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Take@管理人が、知ったかぶりのテレビ番組批評やとりとめもなく面白くもない日記などを書く、オタク臭さ全開のくどい不定期更新ページ(泣)
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『仮面ライダー電王』総評(※書きかけ)
『仮面ライダーキバ』第一話感想(※書きかけ)



  当然のごとく予想していたけど、2話になっても全体像がつかめない…

 日常に潜む吸血鬼怪人っぽい敵がいて、それを追う化け物退治組織があって、ライダーもその戦いに単独参戦している、っていう基本図式さえ理解していれば、他の枝葉末節や肉付け部分はどーでもいいってコト?
 「敵との戦いは世間からは秘密で、仮面ライダーは正体を隠して戦うものなの!」というパターンを視聴者が理解しているものとゴリ押しして、説明せずに突き進んでいる感じがして、しかもそのパターンを少しヒネって、時に外しているのにそうだから、余計分かりにくいと思うんだけど…

 過去話のキザナルシスト野郎が、主人公のおとっちゃんだということ判明したので、話が進んでいくうちに、過去と現代が結び付いて全体像が明らかになり、大きな感動を生む仕掛けになっているんだろう。
 …でも、それまで待たされる身にもなってくれ。
 そこに到るまで堪えていけるような魅力があれば苦にならないけど、そうした仕掛けがあることを予感させ期待させるシリーズ構成的な伏線がてんで強調されずに放っぽかれてるし、単話的な面白さもそれほどあるわけじゃないので、毎回見ていくのが辛そう、という感じしかしないんですが…
 …っていうか、前回のおさらいのナレーションが「モディリアーニっていいよねっ!」と前回の概要にまるで触れない一言だけだったので、シリーズ構成的な面白さなんて、ハナッから考えてないんじゃないかしら、意図的に。
 うむ、これがウワサの「ライブ感」か…

 

 しかし、これなど感情移入を拒絶するキャラクターしか出てこないってのは、ある意味スゴいな。
 他人の店の看板やテーブルを無断で拝借してバイオリンの修理に使おうとする倫理性薄い主人公に、
その主人公にべったりくっついて保護者役きどってるのに、その問題行動を正当化することでしかフォローできない少女、
言ってることは大変ごもっともなのだが、批判や説教というよりは「そういうのは気にくわない」と店の客の迷惑顔も顧みずに感情論をぶちまけるだけにしか見えず、自分が原因で問題が起こったのに「あんたが何とかしてよ」と責任転嫁する女性、
物語の進行を深刻に妨害するタイミングで登場し、他人の話を聞かずに勘違い言動を繰り返すだけのキザナル…
 組織の人間や喫茶店の店長はまだネガティヴな要素がなさそうだけど、単に出番がそれほどなくてキャラ設定や性格が不明ってだけの話だし、唯一好感持てそうな軽い性格のキバットは、正体不明で番組内の立ち位置が良く分からず何ともいない…
 共感したり応援したりしたくなるキャラが皆無という状況をよくも思いつくもんだ。
 …小さいお子様たちは、一体誰に肩入れして番組を見ればいいんだ?(汗)

 お話の方もかなりヒネくれてる。
 唯一主人公の長所が活かせた(好感度アップのチャンスである)バイオリン修理が、依頼者が怪人だったために直ったバイオリンが悪事に使われて危うく被害者を出しかけたために、(「あんたが直したりするからこんなことに…」という感じで)主人公の行為自体を否定してしまうとは…
 …一体この番組をどういう風に見てほしいのよ!?

 それにしても…
 22年前に壊されたバイオリンが、その時代でも組織が怪人退治をしていて戦っていたというのに、それを何事もなくクグり抜け、今になって怪人共々出てくるのは、時間(年月)の経過という問題をあまり考えていないのでは…?
 過去シーンと現代のシーンが膨大な出来事の積み重ねによって結び付いているということを念願に置かず「間なんか考えずに、現代と過去を結び付けてしまおう」という安易さが感じられるのだけど。
 それがストーリー上の演出というなら、年月を経ても老けていない怪人の不気味さを演出できていない撮影側の問題だが。
 それに、スタジアムで暴れる怪人を自宅で超能力的に止めた後、バイクに乗って実時間5秒で現場到着って、どんだけ距離感ないねん、この番組!
 時間と距離の瞬間移動ですか? ウワサ通りのいつもの井上ライダーです、本当にありがとうございました。



 そんな中で、ライダーvs怪人の戦闘シーンは工夫が凝らされていて、楽しい。
 ガラスや屋根をぶち破っての大立ち回りが繰り広げられ、単なる追いかけっこに終わりはしたが体当たりのバイクアクションもあって、ビジュアル的に満足できる。
 決めのライダーキックでお約束通り〆られて、番組フォーマットも完璧。
 『電王』は戦闘中もキャラ重視で進んでいって脚本支配が強かったから、キャラクター性の薄い『キバ』の戦闘ではスタント班がいろいろと自由にやれているんだろうか。
 1、2話限定のクオリティじゃなくて、毎回こういう感じだったら見応えあるかも。
 ……すぐに息切れする予感大だが(笑)


 んーーー、あれ?
 今回、どういう経緯で戦闘に到ったのか、あまり記憶にないんだけど(笑)
 細かい部分に大きなツッコミどころが多すぎて、全体が目に入らなかった…(汗)
 エピソードは結構詰め込まれているけど、大した深度のドラマがなくて、有機的な結び付きが薄いんだもん。
 よく親御さんが「特撮モノって、戦闘シーンでおもちゃの宣伝するためのもので、他の部分はどうせいい加減な出来なんでしょ?」と偏見持って貶すけど、本当にそんな感じになっとるじゃないか!
 嗚呼、その「他の部分」を濃密にすることで成功した平成ライダーの退化が…

 次回、仮面ライダーを狙うハンターの登場で、ドラマが有意義になるか否か…

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