Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
絵コンテ:松本佳久 演出:山崎茂 作画監督:アベ正己・岩井伸之
おお!!………今週も作画がビミョーだ |||○| ̄|_
しかも東京ムービーの自社制作回だというのに、この乱調っぷり。
でも、ところどころでキャラデザに忠実な作画も散見できたということは、以前私が提唱していた「作画リソースの分配」が実現されてるということなのかも。
…って、瞬間的に作画が良くはなるがトータルではダメダメ、ってのはオレが思ってたのと違うんですけど(汗)
今回は全体的に間延びってる感じで、テンポはタルかったけど、現場に揃っている全員を見渡して映す場面を曲線パースで構成するとか、俯瞰でできるだけ多くの登場人物を画面に映すような位置取りになってたりとか、犯人が項垂れて苦悩を語る場面を真下から撮るとか、レイアウトはちょっと凝ってた。
今回は動かす部分が少なくて一枚絵的に見せるところばかりなので、当然なすべき工夫がなされているのは喜ばしい。
あまり『コナン』では見ないコンテマンなので、監督変更の効果か、監督を含めた“製作”サイドの采配か…
…しかし、ビミョーな作画のせいで、絵コンテのレイアウト要求に応えられないスカスカな画面になってしまっていたが(汗)
ちゅーか、動かないってことは原画枚数少なくて済むのに、ビミョーな作画になってるのはどーよ!?
ついでに苦言を呈しておくと、コナンが園子の陰に隠れて推理するカットを入れた後、目暮警部たちなんかを一旦映してからまたコナンのところに戻ってくるところなんかでは、前後で似たような絵なのにわざわざ別なものを作ってあったりして違和感があり、カット同士の繋がりのコンティニュティについては甘い部分もあるけど、まぁ、あそこは選べるレイアウトが限られるから誰がやっても難しいしなぁ…
今回で一応退場する瑛佑は、原作者も扱いに困っていたのか、変な決着になって去るのよねぇ…
一応過去に散りばめていた「行動が怪しいから、ひょっとして黒の組織の関係者!?」な伏線(笑)を回収するものではあったけど、さほど重要キャラでもないのにお手軽に新一の正体を知ってしまう流れになっているし。
っていうか、蘭に恋してます、って伏線はどこにあったのか(ただ、コナンの口から正体を明かしたいがための、その場凌ぎのでっちあげ設定にも見えちゃったり)
この唐突な後付設定が、後々あるかもしれない再登場の際に活かされればいいんだけど。
そして予告を見ていると、次回1話で原作3話分を昇華する気ですな。
話を刈り込まないと絶対収まらないと思うから、削るとすると、光彦を盾に灰原が黒の組織の人間を確認しようとする辺りをごっそり切るとか…
…あそこは重要そうだけど、実は最初の遭遇で出てきた伏線と重なる部分ばかりで、「先週のおさらい」って意味の方が大きそうだし。光彦がケガする件は、画面の見えないところで転んでたぐらいにすれば、大幅に尺を稼げるぞ。
でも、ここのスタッフはそんな畏れ多いことはできんだろうねぇ…どこが後々(ヘタすりゃ数年単位の)伏線になるか分からない作品だから、コレ。
「黒の組織の人間が現れる!!」という強烈な引きで予告を終わらせ、サスペンスフルな雰囲気を作り上げていたのに、サブタイトルの能天気さで全部おじゃんになった気もする(汗)
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