もうこれはアイデア勝ちだと思うな。
全編に渡って笑わせていただきました。
ただ、笑ってしまったときの制裁措置が、ムチで尻を叩くというのがちょっと…
あまり見る側の精神健康に宜しくない気がする。
それを置いとくとしても、ムチで叩く以外のコトがなかったので、ちょっとは制裁にもバリエーションをつけてほしかったなぁ、と小一時間…
でも、演出側が意図的に笑わせようとも何ともしていないのに、寝部屋に飾ってあった鹿の頭の剥製に、時間差で三人がそろいもそろってことごとく見事に頭をぶつけていたのがツボに入って、家族全員で大笑い。
大丈夫か、こん平師匠!?
代役を決めるために、若手大喜利でいちばん座布団もらった人が代役になるってことになりましたが、こん平師匠の弟子にやらせるために仕組んでるんじゃないの?…という風に見える(汗)
個人的には、あの虚弱体質の方にやってほしかった(笑)
あっ、それじゃ歌丸さんとキャラがかぶるか(爆)
菊蔵師匠による忠臣蔵はなかなか面白かった。
ラスト、吉良役で歌丸さんが出てきたときには、もうテレビの前を転げまわる事態に(爆)
で、こん平さんのお弟子さん(名前忘れた;)
自己紹介で自分の名前を間違える(笑) しかも「こん平です!」って(爆)
後から聞くところによると、だいぶ緊張していたとのこと。
そういえば、若手大喜利のときも、
カメラが寄ってくるときに下向いてて、不安そうにも見えたなぁ…
大喜利、大丈夫か?
「一生ざぶとん運びの山田隆夫です(笑)」
一度でいいから、山田クンに大喜利に参加して欲しかったなぁ
これからもチャンスはあるだろうけど。ねぇ、歌丸さん(爆)
とりあえずインパルスガンダムの設定がなんとか活かされていた話だった。
遠隔充電なんて重要な設定、全然説明されずにここまで来てたからなぁ…
雑誌の先行情報に載ったきり、もう出てこないんじゃないかと心配でしたよ
ま、今回だって、「インパルスは遠隔充電可能です!」って説明が充分なされてから件のシーンに突入したようには見えなかったけど。
ついでに言うと、前作で「透明になれる」という特徴があったブリッツガンダムも有益に使われたのは最初の一回きりで、そのあとには2回しか出てこなかったしなぁ
(その2回、有益に使われているとは思えない上、地味すぎる使い方だったし)
『SEED』のガンダム設定の活かし方って、何回も使えそうな「おいしい」設定も、「ハイ、出しましたよー だからもういいでしょ?」という感じに出てきたのが1回2回きりってのが多いんだよなぁ…
インパルスの設定もこれから有効活用されるのだろうか?
と、まぁ、そんなことを考えてしまうほど、インパルスが、ひいては主人公シンが久々に(初めて?)ストーリー上で前に出てきた話だった。
シンがバーサーカーモード突入して、鬼っ子のような無敵っぷりを発揮するインパルス。
どう考えても、歴代ガンダムで見られた「リアルな戦争」なんてもんじゃなく、「スーパーロボット大活躍の巻」という感じにしか見えない(笑)
『SEED』が荒唐無稽も許されるスーパーロボットの話だと割り切ればこういうところも面白いんだけどなぁ…
というか、仮にもサンライズ作品なんだから、ロボット戦闘の出来はいいわけで。
かつてオーブを攻めた大西洋連邦と手を組んだ挙句、その復興に手を貸したプラントの艦であるミネルバを大西洋連邦に売って攻撃することを「恩知らず」と言って、庶民的な感情に即した言動を表すオーブ艦隊の艦長。
ミネルバへの攻撃命令を受けるも、当てないように砲撃せよと命令する。
ああ、こういう形の、現実論に阻まれながらの理想論の実行っていいなぁ。
カガリみたいに何が何でも自分の理想論押し通そうとするのはダメだし、時に冷徹な現実論の中で自分の正しいと思うことを実現させるにはある程度の妥協が必要なわけで。
決められた命令の中で可能限りの反発を見せるっていうの、私好きなんですよねぇ。
……軍人としては思いっきり間違ってるけど(汗)
そうやって気ィつかってるオーブ艦隊に「裏切り者ォォォォ!!」とばかりに鬼っ子シンが攻撃かまして全滅させてたら、個人的に萌え萌えな残虐展開でどうしようかとも思ったけど(笑)
で、次回、
無敵に近い強さを見せつけ、子供たちに絶大な人気を誇ったフリーダムガンダム登場。
…前作の最終回で、半分溶けた胴体部分しか残らなかった機体なのにどうやってここまで完全に修理できたんだ!?
しかも強奪してきた軍事機密の唯一のテスト機体だってのに…
それに今までどうやって隠してたの?
たぶん、オーブ政府にも秘密で隠してたんだろうし。
でも、そこまで強い機体を個人で持ってて、周りに隠しながら活躍させるって話、個人的に大好きなシチュエーションなんですよね。
完全にスーパーロボットのノリですが(笑)
で、それに対して、
真っ当に現実的な政治論を語っているオーブ議員のユウナなのだけれど、“悪役キャラ”としてしか描かれてないから、現実論が悪役論に見えてイライラしてくるこの鬱陶しさよ…
こういう理想論って大事ですよ。
でもただ言ってるだけじゃダメ。
理念だけが原動力で、他に実効性がある手立てがないから。
だから、多少残酷とか卑怯とかに見えても論理的に筋が通っていたり実現性のあったりする政治論の方が、意見としては強い。
そして、後者を大きく重く取り扱うのが『ガンダム』というブランドだったはず。
『ガンダムSEED』にはそれが大きく欠けている。
でも、『SEED』の主な視聴層って、小学生以下の子どもだからなぁ…
どんなに論理性や実現性がない空論でも、カガリの言っている理想論の方が「正解」。
だから、それを否定するユウナの論は「悪の論理」に見えてしまって、ユウナが地に足の着いた理由でもってカガリを納得させようとしているという状況が伝わらないと思うのだけど…
あ、子どもはロボットバトルしか注目しないか…(笑)
で、こういうときには
庶民的には「悪」である“現実論”を、物語に必要な「真っ当な」“現実論”として視聴者に感じさせるため、つまり、ユウナの意見をカガリの側の「正解」の意見として持ってくるために“味方として”カガリに現実論を納得させるクッション役を置いておくと分かりやすくなるんだけど…
この場合、適役はアスランだろうが、現在アスランは、カガリのもとから遠く離れて、プラントに…(汗)
肝心なときに役に立たないんだから…
プラントに行ったおかげで、旧友イザークたちとの絡みが出てきて、観てて微笑ましくなるからいいんだけど。
イザークに「お前は一体オーブで何をしているんだッ!?」と聞かれて黙り込むアスラン。
いや、そこで黙ったらダメでしょ。
前作の戦いの中で、「いがみあって戦争することに得るもの無し」との確信に到って中立のラクス派として戦争を止めるために奔走してたのだし、だからこそ前回、戦争推進派だった父を否定する発言をしたのだから、
そういう信条があって中立国のオーブに留まっていたんじゃないの?
黙ったら、そこまで確固だった信条に“揺らぎ”が生じてるってワケだけど…
前回のデュランダル議長の言葉って、信条を揺るがすほどの威力あったけ?
確かに悩んではいたけど、「平和のためにこれから何をすべきか」という疑問であって「オーブでしていた」ことと基本のところが変わっていないんだから、言葉に詰まるほどのことではないと思うけど…
ちょっと考えすぎ?
本当はクリスマススペシャルじゃなくて来年正月スペシャルとして作っていたんでなかろうか?
去年は年末特番だった犬夜叉の映画が正月特番の予定だし、これも年末年始のプログラムが入れ替わり。
犬夜叉は番組が終わって、新作映画の宣伝場所がなくなったんだからこっちこそクリスマススペシャルにして宣伝すりゃよかったのに。
コナンの2時間スペシャルは、正月だと過剰な映画風演出も「豪華!」「年始だから新しい演出法で気分一新」って感じがするけどそれほどテンション上がらないクリスマスだと、先週との違いが目立つばかりなんだけどなぁ…
番組プログラムへのグチはそれぐらいにして、本編の方に…
…と、本編が始まる前に、
蘭と和葉がサンタ姿で番組紹介。続いてコナンと平次もいつも通りの服で登場。
…………。
どこのスタッフだ?
女キャラにコスプレさせて楽しんでるのは(笑)
サンタ服のデザインも妙にえっちぃ~かったしさ。
えっ? そんなトコに注目してる私も同じような考えじゃないのかって!?
いやいや、私が真に望んでいるのは
コナンくんのサンタコスですよ(ハアハア(←死にさらせ
で、肝心の本編はというと、
わずか5話しかない原作を、2時間もあるスペシャルに引き延ばすために必死になってる様子がヒシヒシと伝わってくる。
つまり1コマに描かれたシーンをう~~んと延ばして延ばして延ばして延ばして、 延ばしたせいでかなり冗長になってるってコトだけど…
延ばすだけではなく、オリジナルエピソードも加えてあるが、そのエピソードがどうしようもなく面白くない…
ホント、ただ時間稼ぐためだけに強引にエピソード挿入させてるだけで、“物語を延ばす(深める)”ことを考えてないんだよなぁ…
まぁ、原作の流れを壊さないよう壊さないよう忠実に作ってあるということで、 原作を壊さないように箸にも棒にもならないオリジナルシーンを加えているのだろうけど、 そのせいで話としてブッ壊れてるのはいかがなものか。
今回は『コナン』と同じ原作者が描いた『4番サード』を『コナン』の中でやろうという、 『まじっく快斗』の怪盗キッドとのコラボレーションに次ぐお祭話なので 、どちらかとういうと謎解きより試合の方がメインなんだよね。
発生する暗号を使った爆破予告事件の方も、試合の3回裏、6回裏、9回裏まで解けなければならないという、試合状況と密接に関わるズルい作り方をしているし。
はっきり言って暗号の謎解きも強引過ぎて興が醒めるから、“添え物”程度の話に見えるのよ。
実際『4番サード』の話を『コナン』の話にするためだけの添え物だし。
(それでもコナンたちが暗号を解く瞬間にはゾクゾクしてしまったが…)
だから延ばすなら『4番サード』のエピソードで延ばせば良かったのに。
コナンたちと長島をニアミスさせて、謎解きと試合がさらに密着したエピソードになるような、 原作をぶっ壊しかねないアレンジを加えるぐらいのことをした方が話として面白くなったかもしれない。
アニメスタッフはその逆を行って、とにかく『4番サード』色を薄めようとしていた。
そのせいで『4番サード』主人公・長島茂夫とライバル・稲葉の夢の対決があまりに魅力的に描かれていないんだよなぁ…
『コナン』のアニメしか観ていない人にとっては、 なんで野球のシーンが意味なく頻繁に流されるのか分からなかっただろうな。
原作でも大した説明もなく長島対稲葉やってたけど、見せ方が魅力的だったから大丈夫だったのに。
まぁ、こんなもんでしょう。
私にとってコナンスペシャルって酷評するためにあるようなモンだし(笑)
(↑原作原理主義の意見でございますので悪しからず)
作画は軒並み良かったとは言っておこう。
次回、小五郎命を狙われるの巻。
おお、オリジナルストーリーにして面白い題材を持ってきたではないか。
小五郎が命狙われるのは、放送2年目ぐらいにあった「美女記憶喪失事件」以来だな。
(小五郎が狙われることがメインではなく、ラストになって唐突に出てきた話だったけど。
そのせいでヒドく陳腐な話になってしまっていたっけ。)
うまく料理してくれるといいなぁ……
…………。
……で、
伏線はいつ回収するの?
出てきたの10月中旬だぜ! 鳥取の市外局番調べるぐらいでそんなに時間かかるわけないだろ!
しかもこと「黒の組織」に関わること。コナンが長いこと放置しておくわけはなかろうがッ!
(原作ではすぐ後の話で伏線を回収してたし)
完全にシリーズ構成に失敗してるとしか思えない。まぁ、去年もそうだったけど…
…なんだこの狙ったような説明不足具合は!?
とりあえず、こばこさんのとこのアニメ感想で補完させていただきました。感謝。
で、内容。
機械兵との戦い、怒涛のバトルの連続、ハードな感じのアイキャッチ…
どれもこれも、「魔法少女」である必然性が感じられない、「少年マンガ」風の作り…
しかも、主人公であるはずのなのはが全然目立たず、フェイト一人が前に出てくるばかりってのはどうしたらいいものやら…(汗)
こうなった原因は、フェイトの側にストーリーの展開要素を持って行きすぎたせいなんですが…
もっとなのはの方にもストーリーを引っ張っていく要素・設定を持ってくればいいのに、それが無いからフェイトを軸にした話に巻き取られていった感じ。
…でも、それ以外の部分に“ぬかり”がないからなぁ。
フェイトを軸にした話としては堅実に作ってあるし、クライマックスバトルが盛り上がる要素も不足なくからめてあるから、面白くないってことはないのだけれど…
まぁ、『SEEDデスティニー』のシンとアスランの主役バランスよりはマシか(笑)
それはさておき、プレシア=魔女を守る手下がロボット部隊って、『ドラえもん』の『宇宙小戦争』で、しずかちゃんとのび太が作ってた自主制作映画でやってたことに似てるよなぁ、とか思っちゃったんですが(笑)