Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
『相棒』の愛すべき脇役、鑑識課・米沢、捜一トリオの4人でお送りする、『相棒』公式のショートコント集。
番外編企画だから天下の右京と薫の主役級が出てこないのはもちろんとしても、脇役でも角田課長とか内村部長とか話には挙がってくるものの写真出演だけで、ギャラが安いのか、本当にこの4人だけしか出てこない(笑)
でも、特命とベッタリな米沢と特命敵視の捜一が遺恨なく絡んでる様子ってのは、何か違和感が…
全8話ある構成なのだが、中でも最終回の『恋するイタミン』が最高
臭いで記憶をなくすムー大陸の秘薬とか、毛根から摂取する麻薬の効果で踊りだすとか、500円と同じ形の地雷とか、なぜか花の里で働いてる米沢と伊丹とか、非現実的な設定ばかりのくだらない(褒め言葉)話ばかりの中で、割と現実寄り。
むしろ、『相棒』本編に差し込まれていても違和感のないストーリー設計で、しかもモーレツ結婚願望男・伊丹というキャラクター設定と、劇中の右京と薫の状況を踏まえてみるとかなり面白い。
途中まで、他の話と同じように、主役担当が状況に振り回される滑稽な様を楽しむ話かと思っていたら(しかしこれも、演出と川原和久の演技力の御蔭で妙に笑える)、かなりナイスなタイミングでオチが別のところにあると判明して、物語の意味が再構成される瞬間からが爆発力が発揮されるという、短い放送時間でそこまでの意外なストーリー性に満ちているというのが良い。
凄みとギャグをきっちり演じ分けられる川原和久の演技とあのナチュラルな口調は最高ですな。
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