(書きかけ)
四天王編…
ベタな盛り上げ方以外ほとんど工夫なしに要素を積み上げてる感じなのだが、それでも面白いなぁ
面白いというか、好みな展開が連続するというか。
銀時と次郎吉の墓場での、いろんなもの壊しながらキャラたちが吹っ飛んでバトルしてるシーンを見てたら、ああ、この番組もジャンプアニメだなぁ、と。
かぶき町のキャラクターたちが総登場する中盤も、盛り上がるんだけど、レイアウトが残念になってた。
まるで万屋の前の生活道が、4車線道ぐらいの幅になってたり。
あれだけキャラクター数いると上手いレイアウト作成するのは難しいとは思うけど。
あと、平賀源外役の青木武が入院中なので、源外じーさんが画面に出ててからくりで圧倒的兵力誇ってるのに、全キャラ中一人全然喋らないという変な画になってて、残念だったなー
アバンのギャグパートを、映画版からテレビ放映用にフォーマットし直していて尺を延長している贅沢な作り。
ただし、テレ東ではゴールデンウィークに地上波初登場だったので、「祝日にわざわざ銀魂のアニメ見るなんて~」と時期柄に合わせたセリフに書き直されているのだが、さすがにびわ湖放送用に直してもらえるわけもなく、普通の土曜に放送してるのに祝日とか言われる、変な感じがするセリフになってなー
紅桜編は個人的に、メインの高杉・仁蔵の話よりも、刀鍛冶の村田兄妹のエピソードの方が印象深い章だったりする。
人の話を聞かずに喧しい声で話し続けるという、あれだけ強烈なギャグメイカーぶりを見せて登場したのが、中盤、事件の黒幕の一人だと判明して、「己の野望を息巻いて説明して、身内の忠告を聞かずに野望を突き進める」という、当初のキャラ付け(「人の話を聞かずに喧しい声で話し続ける」)を外さない形でその意味を変質させて話の主軸に絡んでくるようになった後、最後は死の間際に妹に言葉を残す時にはそのキャラ付けを反転させて、
「兄さん、いつもみたいに大きな声で言ってくれないと聞こえないよ…」と死を悼みながら締める、ギャグマンガの本分を利用しながら意外性を持たせつつ納得の行くオチを付けるシナリオ演出が、ベタなのかもしれないけど、上手いなぁ~と思って。
原作ストック枯渇病にかかって、『ドラゴンボール』的な引き伸ばしせずに潔く終わらせた『銀魂』でしたが、一年間休止中に原作ストックが溜まったことで、再開。
ただ、テレ東系では普通に夕方に放送してるのに、びわ湖放送では深夜アニメに…
(そして、相も変わらずキー局から一ヶ月遅れての放送)
天下のジャンプアニメなのに、『ぬらりひょんの孫』と同様、こんな扱いなんて…
…とは思うものの、毎度ギャグで放送コードギリギリ狙って下ネタもバンバン入れてくる作品なので、アニメに関してはお上品なびわ湖テレビとしては妥当な放送時間かもしれない。
っていうか、前回びわ湖放送で、ゴールデンで放送してたのが何かの間違いだったんだって!(笑)
原作で一週休載後に掲載されてた話(休止中にいつの間にか二年の年月が経過していた)というのを、この再開のタイミングで効果的に使っている。
ただ、原作ではたったの一週の休載で二年も経ってたというブッ飛び具合が笑いを効果的にしてたけれど、アニメでは一年休止していたのが二年経ってました、ということで飛び方が微妙になってて、“なぜか二年経ってた”という笑いを最大限活かせない状況だったのが残念ですな。
ギャグマンガなのだから、なぜ2年経ってたのかは夢オチでもいいんだろうけど、きっちり理由(ただし原理がひたすら謎でテキトーすぎ)付けてきて、なおかつ前半のギャグで使っていたネタを伏線的に利用しているのがこの作品の一筋縄では行かないところだな。
おまけに、ネタが割れてもまだそこからギャグを続けていくとか、その姿勢は好きだなぁ~
今週のキャサリン結婚話は、冒頭のキャサリンのキャラデザから弄られてる豹変ぶりが笑えて仕方ないが、信じた男に尽くして仲間の元から離れていった女が実は騙されて、最終的にその悪役たちを主人公がやっつけに行くというのは、特に捻りもない展開なのだけど、こういうベタベタな人情話も嫌いじゃあない。
「『銀魂』のシリアス回とか泣かせにかかる話とかがどうも好きじゃない、早くギャグを映せ!」という感想はよく見られるけど、私は『銀魂』の潔いまでにベタベタなそーゆー話も、むしろベタベタを隙なく作っていて好き。
ちなみに今クールのEDアニメは、銀時と敵との雨中の対決直前の様子を軸に描写しているんだけど、雨に濡れて天然パーマじゃなくなってるシリアス顔の銀さんには、激しい違和感が(笑)
本家テレ東ではゴールデンから都落ちした番組なのに、おまけにゴールデンには相応しくない下品なネタ満載なのに、逆行した扱いは一体何なんだ…?
滋賀の子どもたちは、コレをゴールデンで見て変な志向に走らないだろうか(笑)
「新型インフルエンザ」ネタは、ジャンプで原作読んでたのが災いして、細かい差異が気になったなー
いや、話自体は大好きで、アニメでも巧いことツボは抑えてたと思うけど、贅沢な不満というか(汗)
本編外でマネキンで擬似実写『銀魂』やってて、『OH!マイキー』してたのは笑ったが。
「たまクエスト」の導入がおもろすぎる(書きかけ)
そう思うと『銀魂』って、バトル展開をどう持っていくかで特徴付けしてるジャンプマンガの中では、かなり異端なんだよなぁ。ギャグマンガとしても。
全コマ同じアングル(屋台の椅子に座った客側からの視点)で映すという実験的な話を作ったら、その構成に意味を持たせるためにオチはこうするしかない、という作劇技法の基本的なところにエライ忠実な辺りも。
『戦国BASARA』絶賛放送中(…と言っても、そろそろ終わるけどT_T)に戦国武将ネタとは、この番組どこまで時勢とシンクロするつもりだ(笑)
ジャンプ御馴染みのトーナメントバトルの舞台設定を、ファンクラブ争奪戦というレベルにまで落とすとここまで陳腐になって笑えるんだよー、というのがファンクラブ編の一つの柱になってる気がする。
相変わらずパロディとしてキチンと成立させるよなァ、この作品。
(書きかけ)
話の方は、下ネタの中でもかなり下らないネタを連発していて、思わず声出して笑ってしまったほどだったけど、あまりにも下すぎて不快一歩手前の状態だったのは考えモンかもしれん。
前半が、キャラの相関関係を巧く活かしてシチュエーションコントをキレイに面白おかしく成立させていたので、後半になって下ネタだけを散発的に投入してくるのを見ると、インパクトだけ大きくて何か物足りない気もしてくるし。
あと、それまで散々ツッコミ役に回ってた銀時が、急に不必要なボケに走っていったのも、「緊急事態とボケキャラどもの勝手な言動が立て続けに起こったからテンパって、状況を悪化させる行動をしてしまう」状態だったのに、それが解消されそうになった時に走っていってるので、無理にシナリオ側がボケさせている感じを出してしまっていたのも、ちょっとした不満かな。
極限まで収拾がつかなくなって、本気でオチを投げ出した感がすごい話だったなぁ~
新ED。ポップな感じのキャラデザ&絵柄でお送りする、とても『銀魂』らしくないアニメーションになってて、季節ごとに変わっていてそろそろマンネリ気味なところにこれが来たので、「その手があったか」とちょっと感心した。
世の中の先人たちが一つずつ生み出してきた数々のケレン演出や燃えシナリオのパターンを、ただズラズラと安易に並べててんこ盛りにしたせわしない展開とも言えるかもしれないけど、でも、よくもまぁこれだけの浪花節シチュエーションを並べ続けられるもんだ、とそこには素直に感心するなぁ~
作画にもかなりのリキが入っていて、最近流行のスピード感重視で何でもかんでも高速に動かしまくる、あんまり見続けていると何が起こっているのかよく分からなくなってくる(例:『ガンダム00』)系の作画ではなくて、攻撃に耐えたり渾身の力で刀を振り下ろしたりするような、じっくり見せるところはじっくり魅せる、その場その場の演出にあった作画や尺の取り方というのも、見応えあって満足させられたヨ。
…でも、遊郭って何ぞや、という説明を「女の人と楽しく過ごせる場所だよ~/男に媚売らなきゃいけないから女にとっては地獄だよ~」程度にボカしてボカしまくって、午後6時台の子どもアニメタイムにもギリギリ放送可能なレベルにしていたかと思ったのに、モザイクかけたとはいえ「大人のおもちゃ」を出してきて、子どもには絶対分からない/見せたくないメチャクチャ直球勝負のオチを付けたのはヒドイなぁ(汗)
そんなヒドい基本背景があるお話が、この作品の中でも結構手に汗に握って見れる部類のものになっているというのも、それはそれでまたヒドイ話だ(笑)
『キャッツ&ドッグス』の影響が全開ですなー、とか思いつつ、着地点はいつものところ。
動物と人間の関係を軸にして感動的な話を作る時に、動物の気持ちを言葉にして表すやり方がよく使われるのだけど、個人的に常々「言葉が通じない異生物が本当に考えているなんて分からないのに、あたかも人間と同じように物事に反応して考えているものだと決め付けて描かれて言葉として表されるのに、少し違和感がある」と思っていて…
今回は、犬に寄生した生物の考えていること、ということで、普通の犬とは違うという前提で進んでいったので、そういう違和感はなかったのが工夫かもしれない。
ちょっと泣かせ演出はくどいような気がした。シナリオ的にも画面演出的にも。
ジェシーおいたん、ちょっと力みすぎだ(笑)@堀内賢雄
勿論、そうした実力派を連れてきたことで、感動が強調された面もあるし、今回は何より、麦人の、全体的に芝居染みているがゆえに自然体のじいさん喋り(江戸っ子喋り?)がかなり効果的だったなァ~
「くだばれと言い合い続けることが情」という逆説こそが正論(もしくはベターな選択)であり感動のポイントである、というのは、『銀魂』が幾度となく使ってきた手なのだが、ああ、そういう多少捻った程度のベタベタさ加減がが大好きなのよ、私(汗)
捻っているようで、「最期まで張り合っているぐらい気をしっかり持って生きられた」というのが「最期まで元気に幸せに暮らせた」という普遍的な価値観と結び付く構造になっていて、オーソドックスな感動になっているのも、巧い具合に計算できている。
ネコ派でもある私としては、もうちょっとネコの方にも肩入れして欲しかったが、まぁ、話のバランスか。
銀時と新八の出番が若干少なく、出てきてもあっさりしているものの、出てくるタイミングが印象に残りやすい場面ばかりに設定されていたバランスは、ちょっと好きだな。
最後に遠くから犬を狙う狙撃ネコを、本筋とは関係のないところで轢いてしまって、敵の存在を意図せず片付けて終いなところとか(笑)
先週のミニコーナーで、前のED作画についてのフォローがあったけど…
スタッフ側もそう思ってましたかー!!!(笑)
ご存知の通り、びわこ放送の『銀魂』は、テレ東やテレ阪での放映からは1ヶ月近く遅れて放送されてるのだけれど、そういうズレがあると↓のような事態が起こる…
←「次の回休み」の告知
新手のギャグか!?(笑)
今回の話はその辺巧いことやっていると思う。
…が、部分的にちょっとだけ引っかかったことについて、少し。
屋上から飛び降りたきららを助けようと、銀時がビルの壁面を壁走りで追いつこうとする、現実ならありえないシーン…
その嘘を「ありえる」ように見せるために、自由落下より壁走りが早く追いつくには、縦横をひっくり返しただけの普通の走り方ではなくて、もっと下へ下へ向かって壁を蹴り上げる(下ろす?)前傾姿勢の作画の方が説得力があると思う。
まぁ、そのシーンは背景動画がんばっているので、説得力を持たせる努力はしてると思うけど。
嘘をつき続けてきた二人が正直に言葉を交わすラストに、この話の発端であった文通ネタを持ってきて〆るのはまとまりが良くて結構なのだけど、あの割と危険な状況でのんびりと文通やろうとする必然性は薄い…
読めるかどうか分からない小さい文字を書くよりも、声を出して伝えろよ、という感じで。
あのシチュエーションが許容される状況を作るには、声を出して伝えるには周りがうるさくて、字を書いて伝えなければならないという風にしなければならないはずなので、そのシーンの直前までガヤ音はもっと大きくしておくべきだった。
まぁ、その直前といったら、きららと銀さんの「感動的な」会話が続いているので、それに水差すようにガヤ音を被せるわけにもいかなかったのだろうけど。
長編になるかと思ったら、あっさりと最終標的が出てきて、短めに終わるつもりなのね…
…と思ったら、それフェイクで笑った。
ちょっと考えれば「怪しすぎるヤツは怪しくない」というパターンから、ゲーム内でも目撃時と同じ姿格好で現れてくれたので探す手間が省けるような都合のいいことはないので、別人ということを気付いてもいいものだが、ちょっと考える必要もないそのまんまのネタを都合よく投入するのも『銀魂』のパターンなので(汗)
しかし、先週から「頼りになりそうなキャラを見つけたと思ったら、実はその正体はレギュラーキャラでしたー」というネタを延々続けているだけなのだが、いいのか?
宇宙規模のネットゲーム、なんて広大な設定を用意しておきながら、やってることがすごく狭いんだけど。
いやまぁ、それはそれでしっかりとしたギャグにはなってるけど、もうちょっと広さを感じさせてくれたっていいじゃないか。
せめて、バレ方にバリエーションと意外性があれば面白いんだけど。
他のネタに絡めて(桂)でバレる辺りは面白かったが、それ以降がネタ的にバレ方がワンパターンだなぁ…
とはいえ、正体をバラすときの編集タイミングとBGMストップ演出は何か良い。
銀子を画的にはカワイイキャラに描いてるのは、スタッフの息抜きか?
小林ゆうが『銀魂』で媚び媚びな演技やってるのは新鮮かもしれん。