Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
うん、だから、なんでここまでアレンジしまくる必要があるんだ、って話だ。
去年の「地底の国探検」で懲りてないのか、またまたやらかしてくれました。
映画が近付いてきたら原作を大長編っぽくアレンジして集客の景気付けにする、というドクトリンでもできたんだろうか?(でもなんでオリジナルではなくアレンジなんだろう…?)
シューティングゲームで高得点出したことに気を良くしたのび太が、タイムマシンで実際の西部劇の世界(アメリカ西部開拓時代)に行って活躍しようとするが…、というのが原作の「ガンファイターのび太」。
それをなぜ“宇宙”にまで拡げる必要があったんだろうか…?
とにかく、コンセプトの意図を探ろうとすると、疑問が尽きない…
去年の「地底の国探検」で懲りてないのか、またまたやらかしてくれました。
映画が近付いてきたら原作を大長編っぽくアレンジして集客の景気付けにする、というドクトリンでもできたんだろうか?(でもなんでオリジナルではなくアレンジなんだろう…?)
シューティングゲームで高得点出したことに気を良くしたのび太が、タイムマシンで実際の西部劇の世界(アメリカ西部開拓時代)に行って活躍しようとするが…、というのが原作の「ガンファイターのび太」。
それをなぜ“宇宙”にまで拡げる必要があったんだろうか…?
とにかく、コンセプトの意図を探ろうとすると、疑問が尽きない…
…が、実際に見てみた感じは悪くはない。
映画の感動中篇シリーズを書いていた藤本信行の脚本が功を奏したのか、諸要素を見る限り『ドラえもん』としての大きなツッコミどころは少ないように感じられる。
他の惑星の平和を守るという重要な役目を頼まれたのに、それをテレビゲームの内容と勘違いして、ヒーローを気取って安請け合いしてしまい、敵と直接対峙する時まで気付かないまま話を進めてしまうというのは、テレビゲームが日常化してしまった現代っ子的な内容で同時代性があり、単に勘違いモノのストーリーとしても面白い構造になっている。
宇宙に出て最初にすることがトイレ、という非日常の中の日常性を強調するのも良いし、それがこの冒険がゲームではないのではないかという最初の疑問点になる、という使い方も面白い。
今回の半ばで、他の用心棒も雇おうと宇宙ステーションに立ち寄るのは、『荒野の七人』か『スターウォーズ』っぽくもあり、数々の映画のパロディやオマージュに溢れた『ドラえもん』らしさを感じたりもする。
とはいっても、まぁ、ツッコミどころは少なくても、出来が良いとは感じなかったが…
「これはゲームなんかじゃないぞ!」と気付くその瞬間の演出にまったく衝撃性がなく、さらりと流されてしまったのは、この手のストーリーにおいては非常に残念。
その瞬間が際立ってこそ、延々と勘違いさせてきた意味があるというのに。
まさか「刺激が強い演出は子どもに悪影響だからダメ」とかいう規制にひっかかったわけでもあるまいので(そうだったら私は泣くぞ)、単に演出家の問題か?
あるいは、これがゲームじゃないことは視聴者に最初から見せていたことなので、今更強調すべき事柄でもない、という判断が働いた結果かもしれない。
それから、レーザーガンの効果音がモデルガンみたいなやたら威力のなさそうな音になってたのは、一体何の規制だ?
ピストルみたいなリアルな兵器がNGだから、代用品としてレーザーガンという設定にしてあるんだし、効果音も「ビビビビビー!!」みたいな何の狂気性もない架空の音なのに、なぜにそれを使わない?
これも規制だというなら、私は泣くぞ。
それでもって、2006年の「大晦日だよドラえもん」に出てきた、ジャイ・スネ・しずの三人の造形を借りた三悪がまたまた出てきたのは、何のリベンジ?
特に評判良かったわけでもあるまいし、出てこられてもお寒いばかりなのですが…(笑)
ああ、かかずゆみの演技力披露の場ですか?(笑)
実際は、物語の都合で三人が登場できないことへのフォローのつもりなんだろうけど、大山版で西部の連中が三人の造形に置き換えられていたのは見事なアレンジだったなぁ……ということを確認させられる程度のことでしかなかったよ、個人的には(汗)
後、全般的に作画が芳しくなかったのは、見ていて見苦しかった。大長編のテレビ版を気負ってるのに、何そのテイタラクは!?……という不満が。
来週は作画良さそうで、期待できるけど。
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