黄泉川「あの怪物が向かっているのは原子力研究所じゃん!!」
美琴「怪獣映画かっつーの!!」
そーですよねー(笑)
もはや絶命寸前の怪獣映画のパターンを知っているというだけで、美琴に対して個人的にものすごい好感が(笑)
ここ最近の話の盛り上がりが、少女主人公作品でありながら少年マンガバトル的なんだけどで、真っ当に演出されていてなかなか面白い。
作画も戦闘描写に大変力が入っていて眼福モノ。
第3話で「刑事ものみたいな特別仕様だなぁ」という感想を書いていたのだけど、この作品、全編わたってそんな感じだ。
アンチスキルという大人の治安部隊がいるのに、学生くんだりがジャッジメントと名乗って自警団以上の行動をしているのには何か違和感がありつつ、関係ない何気ないふとした一言が事態打開の糸口になるおヤクソクを見ていると、旧来からの少年少女探偵団っぽい懐かしさがあるよーな感慨もある。
ついさっきまで乗客がいたかのような形跡のあるバスが路上に無造作に放置されていたことから始まる話…
マリーセレスト号事件をモチーフにしたホラーミステリー的に始まる話なんで、似たような事態から始まる「Season1-9.人間消失」を連想させて、今度の徳永脚本は砂本量的。
前半だけならまぁまぁ面白かったんだが、さらなる真実に踏み込んでいく後半は、あってもなくても良かったような話の薄さが気になった…
Season8、待ってましたの櫻井脚本回。
ここまでで一番締まりのある話になっているのではなかろうか
…というのは、私が櫻井脚本好き好きな人だからだろうか(笑)
ヒス気味なクレーマーで溢れかえっている年金保険事務所のいかにもな描写や、特命コンビが行ったら「この人殺し役員!」という物騒なセリフを吐く事件関係者が騒動起こしてるタイミングにたまたま出くわすとか、犯人の分かりやすすぎる失言を引き出すために年金保険事務所職員が事件を知るまでの段取りが野暮ったかったりして、ツッコミどころがないわけではないけれど、陰謀系の話は個人的に好きなので。
右京を監視するという本来の目的を遂行する初期設定に忠実な神戸、神戸の行動を看破する右京、〆切延期を頼みにくるような気軽さで犯罪隠蔽を警察庁に頼みにくる腐敗官僚に対していつも通りの飄々とした感じで「死ねば?」と凄んでみせる小野田とか、登場人物のかっちりしたやり取りが魅力的だった。
米軍…とは明言も詳細描写もされてなかったけど、基地問題を取り上げるとは、いかにもテレ朝的。
「まったく無駄のない動きだ…」と褒められてた、防犯カメラに映った犯人の動きだけど、移動の際に身体に変な回転加えたり、割と無駄が見えた気がするのは私の認識違いかしら(汗)
もうちょっと社会派ネタらしい硬派な落とし処の方が良かったんだけど、青春グラフティ的に落とすのは『相棒』ではほとんどなかったパターンなので、これはこれで新鮮かもしれん。
勘繰ると、テレ朝サイドが「米軍基地問題を絡めて一本作れ」と東映サイドに発注して、東映サイドが、今のご時世米軍基地に実力行使かけるような誰もやらない事件を起こす動機を、何とかリアルな手触りで書こうと考えあぐねて、“若さゆえの過ち”ということで未成年による犯行というネタを思いついてに、そのオチに合うように全体的な流れを青春グラフティ的に仕立てた…とか思えてしまう。
おのれ、テレ朝め…(↑注:管理人の想像の話です;笑)
一緒に視聴していた母親が「『古畑』や、『古畑』や!」とうるさかった(^^;)が、確かに『古畑』的。
倒叙型のシナリオもそうだし、推理担当・質問担当・ボケ担当の3人で推理を進めていくという展開もそう。
今回は、芹沢を特命コンビに張り付かせて、話を明るくする方向に寄与してた薫の抜けた穴を、ちょっと抜けたキャラの芹沢で埋めるというナイスフォロー。
シンプルな構造のシナリオに様々なアイデアが込められていて面白かったなァ~
今回の事件のトリックのキモでもある色彩のトリックを説明するシーンで、錯覚ではなくて完全に色を違えた別の品に変えて撮影していたのが丸分かりで、興醒めな気も…
まぁ、今回の色彩トリックは分かりやすい錯覚ではなく、思考・主観によるところが大きいから、違和感あってもとことん分かりやすく見せた方がいいかも。
橋本一は撮り方が奇をてらわずオーソドックスなんだけど、控え室での尋問シーンは、神戸と犯人が対面する位置取りにカメラを置いていないのに、鏡を使って擬似的に対面させていて、今回のテーマに合わせて凝った撮り方をしていたな~
本家テレ東ではゴールデンから都落ちした番組なのに、おまけにゴールデンには相応しくない下品なネタ満載なのに、逆行した扱いは一体何なんだ…?
滋賀の子どもたちは、コレをゴールデンで見て変な志向に走らないだろうか(笑)
「新型インフルエンザ」ネタは、ジャンプで原作読んでたのが災いして、細かい差異が気になったなー
いや、話自体は大好きで、アニメでも巧いことツボは抑えてたと思うけど、贅沢な不満というか(汗)
本編外でマネキンで擬似実写『銀魂』やってて、『OH!マイキー』してたのは笑ったが。
「たまクエスト」の導入がおもろすぎる(書きかけ)
毛利小五郎役の神谷明が降板し、『24』のジャック・バウアー吹き替えなどで御馴染みの小山力也に変更しての『コナン』第一回目…
当然のことながら、毛利のおっちゃんの違和感がハンパない!
声の違和感については制作者も承知しているだろうに、この話の開始第一声がおっちゃん@小山力也で違和感ゴリ押しみたいな形になってるのは、どういう考えなんだろう…
まぁ、違和感はどうしたって出てくるだろうから、最初っから出してしまえ、という考え方もあろうけど。
ただ、注目度も高い回だろうに、話がやっつけ臭いのはどうしたもんか
民間人に過ぎない探偵が取り調べを行うという無茶を押し通すのに、シナリオ側の説明が薄すぎるし、そもそも第一容疑者の冤罪を晴らすのが話の主軸だったのに、結局そいつが犯人でしたー、というオチは、途中の捜査過程に劇的な紆余曲折がなかったせいもあって、「今回の30分は何だったの?」という感じだし。
「ザ・取調室」ってサブタイトル付けておきながら、取調室でのやり取り(…といっても容疑者が始終完全黙秘なのでやり取りすらないのだが;汗)が全く話の進展に関係なかったり、一体何がしたいストーリーだったんだ?
取調べは『24』で印象深い要素だし、今回の話は力也小五郎を世間に認識させるために、神谷明降板が決まってから急遽作ったって感じだったりするのだろうか…