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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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絵コンテ・演出:鎌仲史陽 作画監督:斎藤新明

 おや? 今夜で原作3話分を一気に消火するにしては、端折ることなく随分忠実に再現していて、こんなんで尺が足りるのかなぁ…
 …と思いながら見ていたら、そのままペースが上がることなくAパートが終わり、Bパートになっても話の進展速度が変わらず、これはもしや……いや、そんな変則的な手を使うとは……しかし考えられるのはそれぐらいしかない…といろいろ考えてたのだけれど…

 ああ! やっぱりそうきたかッ!!
 今回の解答編を次回のAパートで終わらせてしまい、Bパートで今回登場した沖矢が絡む事件の導入編を始める、という変則構成!

 原作1話=アニメ15分に対応するという私の持論からいけば、余計なものを足すとか変なところを延ばしてダレるとかのネガティブ要素なく理想的に原作を再現できる手段であり、良い工夫でしょう。
 …が、そうなると、短編エピソードの独立性が損われてしまって、変な感じがする構成になるのだけど。
 前後編と銘打ったエピソードでは、視聴者が長々しいのを嫌って前編を見なくなる傾向にあるから、サブタイトルと構成で視聴者の興味を誤魔化そうという算段?(笑)

 これに合わせて、OPに沖矢の絵が追加。
 …って、これはちょっと登場が早くないか?
 今回での沖矢は事件の容疑者なので、これでは今回の犯人として今話でフェードアウトするのでない、という興味を削ぐネタバレになってしまっているのだけど。
 せめて、あと2話は待って欲しかった。


 構成はともかく、今回の作画はかなり丁寧。
 演出は卒がない仕上がりで、水無怜菜が黒の組織の内部情報をFBIに漏らすシーンでは、ちゃんと隙を見て短く伝えようとしてる感じが出せていたり、良い部分もあるのだけど…
 冒頭、博士の家に探偵団を誘導しようとしようとして得意気になっているコナンに、灰原が「博士と会って何を相談しようとしているのかしら? 名探偵さん」と冷や水を浴びせかけて、コナンが動揺するというシーンで、灰原がセリフを言い終わるまでリアクションを取らない不自然なタイミングがあるなど、様式的(=“お約束”的)に済ませてしまっている部分がちょこちょこあるのが気になる。

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