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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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 『エヴァ』のロンギヌスの槍が出てきたような気がするが……まぁ、気にしなーい(笑)

 お話的にも、画ヅラ的にも最終決戦に相応しいボリュームで、眼福モノ。
 落下していくアヴァロンを真下から映して、中空域でのナイトメア同士の乱戦と、さらに上空に鎮座するボス要塞・ダモクレスなどとの対比を狙うという画面の奥行きの使い方とか、壁外から雨あられのように撃ち込まれる攻撃を避けつつ、狭い基地内で間合いを取り合いながらも激突する強豪ナイトメア同士の決闘とか、今回の須永司コンテはかなりリキが入っている。

 気になったのは、ロイドがブリッジに戻ってくる箇所…
 ルルーシュが咲世子やセシルたちと話している合間を縫うタイミングで、相槌のようなセリフを何となく喋って、画面の手間を脚だけが何となく通り過ぎる、という登場で、その後ルルーシュのアップが出た後で、ロイドの上半身ミドルショットが出てくるが、不真面目っぽく背中越しに顔を向けた画で、場の流れでそのまま会話に参加する、というシーケンスが、アニメではあまり見かけない撮り方のような気がする。
 あまり力が入っていないカットの連続なのに、緊迫感のある場の雰囲気を掴みながらメインストーリーに充分絡んでくる、という変なギャップがあるのが、どこか興味深い。


 しかし、盛り上がる一方で、シナリオに納得いかんところもチラホラ…
 死んだと思われていたキャラが生存していた、というネタを繰り返すのは、何か安っぽくはない?
 コーネリアが生きていたのは、まぁ納得できなくはないけれど、ギルフォード、あんたは生きてちゃダメーッ!!!!
 あんたの死に方は、生きている可能性のあるかもねー、というレベルじゃなくて、どう考えても死んでなきゃおかしいという状況だったじゃないかッ!!!


 シュナイゼルに使った手は、まず時間的にあんなものを撮る時間的余裕があるように見えないし、5分近くに及ぶ長い会話を先読みして完璧に合わせてみせる、というのも不可能の域(録画の停止・再生を少し操作していれば、タイミングは図れるだろうケド)だし、ちゅーか、そもそも、シュナイゼルを堕とすのに必要な手なんだろうか(囲めた時点でもうちょっと直接アタックしても良かろうに)、と考えることしきりだが…
 知略に富んだ敵の、その最も得意とする分野において、相手の知略を読みきって凌駕して見せた上に屈服させた、という勢いと雰囲気ができていたので、ルルーシュの勝利は分かりやすかったかな。


 ルルーシュ最後の試練が、“遂に”目を開いたナナリーにギアスをかけるか否かを迫られる、という、この番組の物語の始まり(ギアスという力を得て、ギアスをかけられない盲目のナナリーにとっての幸せな世界を作ろうとする)を見返すかのような要素で、最後に相応しい形になった。

 ギアスとは何だったのか、ラグナレクはどういう出自のテクノロジーなのか、いろいろ取りこぼしてきた謎は多いが、もうここで終わってもいい雰囲気が出来上がっている。
 …ていうか、たぶん、いい加減疲れてきたのだろう、私が(汗)
 毎週毎週、1週間の心のモヤモヤを持ちながら見てきた者だけが、感じることが出来る気持ちだとは思う。録画やDVDで一気見すると、また違った感想が出てくるかもしれない。
 このまま最終回が、意外性とかどんでん返しなしに、ドラマ的に諸要素をまとめて終わってくれれば、すっきりとした話になりそうだが、この番組のことだからそうもいかんのだろうなァ…

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33minitesdetective.jpg 今回のネタ(誘拐)の性質上仕方ないのかもしれんが、もはや、何とか33分持たせるという雰囲気じゃなくて、古今東西のギャグを詰めたい放題やりたい放題な無法地帯になっとるじゃないか!(笑)
 犯人を倒す方法(=ギャグ)が、なぜか歯磨きをしてあげる、というネタだったのは、剛がやってるせいもあって、何か笑えた。

 緊張感のあるシーンで間違い電話がかかってくる、というギャグシーンによく使われるのが、「全然関係のない出前の注文」というネタなのだが、それを臆面もなく工夫なしに使ったと思ったら、その被害者の家が本当に出前受付の食堂を営んでいた、という形で、定番ボケの上にさらに捻ったボケを重ねていたのは、この番組のギャグテイストの高まりも何か変な領域に達してきたなぁ、と感じてしまった。

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Hidamari365_11a.jpg こっちでもUFOによるキャトルミューティレーションネタが登場。
 滋賀では『銀魂』と『ひだまり』がまさかのネタかぶりだ!!
 …心底どーでもいいことだが(汗)

 レギュラーキャラにケガ人発生、という実被害の出た謎の真相を追っていく、というストーリー性があるのは『ひだまり』らしからぬ展開でけしからん!(笑)

 完全真上から、という特殊アングルのカットが多用されていて、久々に分かりやすい尖がった演出が出てきたなぁ、と思ったら、その謎に関わってくる「天井の高さ」を視聴者に意識させずに、キャラたちによる謎の解明まで真相を勘付かせないようにしておく伏線だったとは!
 ストーリーとの噛み合わせを考慮しないで進めて来た感もある尖がった演出が、ストーリーに合わせた演出になってしまっているなんて、これの方がまさかまさかの展開だ!(笑)
Hidamari365_11b.jpg(←真上アングル)

 そしてもう一つ、今シーズン通しての謎「203号室に一体何がある?」についても遂に明らかになったが、ヒロのダイエット製品置き場になっていた、というやっぱり他愛ない理由。
 時系列の整合性をつけるために、ゆのはヒロに目隠しされて管理人の姿を見ていないが、そーいえば、ゆのが管理人さんと合ったのは、1期の何月の話だっけ?
 ああ、記憶力がぁぁぁぁorz

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 どうやったらこんな繋げ方を思い付くんだ!?
 キャトルミューティレーションと人体改造という非現実なオカルトで始まった話が、なんでインターネットゲーム世界での仮想大冒険を描く長編に発展するんだ!?
 この発想は、ネタの整合性がついていなくて強引過ぎる負の側面が強いんだけど、残念ながら、私には面白い(汗)

 やはりこの作品は、ダイアログがいい感じ。
 声の底から怨み辛みを吐き出しているような感じの杉田智和とか、声優の演技の奮闘も、もちろん素晴らしいんだけど。
 一人だけ違うドライバーになっている、というネタを一つ投入したら、それに愚痴を吐き、吐いた愚痴にまた愚痴る銀さんの発想、それに逐一入る新八のツッコミ、その間に入る神楽のちょっかい、さらにそれに反応する銀さんのからみ、といろいろな方向に雑談の流れが展開していく引き出しの多さが、面白い。
 …くどいという意見も当然あろうが(汗)

 いつでもリセットも中断もできるゲーム世界での出来事に緊張感を与えるために、ゲームの中でも死んだらもうゲームできない、という流れにしておくのは当然の処置とは思うが、しかしそうなる理由が、主人公たちの主人公らしからぬ(しかしとっても『銀魂』らしい;笑)ルール違反というか暴挙の連続で、サーバー管理者に目を付けられてしまったから、という捻った、というか捻くれたアイデアを投入してきているのが、一筋縄ではいかんこの作品のキモかも。

 いちいち出てくるメッセージウインドウも、ゲーム世界ネタに合わせて、芸が細かいなぁ~
 怪猿を罠にかけようとする展開では、毒バナナを投げた瞬間にオチが読めるのに、NowRoadingの画面が一瞬挟まれて、罠に引っかかる神楽の画をバーンと大映しにすることで、ギャップ感を強めさせて、笑いを強化する工夫が面白くて、しっかりと笑えてしまう。同じこと2回されても何か笑ってしまったし。
 冒頭のUFO襲来が、あまり青抜きできていないブルーバック合成っぽさと、時間差撮影を同ポジションで誤魔化してフィルムをぎこちなく繋いだ編集の雰囲気みたいな懐かしい画面をわざわざ作り出すなんて、今時誰が考えるアイデアなんだよ(笑)
 3人いっぺんに立ち上がったら、テーブルがズレて新八の脚に当たって痛がるけど、特に気にすることなく話を進める、なんて何のギャグにもなっていないけど、自然な仕草を大事にする姿勢が見えるところも微笑ましい。

 今回の絵コンテ・演出は南康弘。おお、やっぱりできる人だった。

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 まさかの2週連続話。
 いつぞや、『クレしん』も『サザエさん』級にたわいない、とは言ったが、作品舞台の母体が存続の危機を迎える話を長く引っ張るなんて、『サザエさん』や『ドラえもん』では、こういう話できないから、そこら辺はクレしんのアドバンテージだなぁ~
 …っていうか、単なる視聴率アップ作戦に体よく利用されてだけという話も(汗)

 ひろしが出て行った話のときは、今回みたいに長く引っ張らなかったくせに、女の方が出て行くと“ありえる危機”として話を成り立たせるのは、変なところで因習に縛られてるなぁ…
 まぁ、あの時は、勘違いギャグがメインだから、テーマ自体が違うというのもあるけど。
 しんのすけが聞き間違いをして事態が急転する、ってところは同じかも。

 だいぶ溜め込んでしまったので、むさえがまたずれ荘に住んでいることも知らなかった。

 どう引っ張ったって最終的に元の鞘に収まることは誰にだって分かるのだから、問題はどういう解決過程を経てどういう解決策を選ぶのかというところ。
 その辺はちょっと脱力すぎたかなぁ…

 まぁ、何はさておき…

 シロはかわいいなぁ~(笑)

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(先週分)
「アドベン茶」
 いくら、矢継ぎ早に押し寄せる事件に巻き込まれてしまうパパの冒険がテーマでも、ちょっとでも跳ねるものにのってしまったら、毎度毎度100メートルぐらいの高さまで飛び上がって移動してしまうなんて、ありえなさすぎるだろう!
 だがそれがいい(笑)

 ヒーローっぽく子どもを助ける、って要素は蛇足だった気がしたのだが、しかし冒険の要素の一つであり、原作が取りこぼしてた要素だなぁ~、と思ったり。
 ただあそこは、「名乗るほどのものではありませーん!」というパターンより、「名乗ってるヒマがありませーん!」の方がよりパロディっぽくて面白かったかもしれん(笑)



「ベロ相うらない」
 冒頭の間の使い方で一発で分かる渡辺歩回。
 歩いているのび太を映したカットから始まって、空き地に入っていくスネ夫たちを見るのび太の視点ショットに映るんだけど、いつもだったらそこから「空き地を覗くのび太」というカットに映るはずのところで、そのまま同じカットでジャイアンがこそこそと後を付けていく部分が足されてワンカットの尺が長くなり、それを訝しがるのび太のカットに再び戻ってくる、という間を長めに使い、カット繋がりを意識しているところなんか、個性が丸分かり。
 のび太が悪だくみを思い付く瞬間に、空き地から飛び去るセミを映した風景ショットを差し込んだりして、人物以外の部分も印象的に描こうとする編集をしているところなんかも、渡辺コンテらしさ。
 他にも、画面端の出来事も子細に動かしてたり、生活用品とかの小道具にこだわったり。

 現在と未来を行き来しているおじさんの家周辺では、同ポジのカメラアングルを繰り返していくのも、知らない土地でも印象深く身近なものに感じてもらえるようにすると同時に、変わってない部分と変わった部分を強調するやり方で、こうした同ポジを意識する人には、やり手のコンテマンが多いようにも思える。



(本日)
「無人島で3000日」
 だめぇぇぇーーーー!!!!
 この話を情感たっぷり交えてやっちゃダメぇぇぇーーーー!!!!!


 いやぁ、まあ、感動的に作り上げる話としては、白ける部分がないようちゃんと作られていて(いや、船の定期航路が島に近いのは何かツッコミどころか)、それはそれでいいのだが、10年も助けが来ないままで孤独死しそうです、というトンデモネタをそのまま重く描かれたら、さすがにシャレにならん!!!

 ちゅーか、夜になるたびに貝殻を積み上げていく演出が加えられていたのだけど、10年の歳月の重さを見た目から語っていたのだが、三日坊主ののび太がそこまで続けられるとも思えない(笑)
 1,2ヶ月続けられれば習慣化して、そのまま10年続けられるだろうけど、まず習慣化するまで続けられるとも思えない(笑)

 芝山監督版では(って、また引き合いに出してしまうなぁ、オレの悪い癖;)、わずか10秒で10年経ってしまう、という、原作よりさらに呆気ない歳月の経ち方をしていて、内容知らずに見ていた当時の私にとってはサプライズになっていたのが、面白いと言うか呆れると言うかで、いい匙加減になっていたと思うんだけどなー

 全体的に時間稼ぎのための部分が散見されて、間延びした演出だった印象。

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 ヒキョーだー!!!
 ここで「愛・おぼえていますか」を歌うなんてヒキョーだー!!!!

 初代マクロス劇場版の『愛・おぼえていますか』で見せられた、人類とゼントラーディの両方を巻き込んで共通の目的に全力を合わせて向かわせる歌のパワーを見せ付けられた身としては、これを敵側が歌ってしまったら勝てる気がしない!!
 それどころか、バジュラの居住星を乗っ取りにやってきた人類、と言われたこともあり、攻撃の正当性まで敵側に渡ってしまった気にさせられる。

 歌が攻撃の救いにならないというのは、河森監督が『愛おぼ』のラストを武力で終わらせてしまった反省を、力の限りフィルム化した結果なのだろうか…

 おまけに、主人公、ここに来て呆気なく爆死。
 死に至る前に力の限り思いの限り行動するシェリルには、そこまで躍動的だったのに死ぬなんて、ということで死を印象深くする意味があるのがパターンなのだが、その行動のほとんどがアルトのためということになっていることで、そこまで尽くした男が死んでしまうことでその男の死を衝撃的に印象深くする、という死亡フラグの隠し方・別の活かし方になっているのは、ミシェルとクランのときと同じパターンだなぁ~

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 『コードギアス』には『ガンダムSEED』への当て付けが含まれている、と思ってここまで見てきたけど、「こんな雑で薄っぺらい話の作りでも、みんな喜ぶんでしょ、ていうか、むしろこうでないと喜ばないんでしょ!?」というヤケクソ気味な考えでもってスタッフが作ってるんじゃないのだろうか、と少し思い始めた。
 何か技術的に上のものを見せ付けて当て付けにするというより、引き写して作り直してるって感じが少しあるような…
 ある意味、『SEED』の商業的成功を引き継いで、その手の路線でがんばってみせる仕事をする律儀なフォロワーなのかも。

 ルルーシュのブリタニア帝国とシュナイゼルの超合衆国との決戦が否応なく迫っていくお膳立ては、本来『ガンダム00』の14話みたく時間や各キャラの描写の時間を割いて徐々に緊張感を高めていくのが定石なのだけど、BGMオンリーの場面ツギハギ編集で1分内に済ますという、あまりの端折りっぷりに笑う。

 その決戦は、双方が相手の動きの意味を読みつつ裏をかき合う様子が描写され、ちゃんとキャラの性質に合った、知略をかけた戦いのようになっていて緊張感を高めているのは良いなぁ~

 ルルーシュが富士山を噴火させて敵を撃滅する作戦は、そんなにタイミング良くすぐに噴火するかい、とかいうツッコミどころはあるだろうけど、富士山が崩壊するという地獄絵図によって、最終決戦臭が醸し出されてきた。
 黒の騎士団の母艦が墜ちるというシチュエーションやボリュームのある作画も、その臭いを後押ししていて良し。
 Geass23c.jpg Geass23d.jpg

 そのほかでは、敵要塞の内部がちゃんと広さが実感できるカメラレイアウトになっていたのが印象的だった。
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 あと、学生には到底似合わない仰々しい衣装が気になってしようがない(笑)
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クリックで公式ホームページを別枠表示 にやけたり大笑いしたり、私が忙しい回だったなぁ(笑)

 ゆのの両親が突然ひだまり荘に訪れる話。
 子どもの元を訪れる親って、そうそう、大体こんな感じ(笑)
 親と娘のやりとりがいちいち微笑ましいし、そこにいろんな意味で(親への愛慕も)ストレートな宮子が絡んできてさらに面白い。
 ところで、ゆののお父さん、こんなに若い感じだったんだ…

 ギャグ多めだったし、さえにドッキリを仕掛ける一連のシーンは、複数のネタをパッパッと見せていくテンポの良さが気持ちよく、「知らぬ間に布団に誰か居てキョドるディフォルメさえ→BGMや画面効果なしで、宮子の部屋に威勢よく怒鳴り込んでくるノーマルさえ→男物靴に気付く→ぬぼーっと寝ボケでやってくるディフォルメ宮子→集中線効果出しながら大慌てのディフォルメさえ」という一連のテンションの調節もそれを補助しているし、何より、前半で使い終わっていたはずの靴のネタを伏線的に使ってくる構成も面白かった。

Hidamari365_10a.jpg

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 投げっぱなしオチで括られた2編。

 Aパートのアニメオリジナル桂寿司屋潜入の話はイマイチな出来。
 笑えるネタがピンポイントで指で数えられるほど少なく、しかもどれも練られたモンでもなく、ストーリーも状況説明しかやっていないような薄さがあって、どこを切っても面白味がない…
 『銀魂』っぽいのは、窓繋がりの言葉遊びで坦々と笑いを取ってるところと、シリアス気味に誰それ構わずシンパシー感じる桂ぐらいか。
 一番マズイのは、身を挺して涙ながらに博愛主義を語るキメどころを与えられた、ハタ王子の扱いの良さ。
 ヤツは、どこまでも地味にヒドい性格が原因で、どこまでもヒドい扱いされてこそ栄えて、愛されるのだから、扱い良くなっちゃダメよ(笑)


 Bパートは、珍しく原作読んでる。
 かっぱ巻きぐらいしか作れない長谷川が、銀時たちにマグロ握りをそれなりに教えられていると思ったら、次のコマでなぜか急にかっぱ巻きが出来上がっている、という連続性のあるマンガのコマ同士の空間的な断絶を巧く使ったギャップネタに大笑いした記憶がある。そこからの応用で、お妙は消し炭、銀時はパフェが出来上がってしまうという、キャラに合わせたネタを投入する転がし方も良い。
 アニメではカッティングでそれを見せるわけだけど、前後カットの繋がりが結構不自然だったのがちょっと期待はずれ。あそこは、握ってるネタを全て隠してから次にカットに移った方がより面白い気もするが、ネタがしっかり見えてる方が、「カットの間に何があったー!!?」感が強くなるのか…

 真撰組の二人が話に入ってくる辺りは、前回に引き続き、中井和哉の演技が良い。
 あのナチュラルに異常状況にツッコミ…というか解説を加えている素気なさが、何とも言えない味わい深さ(笑)

 おそらく閉店騒動になる店のために、遠くの海で銛で魚に立ち向かって狩ろうとする(買ってこないのかよ!)虚しい行動の長谷川のアクティブ+ポジティブな一言で終わるこっちの投げっぱなしは、Aパートの脱力+意味不明という順当な投げっぱなしオチに比べて、力任せに放り投げた、って感じがする。

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 前回「地球」と書いたけど、どうやら似ているだけの別の惑星なのか…

 話の流れ的に、アルトは芸の道に戻ることこそ好ましい、という雰囲気が強いがするんだけど、それをあまり歓迎できないなぁ…

 「本人は否定しているけど、本心ではそれを望んでいる」という設定がなければ、他人が押し付けで言っているただの強制にしかならないから、その設定を作中で提示すべきなんだけれど、アルトが芸の道を諦めきれないというのは、映画の代役を(ほとんど仕方なく、という雰囲気で)引き受けたときぐらいがせいぜいで、全然強調されてこなかったから…
 こんな時に便利な、「お前には役者の血筋が流れているから、意志はどうであれ、本能的に逃れることはできない」とか何とかという強引な解決パターンも、カムジンっぽい軍人が自分の好戦的性格をゼントラーディの血から逃れられないからと説明したのを、演出的にこの劇中で、その思想は好ましいものではない、と描かれた気がするし。

 その一方で、三角関係恋愛モノとかギャルゲーにありがちな、主人公の優柔不断さを、その時々の与えられた環境の中でどんな役にでも合わせてこなしてしまう役者としての性分、に変えてしまうあたりはちゃんと設定的に説明したのは律儀だなぁ~

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 家に帰ったら、母親が「TVチャンピオン・ゆるキャラ選手権」に降臨したモチを鑑賞なさっていた。
 しまった! こんな番組やってたのか!
 完全にノーマークだったせいで、3分の1ほど見逃してしまったではないか!

 全国のゆるいんだかゆるくないんだかのキャラが勢揃いして、互いにマヌケな姿を晒しまくる滑稽な空間は、見ていて楽しいなぁ~
 別にゆるくもないタラが機動力の面で反則的だ。
 ゴールデンの地上波に、801ちゃんが大写しになっていたのは、何か妙な奇跡を見たような気がする(汗)

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 準決勝のサッカーで大して活躍も“らしさ”も見せられなかったのに、決勝にしれっと残ってしまったモチは、「人気キャラだから、残しておいた方が視聴率取れる」などなどの大人の事情がゴリ押しされた事情が透けて見えてきて、もはや何か嫌味な感じさえ漂ってしまっているのだけど…
 バトルロワイアルからひたすら逃げ回っている情けないというか卑怯というかの行動をとっていたら、他のゆるキャラ同士の戦いのとばっちりをモロに食らって、真っ先に脱落してしまう締まりのなさが、とってもモチっぽくてステキ☆(笑)

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 先週の功績は山本泰一郎のみに与えられるものではなかったのだな。
 先週絵コンテの鈴木吉男が今回は演出も手がけていたけど、ちゃんと巧かった。

 原作ではたったの一コマ、それもセリフのみでさらっと流された気がする、犯人が自殺したという直接的な言及を、カット数を割いて時間たっぷりに描写して印象深くしていて、それ以外の疑問点の説明とは比重が違う、今回のトリックの肝であることをちゃんと示せている。

 その時間たっぷり感はそのまま続いていき、原作のその場面にはなかった湿っぽい雰囲気に画面が統一されていくけれど、今回のラストを考えると、ここら辺から湿っぽくしておかないと、ラストの雰囲気だけとりあえず、みたいな取って付け感がするから、良い判断。
 原作を坦々とアニメ化するとこういう風になるだけかもしれんが、それでも下手な時間配分をしてないのは、この番組にとってよろしいことではないか。


 ただ、落ちた犯人を直接描写するのは何かいただけなかった。
 直接描写がはばかられるような抑制的な表現が、この物語の湿っぽさを過剰にせずにバランスをとっていたように思えたので。
 悲劇の犯人を抱き寄せる社長の図で話を引き締めようとした意図があったとは思うが、なにせ作画が冴えていなくて、動画がまるで一昔前のスーファミゲームのような何の演技も入っていない駆け寄り方になっていたから、さらにマズいと思えてしまったなァ…

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 えー…
 結局あの1ヶ月間の事情は語り直すことなく話を前に進めるわけですか。
 不親切極まりないなぁ…
 思わせぶりに「ゼロレクイエム」を成し遂げるとか何とか言ってるけど、あの1ヶ月間の出来事はそれが成し遂げられて真意が語られるときに、二人の間にどんな密約があったのか併せて説明されるのだろうか?
 でも、ユフィの悪名が霞む悪行を、というルルーシュの意図をスザクは知らなかったみたいだし、本当に意思疎通できているんだろうか?

 問答無用で人々を奴隷にしまくるルルーシュは、正義とか道理とか関係なく、もう何でもありだなぁー
 ただ、ギアスの力で帝国を支配しているのは前回ラストでも描写されたことなので、別にここで確認的に見せるべきシーンだとも思えないが…
 ただ、そのおかげで、学生の分際で皇帝やってるという、「どこまで恥ずかしい思い出にしたいつもりだ!?」(笑)とツッコみたいルルーシュの、その行動について自らの意志で賛同してくれる人はいないという虚しい皇帝っぷりは示された。

 やっぱり生きてたナナリー。
 悪意を持っておらず、力も持っていないので、圧倒して罰することはできないが、主人公と敵対する意志は強く、何より近しいキャラということで、主人公がも最も苦戦しそうだという意味では、ラスボスとしてこれほど相応しいキャラもそうはいない。

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 なぜか今更買う。

 浦沢作品では、『MONSTER』はいろいろな結末や結論をボカした煮え切らなさが、まだ味になっていた部分があるんだけど、単純娯楽を目指していたはずだった『20世紀少年』で結論の拒否をさらに押し進めてしまったのは残念すぎた。
 単話ではベタに落として面白く見せる技術がありながら、そうなってしまうのは、物語の核を直接的に描かないことで作品自体が高尚なものになるように目指しているがゆえの弊害か、大筋の話をベタに収めようとするのを避けているのが原因なのかもしれん。
 『PLUTO』も、そんな2作の雰囲気を完全に踏襲しているので、ただただ途中の興味を惹き付けるだけ惹き付けておいて、結論を投げ出しかねない危うさを感じているんだけど、『鉄腕アトム』というちゃーんとした高尚すぎず低俗すぎない塩梅の結末を描いた原作があるのだから、惹き付けてきた途中の興味に見合った(少なくとも直接描写を拒否して投げ出さない)オチを付けてくれると期待している。

 …のだけど、「“ゲジヒト=プルートゥ”なのでは?」と思っていた私の当初の予想は大きく裏切られ(しかしそもそもそんな物語矛盾が出てくる予想をするな;)、直接的な結論をボカしたまま最期を迎えてしまった今巻を見ると、不安要素が増えてる一方な気がしている。

 あと、この人はリアル過ぎないから見やすい等身大の人間を描くのは巧いのだけど、そのせいで、いかにそれがテーマのひとつとはいえ、どのロボットも均等にロボットにはまるで見えないのは、「ロボットなのに、怒りや憎しみが湧いてくるなんて!!」とかの衝撃シーンが何一つ衝撃にならなくなってしまうというマイナス要因が…

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