(書きかけ)
よかった! 本当に良かった!
変なコトになってなくて本当に良かった!(笑)
…うん、そんな評もどうかとは思うが。
というわけで行ってきましたよ、『踊る大捜査線 THE FINAL』
『THE MOVIE 3』と『THE LAST TV』を観ている身で、よくもまぁ劇場に観に行こうと思ったな、と我ながら思うが(笑)
個人的な基準では、それぐらい『THE MOVIE 3』と『THE LAST TV』が見るに堪えなかったかったからなぁ…
いかに私が“『踊る』信者”であってもだ!
『THE MOVIE 2』は「面白さに欠けるお話だなァ」という程度のものだったけれど、『THE MOVIE 3』と『THE LAST TV』に至っては「これを“お話”として評していいのか!?」とまで思ってしまうぐらいシナリオの取捨選択がグラグラ、テレビのザッピング感覚で散発的なシナリオ見せられてるんだろうか、という感想があったもので…
今回も劇場の席に着いた途端から「今回はどんなザッピング展開見せられるんだろう…」という諦めの方が先に来たからね(汗)
そんなことを思いながら臨んだ映画だったので、思いのほか“お話になってる”のに感動してしまったヨ!
…だから、そんな評はどうかと思うが。
テレビシリーズや『THE MOVIE 1』でもそうだったけど、「刑事ドラマでお馴染みのネタをテーマにする!」という感じでやりたいことが明確に決まっている時の『踊る~』は強いな!
今回のやりたいことというのが、「犯人が警官」・「冤罪」・「組織による隠蔽」、というところか。
やたらCMで煽ってる「青島と室井が辞職!?」とか「青島死亡!?」も目立ってはいるが、そんなことはテレビシリーズの最終回や『THE MOVIE 1』で既にやっているし、最後だから盛り込んどきたいという制作側の計算は見えるけど、制作側が積極的にやりたいこととまで思っているようなことではないようにも見えるので。
青島たちが自分たちの仕事に関わりのない組織の不祥事の尻拭いをさせられて辞職に追い込まれるので、こっちも「冤罪」のテーマの中に含められるのかもしれない。
警察組織内部の陰謀モノは、『相棒』でだいぶ質の高いもの見せてもらってきたので、今更『踊る~』にそんな高い水準のモノは望めるべくもなくと思って期待値低めで観ていたのも、個人的に功を奏したのかも。
シリアスとギャグのさじ加減が絶妙なのが『踊る~』の魅力なのだが、今回は途中からほとんどギャグが入らず、バランスが悪いとも思えた。でも、シリアスなシーンで余計なギャグを入れて台無しにするのが『THE MOVIE 2』~『THE LAST TV』で常態化してたので、ギャグでシリアスが台無しになるような場面が少ないだけまだマシだとも思う。
あれだけ酷評した『THE LAST TV』で、ギャグ的な部分を出し切ってしまっていたのが、実は良かったのか!
最後は、何というか、ある意味ドリフ落ちになってしまう。
今作の犯人を香取慎吾がやっているので、そうなると個人的には『SMAP×SMAP』で昔やってた『踊る~』のパロディコント、「踊れ大捜査線」の最後のネタを思い出してしまって仕様がない(笑)
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