前回はデンスケとオヤジにハマっとった私ですが…
いかん、今回はオババが良過ぎる!
お金の単位は「円」ではなく「万円」で統一、窓から登場ジャジャジャジャーン、秘密工具場の起動スイッチは仏壇チーン、華麗なるキーボード捌き、1オクターブ高く「アタシは0番よ」、侵入者には便器の上から目からビーム、極め付けは「ひっひっひ、悪ィ子はいねェかー」と敵を雲霧消散させる無敵の大行進を見せつけて次回に続く…
ヤバイ、萌える!(笑)
それはさておき、音楽がアレだから、やッたら『となりのトトロ』に見えて仕様がない。
っていうか、キョウコを縁側で走り回らせて、変なモジャモジャな生き物もどきと遊ばせた時点で、半分ぐらい意図的にやってるだろう。ヤサコのセリフもやたら「~だわ」という所謂“女の子語尾”を強調していて、それっぽいし。
そして、新アイテムが完成したら大山のぶ代宜しく「電脳虫下し~」とアナウンスして、『ドラえもん』とのリンク貼りも忘れない。
前半のサッチーとの追っかけっこ見てたら、「昔の遊びをバーチャルなテレビゲーム風に仕上げて再現してみました」っていうこの作品のコンセプトが見えたような気がした。それは結構面白い。
ただ、データ上での生き物であるはずの“まっくろくろすけ”もどき(笑)のビームを受けた生身のキョウコの腕がバグったのはどういう了見だ?
ひょっとしてこの作品の世界観って、日常と電脳空間がごっちゃになった未来世界ではなくて、この世界自体が人間すらもデータ化してしまったコンピューター上のシミュレーション世界だとかいう、『マトリックス』かはたまた『ゼーガペイン』と言いたくなるSFワールドなのか?(事前情報全く入れてないので分かりませんがな)
だとすると、前回から感じてる設定の説明不足感は、後半に何かSF作品的なサプライズ演出をやらかすための意図的な前フリだったりするのだろうか…?
でも、私としては、そんなモロなSF感はこの作品に求めてないんだけどなぁ…