いつぞや話題にした『クレしん』の監督・ムトウユージが、今オタクたちに大人気。
正確に言うと、監督・ムトウユージになってからの『クレしん』が人気、ということですが。
事の発端はおそらくコレ。
そしてその後の顛末がコレ…
…と言いたいところだけど、面倒くさくて挫折したので記事なし(←オイ
ここのサイトが詳しい。
…しかし、こんなことでいいのか『クレしん』?(笑)
他の子供向けアニメで最近躍起になっているオタク層の取り込みを、さり気なく成功させている時点で、何かしらの評価はできるだろうけど。
それに、元々一般受けしそうにないタイプのアニメだった『クレしん』が、年少層の絶大な支持を受け隆盛を極め、親からの批判を受けるも「劇場版」で大人が泣ける良作映画として評価され、その間にちょこちょこ路線変更とテコ入れを繰り返して安心して視聴できるファミリーアニメへと変化していき、支持層を増やしながら今日まで生き永らえていることを考えれば、ある意味「らしい」とも言えるが…
でも先日『ブリブリ3分ポッキリ大進撃』観て思ったのは、ムトウユージは「映画」というものをよく考えて作ってくれッ!!…っちゅーことだったんですが…(泣)
本郷信望者の自分にとってはあまり好きではない原監督作品もちゃんと「映画」としての体裁はしっかりしていたのは評価できるし、勢いが落ちた水島監督2作も何とか「映画」になっていたというのに、去年のムトウ監督作はあまりにもお話がお粗末。
お話と共に、絵作りのセンスもない気もする。
なんだい、あのTV版そのまんまのアングルやタイミング取りは!?
面白味がないわよ。
そうそう、画ヅラに関しては今年の映画も期待できないけど、お話の方はベテラン・もとひら了のお蔭で何とかなってるみたい。
予告映像観た感じでも、期待できそうだったし。
良かった良かった。
惜しむらくは、事件の規模が小さくなってることだが、「巨大怪獣」「地球の危機」というでっかい題材扱っておきながら矮小にまとめてしまった去年よりは、「御馴染みのご町内の危機」という今年の方がむしろ大事件っぽくて、面白そうだったり(笑)