『キャッツ&ドッグス』の影響が全開ですなー、とか思いつつ、着地点はいつものところ。
動物と人間の関係を軸にして感動的な話を作る時に、動物の気持ちを言葉にして表すやり方がよく使われるのだけど、個人的に常々「言葉が通じない異生物が本当に考えているなんて分からないのに、あたかも人間と同じように物事に反応して考えているものだと決め付けて描かれて言葉として表されるのに、少し違和感がある」と思っていて…
今回は、犬に寄生した生物の考えていること、ということで、普通の犬とは違うという前提で進んでいったので、そういう違和感はなかったのが工夫かもしれない。
ちょっと泣かせ演出はくどいような気がした。シナリオ的にも画面演出的にも。
ジェシーおいたん、ちょっと力みすぎだ(笑)@堀内賢雄
勿論、そうした実力派を連れてきたことで、感動が強調された面もあるし、今回は何より、麦人の、全体的に芝居染みているがゆえに自然体のじいさん喋り(江戸っ子喋り?)がかなり効果的だったなァ~
「くだばれと言い合い続けることが情」という逆説こそが正論(もしくはベターな選択)であり感動のポイントである、というのは、『銀魂』が幾度となく使ってきた手なのだが、ああ、そういう多少捻った程度のベタベタさ加減がが大好きなのよ、私(汗)
捻っているようで、「最期まで張り合っているぐらい気をしっかり持って生きられた」というのが「最期まで元気に幸せに暮らせた」という普遍的な価値観と結び付く構造になっていて、オーソドックスな感動になっているのも、巧い具合に計算できている。
ネコ派でもある私としては、もうちょっとネコの方にも肩入れして欲しかったが、まぁ、話のバランスか。
銀時と新八の出番が若干少なく、出てきてもあっさりしているものの、出てくるタイミングが印象に残りやすい場面ばかりに設定されていたバランスは、ちょっと好きだな。
最後に遠くから犬を狙う狙撃ネコを、本筋とは関係のないところで轢いてしまって、敵の存在を意図せず片付けて終いなところとか(笑)
先週のミニコーナーで、前のED作画についてのフォローがあったけど…
スタッフ側もそう思ってましたかー!!!(笑)
ご存知の通り、びわこ放送の『銀魂』は、テレ東やテレ阪での放映からは1ヶ月近く遅れて放送されてるのだけれど、そういうズレがあると↓のような事態が起こる…
←「次の回休み」の告知
新手のギャグか!?(笑)