昨年中旬に倒れて司会業を離れていた円楽師匠ですが、1月の大笑点で顔を見せた後には番組冒頭のみに出演していらして復帰も間近か、と思っていたのも束の間、本日のスペシャルで大義利の司会を「卒業」ということと相成りました。
ケーシー高峰の舞台とかTOKIO国分登場の弟子大義利、プレイバック映像など、円楽師匠を送るためのスペシャル企画が目白押し。
だが、「昇天大義利」はやめろ。シャレにならんッ(笑)
最後に円楽師匠の大義利司会復帰っていうから期待してたんだけど、結局歌丸さんが補助について、ほとんど歌丸さんに任せる形なっちゃって、円楽師匠は横でただ笑ってリアクションしてるだけだった…
なんか残念…
腹黒い回答出してくる楽太郎に、「悪いヤツだっ!」と言ってやるとか御馴染みの切り替えしとかして欲しかったなぁ…
しかし卒業する功労者に向かって、毒吐きまくって回答するとは、さすが笑点、暖かく送り出す気が微塵も感じられねぇ(笑)
笑いのプロフェッショナルの集まりがやることは違う。
そして、この機にこん平師匠も大義利引退。
せめて顔ぐらいは見せてほしかったなぁ…
こちらも残念。
「チャラーン」は一体誰が継ぐんだ!?(笑)(←個人の持ちネタは継承できません
そして、代理のたい平が正式メンバーに昇格、春風亭昇太が新メンバーになりました。
何はともあれ、ご苦労様。
『劇場版・機動戦士ガンダムSEED (仮称)』製作決定 !!
21世紀最大のヒットを記録したガンダムSEEDがついに劇場映画化決定致しました!!
コズミック・イラの世界を駆け抜けた数々のモビルスーツ、人気キャラクターたちが銀幕に舞い降ります!
ガンダムシリーズの完全新作映画としては1991年に公開された「機動戦士ガンダムF91」以来の製作。
福田己津央監督によるダイナミックかつ繊細な映像演出が劇場で繰り広げられます。
詳細に関しては当公式Webサイト内で順次公開予定です。
新たなるSEED伝説の幕が今、開ける!
(公式サイトより)
ちょっと待てぇぇぇーー!!!!!
『SEED』は映画化しないのが最後の良心だと思っていたにぃーーー!!!
『DESTINY』の後にどうやって繋げる気だ!!?
『SEED』→『DESTINY』の流れは、まあまだ続編を作る材料と意義(人種差別問題の遺恨とか伏線の回収とか)が残っていたと思うんだけど、『Final Plus』でああいう決着を見せられた後では、あまり続編を作る意味はないと考えるのだが、どうだろう…?
…でも、まぁ、『DESTINY』も必要ないのに続編ムリヤリ作りました感が早くからしてたからなぁ…、今回もまたこじつけの事件を用意するんだろうねぇ…
4月中のやろうと思って延び延びになっていた話題を今更。
日本では毎クール約40作品ものアニメタイトルが新たに作られているのですが、今期は新番アニメがなんと過去最高の60作品以上になるらしい。
ただでさえ人材が限られているというのに、同じ人数で単純計算1.5倍の仕事量をこなさなければならないというのだから、一体日本のアニメ制作現場はどないなっとるねん!?
…と思い立って、テキトーに こんなん 作ってみました。
4月のアタマに日本全国のアニメ会社の制作現場を圧迫しているであろうアニメをピックアップした一覧。
まだ始まっていない『神様家族』や『デモンベイン』が入っていたり、5月にはもう終わってる作品もあったり、子会社親会社の区別をつけていなかったり、いくつか抜けてる作品もあったりして、かなーりいい加減に作ってます。ご容赦。
新番・継続含めて約90作品…
『SAMURAI7』とか『日本昔ばなし』みたいな再放送アニメもあるから、かなりの量のアニメが現在放映されていることに…
しかしコレだけの量作れる数のアニメ会社がよくもこんなにあったものだ、っていうぐらい会社多かった。
しかもジブリとかGAINAXとかの代表的な会社さえ表に入っていないものがあるのだから、その時点で、下請会社も含めたアニメ産業界を支える社数を推して知るべし…
東映とかマッドハウスとかの老舗は数こなして頑張ってますが。
…しかし、その巨大な市場規模に比べて会社は有限ばかり、という無理のある産業構成、おまけに手に負えないほど大量の作品数だ。
みんないつか自爆する!
さて話題を変えまして、視聴アニメの 今更な 感想。
『涼宮ハルヒの憂鬱』の第1話OPソングが頭について離れません。
どうしたらいいですか!?(←勝手にしなさい
…というわけで、オタク界隈で話題沸騰の本作。
熱狂的に観る価値があるとは思わんが、演出や話運びに不安定なところがないので、変に気を遣うことなく安心して視聴できるので、なんか良いわ。
それに京都アニメーションはその昔、私が『クレヨンしんちゃん』観ている時にEDロールにクレジットされているのを見て、
「へぇ~、『クレしん』ってウチの地元で作ってるんだ、スゲェ」
と勘違いして勝手に愛着持ってた会社なので、末永く頑張ってくれぃ(←オイ
『桜蘭高校ホスト部』はそのぶっとんだタイトルで敬遠してたけど、観てみたらかなり面白い。
いやぁ、ギャグ基調の話だとはつゆ知らず。
思いっきり私の好みのジャンルじゃないか(笑)
おまけに監督が『おじゃ魔女』の五十嵐卓哉だから、この手の話の演出はテッパンだと思うし、実際巧いこと料理してると思う。BONESの作画力・演出力も相まっていい作品に仕上がっているのではなかろうか。
うむ、五十嵐卓哉&BONESは伊達じゃないということか。
『シムーン』は、私が期待していたものと違っていたので視聴断念しました。
解説当時の公式サイトで、「女しか生まれない星」「男になるための泉の儀式」「少女の時期のみに乗れる空飛ぶ神の船」「神の船を使った戦争」なんて設定と水彩で描かれて幻想的なイメージラフを見ていたので、てっきり古代風のファンタジックなジュブナイル物語をやってくれるのかと思ったら、思きしSFやってたし…
う~ん……こういうSFはどうも肌に合わんなぁ…
『吉永さん家のガーゴイル』は最近私が摂取不足の要素を補給できるってことで何気に楽しみにしてたりして。
下町人情的なご近所和気藹々型の話というのが、ワタクシ、ヒジョーに好きなモンで。
あと、若本ボイスが良いねぇ~
…とはいっても、オタク世間一般のようにただの声ネタとして楽しんでいるわけではなくてですね、渋くて生真面目な若本ボイスが元気な斉藤千和ボイスキャラとコンビになっているのが個人的に好みということで。
しかし、夕方から放送してても問題ないと思うぞ、この話。
90年代には、この手の話はプライムタイムで放映していただろうて。
そして、「話を描ききるには時間足りないので内容詰め込んでお送り致します」感(笑)がここまで露骨に出ている作品というのも珍しいんじゃなかろうか。
しかしそれで、話を端折りすぎたり早すぎてワケ分かんねぇよっ、という状態になっていないのはありがたい。
スタッフの功績か、それとも奇跡の化学反応でも起きたか?(笑)
アニメじゃないけど、新番ということで『ウルトラマンメビウス』。
ところどころツッコミどころが出てきたりもするが、芯がしっかりしているのがよく伝わってくるので、なかなか良い感じ。
ついでに言うと『マックス』も面白かったよ。
初めのころは随分酷評していましたが、対怪獣組織や隊員の程度の低さが知れたのでいい加減な世界観に慣れたせいか、はたまた純粋に途中から話のテンションが上がってきたせいか、唐突さばかりが目立った最終回さえもむしろ「らしく」感じられて、とても楽しめましたわ。
そしていつの間にやら『ネクサス』も観終わってて、こちらも前半の酷評から掌返したように誉めたい気分になっていたり。
いやぁ、3クール目の憐編は総じて良かったなぁ~
テーマといい、ドラマでのテーマの使い方や発展のさせ方といい。
そして、打ち切りの影響で話が圧縮されて駆け足過ぎた最終回は別の意味で泣ける(鬱)
なんか観てしまった『富豪刑事』。
これには『TRICK』のノリが必要だと思う。(脚本家は『TRICK』の人ですが)
…が、犯人が外国に逃亡したと思ったら、実はそこは日本だったという警察の罠で、「主人公金持ちだから、ハウステンボスでも借り切ったか?」と思っていたら、いいえ「一から自前で超巨大セットを作ってみました」というムダだらけのアホ展開に大爆笑。
こういう金持ちならではのバカネタを毎回かましてくれるなら、毎回観てもいいかも、とか思ってしまう自分がいる(汗)
いつぞや話題にした『クレしん』の監督・ムトウユージが、今オタクたちに大人気。
正確に言うと、監督・ムトウユージになってからの『クレしん』が人気、ということですが。
事の発端はおそらくコレ。
そしてその後の顛末がコレ…
…と言いたいところだけど、面倒くさくて挫折したので記事なし(←オイ
ここのサイトが詳しい。
…しかし、こんなことでいいのか『クレしん』?(笑)
他の子供向けアニメで最近躍起になっているオタク層の取り込みを、さり気なく成功させている時点で、何かしらの評価はできるだろうけど。
それに、元々一般受けしそうにないタイプのアニメだった『クレしん』が、年少層の絶大な支持を受け隆盛を極め、親からの批判を受けるも「劇場版」で大人が泣ける良作映画として評価され、その間にちょこちょこ路線変更とテコ入れを繰り返して安心して視聴できるファミリーアニメへと変化していき、支持層を増やしながら今日まで生き永らえていることを考えれば、ある意味「らしい」とも言えるが…
でも先日『ブリブリ3分ポッキリ大進撃』観て思ったのは、ムトウユージは「映画」というものをよく考えて作ってくれッ!!…っちゅーことだったんですが…(泣)
本郷信望者の自分にとってはあまり好きではない原監督作品もちゃんと「映画」としての体裁はしっかりしていたのは評価できるし、勢いが落ちた水島監督2作も何とか「映画」になっていたというのに、去年のムトウ監督作はあまりにもお話がお粗末。
お話と共に、絵作りのセンスもない気もする。
なんだい、あのTV版そのまんまのアングルやタイミング取りは!?
面白味がないわよ。
そうそう、画ヅラに関しては今年の映画も期待できないけど、お話の方はベテラン・もとひら了のお蔭で何とかなってるみたい。
予告映像観た感じでも、期待できそうだったし。
良かった良かった。
惜しむらくは、事件の規模が小さくなってることだが、「巨大怪獣」「地球の危機」というでっかい題材扱っておきながら矮小にまとめてしまった去年よりは、「御馴染みのご町内の危機」という今年の方がむしろ大事件っぽくて、面白そうだったり(笑)
就活の都合で最近2回ほど大津に行ったんですけどねぇ、
最初の日の帰りに、駅の北西にある商店街を通ったんですが、
その時に商店街のスピーカーから流れてたBGMが、
アニメ『鋼の錬金術師』のオープニングソングに使われてた「リライト」のインストルメタル。
「アニソンを商店街に流すなんて、変わったチョイスしやがる」
とその瞬間思ったんですが、
まぁ、よく考えりゃ他の一般CMにも使われてた普通のJ-POPだから、
商店街に流れてても別に不思議じゃないな、
と思い直したワケですよ。
そして今日もう一度、しかもまた帰りなんですが、同じ商店街通ったら、
BGMに流れてきたのが、
『ガンダムSEED』の「INVOKE」!
ちょっと待てっ!
ひょっとして狙ってるのかっ!!?
なかなか更新できんなぁ…
時間うまく使えば十分出来るんですが、私、如何せんスケジュールの組み方が下手なんで・・・
以前から書きたい、描きたいと思っているネタもいろいろとあるけど、なかなか書けない。
最近大山ドラ時代を「旧ドラ」と呼ぶ風潮があるけれど、本当の旧ドラはこっちだろ、とか。
なぜ私は『BLACK CAT』をプッシュするようになったのか、なぜ私は平成ゴジラを愛するのか、とか。
そんな数々のネタの中から今回は、最近近くを通る機会があった「有限会社 浮気製作所」のことでも書きますか(笑)
JR能登川駅から京都方面行きの下り列車に乗ると、旧跡安土城のトンネルに入る直前に琵琶湖側の窓を見てると、この看板が目に飛び込んできます。
浮気が人為的に生産されていたとは、何という驚異!!
…などというのは誰しも考えるボケですが、でも実際のところ、一体何やってる工場なのかというのも誰もが気になることでしょう。
ぶっちゃけ答えを申しますと、「浮気」というのはこの辺りの地名でして、実際は「ふけ」と読みます。
要するに地名を社名として取り入れたってタイプのヤツです。
いっぺん自力で写真撮って載せたかったんですが、電車乗ってるときぐらいしか近く通らないんで、撮りにくいんですよね。夏になると蔦が茂って看板見えなくなるから、シャッターチャンスは冬しかないし。
んで、そうこうしているうちに、この看板、「浮気製作所」の「作」の部分が落ちてしまいまして、今では完全な「浮気製作所」を見ることは出来なくなっています。
残念!
今日の午後放送されたドキュメンタリー 『ドラえもん誕生物語~藤子・F・不二雄からの手紙~』の中で流れてた『のび太の恐竜2006』の予告編観たら、鳥肌立った。
公式サイトでプロモ映像が公開されていたので、そちらで確認されたし↓
http://dora2006.com/introduction/trailer.html
絵柄でだいぶ損する映画だなぁ…
作画のクセが強くてへたっぴに見えるという…
ただ、初期大山ドラや一作目のあの雑にも見える絵柄までも再現しようとした結果なのでは、と私は好意的に解釈しているのですが。
単純なキャラデザで凄くよく動かしているので、見ようによっては、クレしんスタッフが作ってるようにも見えたり(笑)
しかし実際はジブ(以下略
しかし、観るべきはそんなところじゃないだろう。
なんだこの凄まじい演出のテンションはッ!!
例えば、ジャイアンが「たかがバットで敵の砲撃を打ち返そうとする」本来ならアホらしいシーンの、なんとカッコよく見えることかッ!!!!
タメの演出が利きすぎだ、シビれる!!
全編このテンションで突っ切ってくれるなら一見の価値アリですぞッ!!!!
ちなみに、ラストの「暖かい目ェ~」は、作品の雰囲気に合っている合っていないとか、演出がふざけ過ぎふざけていないとかの評価以前に、個人的にツボ(笑)
作曲家・伊福部昭さんが死去…「ゴジラ」など手掛ける
国内作曲界の大御所で、「ゴジラ」など映画音楽の作曲家としても知られる伊福部昭(いふくべ・あきら)氏が、8日午後10時23分、多臓器不全のため亡くなった。91歳。
北海道釧路市生まれ。10代前半から独学で作曲を始め、北海道大林学科在学中に作曲した管弦楽作品「日本狂詩曲」が、1935年にパリで開かれた作曲コンクール「チェレプニン賞」で第1席となり、国際的に高く評価された。
46年に東京芸大作曲科講師となり、芥川也寸志、黛敏郎さんらを育てた。また76年から11年間、東京音楽大の学長を務めた。
映画音楽は、47年に谷口千吉監督の「銀嶺の果て」を手始めに、54年、わが国初の本格的な怪獣映画「ゴジラ」を担当。後に“伊福部節”とも呼ばれる同じリズムの繰り返しを効果的に使った野性的で骨太の音楽が、作品を大いに盛り上げた。手掛けた映画音楽は300本にも上り、海外にもファンが多かった。
2003年に文化功労者。1月19日から腸閉そくのため、都内の病院に入院していた。
(読売新聞)
「ゴジラ」などの映画音楽、北海道の原野を思わせる雄大な民族色豊かな交響的作品などによって幅広い人気を持つ作曲家、伊福部昭(いふくべ・あきら)さんが8日、東京都目黒区内の病院で死去した。91歳。
北海道・釧路生まれ。北海道帝大専門部卒。林務官を務めながらアイヌ音楽や樺太のギリヤーク民族の音楽を研究、「民族の特異性を経て普遍的な人間性に至る」ことを作曲理念に据え、ほぼ独学で民族色豊かな作品を作り出した。1935(昭和10)年、「日本狂詩曲」でパリのチェレプニン賞に入選。同曲は翌年米国でも演奏され、国際的な脚光を浴びた。来日したロシア出身の作曲家、チェレプニンに近代管弦楽法を師事。「土俗的三連画」「交響曲 オホツク海」など独自の交響作品を次々に完成させた。
時代の趨勢(すうせい)にかかわりなく民族的な作曲姿勢を貫き、「交響頌偈(しょうげ) 釈迦」などを作曲。東京音楽学校講師、東京音楽大学学長などを務め、故・芥川也寸志、故・黛敏郎、松村禎三、故・石井真木、三木稔など多くの作曲家を育てた。
また、約400曲の映画音楽を作曲、なかでも54年、東宝映画「ゴジラ」では、重厚な行進曲風のテーマで強烈な印象を与え、以来「ゴジラ」シリーズの多くの音楽を担当、大きな人気を得た。
ここ数年、体調を崩していた。「ビルマの竪琴」で毎日映画コンクール音楽賞。
(毎日新聞)
単なる特撮関係のスタッフが死んだとは思って欲しくない。
劇伴音楽が「ないよりゃマシ」程度の低い扱いしかされず、いい加減な使われ方しかされなかった時代に、「音楽は映画を導く」と言って映像に合わせた作曲・演奏を行って雰囲気を作り出すといった演出レベルにまで音楽高めたのは伊福部さんの活動の御蔭だと聞いている。
御大がいなかったら、現在の「音楽による映画の場面演出」というスタイルは日本で定着しなかったかもしれない。
それにキャラクターに合わせた専用のテーマ曲を繰り返し使う「ライトモチーフ」による作曲を広めたのもこの人。
基本的に「音楽は人物ではなく場面によって変える」のが信条の人だけど、ゴジラのような中身のない架空の存在には、むしろライトモチーフによってキャラクターを決定付け、実体を与えられるとして、効果的に用いていた。
ドラえもんのBGMもこういった方式でキャラクターそれぞれにテーマBGMがあって、分かりやすく選曲されていたっけ。
アニメでよく使われる作曲方法の基礎はこの人が築いたのだ。
「サントラは映画だけのもの」と言って、耳障りの良いスコアだけを切り出して映像を無視した聴き方・使い方をする安易な風潮に苦言を呈するなど、音楽職人としての意識も高かった。
日本映画の音楽に多大な貢献をしてくれた人だった。
そろそろだとは思っていたけれど、ゴジラが引退した今、惜しい人を亡くしたものだ…
合掌…
(参考)
日経BP.jp―ライフスタイル・充実空間「クラシック、再発見」
「ゴジラ」よ永遠に~伊福部昭「SF交響ファンタジー」
http://nikkeibp.jp/style/life/joy/classic/050412_godzilla/
最近いろいろと文章書くことが不得手であることを痛感させられて苦手にすらなっているので、トップページ更新したらこっちも書かなきゃならんことを少し疎ましく思い始めてるダメ管理人です…(泣)
今日更新したページ、かれこれ1年ぐらい放置したまんまだったんですよね。
これでオリジナルタイトル作品ページのすべてにマンガ版が付くことになって、絵ばっかの訳分からんページから少しはマシになって、ちょっと安堵。
版権ページなら1年以上放置してあるのはザラにありますから、今度はそっちが問題。
でもまだオリジナルタイトルに追加しなきゃならないのが3,4個あって、そっちの方も早くやっちまいたい。
……でもそんな時間がねぇ…
ひょっとしたら今年度最後の更新になったりして
え~、アニメ『コナン』の救世主・青野厚司氏が、コナン班の作画監督を辞職していたというニュースを知って、大変ショックを受けてながら飯食ってたTakeです(笑)
毎週各話スタッフチェックしているというのに、半年前から名前を見かけなくなったことに全然気付かなかったこの自分の鈍感ぶりをどうしてくれようか…
青野さんはコナン開始当初から作監として番組に参加してた古参なんで、神作画云々以前に単に惜しいなぁ…
しかし、作画の問題は青野さんだけに留まらない気がしますよ。
スタッフ表を見ると分かるんですが、ここ最近の回の作画監督には、志水泉・村中博美のような古参や増永麗・川島明子みたいな中堅が登板していなくて、知らない名前ばかり。コンテ・演出からはベテラン青木悠三の名前も見えなくなっています。
最近現れた作監陣のレベルがどのくらいなのかは、古参の佐々木恵子が総作画監督に入らなければならなかった「八岐大蛇の剣 前後編」の回の作画レベルがどれだけ悲惨だったのかを考えれば、自ずとその新参作監全体の力量も推し量れるのではないかと…
そんな面子で作画ローテ回してるところを見ると、『コナン』の作画環境に何か良くないことが起こったんじゃないかと不安に思ってしまいます。
ひょっとして、古参と中堅を締め出して新人(?)投入してもっと安い経費で作っていこう、なんて方針が出されてるとか…?
(しかしアニメ業界の格の上下の違いで浮く経費なんて知れているだろうに)
あるいは、「もう『コナン』の現場で働くのイヤ~」と、古参・中堅連中がボイコット、とか?
何にせよ、この状態が続くならば、『コナン』の作画面はどんどん恵まれない方向に進んでいくことは必至だと思われます。
年々酷くなっていってるのに、もう勘弁して…
ようやく『コナン』本編への感想。
今年からの新OPは久々登場のB’z。
B’zのときはOPアニメを使い回す、という決まりでもあるのか、前回の『ギリギリchops』と同じく、今回も過去のOP映像を再編集して使い回し。
前回の試みはアレンジが上手くて結構成功してたと思うが、今回はどれもこれも動きが大人しい画ばかりの上に演出に工夫がないから、歌の調子に合ってなくてイマイチ。
さて今回の本編。
大谷育江が入院しちゃったんで、ガッシュベル、『ワンピース』のチョッパー共々、わが『コナン』の光彦も別の声優に声変わり。(ピカチュウは録音使い回しらしい)
後任が折笠愛なモンだから、微妙にハスキーボイスっぽいのがキャラに合ってない気がして違和感が…
大谷育江の特殊なソプラノボイスに似せるなら若手の声優に任せた方がイメージ合うのに、なんで大人声のベテラン声優連れてくるかな~
…いや、逆にベテランだからこそ選ばれたんだろうけど。
内容。
通常、放送1話分には原作2話分のエピソードが欲しいところを、今回は原作1話をムリヤリ引き延ばして30分番組にするというとてもデンジャラスなことをやってくださったので、あちこち間延びして酷く退屈なことに…
例えば冒頭のゴミ箱漁りのシークエンス。
コナンがゴミ箱横倒しにして中身散らかしてるのに、歩美たちどころか由美婦警までぼけ~っと見てるだけってのはどうなんだ?
普通は「危ない」とか「ゴミを散らかすな」とか注意するでしょうが。
そうしたらコナンが「ちょっと探し物」云々返事して、キャラ同士のちょっとしたやりとりが成立するから、少しは有意義な時間稼ぎになるのに、そうした工夫なしに、ただカット数増やして無言の顔芸シーンを延ばすだけだもんなぁ…
なるべく原作に沿ってアニメにする方針は喜ばしいとは思いますけんど、そのせいで作品としての面白さが削がれてるのは本末転倒でしょうて。
脚本に描写がしっかり書かれてても、絵としての見栄えを重視して絵コンテ段階で変更したり、演出が入って付け加えたりするのがアニメ制作だというのに、なんで出来ないかねぇ…(今回脚本家いないけどさ)
…まぁ、『コナン』の場合は「特殊な事情」があるから、原作を改変することに臆病になったとさえ言えるほど、手を加えることに神経質になったというのがあるんだろうけど。
内部事情とか営業方針なんてまったく知らないんですが、アニメ初期と今を比べると、アニメスタッフの方針がどう変わったのかよく分かります。
放送一年目のアニメ『コナン』は、黒の組織というややこしい設定を排して純粋な推理モノとして売り出そうとしていた節があって、原作に出てくる黒の組織との絡みを全て削った上で、オリジナル要素ガンガン詰め込んで原作削りまくるなど、結構改変に積極的でした。
(当時の原作も、長い間黒の組織が全然出てこなくて、組織の設定が足枷になってたから、そういう判断も致し方ないんですが)
ところがどっこい、原作の方向転換か予定通りか、その後やたら組織の話が出てくるようになって、遂には灰原哀なんていう組織と関わりの深いレギュラーキャラまで出てきたモンだから、さあ大変。
灰原登場に不可欠な原作初期のエピソードを黒の組織の話なしのほとんど別モノとして既にアニメ化してたので、アニメ版は原作との辻褄合わせるのに中途半端なオリジナルエピソードを挿し込んで、何とか整合性を持たせてましたね。
(ついでにいうと、ジンとウォッカの名前もアニメ版では何の前触れも無しに急に判明してたっけ)
そういうわけで、オリジナル展開を盛り込んだせいで伏線を台無しにしたので、その教訓からそれ以降の原作話は、原作のエピソードから外れるような改変は一切せずに、原作に忠実に話を進めるようになったわけです。
何が伏線になるか分からずにエピソードの取捨選択に苦しめられる映画版『ハリーポッター』状態。
でもなー、シリーズ展開に影響しない部分にはオリジナル要素ぶっこんで改善しても構わんと思うのだが…
それから、キャラ萌えの女性コナンファンが大量に出てきたというのも、話が退屈になるひとつの要因かもしれない。
コナンを支えているのがそうしたキャラ中心に見る人たちということは、キャラが前面に出ていれば見続けてくれるということで、逆を言えば、キャラのクロースアップが出てこないと興味を失って見てくれない、視聴率がとれないということになる。
だからキャラのクロースアップを重視せざるを得ない状況から、あまり大胆なレイアウトやカット割りその他演出ができず、画面が単調になってしまうんじゃなかろうか。
まあ、あくまで情報ソースのないただの想像ですけどね。
昨年末からの新OP。ますます本編のイメージから離れていくオープニングアニメ。
BJが火山谷に飛び込んで女性を間一髪で助け出すって、どんな冒険モノですか?
歌のイメージにムリヤリ絵を合わそうとするから変になるのであって、歌詞関係なくリズムだけ考慮して『BJ』のイメージに染めてしまえばいいのに。
あと、『コナン』みたいな冒頭の煽りダイジェストはどうも好かん。
なぜ急にそういう形式にしたんだろう。
それから、原作のサブタイトルとわざわざ違ったサブタイトル付けるようになりましたね。
1年目はなるべく原作に沿って付けてたのに…
原作軽視が加速しているような気がして不安なんですが。
そして不安は今回見事的中して、BJの過去に関わる重要な回なのに、原作を骨格から改変しまくって、見るも無残な結果に…
ピノコとゲラの時は巧くやってくれたのに、ここにきて何故…
今回のキモは「BJに移植するために皮膚が切り取られた部分が~」というところでしょうが。
だからBJとタカシは会っちゃいけないの。
それをわざわざ再会させて、あろうことかそのキモの部分をバッサリ切り落とすなんて…
どうしても会わせたいなら、それに合わせて話をいじった方が作品として巧く成り立っただろうに。
親友との再会という喜ばしいイメージにせずに、かつては親友だったが今は自然保護テロリストのタカシと人の命を救う医者のBJという敵対する道を歩んでしまった二人が顔を合わせたことで生まれる葛藤と衝突という流れに持っていくとか。
環境汚染をクロースアップするなら、再会場所は環境汚染の恩恵の塊である遊園地じゃなくて別の場所に、とかそこら辺の気配りも欲しい。
原作軽視云々だけじゃなくて、そういうドラマとしての基本的なところも出来てないから、面白くないんだよなァ…