なんか知らんてる間にロッテが優勝してた。
昨日まで日本シリーズのこと、コロッと忘れてたもんな(←オイ
スポーツニュースで、1~3戦はロッテが毎戦2桁得点で阪神に圧勝している、と知り一言、「何じゃそりゃ?」
やはり、31年も待っていたロッテファンの溜まりに溜まった優勝への願いには敵わなかったか。
優勝に飢えている者たちはこういう時の勢いが違う。
一昨年の阪神然り。
まぁ、喜ぶ人数の多い陣営が優勝する方が世の中のためになるし、今回はこれで良かったんでしょうな。
ロッテおめでとう。
しかし、折角の日本シリーズだってのに、毎試合毎試合ワンサイドゲームってのは白けやしない?
両者がしのぎを削る戦いを繰り広げた上での優勝なら、これ以上に盛り上がって経済効果だの何だのいろいろと良いことがあっただろうに。
だから、桂南光の言葉を借りて、最後に負け惜しみを言っておこう。
バレンタイン、空気読め。
いや、原作を元にしているんだから何をやるべきなのかは分かっていたはず。
病気を機に不良から用心棒に転身するジョーズの決断、そして命を顧みず学校を守ろうとする決意の収斂・男気、そこから生まれる悲壮感とかっこ良さ。
ここらへんが今回押さえておくべき重要なポイントである。
ところがどっこい、今日の話では、その辺はどうでもいいかのごとくあっさり流して印象を薄くしてしまっているので困る。
直後にジョーズが助かっちゃうから余計にね。
まず、なんでジョーズが心を入れかえたのか、その契機が分からん。
人間、絶望に打ちひしがれれば世を呪い、神を怨み、自分を追い込むほどの精神的苦痛を味わって憔悴し、疲労困憊した頭でふと自分の生き方を考え直すことがあるものなのだから、改心すること自体は分かる。
…が、ジョーズがそこまで絶望していたかといえば、これが全然。
まさか喫茶店のテーブルに手を突いていたのがそうだったとか言うんじゃないだろうな?
それでは軽すぎる。
たとえそうだとしても、直後のシーンで診療所に威勢よく(空元気という風でもなく)乗り込んでくるから、絶望してるとは言えないわな。
それに、「ジョーズが見張っているがゆえの“楽しい”文化祭」といった感じではなく、「見張り役に徹するジョーズ」と「楽しい文化祭」の様子が分離した印象を受けるので、ジョーズの頑張りの結果があまり実感できない。
大体、文化祭を荒らしていたのはジョーズだけだったのだから、文化祭が無事に終わったのは当然とも言えるし、ジョーズの他にも学校を荒らす不良たちの様子が描かれていればまた違った印象になるんだけど、そんなシーンはほとんど出てこなかったし。
ついでに言えば、不良のやり方なりに数々の文化祭を楽しんでいたジョーズが、今はその楽しみを味わうことなく会場に背を向けているというもの悲しさも強調して欲しかったところ。
そんなだから、人知れず孤軍奮闘していたことを皆から評価されたときの喜びというのも強くは感じられなかった。
ここで皆に認められたことで、守るべき学校という価値が生まれて、男は恐れていたはずの死を覚悟しその命を投げ打ち、守るための喧嘩に身を投じることができるのだ。
熱い!
しかし悲壮感に満ちている!
そう、ただカッコイイだけじゃダメなのよ。バラのように美しくは散らない。
その辺の描き方も全然ダメだったからなァ…
原作とは違って死なせないにしても、いっぺん死なせてやろうや、『踊る~』の青島みたいに。
ちょっとタメを作るべき。
あまりケガとかしてなくて口も利けるから、命がけの勝負の結果って感じが伝わってこなくて、本人の努力の結果も見えてこないし、悲しさ半減。
たとえ原作通りに死なせてたとしても、この流れでは面白くもなんともないぞ。
死人を出してはいけないし、舞台を和登の学校の出来事に置き換えなければならない。ゲストのhiroの出番も作らなければならない…
今回はいろいろと改変しなければならないことがあって思い通りに作れなかったのだろうが、それにしたってもっと別のやり方はあるぞ。
ロッテ優勝について触れるつもりは無かったんだけど、
今朝の『とくダネ』で小倉さんがプレーオフ制度に激怒していたし、
漫研の悪戯好き世代の某先輩が、漫研内では数少ないロッテファンである霧人さん(ダイエット検討中)にお祝いとして、ロッテのアイスクリームを袋満杯持ってきて全部食べさせるという、当人にとっては至極迷惑ながら小粋なことをなされたので、ネタにせざるを得まい。
これのおこぼれを大量にもらって一気に取り込んだせいで、ものすごく頭痛がするようになったしね。
大分時間が経った今でも痛い。こりゃ重症だね。
その祭が静まった後に、某先輩の持ってきた『イメージの読み書き』という本で頭を悩ませる。頭痛なのに…
初っ端のマヨネーズと、ハムスターのイメージ図には大爆笑。シュールや。
その後には、先月の衆院選で最年少立候補したオタクの候補(その他リンク:1・2・3・4)の親がゴジラの監督だったという話題が出て、私、敏感に反応。
今し方調べてみたら…
オイオイ、よりにもよって『ゴジラvsスペースゴジラ』かよッ!
また頭の痛みがひどくなってきたぞ…
…というワケで、ロッテが優勝したせいで頭痛になりましたとさ。
おお、ちゃんとゲラが死んだ!
容赦ねぇな、最近のスタッフ。原作の流れに忠実ってのは良いことだ。
今回も概ね良好ながら、贅沢を言えば、借金取りに襲われるシーンは原作通り暗闇の時間帯の方が良かったなぁ。
ブラックジャックとゲラが闇鍋もどきを楽しく笑いながらやっていたのを、借金取りが「親が帰ってきて家族団欒しているに違いない」と勘違いして二人をボコる、という、実は笑い声が自分の破滅を呼び込んでしまったという皮肉な面を描くこともできたのだけれど。
もっと贅沢を言えば「笑っていいともー!」も入れて欲しかったところ(←ムリです
それから、ブラックジャックの無理に無理を重ねて作り笑いしてるのが丸分かりながら心底嫌ってワケでもないあのぎこちない笑顔ももっと強調してほしかったんだけど、あの衝撃性はコマという一瞬を長く見せて強調するマンガの特性に拠るところが大きいから、アニメで再現するのはちょっと酷か。
「復讐してやるんだ」のセリフを外さなかったのはGOODJOB!
親父の話は今回初登場なんだから、いずれ親父にまつわるあの話をやるにしても、もっと印象深く説明した方が良かった気もする。
ブラックジャックの本名・間黒男。
初めて知ったときは、あまりのネーミングの安直さと「フツーに日本人なのかよッ」という驚きで、思いっきりツッコミ入れたなぁ~(笑)
関智一声の青年ブラックジャックもなかなか良いですな。
何気に少年期のブラックジャックの声も回想シーンで流されていたんで、今日はブラックジャックボイス三段活用を体験できたワケだ(←何言ってんだ
・『なのはA's』1,2話
理由も無くいきなり襲われてダメージ受けて、挙句の果てに魔力まで奪われる…
なんかこの不条理感、イイ!!(←オイ
・『ARIA』1,2話
社長可愛い~
・『舞-乙HiME』1話
楽しいねぇ…
・『BLOOD+』1,2話
微妙にエロい。まだまだ様子見段階だなぁ…
・『地獄少女』1,2話
正体見たり! これ『水戸黄門』形式のシリーズだ!
お決まりのパターンの中で何とか頑張るってヤツだよ!
でも工夫してるように見えないのが難点。
・『パトレイバーOVA(旧)』
マンガ版から入ったから、ちょっと違和感…
これ、ナウシカのパロやってた時の『うる星やつら』のノリそのまんまに見える。
あともう一息頑張ってくれたら…
・『灼眼のシャナ』
自分の存在は作り物でやがて消え行く運命って設定が面白いのな。
・『エウレカセブン』
やっと低調シナリオが回復したー!
良いですぞ、良いですぞ、今日のバカ話!
ラストシーンしか見ていないけれど、ヤクザ映画なのに唐突に『ドラゴンボールZ』化してしまった『DEAD OR ALIVE』のあのシフトシェンジ時のノリそのまんま。
前回みたいな、今回とは真逆のフツーっぽいノリに偽装した重く切なく心に染みる話(…しかし、話の流れとオチは読みやすかったな)も良かったけど、やっぱり私の中では、三池監督の本領ってこういう話で出るんじゃないか、と一人夢想。
特異性だけに注目してみれば、『マックス』での三池監督は『マン』『セブン』の実相寺監督の立場かもしれん、などと思ってみたり。
でも実相寺監督、いずれ『マックス』の監督もやるんだってね。
じゃあ、三池作品を『マックス』版の実相寺作品とは呼べんな。
前言撤回。
完全ファミリー向けアニメを目指していたかに見えたTVシリーズ版『ブラックジャック』では絶対やらないだろうな、と思っていたピノコ誕生話だけど、ここに来て遂に解禁。
かなりグロくてキツい話なので、下手に改変されるおそれもあったのだけれど、かなり原作に忠実にアニメ化されたようで満足。
…とは言っても、実は山下賢治版しか見てなかったりする私ですが…(汗
山下版では、思いつきで脳腫を人間の形にしてみた、というブラックジャックのマッドな面全開の流れだったんだけど、アニメ版では原作通り超能力脳腫御登場。臓器がバラバラのまま産まれてきた脳腫に過去に身体がバラバラになった自分を照らし合わせて感情移入したブラックジャックがちゃんとした人間にしてやる、という流れは原作通り?
でもあれだけしっかりとした人体パーツのそろった畸形脳腫なんて相当珍しい事例なんだから、「患者に言われたとおりに捨てる」なんて勿体無いことはせずに、じっくり調べてみたいってのが本職の研究者のマッドでも何でもない自然な心情ではなかろうか。
まあ、それを人間に仕上げるってのは誰が見ても悪趣味なんだけどさ。
アニメ版では結構丸くなってますが、原作のブラックジャックは金に汚くて人情の欠片も無いように見える時というのが多々あるし(だからこそ人情に走ったときの爽快感が大きいワケですが)、脳腫から人間作るなんてマッドなことやっても「コイツなら平然とやってのけてもまあ不自然ではないよな」ぐらいの感想で済んでしまう勢いなんで、悪趣味も何もないワケだけれども。
それはともかくとして、
変にハッピーエンドに走らずに、ちゃんと「ピノコ=バケモノ」発言まで入れたのには大拍手。前回の「ちぢむ!」に続いて評価高いですよー。
しっかし、目の錯覚だろうか、今日のピノコはやたら可愛く見えた(笑)
火事から逃げる様はアニメ版『AIR』のあの場面を髣髴とさせる感涙モノだったり、とか言うのは言い過ぎ?