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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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GIGAZINE - 新ナイトライダーのKITTの車体は「フォード シェルビーGT500KR」

 
 

 皆さん、覚えているだろうか…?
 いや、最近の子だと知りもしないか。
 伝説のボンドカーパクリ番組アメリカテレビ映画『ナイトライダー -Knight rider-』を!



オリジナルKITT (『KNIGHT RIDER』 オープニングタイトル より)


 ナイトライダー……陰謀と破壊と犯罪の渦巻く現代に蘇る正義の騎士!
 ドリームカー・ナイト2000と共に、法の目を逃れる犯罪者たちを追う若きヒーロー、マイケル・ナイト!
 人は彼を「ナイトライダー」と呼ぶ!

 巨大な悪に立ち向かう現代の騎士・ナイトライダー!
 今日、彼を待ち受けるのは、果たして誰か?


 という、小林清志(『ルパン』の次元の声の人ね)のオープニングナレーションと、シンセサイザーの効いたテクノサウンドが心地良いテーマ曲で、印象的に始まるこの番組。

 言わずと知れたアメリカの自動車大会社・GM(ゼネラルモーターズ)社が、新たに発売する新型車・第3世代型ファイヤーバード・トランザムの宣伝のために制作させた、1982年開始のカーアクションモノである。
 「とにかくスゴイ車だ」ということを印象付けるため、ドラマ内でのトランザムの設定は誇張され、ボタン一つで宙を舞い、銃弾を全て跳ね返す上に鋼鉄の分厚い壁を体当たりでぶち抜く頑強な強化外装を備え、レーダーセンサーやハッキングシステムなどのスパイ装置を搭載して、コンピューターによる完全自動制御で自由自在に動くという、オーバースペックなモンスターカーとして演出された。
 『スターウォーズ』台頭以降のSFブームの中、テレビドラマレベルで実現できるメカアクションを追求した結果、日米双方で当時絶大な人気を誇ったわけだ。

 基本的には一話完結の刑事ドラマのフォーマットになっており、老若男女問わず見やすい構造になっていたのだが、その人気の中核は、スペシャルカー「ナイト2000」の活躍っぷりと、その制御コンピューターである「KITT(キット)」のキャラクターにあったことは、疑う余地もない。


 特にキットは、1968年公開の『2001年宇宙の旅』のHALよろしく、人間の言葉を理解し自分で考えて喋り行動するというコンセプトが、家庭用コンピューターが出始めて間もない当時としては斬新で、主人公・マイケルとの会話においては、コンピューターキャラに“ありがち”な「論理でしか考えない頭の固いガチガチ生真面目な性格」をベースとしながら、時にウィットに富んだジョークや皮肉を交えた発言をするという「コンピューター“らしからぬ”性格」付けがなされており、なおかつマイケルが無謀な行動やケガ等をしたときには心配したり、呼びかけにすぐ応えて駆けつけたりするコンピューターキャラらしい犬っぽい従順さも見せ、「一人のキャラクター」として成り立っているところがまた斬新であり、親近感があった。

 そしてナイト2000。劇中の性能もさることながら、宇宙船さながらにLED計器やボタン類で装飾された内装や、「フォンフォン」という効果音を伴って残光を残しながら左右に赤く妖しげに光るスキャナーと、大人しくて純朴そうな細目キャラにも見えるリトラクタブルライトの付いたフロント部分を持つ、ブラックにキレイに塗り固められた流線型のボディというデザインは、見るものを魅了した。

 私が子供時分の我が家の自家用車は、アナログなタコメーター、マニュアルのシフトレバー、引っ込んでるか出っ張ってるかでしかON/OFFを確認できないごついボタン、取っ手をグルグル回して窓開ける当時ありがちな車だったから、デジタルメーターにフルオートトランスミッション、薄いLEDボタンでウインドウを全自動開閉のナイト2000はとっても近未来感があって憧れたなぁ~

 こんな車に乗れたら、どれだけ幸せか………『ナイトライダー』体験者なら必ず思うことだろう。



 そんな『ナイトライダー』が20年ぶりに帰ってくる!
 あのマイケルやキット(を継承した後継のキャラ)たちが暴れ回る新作が見られるなんて、なんという幸せ!

 …とはいえ、1991年に『新ナイトライダー2000』、1997年に『TEAM KNIGHT RIDER』という続編が作られているので、それほどまでに久々感はない。(1994年の『ナイトライダー2010』は忘れろ;)
 そしてそれらの続編は、記録的な大失敗に終わっている(商業的にも作品的にも)という悲しい事実(汗)
 なんつーか、続編の性(さが)だなぁ…
 そんな問題以前に、デビット・ハッセルホフのプロデュースで2006年公開の続編映画やるって話があったけど結局ポシャッた、という過去もあったから、今回もまた制作に漕ぎ付けられるかどうかすら不安、という問題もあるわけだが。
 ていうか、元記事自体がガセという可能性も捨てきれないし。(写真、合成だもんなぁ…)



 まぁ、それはともかく、新型キットだ。("Knight Industry Two Thousand"ではなく、"Kight Industry Three Thousand"らしい)

 『TEAM KNIGHT RIDER』から(『ナイトライダー2010』から?)、車両提供がGMからフォードに変わった流れを受け継いだのか、今回もフォードの車で、マスタング。

 美の極致であったトランザム'82のナイト2000に比べると、ゴツくてデザインが未整理な印象を受けるなぁ…
 これじゃあ、ターボブーストできないでしょ?
 それにLEDスキャナーは、ボンネットの不自然な位置にくっつけるんじゃなくて、ライトとライトの間に埋め込んどけばスッキリすると思うんだが…
 でもタフそうだから、ヒョロヒョロとした先代キットでは見られなかった豪快な体当たり攻撃には期待できそう。

 …などと感想を漏らしても、日本でも見られるようにしてくれないと、ワシらにはどーにもならんのですが(涙)
 ていうか、本当に制作されるんだよね?(←まだ疑っている)

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