Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
私にとってアニメオリジナル『ドラ』ってさー、楽しんで「鑑賞」するものじゃなくて、「どれだけヒドい出来か」ってのを確認する「作業」でしかないワケですよ。
そんな頭で見ているからか、今回もヒドいヒドい!
異世界(異国)に行かなきゃスペシャル回じゃないとでも思ってるのかしら?
確かに、日常のスケールから完全に離れての大冒険は、見ていてワクワクするものがあるだろう。
でもその分、身の回りの生活実感で補完できるところがないので、完全に脚本家の力量に任されてしまうから、その冒険の内容が面白くないと、話が簡単にダメになってしまうフォーマットなのよ。
これだったら、「広い家に住みてぇー」というみみっちい願望から始まってドイツ・ミュンヒハウゼン城に行く話しの方が、日常臭さがするけどよっぽどスペシャル感があるわ。
女装のび太がスペシャル要素だというのなら、女装のび太のリアクションを入れてくれんと面白くないぞ。ついつい男言葉とか仕草が出てしまったり、カツラ脱げかけたりしてあたふたするとか。牢にぶち込まれて命の危機に瀕してるときでも完璧に女装演技をこなしてるのは、そっち方面の方々しか喜ばないと思います(笑)
まぁ、今回ドラミが主人公っぽい流れだから、のび太を目立たせるわけにはいかないという判断が働いた結果なのかもしれんけど。(それにしては、ドラミのセリフや活躍が薄っぺらいが)
んでもって、「怪しげな術を使う闇の三剣士」?
確かに、22世紀のテクノロジーである透明マントを見破っていたから、その術とやらはホンモノらしいが、おいおい、『ドラえもん』にファンタジーの要素を生で持ってきてどうするよ。
「彼女は聴力が異常発達してしまった人間で、姿は透明でも、音で居場所が判別できた」という説明があれば、まだ科学的であり『ドラえもん』的だったのに。
おまけに最後、ジョルジュの剣から魔法が発射された気がするけど、ありゃどういうことかね?
ジョルジュ王子が男装姫様だったって設定は、スタッフが扱いきれてない気が…
男として育てられたおかげで普段は凛々しいのに、ケガしてドラミに看病されてるときは完全に女の子の喋り方になってるのはツメが甘かろうて。
人間、そんなに器用じゃないし、それに、この国の王となる自覚のある人間としては覚悟が足りないように見える。
ドラミが「男でなければ国は治められないというのは、古い考えよ」と言うけど、この演出の方がよっぽど古い考え方で組み立てられてるぜ。(そもそもドラミよ、アンタが今いる場所は中世という古い時代だぞ)
言葉の説得力を物語と演出が奪ってるなぁ…
それもまぁ、子ども向けってことで分かりやすくしてある、ということなんだろうけど。
子ども向けを意識してるなら、重苦しい(とはお世辞に言えない気の抜けた画面だったが…)戦争が表で続いてるときに、ドラえもんたちが敵兵たちと城の中でコントを繰り広げるのも、緊張感を削ぐだけの無駄描写と批判するのではなく、息抜きとして納得しなければならないのかなぁ…
でも、子供向けだからこそ、しっかり作らなければならないところだってあるでしょ?
今回はタイムマシンで中世の小国を訪れたわけだけど、中世ヨーロッパのイメージを視聴者が持っていることを前提にしているのか説明がまるでないし、そもそもこの国は、その一般的なイメージ以上の知識で描かれている部分がまったくない(というか、ほとんど絵本の世界のそれ)。
そして、子どもたちはその一般的なイメージ程度の知識さえないのだから、中世が現代と違う特殊な場所であることを、懇切丁寧に説明する必要があるでしょうに。
あと、レイアウトはもっと絞まりのあるものにしないとダメなんじゃないの?
子ども向けに分かりやすくしてあるというよりは、今回のは、絵コンテに描いてあったラフ描き程度のものを、そのままテキトーに仕上げてみました、ってぐらいの「いー加減さ」が…
でもカット割とかもゆったりというよりはモタモタしてる感じの方が強くて、コンテ自体があまり巧いようには感じられなかったので、絵コンテ・演出の安藤敏彦を見損なった気分だ。
あるいは、今の『ドラえもん』に規制が厳しすぎて凝ったことができないのかもしれないが、その場合、どれぐらいの規制をかけたら、これほど気の抜けた画面しか仕上がってこないのか、というのが気になるぞ(笑)
…などと批判してきたけど、まぁ私は、『クレしん』の次回予告で、小さいお友達には絶対分からないであろう、淀川長治のパロディをやってたことに、「パロをやるなら子どもに分かる範囲でやれ」とは露ほども思わずに、無批判に喜んでしまうような人間なので、何を言うかなんだけど…(汗
まぁ、今回ドラミが主人公っぽい流れだから、のび太を目立たせるわけにはいかないという判断が働いた結果なのかもしれんけど。(それにしては、ドラミのセリフや活躍が薄っぺらいが)
んでもって、「怪しげな術を使う闇の三剣士」?
確かに、22世紀のテクノロジーである透明マントを見破っていたから、その術とやらはホンモノらしいが、おいおい、『ドラえもん』にファンタジーの要素を生で持ってきてどうするよ。
「彼女は聴力が異常発達してしまった人間で、姿は透明でも、音で居場所が判別できた」という説明があれば、まだ科学的であり『ドラえもん』的だったのに。
おまけに最後、ジョルジュの剣から魔法が発射された気がするけど、ありゃどういうことかね?
ジョルジュ王子が男装姫様だったって設定は、スタッフが扱いきれてない気が…
男として育てられたおかげで普段は凛々しいのに、ケガしてドラミに看病されてるときは完全に女の子の喋り方になってるのはツメが甘かろうて。
人間、そんなに器用じゃないし、それに、この国の王となる自覚のある人間としては覚悟が足りないように見える。
ドラミが「男でなければ国は治められないというのは、古い考えよ」と言うけど、この演出の方がよっぽど古い考え方で組み立てられてるぜ。(そもそもドラミよ、アンタが今いる場所は中世という古い時代だぞ)
言葉の説得力を物語と演出が奪ってるなぁ…
それもまぁ、子ども向けってことで分かりやすくしてある、ということなんだろうけど。
子ども向けを意識してるなら、重苦しい(とはお世辞に言えない気の抜けた画面だったが…)戦争が表で続いてるときに、ドラえもんたちが敵兵たちと城の中でコントを繰り広げるのも、緊張感を削ぐだけの無駄描写と批判するのではなく、息抜きとして納得しなければならないのかなぁ…
でも、子供向けだからこそ、しっかり作らなければならないところだってあるでしょ?
今回はタイムマシンで中世の小国を訪れたわけだけど、中世ヨーロッパのイメージを視聴者が持っていることを前提にしているのか説明がまるでないし、そもそもこの国は、その一般的なイメージ以上の知識で描かれている部分がまったくない(というか、ほとんど絵本の世界のそれ)。
そして、子どもたちはその一般的なイメージ程度の知識さえないのだから、中世が現代と違う特殊な場所であることを、懇切丁寧に説明する必要があるでしょうに。
あと、レイアウトはもっと絞まりのあるものにしないとダメなんじゃないの?
子ども向けに分かりやすくしてあるというよりは、今回のは、絵コンテに描いてあったラフ描き程度のものを、そのままテキトーに仕上げてみました、ってぐらいの「いー加減さ」が…
でもカット割とかもゆったりというよりはモタモタしてる感じの方が強くて、コンテ自体があまり巧いようには感じられなかったので、絵コンテ・演出の安藤敏彦を見損なった気分だ。
あるいは、今の『ドラえもん』に規制が厳しすぎて凝ったことができないのかもしれないが、その場合、どれぐらいの規制をかけたら、これほど気の抜けた画面しか仕上がってこないのか、というのが気になるぞ(笑)
…などと批判してきたけど、まぁ私は、『クレしん』の次回予告で、小さいお友達には絶対分からないであろう、淀川長治のパロディをやってたことに、「パロをやるなら子どもに分かる範囲でやれ」とは露ほども思わずに、無批判に喜んでしまうような人間なので、何を言うかなんだけど…(汗
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