるってことはちゃんと把握しているだろう。
作戦始める前に、危険性をちゃんと確認しておけ。
しかしながら、軍艦20隻も沈められてしまったのに自分だけちゃっかり生き残ってるスザクは、現場責任者として進退問題に繋がるぞい。
変なタイミング蘭が登場した上に、過去の総集編に突入。
そして変なタイミングで次回に続く……って、まだ続くんかいッ!
もっとテンポアップして話を進めた上で総集編部分がなかったら、余裕で次の回の分の原作まで消化できたんじゃないのか?
オリジナル展開が思いつかないからって、こんな小癪な技を…
…とはいえ、この後の赤井の身に降りかかる事態を考えれば、このタイミングで赤井と蘭の邂逅の話が出てくるのは、そう場違いなことではない。
むしろ、蘭と赤井との関係性については、原作ではまだ総括されておらず放っぽりっぱなしのような気がしなくはないので、やるべきなのに原作ではやれていなかったことをやっている、ということで評価高いほど。
…でも出てきた瞬間は「なぜ今こんな回想を!?」という風にしかならないけど(汗)
今回はやけに「目が点」描写が多かった。
原作読んでるときはそうも気にならなかったけど、アニメで見るとちょっとクドいなぁ…
ついでに、この後大笑いする少年探偵団に混じって、目を閉じながらかなり大きなアクションでクスクスと笑う灰原には何か違和感が…
書きかけたまま放置している初代のYahoo動画視聴の感想が…
人気があって何よりだが、変な古臭さを感じているのは私だけ?
変に説明や描写を省いてテンポを作っているのが昨今のアニメだと思うのだが、それに比べたら、妙に律儀なところがあってさぁ…
今ドキの深夜アニメだったら、カレーの福神漬けのようにさも当たり前のごとく、何の説明もなく投入されるであろうオツムの足りない妹属性キャラを、説得力を持って成立させるために背景説明を割とやっているあたりが特に。
いっぱしの飛行機乗りっぽく、主人公が恋人(としておこうここでは)からの贈り物を自分の戦闘機の風防に飾る、なんていうパイロットモノとしてかなり正当派なことやってる辺りも。
ポロリや乳揉み、ケータイのバイブが局部で起動、なんてセクシー要素で萌えオタに媚びようとする姿勢すら、扱い方にちょっとした硬さがあるもんなぁ~
『相棒』の愛すべき脇役、鑑識課・米沢、捜一トリオの4人でお送りする、『相棒』公式のショートコント集。
番外編企画だから天下の右京と薫の主役級が出てこないのはもちろんとしても、脇役でも角田課長とか内村部長とか話には挙がってくるものの写真出演だけで、ギャラが安いのか、本当にこの4人だけしか出てこない(笑)
でも、特命とベッタリな米沢と特命敵視の捜一が遺恨なく絡んでる様子ってのは、何か違和感が…
全8話ある構成なのだが、中でも最終回の『恋するイタミン』が最高
臭いで記憶をなくすムー大陸の秘薬とか、毛根から摂取する麻薬の効果で踊りだすとか、500円と同じ形の地雷とか、なぜか花の里で働いてる米沢と伊丹とか、非現実的な設定ばかりのくだらない(褒め言葉)話ばかりの中で、割と現実寄り。
むしろ、『相棒』本編に差し込まれていても違和感のないストーリー設計で、しかもモーレツ結婚願望男・伊丹というキャラクター設定と、劇中の右京と薫の状況を踏まえてみるとかなり面白い。
途中まで、他の話と同じように、主役担当が状況に振り回される滑稽な様を楽しむ話かと思っていたら(しかしこれも、演出と川原和久の演技力の御蔭で妙に笑える)、かなりナイスなタイミングでオチが別のところにあると判明して、物語の意味が再構成される瞬間からが爆発力が発揮されるという、短い放送時間でそこまでの意外なストーリー性に満ちているというのが良い。
凄みとギャグをきっちり演じ分けられる川原和久の演技とあのナチュラルな口調は最高ですな。
土曜ワイド劇場第1回の話を、映画公開に合わせ、新撮カットをアヴァンとエピローグにくっつけて、再構成したもの。
新撮カットは、ウイルス兵器所有の犯人という設定だけがスゴくて、それ以外はかなり凡庸という話の出来なんだけど、第1話の出来事を踏まえて、右京の助けなしで人質になっている状況から抜け出す成長を見せる、ある種感動的ですらある薫を印象深く見せながら、でもまたまた人質になってしまうという、根本的なところで変わってない点を右京に指摘されるというのが、8年間やってきたことの集積による感動と、変人右京を主人公にした『相棒』らしさがあって、ちょっと面白かった。
まぁ、本当に“ちょっと”なんだけど。
皆さん、その新撮カットの方にご執心だと思うが、私は、義野裕明の音楽が全部池頼広のに換えられていたことの方が気になった。
そんなに『相棒』の歴史から義野裕明を消したいか!
それとも、新作扱いするために、音楽だけ新作のスコアから取ってきただけなんだろうか…?
海洋アドベンチャーという冒険ものを謳っておきながら、『世紀末の魔術師』の毛ほどもワクワク感がない財宝探し。
一体犯人は誰なんだ? どういう動機でこんなことを? …という推理モノの醍醐味が全然なくて、犯人も動機も見たまんまモロ分かりなので、推理の余地がない探偵パート。
蘭たちがさらわれる危機的状況下で、今蘭たちがどういう状況になっているのか知らないはず(むしろ最悪の事態ばかりが想定される状況)なのに、なぜか蘭たちが危機を回避していることを見越して先回りするコナンとか、逆に蘭たちのとりあえずの危機が去ったことが観客に示された後に、娘の安否を必死で心配する小五郎の様子を映すという、緊張感を煽る順序を間違えてるせいでムダなカットに変化させてしまっているところとかの、物語の整理しきれてなさ。
さすがは柏原脚本、というどうしようもなさが全体を覆うように(汗)
まぁ、でも、これの前の映画ではイマイチやりたいことが分からないという残念な状態だったのと比べれば、話が一本調子な分だけ基本に忠実で見やすいということはあるけど…
それに、小五郎関係の部分はなぜか出来がいい。
居酒屋以降の小五郎が繰り出すギャグ的状況や、嵐が強まっていく様子を見ているのに「弱まってきたみたいですよ!救助に行きましょう!」と気でも狂ったかのように娘を心配している様子を描いて「キャラでドラマを作れている」ところなんかは面白い。
…って、ああ、またおっちゃん逮捕されてるよ。
前作でも犯人と間違われて連行されていたし、『あぶない刑事』の映画でも3回も主人公の刑事コンビを警察に追われる側にしているし、柏原寛司は本当にそういうアウトローなのが好きねぇ
…という前情報を知っていれば、容易に想像できる仕上がり。
堤幸彦特有の遊び演出がなくなっていて、しかし遊びがあったせいで漂っていたストーリーのイマイチ感とグダグダ感は解消されておらず、何もかもが中途半端な作品になってしまった。
石原さとみ演じる、金にがめついくせに英語が全く出来ない英語教師が、二重性格を利用しながら謎を解いていくという、大雑把に言えばそんな話。
ふだん土曜ワイドとかでマジメにドラマを撮っている演出屋が、がんばって『TRICK』っぽくしているように感じられる。
それはそれで、「どうやればその作品の演出のように見せられるか」というのを作品からちゃんと技術的に分析していて、ちゃんと再現して見せられるという演出技術力の高さを示しているのかもしれない。(編集かカメラマンが『TRICK』と一緒なだけかもしれんが)
固定位置から撮った映像をジャンプカットで見せて時間経過を伝えるやり方とか、ボケが炸裂したら短く甲高いBGMが差し込まれるとか、ちゃんと『TRICK』の演出になっている。
しかし、ところどころでマジメっぷりが漏れている。
最初の剣道部の練習風景を映すところなどでは、“順当に”1ショット2秒ぐらいかける短カットとか、移動カメラで全体の様子をちゃんと見せていくところとか、なんでもパッパッパッと見せて流してしまう『TRICK』らしからぬ丁寧さがある。
そのマジメさが悪影響になっているのが、笑いの演出。ことごとくそのシチュエーションから生まれるだろう笑いのツボを外している
例えば、夕方に「待ってて」と言われて、寒い真夜中まで待ちぼうけを食らうというギャグの部分。
ここは、夕日の中でウキウキと待っている男子学生連中が、次のカットでは凍えながら、あるいは無感情で突っ立って「もう終電過ぎた…」と力なく呟いて、そのカット繋ぎのギャップで笑いを取るべきところ。
でも実際には、散々待たされた風でもなく、むしろ「なんか遅いよねぇ~?」と余力さえある普通の演技で撮ってしまうマジメさ。
この手のギャグは、ちいと様式めいているから、土曜ワイド的な笑いの取り方では合わないんだよなぁ…
演出はまぁ仕方ない部分もあるとして、脚本の方ももう少しマジメな演出家スタッフに歩み寄ってやればよかっただろうに…
たぶん、『TRICK』後期のゆるゆる世界観であれば許容されたであろうトリックも、この演出の語り口では単に「甘い」だけ。
「密室かと思ったけど、こんなところに隠し部屋が!」というトリックも、「これで犯人の姿が消えた謎は解けるが、この後一体どうやって脱出するんだろう?」という二重トリックかと疑わせる謎をわざわざ出してきた直後に、「こんなところに出入り口に使えるトコが!」と安易に解決してしまったり。
最初の暗号トリックも、爺さんの書いた英文の暗号をなぜ強引に日本語で読まなければならないのか、という肝心の解き方の理由・根拠が説明できていなくて、単に英語ができなくて何でも日本語で考えてしまう英語教師という主人公の設定を活かすためだけのものにしかなっていない。
これを例えば、「あの年齢のジジイに、英語がわかるわけないだろ」とでも何でも理由を付ければ、多少はマシな暗号になるだろうし、その後生徒に「なるほど、年齢が近いから同じ発想で解けたんですね」とでも言わせて怒った主人公に威圧させれば、キャラで遊びながらストーリーを紡ぐこともできただろうに。
そもそものキャラ設定にしたって、いろいろとウケた要素・ウケるであろう要素を組み込んで作ってるんだろうけど、逆に組み込みすぎて、何かあまり巧くギアが噛み合っていない感じがするものに仕上がってるような…
なぜ主人公の性質を、『TRICK』の山田と上田のキャラクターを一緒くたにしたようなものにしてしまったのか。
あれは、博学で小心者の教授キャラである上田を、学はないけど頭はキレる山田がフォローするという逆転現象、そして時に山田の知恵が及ばない部分を上田が博学でカバーする、というバディムービーとしての役割分担が基本を抑えられていて、なおかつバランスがいい具合に取れているから面白いのに。
石原さとみが一人で、上田のように物語が始まるきっかけを作って牽引し、山田のように謎を次々と解いていき、上田のように虚勢を張って周りに迷惑をかけ、山田のようにがめつさを発揮して失敗し、しかし上田のように巧く立ち回って立場を良くする、という『TRICK』の面白いところの役割を担っていて、お付きの生徒たちの意味があまりなく、面白くない。
それに、主人公らしからぬ金へのセコイがめつさというのは、『TRICK』では山田が万年崖っぷち金欠の貧乏キャラという同情できる背景があったから許容されるものなのに、『パズル』の主人公はあの外ヅラの良さで順風満帆そうに見えるから、いまいちキャラ設定にノれない。
いや、同情できる背景を作る必要は実はなくても良くて、臆面もなく堂々とがめつさを発揮するような、感情移入不要の超人キャラクターにしてしまえば、「そういうキャラなら仕方ない」と納得してもらえるし、「どこまで傍若無人なんだろうか?」という期待感による面白さも出るだろう。
そこまで精神的に無敵だと話を転がしにくい、ドラマの登場人物たるもの何か一つは弱点を持っていなければ……というのなら、散々無敵っぷりを披露してある程度物語が進んだ後に、ふとしたきっかけで「アレ? 先生ひょっとして…」と弱点が発覚する、という流れなら、第1話のキャラ紹介話として順当な仕上がりになるのだが…
出てきてすぐに弱点が露呈していて、事あるごとに相棒役の生徒たちからつつかれていて、傍若無人キャラの権威がなくなっているのがなぁ…
とにかく、生徒役の役割が、頭いいクセしてボケ担当なのか、傍若無人の主人公に対するツッコミ担当なのか、その二つがうまい具合にミックスされたキャラなのか、はっきりしてくれないとどうしようもない。
3人もいるんだから、何とかしてくれ!
でも、続けているうちに役者や脚本や演出がノってくる作品ではあると思う。
そこまでいけば、この番組独自の面白さというのが出てきて、見ていて楽しくなってくるはず。
だからそれまで、個人的にはサヨウナラ~
…と、普通ならば言うところだが、今回ばかりは少しばかり崩れさせていても良かったのに。
悪人顔で散々組織の内通者疑惑を視聴者に振りまいていたキャメル捜査官が、味方キャラだと判明した直後の話だというのに(だからこそ?)、事件の容疑者として連れてこられて、自分がFBI捜査官だと公表できないばっかりに、少年探偵団に「悪人顔だから殺し屋に決まっている」などと散々なじられて、危うく犯人にされかかって焦りまくるというギャグパートがあるんだから。
焦ってる姿を、デッサンがしっかりしてる絵で見せられると、マジメすぎて笑いにならないという…
まぁ、原作でもそれほど精度の高いギャグではないが(汗)
しかし、あまりにもヒキのない終わり方は何とかならんのかね?
今回部分的に引き延ばしている部分を無しにして、もうあと30秒ぐらい粘ってたら、水無怜奈の背後から迫る不吉な影で、次回への強烈なヒキが出来たのに…
もう、「赤と黒のクラッシュ」編になってから、露骨にヒキに工夫がなくなっているなぁ…
倒壊するビルの破片の一つ一つの動きを描ききる執念、激しさを増すナイトメア(ロボット)戦闘、滑らかな動画で立ち上がることで威風堂々さを醸し出すブリタニア皇帝…
作画にエンジンがかかってきた感じじゃないか。
回想シーンで、捕まって引きずり出された格好とはいえ、本当だったらこの作品の最終目的地になるはずだった念願の憎き父・ブリタニア皇帝との再会を果たす、というビッグイベントだったのに、どこか呆気なく始まり終わってしまったのは何か残念だな。
まぁ、これは個人的な願望。
テロリストの大親分であるゼロの正体がルルーシュであることを知りながら、ルルーシュを嫌い、それでもゼロのことは最上に慕うカレンと、ルルーシュとのコンビは何だか面白そう。
今回も1期2話をなぞったようなお話。次も「ヤツの正体を探る」という主題が1期3話と同じだし。どこまでなぞっていく気だろう?
最後までだったりしたら………アレ? またまたルルーシュ敗北?(笑)
命名されてから2年を迎えるということで、4番町スクエアで行なわれたモチの誕生会。
ちゃっかり参加してきましたよ。
ステージに上がるのに一苦労だったり、ステージの後ろに落ちそうになったり、踊れもしないひこにゃん音頭(って、自分のための音頭だろ!)を踊ろうとして謎のカニ歩きを披露したり、プレゼントのケーキを落としてひっくり返したり、お客さんからプレゼントされたヌンチャクをくるくるくるくる回し続けていたり、相も変わらずゆるゆるモチパワー全開(笑)
…でも、やっちーの人気のなさには、少し泣く(笑)
モチと一緒に出てきたのに、イベントの間中、放ったらかしにされてて、司会者にも客にも一顧だにされなかったし。
終いには、このでっかい頭がずり落ちる事件が起きても、誰にも騒がれず…(汗)
ストーリーのテンポや勢いに魅力があって、そこにキャラ同士の関係やインテリ的なトリビアを交えてさらに面白さを加えているような構成になっているSeason6から入った身が土曜ワイド劇場版やSeason1を見てみたわけですが…
まさかここまで登場人物のキャラクターの魅力をゴリ押ししてくる作品として始まったとは、思いも寄らなかった。
もちろん、Season6でも、登場人物の魅力が面白さを牽引するパワーは、忘却されることなく存在しているから、この始まり方もごもっともな話ではある。
ただ、右京のキャラクターに合わせるかのように、冷静沈着&豊富な知識量でストーリーを紡いでいる正統派推理モノである『相棒』だから、てっきりストーリー重視の作品に、段々キャラクターの魅力が宿っていった類の作品なんだろうと想像していたもので。
勝手に邪推してしまうのが、ボクの悪い癖です(笑)
キャラクターとストーリー、コミカルとシリアス、それぞれ双方の面白さを両立させているという驚異的な物語構成力を端的に示しているのが
…というか、
単に私がそう感じさせられたのが、Season1の最後の最後で出てきた、亀山のセリフだよなぁ~
警視庁から運転免許センターに左遷させられることになって、警察庁の偉いさんである小野田の便宜で捜査一課に戻してもらえることになった時に、「そういうのは、何かイヤです」とやんわり断る正直さを見せるも、同棲相手の美和子に「将来のこと考えろ!」と突かれて、「舌の根も乾かぬうちになんですが…」と再び小野田に頼みに行くおバカな正直さを発揮した亀山が、権力を盾に自分の殺人を揉み消し続けてのうのうと甘い汁を吸い続けてきた元官僚が、権力者であるからという理由で逮捕できないと知って、このまま捜査を続ければクビになるということを覚悟で証拠探しに向かおうとした際、小野田に「捜査一課に戻らなくていいの?」と訊かれた後の言葉…
「運転免許試験場が、オレを待ってますので…!」
よくあるパターンのカッコつけのセリフだが、待っているのが運転免許試験場というカッコ悪いイメージしかない場所であり、しかもビミョーに文字数が長いのがマヌケ感があるというのが可笑しい。しかし、そういうカッコ悪い場所に行く運命になっても正義を貫こうとするのがカッコ良く、言っちゃ悪いが、バカ正直なキャラクターからするとお似合いの場所にも思え、自分の性に合っている道を行きたいという決意表明にもなっていて……
とにかく可笑しさとカッコ良さが同時に襲ってくるという亀山のキャラクターにピタリと合ったセリフになっているのが驚異的だわ。
全オタク、全腐女子待望の『コードギアス』続編が、いよいよ本日放送開始!
平日深夜枠から休日昼間枠に昇格(なのか?)を果たし、あの豪華スタッフ・キャストも再集結して、またまたヒットチャート大暴れの予感!
良くも悪くもネット界隈ではこれの感想で持ちきりになることは必至で、話題についていくためには、これを見るしかない、という逸品。
前シーズンは第1話の録画をミスって、しばらくネット界隈のこれの話題について何が何やら分からず、見ることができた途端ドはまりしたので、こいつは全話録画して保存しなければなるめぇ!
そして、その第1話の録画に大失敗するオレ!
||||○| ̄|_
コノキマグレはーどでぃすくどらいぶガ…
…まぁ、生視聴していたので、話題にはついていけるけど、このせいで、オレの視聴意欲が一気に減退。
早くも、もう、どーでもいいムードになってしまったヨ(←オイ…
とりあえず、今期のアニメで最も力を入れて作られているだろう作品だけあって、脚本・絵コンテ・作画・演出・声優、どれをとっても卒のない理想的な仕事の仕上がりぶり。
日曜5時という新天地の開拓と、前シリーズ第23話からまるまる1年開いた視聴者の記憶のブランクを埋める作業を兼ねるため、主人公は記憶喪失状態からスタートするという親切設計。
そして、主人公の記憶を取り戻そうとする者、妨害する者たちが現れて、様々な工作の結果、主人公復活。
おまけに、これらの状況を前シリーズ第1話とダブらせた物語構成にし、キャラ配置の違いから違和感を生じさせ、その違和感と謎を物語の推進力して視聴者の気持ちを盛り上がらせるという憎い趣向。
ただ、「前シリーズの記憶を失ったキャラが記憶を取り戻すまでの話」としてのテンプレートに収まっている感じもして、結構トリッキーに物語を進めていくこの作品としては、物足りない感じが…
あと、キャラのアゴの尖り具合と下唇の描き方がさらに腐女子好みの方向に加速していたのも気になる。もう刺さるぞ、それ(笑)
それと、女キャラのパイオツが揃いも揃ってデカイのも気になる。バニーガール姿がエロいのも気になり……
…いかんいかん! また視聴態度が偏っとる……
……というか、ダメな方向に大加速ッ!!?
作画は枚数をかけて、がんばってはいるのだけど、動きが面白い部分があまりなく残念。
さて、前シリーズでは、学生風情の主人公が世界最大の国家を崩壊させるという壮大な目的と、作中に提示されたあまりに数多くの謎の解明を放り出して、今シリーズに投げた形になってしまったが、そこらへん大丈夫なんだろうか?