とりあえずインパルスガンダムの設定がなんとか活かされていた話だった。
遠隔充電なんて重要な設定、全然説明されずにここまで来てたからなぁ…
雑誌の先行情報に載ったきり、もう出てこないんじゃないかと心配でしたよ
ま、今回だって、「インパルスは遠隔充電可能です!」って説明が充分なされてから件のシーンに突入したようには見えなかったけど。
ついでに言うと、前作で「透明になれる」という特徴があったブリッツガンダムも有益に使われたのは最初の一回きりで、そのあとには2回しか出てこなかったしなぁ
(その2回、有益に使われているとは思えない上、地味すぎる使い方だったし)
『SEED』のガンダム設定の活かし方って、何回も使えそうな「おいしい」設定も、「ハイ、出しましたよー だからもういいでしょ?」という感じに出てきたのが1回2回きりってのが多いんだよなぁ…
インパルスの設定もこれから有効活用されるのだろうか?
と、まぁ、そんなことを考えてしまうほど、インパルスが、ひいては主人公シンが久々に(初めて?)ストーリー上で前に出てきた話だった。
シンがバーサーカーモード突入して、鬼っ子のような無敵っぷりを発揮するインパルス。
どう考えても、歴代ガンダムで見られた「リアルな戦争」なんてもんじゃなく、「スーパーロボット大活躍の巻」という感じにしか見えない(笑)
『SEED』が荒唐無稽も許されるスーパーロボットの話だと割り切ればこういうところも面白いんだけどなぁ…
というか、仮にもサンライズ作品なんだから、ロボット戦闘の出来はいいわけで。
かつてオーブを攻めた大西洋連邦と手を組んだ挙句、その復興に手を貸したプラントの艦であるミネルバを大西洋連邦に売って攻撃することを「恩知らず」と言って、庶民的な感情に即した言動を表すオーブ艦隊の艦長。
ミネルバへの攻撃命令を受けるも、当てないように砲撃せよと命令する。
ああ、こういう形の、現実論に阻まれながらの理想論の実行っていいなぁ。
カガリみたいに何が何でも自分の理想論押し通そうとするのはダメだし、時に冷徹な現実論の中で自分の正しいと思うことを実現させるにはある程度の妥協が必要なわけで。
決められた命令の中で可能限りの反発を見せるっていうの、私好きなんですよねぇ。
……軍人としては思いっきり間違ってるけど(汗)
そうやって気ィつかってるオーブ艦隊に「裏切り者ォォォォ!!」とばかりに鬼っ子シンが攻撃かまして全滅させてたら、個人的に萌え萌えな残虐展開でどうしようかとも思ったけど(笑)
で、次回、
無敵に近い強さを見せつけ、子供たちに絶大な人気を誇ったフリーダムガンダム登場。
…前作の最終回で、半分溶けた胴体部分しか残らなかった機体なのにどうやってここまで完全に修理できたんだ!?
しかも強奪してきた軍事機密の唯一のテスト機体だってのに…
それに今までどうやって隠してたの?
たぶん、オーブ政府にも秘密で隠してたんだろうし。
でも、そこまで強い機体を個人で持ってて、周りに隠しながら活躍させるって話、個人的に大好きなシチュエーションなんですよね。
完全にスーパーロボットのノリですが(笑)